大雨後の調査を兼ねユーシン沢〜檜洞沢〜中ノ沢乗越〜中ノ沢経路


- GPS
- 07:39
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,404m
- 下り
- 2,421m
コースタイム
- 山行
- 6:46
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:39
* 西丹沢県民の森駐車場から小川谷出合の立間大橋までは軽く流して走ってます。
天候 | 曇り、少し雨のち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自宅21時20分〜22:54玄倉。玄倉の公衆トイレの近くに駐車して仮眠後、ゲート前駐車場に移動。 玄倉〜ゲート前駐車場 |
コース状況/ 危険箇所等 |
*大雨の影響でまだ、ユーシン沢、檜洞沢、東沢とも水かさは多めでした。 *林道に水たまりがまだ残っていました。 *水はまだそんなに冷たくはありません。 *キーポイントは動画に撮って感想にリンクを挿入しています。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
雨具
着替え
靴
ザック
昼ご飯
飲料1.5ℓ(沢沿いなので1ℓでも十分でした)
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
保険証
携帯
時計
タオル
サワーシューズ
水着
防水袋
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感想
ユーシン沢から檜洞沢は何度も歩いていますが、いつもトレッキングのルートの一部としてで、靴を濡らさない様に渡渉していました。この沢は渓相が明るくてナメが綺麗なので、前々から沢靴と水着で思い切り水と遊びながら歩いてみたいと思っていましたが、ちょうどisさんとgoeさん達が沢遊びで周回した以下のレコをみて自分も行って見ることにしました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-703441.html#comment1120737
ただ少し前に大雨が降り、北関東や東北の方々の悲惨な状況の報道をみると、遊び気分が吹っ飛び、大雨の丹沢の状況の調査を兼ねての沢登りにしました。直前の天気予報もコロコロと変わり、結局はほとんど日が差さずに少し小雨がぱらつく天気だったので、水遊びする様な陽気ではありませんでしたから、ちょうど良かった気がします。
今回はモンベルのサワーシューズを購入して初めての山行でした。去年モンベルのアウトレットで、初めてフェルト底のサワーシューズを購入し、一回目の山行で無くしてしまったので、今回は落とさない様にザックに入れました。
ユーシンロッジまでの林道は水溜りが残っており、それ以外の地面も完全には乾いていない感じでしたが、ユーシン沢に下りてからの河原もそんな感じでした。夜露か小雨でも降ったかもしれません。
檜洞沢出合まではいつものトレランシューズの予定でしたが、F1の右の崖が濡れて滑りそうだったので、迷った末に最初からサワーシューズに履き替えました。先が割れているので裸足で履きましたが、暖かいので秋でも大丈夫そうです。カヌーの上下服を忘れたので、持ってきた水着には着替えず、水に入っても短パンの裾が濡れない膝くらいまでに止める事にしました。
2番目の滝はいつも右側(左岸)を巻いていますが、巻かずに登ってみようとしました。しかし今日初めて履くシューズが、濡れた岩でどれだけ滑らないか不安で、途中で引き返していつものように巻きました。ただ今回で巻いたのこの滝だけだったので、シューズに慣れてきた後半にこの滝が有れば、巻かずに登れたと思います。正直なところ、1番目と2番目の滝までは濡れた岩肌が滑りそうでかなりびびっていました。
3番目の左側(右岸)の高巻きは、いつもどおり高巻かずに滝の縁の左崖を登ったのですが、水量が多くて滝上のいつもの渡渉ポイントの岩へのアプローチの飛び岩が水没しており、そのまま右岸沿いに進みました。この辺りから新しいシューズに慣れ、気持ちに余裕がでてきました。
檜洞沢のF1は、いつもは右側(左岸)を巻いていますが今回は巻かずに滝の縁の左崖を登りました。フェルト底だと濡れた岩や水没した岩でも滑らずに歩けるので楽でした。そこで試しに滝は全て巻かずに水際に沿って登る事にしました。これが見える景色が変わり、なかなか楽しいものでした。6,000円位の出費でこれだけの世界が広がるのですから安いものです。
巻かないので所々にあるロープも使う必要は有りません。沢沿いの巨岩群がトンネルを作っているのも発見しました。これもロープに導かれて巻くと分からない所でした。
