広河内岳


- GPS
- 35:23
- 距離
- 49.7km
- 登り
- 4,243m
- 下り
- 4,808m
コースタイム
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 4:51
- 山行
- 9:42
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 10:25
- 山行
- 12:27
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 13:41
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 6:26
現在は広河原から北沢峠(北沢橋)へ行く南アルプススーパー林道は不通なので諏訪湖を回り山梨から長野へ移動します。
戸台パークは公共交通機関を使うと陸の孤島で、唯一の高遠駅から戸台パークまでのバスは長谷循環バスの平日朝の一便のみ。
JR関東バスが茅野駅から「南アルプスジオライナー」をシーズン中の金土日祝日に運行(一日一便)していますが、これだと北沢峠到着が13:05になり間に合いません。
もうひとつ伊那バスターミナルからの「モーニングジオライナー」があり、間に合いますが4:30の出発なので伊那バスターミナル付近に前泊する必要があります。
〇鈍足だったため携帯のバッテリーが尽きそうになり残10%になった4日目:両河内川の出合の地点でレコを中断しています。
※ヤマレコへログインしたまま携帯をシャットダウンします。その時点でログは一時停止します。
不明な場所へ来たら再起動して画面を確認します。キャリア電波は無くても現在位置と予定コース、方角が分かり保険として使えます。
天候 | 8/11, 12:晴れ 13, 14:晴れ午後雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
(工事用の大型車が通行する可能性があり、はみ出して置けない。本来はフォッサマグナ見学用だと思います。) ▽両俣小屋へ食事付きで宿泊するために伊那市へ移動(前泊) 〇伝付峠入口-下部温泉駅:早川町営バス 600+200円(荷物代) 〇下部温泉駅-伊那市駅:JR東海/東日本 2,640円 〇伊那バスターミナル-戸台パーク(旧仙流荘バス停):JR関東バス「モーニングジオライナー」 830円(床下トランク利用でも荷物代不要) 〇戸台パーク-北沢峠:伊那市営バス 1,150+220円(荷物代) ※荷物代を払うのに荷物は膝の上という不思議。小人運賃を払えば座席に置けます。 ★モーニングジオライナーは戸台パーク5:10着ダイヤで運行され理論上は北沢峠行き一番バス5:30に余裕を持って間に合うはずです。 しかしマイカー組が既に長蛇の列をなしており、10台程ある北沢峠行きバスが全て出払ってしまい最初のバス出発から2時間ほど待たなくてはなりません(6:30頃に戻って来た)。 日帰りで仙丈や甲斐駒を計画している人は注意してください。 ★北沢峠のトイレは非常に混みます(特に大)。出来るだけ手前で済ませるのが吉。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〇登山ポストは戸台パークと北沢峠に有ります。 コース状況 〇北沢峠-両俣小屋 北沢峠から北沢橋までは南アルプススーパー林道の舗装路歩き。 北沢橋から両俣小屋の手前までは林道歩きですが崩壊が進みガレ場を越える箇所が何度も有ります。小仙丈沢は洗い越し(道路上を川が横切る)のため要渡渉(石有り)。 小屋手前に陸封された軽っ箱があり、河原の左岸を辿る道を経て小屋へ至ります。 〇両俣小屋-野呂川越-三峰岳-間ノ岳-西農鳥岳-農鳥岳-広河内岳-大籠岳-笹山 良く整備された良好な道。ペンキマーク明瞭。三峰岳北方2,699mピークから笹山までは森林限界上。 〇笹山-奈良田越 笹山の下降から一気に道が不明瞭となり薄い踏跡を見極めることが必要です。 特に岩礫の上はルートが分からず僅かな道の痕跡を探さなければなりません。 樹林に入れば踏跡が現れます。倒木多し。 〇奈良田越-伝付峠 廃林道歩き。途中の「広場」手前で踏跡に誘われミスコース。水平に歩かず土手のような斜面を上ってください。この区間で林道でないところを歩くことはありません。 