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Yamareco

記録ID: 71211
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

悲喜こもごも。。。甲斐駒・黒戸尾根日帰り往復

2010年07月19日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
13:25
距離
16.7km
登り
2,476m
下り
2,471m

コースタイム

4:50尾白駐車場-(竹宇駒ヶ岳神社)-7:00笹ノ平-9:00刀利天狗-9:40五合目小屋跡-10:30七丈小屋10:45-11:40八合目11:50-12:50甲斐駒ケ岳山頂13:05-13:40八合目-14:05七丈小屋14:30-15:05五合目小屋跡-16:00刀利天狗16:10- 17:05笹ノ平-18:15尾白駐車場
天候 基本的には素晴らしい晴天(但し山頂付近は午後ガス多め&流れ速し)
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
竹宇駒ヶ岳神社近くの尾白駐車場は無料。登山ポスト、トイレ、自販機(ジュース、ビール)あり
コース状況/
危険箇所等
今回はK_shimagさんの最近の記録を参考にさせていただきました。
黒戸尾根・・・日本三大急登の1つですが、急登というよりは「長」登ですかね。
とにかく長〜いです。意外とアップダウンがありひたすら登り、というルートではないです。
日帰りは・・・ズバリきつ〜いですよ。
予約できる山小屋
七丈小屋
明け方、竹宇駒ヶ岳神社を目指します
2010年07月19日 04:21撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 4:21
明け方、竹宇駒ヶ岳神社を目指します
神社手前の尾白駐車場
2010年07月19日 04:48撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 4:48
神社手前の尾白駐車場
神社の横で吊り橋を渡り登山道へ
2010年07月19日 04:55撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 4:55
神社の横で吊り橋を渡り登山道へ
綺麗な流れであります!
2010年07月19日 04:56撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 4:56
綺麗な流れであります!
で、笹ノ平。ここで横手からの道を合わせます
2010年07月19日 06:54撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 6:54
で、笹ノ平。ここで横手からの道を合わせます
「刃渡り」から鳳凰山&富士が雲海に浮かぶの図
2010年07月19日 08:31撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 8:31
「刃渡り」から鳳凰山&富士が雲海に浮かぶの図
「刃渡り」。鎖がしっかりしており危険はあまり感じません
2010年07月19日 08:32撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 8:32
「刃渡り」。鎖がしっかりしており危険はあまり感じません
刃渡りのちょい上部を振り返って
2010年07月19日 08:37撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 8:37
刃渡りのちょい上部を振り返って
刀利天狗の手前にはこのような梯子や・・・
2010年07月19日 08:47撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 8:47
刀利天狗の手前にはこのような梯子や・・・
このような鎖があり・・・
2010年07月19日 08:49撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 8:49
このような鎖があり・・・
ようやく刀利天狗に到着
2010年07月19日 08:57撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 8:57
ようやく刀利天狗に到着
ちょっと誤差が出ていますが、この段階で約1300mほど上がってきていることになります。こわっ!
2010年07月19日 09:00撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 9:00
ちょっと誤差が出ていますが、この段階で約1300mほど上がってきていることになります。こわっ!
黒戸山を北に巻くと、その先少し下ります。その途中で目指す甲斐駒が望めます
2010年07月19日 09:31撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 9:31
黒戸山を北に巻くと、その先少し下ります。その途中で目指す甲斐駒が望めます
五合目小屋跡はこんな有様
2010年07月19日 09:38撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 9:38
五合目小屋跡はこんな有様
屏風岩の登りは梯子多数
2010年07月19日 09:41撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 9:41
屏風岩の登りは梯子多数
まったく垂直のものも・・・
2010年07月19日 10:14撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 10:14
まったく垂直のものも・・・
で、やっとこさ七丈小屋へ