後半の檜洞沢最大の滝は、いつもは右側(左岸)にある長いロープで高巻くのですが、ここも滝の縁の左崖を登りました。滝の縁なので岩が濡れており、苔も生えて滑りますが、フェルト底だと大丈夫でした。でもここが一番高度感があるので緊張しました。動画に撮っているので雰囲気はそちらを観ると分かります。
後は難しい所は無いのですが、この後で大失敗しました。何度か歩いたことが有るルートなので、ルート図を引いてGPSに取り込んでいませんでした。それで等高線から中ノ沢乗越だと勘違いして、同角ノ頭のコルを目指してしまいました。最初は支沢沿いなのですが、水が涸れてから段々と傾斜が急峻になり、もう少しで尾根という最後の3、4メートルが登れませんでした。実はここが今回で一番恐い所でした。引き返そうと振り返ると凄い傾斜!ざれていたので滑り下りができるとふんで登ったのですが、アスレチックにある90度滑り台みたいな角度で、過去最高の急傾斜でした。まあ下が土で制動が効くので危険は有りませんが恐かったです。。。
何とか下って少し戻った所から左斜面の尾根にのり、それから最後の3,4メートルが登れなかった細い尾根を歩きました。同角ノ頭の近くに出て、それから中ノ沢乗越まで下ったのでかなり余分な時間がかかりました。
このルートを間違えて登っている時はガスって小雨がぱらつき、遠雷も聞こえたのです少し焦りました。。。中ノ沢乗越から櫻平までは今年歩いたルートなので安心でしたが、東沢から離れて櫻平に着き、中ノ沢経路に入って少し歩いたところで、また東沢に下る道につられて東沢に下りてしまい、沢登をしている人達に道を教えてもらいました。小川谷を登ってきたのでしょうか。4名ほどの方々でした。ありがとうございます。
5,6分ほどのロスタイムでしたが、中ノ沢経路に入れば後は一本道なので楽でした。西丹沢県民の森駐車場の公衆トイレの近くで最後の食事をした後、小川谷出合の立間大橋までは軽く流して走ったので早く車に戻れました。おかげで大渋滞に巻き込まれる前に帰る事ができました。この日は天気予報が悪ければジムトレ、良ければ沢の予定でしたが、結果的に岩トレ、ボルダリング、沢の3つ共やれたので充実した一日でした。翌日の腕の筋肉痛が丁度ジムトレをした時と同じ位だったので強度も合っていた様です。
ところで鵞足炎がなかなか治らず、家の中を歩くだけで少し足は痛いのですが、山だと不思議にそれほど痛みません。足を伸ばしきると痛い様で、変形性膝関節症の時よりはましです。走る時も蹴った後の足が伸びきらない様にすれば良い様です。でもやっぱりロングは駄目かな〜。。。レッグプレスが340キロやれる様になったので、変形性膝関節症はほぼ大丈夫そうなのですが歳ですかね。。。
Futaroさん、こんばんは。
一緒に歩いた檜洞沢までの工程を思い出します
あの時も、陽の光はなかったですが、美しい沢
でした。
あとは、マニアックな丹沢はなかなかついていけ
ないので、コメントも出来ず。。。
先日かみさんが膝下の内側が少し痛いと言っていたの
ですが、軽い鵞足炎かもしれませんね。
Futaroさんの感想を見て思い出し、ネットで検索
しました。
それにしても、長引きますね。。。しかし、今回も
短くはないですが。。。足に負担もかかりそうなルート
ですし。
youtaroさん、こんばんは。
あの時は面白かったですね。でも檜洞沢出合からはユーシン尾根を登ったので、youtaroさんとも檜洞沢を歩きたいですが、youtaroさんは僕よりずっと沢をやっているので物足りないかもしれませんが
ところで休憩を除いた純粋な歩行時間は6時間46分ですから、足の負担はそんなになかったです
膝の内側の少し下なのですが、ラントレを止めたら少し良くなった感じです。やっぱりロングのトレッキングが負担が大きい様なので、とうぶんは両手も使う岩か沢をメインにしようと思います。
Futaro さん、こんにちは。
東丹沢の沢と違って、水の色が綺麗ですね。
8月中からずっとお天気悪くて、なかなか出かけられませんが、合間を狙って沢&バリ周回、さすがです。
両神の方も、増水していて渡渉に少し苦労しました。沢には沢靴、適材適所がよろしいようで・・・・。
故障があると、そう簡単には治ってくれないお年頃ですが、それなりにやるしかないと諦めています。
misuzu さん、こんばんは。
ここは特に水が綺麗だと思います。渓相が明るいので曇っていてもこのくらいですが、日が差せばもっと綺麗ですよ
8月の後半は本当に天気が駄目でしたね。前半は逆に暑すぎたし
両神の沢、僕が歩いた所も少し暗かったのですが、misuzu さんが歩いた沢も写真が無いところを見ると暗かったのでしょうか。
故障は確かに治らないですね。確かにそれなりにやるしかないですね。。。ロングは中程度にしようと思っています。
Futaroさん、こんばんは。
天気が微妙でしたので、ジムトレの方かな?と思っていましたが、檜洞に行ったんですね!