大変歩きやすいところと大規模に崩壊したところがあります。ずっと水平では無くアップダウンが多いです。 ●伝付峠-新倉 単なる帰路、リターン路程度にしか思っていませんでしたが二度と通りたくない難路でした。椹島にもう一泊してでも二軒小屋へ降りた方が絶対安全です。 峠から東電取水施設までは一般路に近いですが、取水施設手前で渡渉して左岸に移ると電柱沿いに獣道以下の悪路になります。東電の巡視路だからという期待は小麦粉レベルまで打ち砕かれました。 さらに東電小屋から八丁峠手前の狭い木橋までは拷問のような道。極狭のトラバース道で滑りやすい土質、登降が激しいです。電柱が目印になりますが必ずしも電柱通りではない。ピンクテープもほぼ無い。道っぽいところを注意深く探します。渡渉点の木橋手前で高度を沢筋まで下げるのですが、懸垂が必要な程のザレた急傾斜の下降で生きた心地がしませんでした。今回のコースのダントツの核心。本当に東電社員はこのルートを定期的に歩いているのでしょうか? 八丁峠からの下降もかなり急ですがロープが張られ整備されていて安心感がまるで違います。 広河原へ出れば新倉駐車場まで舗装路歩きです。 |
その他周辺情報 | 〇両俣小屋 1泊2食9,000円。ビール(黒ラベル)、ワンカップ、コーラ、オレンジ、コーヒー、カップラーメン。トイレはボットンと簡易型。水は蛇口から汲み放題(湧水)。Docomo電波無し。乾燥室無し。消灯20:00。事前予約不可(除く10名以上)で夕食付きの場合15:00必着。 〇農鳥小屋 寝具付き素泊り8,000円。コーラ、アップル(容器は持帰り)。天水200円/L。水場は5分下降したところに湧水がありますがボットントイレに近い斜面の下側。ペットボトルの水の販売はありません。歯磨きの洗面台は無く天水を柄杓ですくって使用。Docomo電波有り。乾燥室無し。携帯充電出来ません。Wifi有り。消灯19:00 〇しもべの湯(日帰り温泉) JR下部温泉駅に隣接。大人町外930+150円(入湯税) 温度の違う2つの湯船と露天、歩行浴槽、サウナと水風呂。弱アルカリ泉でツルスベ。 腕に巻くバーコードでレストランや自販機の決済を行い退館時に一括清算。 風呂無しでの利用も可能。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
伊那バスターミナル4:30発。荷物は床下のトランクへ。
10数人乗車していました。
高遠駅-戸台パーク間の公共交通機関は極限られています。
感想
地元静岡市を南北に歩きたいという思いから間ノ岳-伝付峠を計画しました。
間ノ岳-大門沢下降点までは17歳のときに歩いたことがあります。
どこから白峰南嶺の稜線へ出るか?
普通なら奈良田から大門沢下降点を経て広河内岳へ向かうと思うのですが、あまりの標高差(2,000m)にたじろいでしまいます。
次に広河原から白根御池を通るコースですが、余りにも鉄板過ぎて混みそう。
伊那回りとなり時間と費用は掛かりますが、天邪鬼で両俣小屋経由仙塩尾根から間ノ岳を目指すことにしました。
前回の反省を踏まえ、1, 2日目は日程に余裕を持たせました。
ところが幕と水を同時に背負ったところ体力不足で歩けません。陽射しも非常に暑く休憩だらけで時間が押すばかり。三日目は雨に降られたこともあり奈良田越まで到達出来ず白剝山で幕営。
伝付峠からは思いも寄らない悪路との真剣勝負に遭ってしまい這う這うの体で新倉へ戻ることになりました。
笹山以南は誰にも会わず一番人が多かったのは西農鳥岳付近だけ。
体重が5kg減った山行は初めてでした。
※広河原から北沢峠へ行く南アルプススーパー林道は入札不成立で何ら復旧工事は行われていないそうです。南アルプス市の提示する入札価格が合わないため応札する企業が無いとか。バスは売却されバス停は一部撤去されています。当然ながら崩壊は年々進んでいます(両俣小屋情報)。
高度経済成長が終わり企業が海外へ進出したので地方自治体の税収が減り貧乏になりました。山奥など不要不急な復旧工事に手を付けられなくなり風水害の成すがままになりつつあります。
山は逃げませんが体力と道は無くなります。これはと思ったところへ無理しないよう行けるうちに行っておいた方がいいです。ただ新倉への道のように悪い意味で期待を裏切られることもあります。
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