2010年07月19日 10:29撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 10:29
で、やっとこさ七丈小屋へ
水場はこのような感じ。とうとうと流れています
2010年07月19日 10:30撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 10:30
水場はこのような感じ。とうとうと流れています
小屋の先の樹林を抜けると段々と高山チックに
2010年07月19日 11:15撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 11:15
小屋の先の樹林を抜けると段々と高山チックに
背負っているのはサブザック(メインのザックは小屋にデポ)
2010年07月19日 11:24撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 11:24
背負っているのはサブザック(メインのザックは小屋にデポ)
八合目では甲斐駒がドーンと眺められます
2010年07月19日 11:29撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 11:29
八合目では甲斐駒がドーンと眺められます
このようにステップが窪んだ鎖場がいくつか・・・。少林寺の床(長年の修行でへこんでいる)を思い出すのは僕だけでしょうか・・・
2010年07月19日 11:46撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 11:46
このようにステップが窪んだ鎖場がいくつか・・・。少林寺の床(長年の修行でへこんでいる)を思い出すのは僕だけでしょうか・・・
迫力の壁面…どーやってたどり着くんでしょうか??
2010年07月19日 11:52撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 11:52
迫力の壁面…どーやってたどり着くんでしょうか??
こんなところを攀じ登っていくことも。先行者が落石おこしたらひとたまりもないですね
2010年07月19日 11:58撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 11:58
こんなところを攀じ登っていくことも。先行者が落石おこしたらひとたまりもないですね
とんがった岩峰に剣が二本・・・
2010年07月19日 12:03撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 12:03
とんがった岩峰に剣が二本・・・
どうやって設置したのでしょうか?恐るべき高度感・・・
2010年07月19日 12:09撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 12:09
どうやって設置したのでしょうか?恐るべき高度感・・・
ら、雷鳥ですか!?
2010年07月19日 12:43撮影 by  DSC-H5, SONY
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7/19 12:43
ら、雷鳥ですか!?
ひ、ヒナですか!?
2010年07月19日 12:43撮影 by  DSC-H5, SONY
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ひ、ヒナですか!?
親子ツーショット!夢中で撮りました
2010年07月19日 12:43撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 12:43
親子ツーショット!夢中で撮りました
山梨百名山の山頂表示です。バックは北岳・・・のはずが残念
2010年07月19日 12:59撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 12:59
山梨百名山の山頂表示です。バックは北岳・・・のはずが残念
山頂の祠(裏側)
2010年07月19日 13:00撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 13:00
山頂の祠(裏側)
山頂での忘れ物です。迷いましたが僕が預かっています。心当たりのある方いませんか?
2010年07月19日 13:03撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 13:03
山頂での忘れ物です。迷いましたが僕が預かっています。心当たりのある方いませんか?
眩しい白砂!よく見ると人が登ってきてます
2010年07月19日 13:07撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 13:07
眩しい白砂!よく見ると人が登ってきてます
山頂直下。駒津峰方面?白砂が眩しい!
2010年07月19日 13:09撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 13:09
山頂直下。駒津峰方面?白砂が眩しい!
空の青と雲の白がとても印象的な山行でした
2010年07月19日 13:10撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 13:10
空の青と雲の白がとても印象的な山行でした
下山途中の刃渡りから。手前の低山が日向山、奥の遠望は八ヶ岳
2010年07月19日 16:10撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 16:10
下山途中の刃渡りから。手前の低山が日向山、奥の遠望は八ヶ岳
日向山のガンガワラのアップ。
2010年07月19日 16:10撮影 by  DSC-H5, SONY
7/19 16:10
日向山のガンガワラのアップ。
撮影機器:

感想

いやあ、キツかった・・・。
K_shimagさんや他の方々のように早く歩けませんねえ。ほとんどコースタイムと同じになっちゃいました。
これにはいろいろ反省点もあるんですが・・・。
とりあえず歩き通したことで溜飲を下げましたが、ちょっと今の僕の実力を超えていたよーな気も。
これが「悲」。

で、「喜」はというと、甲斐駒最高♩ということです。
天気もかなり良かったと思いますし、恵まれてたと思います。

黒戸尾根はずーっと以前から目をつけていたのでいろいろあるのですが、今日は相当クタクタなのでまた今度。。。

で、一夜明けました。
まさか…と思っていましたがここ1年以上はなくなっていた筋肉痛が結構ヒドい。昨日の過酷な筋力行使が窺い知れます。。。
なお、数日見ない間にヤマレコでは空前の「黒戸ブーム」だったんですね。

今回の反省から教訓…
・前夜の飲みすぎ、寝不足はハードコースの時はやめましょう…
・パッキングはまじめにやろう。軽量した意味がない…

黒戸尾根は南アルプスのマイカー規制にかからず、しかも山奥までアプローチせずに取り付ける登路として2年程前から着目していました。その後お隣の日向山から錦滝に下山し林道を歩くと右手にその黒戸尾根が一望できますが、遥か雲の上まで伸びるその長大さに「なんちゅー尾根や!」と思いました。こんなところを登るヤツは人間じゃないくらいに当時思ったものです。
コース情報にも書きましたが、思ったより「急登」ではありません。むしろよく歩かれて道標もしっかりしており大変歩きやすい道との印象。七丈小屋までを1日目とすれば手頃なコースと思われます。
山頂直下の約1時間くらいはひたすら岩と鎖のオンパレード。腿を大きく上げるシーンも必然的に多く、それまでに疲れた体にはとてもシンドイ。浮石は少なく、ホールドもスタンスも豊富なので難しくはないし、落ちたらヤバイという箇所も少ないですが、先行者がいる場合の落石が一番危なそうな道と思いました(実際、ヘルメット持参の方多数)。

初めて登った甲斐駒ですが…素敵なところですな!人気があるのもうなずける。東側の屹立した岩肌や北西に伸びる鋸岳の稜線など迫力満点であり、山頂は眩しいくらいに白砂が広がり…空は途轍もなく青い。ナイスです。標高は、たとえば赤岳よりほんの70mくらい高いだけなのに随分と高いところに来たという印象。たぶん独立峰的に回りに高い山がないことや山体がデカい、ということなのでしょう。

昨日はあまりのキツさに「あー、もう来ないだろう」なんて気分でしたが、状況が許せばもう一遍くらいはこのコースで登りたいと思いました。
それにしても、このコースにある沢山の剣ですが、グレートマジンガーの持ってるやつに似てると思うのは僕だけでしょうか…。

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コメント

黒戸尾根!
honsamaさん、こんにちは。
黒戸尾根、やりましたね。
七丈小屋からの、これでもかというくらいの梯子、鎖、岩場の連続と、果てしなく長い下山路。体力と精神力が試されるコースですよね。完登おめでとうございます。
雷鳥の親子も見れて良かったですね。
2010/7/20 18:13
正常な感覚
honsamaさん

最近、速い方が多いですが、平均値からずーと上
だと思います。

私も2回登って、12時間くらいかかっています。
今ならもっとかかりそう、、

最後まであきらめずに登ることが貴重ですよね。

最近特にそう感じます。

自分が衰えただけか、、、、。

Y-chan
2010/7/20 19:08
ありがとうございます!
K_shimagさん

コメントありがとうございます!
今回は実際、K_shimagさんの記録がきっかけでようやく踏ん切れた、という感じなので感謝です!
ご指摘の通り、精神力は結構要るかも。五合目小屋跡から甲斐駒を見上げられますが「この期に及んであそこまで行くんかい?」って感じですし、八合目より先は非常に長く感じる登りにうんざり、加えて下山はすでにヘトヘトで道のりが長い上にそれ以上に自分のペースがいつもより断然遅い、という感覚でした。。。昨日はほんとうに天気が良く、実に恵まれた山行でした。
今度は機会を見て青木鉱泉からの鳳凰三山日帰り周回に挑もうという気になれました。
2010/7/20 21:57
心温まるコメント
Y-chanさん

そのように言っていただけると救われます、マジで。
でも、思い返すと道のりのキツさが前面に出がちですが、登山道を体力を長持ちさせながら歩くことや鎖に梯子のこなし方、そしてめげない心の持ちよう・・・といった山登りのベーシックな要素が凝縮した好コースとも思えます(苦労の後の山頂も第一級の素晴らしさですし)。
だがしかし、状況が許せばやはり七丈小屋一泊がベストかなぁー。
それだけ辛かったので、歩き通せただけで満足ですね
2010/7/20 22:36
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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体力レベル
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