檜洞沢F1は自分もチャレンジしましたが、釜が深くて泳がないと滝にたどり着けずに断念しました。Futaroさんはへつったのでしょうか?
3段のナメ滝も最上段はつるつる滑って登攀は無理でした、我が隊はいつも左岸の巻き道にお世話になっています
ゲタ小屋沢の分岐は、大きくて明るい方が枝沢(ゲタ小屋沢)なので間違いやすいですよね。自分も2013.8.4の山行では間違いそうでした。
不謹慎ですけど、VRをやってるものとしては、道迷いレコは見ていてワクワクします
isさん、こんばんは。
天気が微妙で、金曜日の天気予報で決行、土曜日の午前中の天気予報で延期、午後の天気予報で決行、夕方の予報では延期か迷う、という具合に迷走しました
檜洞沢F1は滝の左側の縁(右岸)をへつりました。モンベルの沢シューズ(アウトレット品ですが)が濡れた岩でも滑らず安心できました。3段のナメ滝の最上段は確かにちょっと恐かったです。いつもはトレランシューズなので、無条件にお助けロープで左岸を巻いていましたので、登るという目で見たのは今回が初めてでした。
身体能力は違うと思います。僕は小学生のころ、学校のジャングルジムの一番上に登れませんでした。高所恐怖症だったからです。しかも暗所恐怖症で夜中にトイレに行けませんでした
isさん達もジムトレやると行けるようになると思います。たぶん淵野辺にはisさん達の方が僕より近いのでは?今度雨の日に一緒にやりませんか?
道迷い、VRだと宿命ですよね。それで別のルートが見つかったり、思いがけない面白い場所が見つかる事もあるので、必要悪でしょうか。迷わないにこしたことは有りませんが、対処できるなら、良い結果を生むこともあるので。。。
Futaroさん、こんばんは。
沢靴の威力は絶大ですね。やっぱり沢に入って歩くのが本来の沢登りの楽しみを味わえるようですね。
モンベルのサワーシューズ、私も購入を検討中ですが、
サイズはどんな感じでしょうか。
モンベルの靴は幅が広すぎて、強く靴ひもを縛っても普通の登山靴は全く合わなかったのですが。
shigetoshi さん、こんばんは。
これはグランベリーモールのモンベルショップで購入したのですが、アウトレットなので安くて良かったです。但しサイズは全く違うので試履きしないと分からないです。ネットでの購入はお勧めできません
僕は普段の靴は25.5なのですが、登山靴やトレランシューズは大体26.5にしています。でもこれは27か27.5で迷ったくらい違いました。それとこれは裸足で履きます。それで十分暖かいのです。その点も他のシューズ選びとは異なります。
水はけがよく、乾きやすくてゴム底で、アプローチや下山時も1つの靴ですませられる物も有りますが、高いし、さらに冷たいので沢用のソックスも必要になります。1つで済ませられるといっても沢登だけの場合で、3つの峰と3つの谷の様な使い方では無理で、やっぱり登山用の靴は必要です。
僕やshigetoshi さんの様なスタイルなら、沢のみと登山用の二つの靴を持つ必要が有るので、このサワーシューズはベストだと思います
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