記録ID: 7335175
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
秋の奥劔行
2024年10月11日(金) 〜
2024年10月14日(月)


体力度
7
1〜2泊以上が適当
- GPS
- 19:22
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,362m
- 下り
- 3,299m
コースタイム
1日目
- 山行
- 1:04
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:04
距離 2.2km
登り 25m
下り 177m
2日目
- 山行
- 7:17
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:19
距離 10.8km
登り 1,065m
下り 1,294m
3日目
- 山行
- 3:32
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 3:51
距離 5.6km
登り 374m
下り 652m
天候 | 1日目 晴れ時々曇り、夜は雨 2日目 晴れ、朝は結露が凍っていた、夕方よりガスかかる 3日目 晴れ 4日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山黒部アルペンルート(扇沢14:00発) 【下山】 立山黒部アルペンルート(黒部ダム11:35発) ・自動車は扇沢駅の市営駐車場に駐車。満車近かったが下山車と入れ替わりで入庫できた。 ・往路片道はウェブで予約。 ・復路は黒部ダム駅の窓口で購入(現金のみ取扱) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・室堂駅や劔沢に富山県警常駐。 ・コースの最新情報は真砂沢ロッジ、池ノ平小屋のSNS(Twitter、Instagram、Facebook)で写真付で公開もされている。梯子谷ルートや二股の橋、北股ルートの情報を得られるので要確認。 ・ルート上の山小屋は、劔沢小屋以外は営業中(小屋締め間近)。 【室堂〜雷鳥沢野営場】 遊歩道。 【雷鳥沢野営場〜真砂沢ロッジ】 整備された登山道。劔沢小屋(野営場のみ開いていた)より下流は沢の高巻き道を下る。別山沢出合の上流に濡れた一枚岩のトラバースがあり、鎖場や杭の足場がある。右岸から左岸に移る所のみ雪渓を歩く。ピンクテープによりルートは明瞭。 【真砂沢ロッジ〜二股】 整備された登山道。河原や高巻き、鎖場と桟道のへつりがある。 二股の吊り橋は3日目の昼頃(我々の通過後)に冬支度のため撤去された(渡渉のためのピンクテープが用意されていた)。 【二股〜北股〜池ノ平小屋】 雪渓は落ちきっており、沢靴無しで行ける程度の沢登ルート。北股から平の池まで詰め上がる泣き坂は激坂。常時同じ状態ではないので通行前に池ノ平小屋SNSを確認のこと。 【池ノ平小屋〜仙人池ヒュッテ・仙人新道〜二股】 整備された登山道。崩落しかけた箇所にはロープやハシゴがある。ヒュッテへは木道が続く。 【真砂沢ロッジ〜内蔵助平】 劔沢を右岸に渡るための木橋は4日目の朝(我々の通過後)に撤去された。撤去後は、池ノ平の小屋番さんが降りてきて宿泊客の渡渉を見守りつつ見送っていたそう(小屋のSNSより)。 梯子谷乗越までは涸れ沢状の登り、連続ハシゴで尾根に乗り、乗越まで尾根歩きだが、ハシゴから乗越もそれなりに長く感じる。 乗越まで休憩できる平地は少なく、ハシゴを登った見晴らしのよい箇所、乗越の展望台付近くらい。 内蔵助平へ細い急坂を下ると、幅の広い涸沢歩きとなる。ピンクテープを見逃して沢を下り過ぎると内蔵助平へ出られないので注意。 内蔵助平付近は平地がいくらかあり、沢水もある。 【内蔵助平〜黒部ダム】 黒部川との出合にかけてコース終盤の核心部。切り立った川沿いでは、足元と頭上に注意。黒部川が近くなると携帯電話のエリア内になる。 内蔵助谷右岸を黒部川に向かって下る。内蔵助平から橋で右岸に渡ると細くて起伏のある道のりとなり、休憩適地が少なくなる。眼下に下の廊下の橋が見えると黒部川が近いが、崖歩きの割合が増えてくる。片斜や抜けた箇所には手摺りロープや補助具があるので見逃さずに使いたい。 黒部川に出ると、アップダウンのある川岸歩きを経て、黒部ダムの下に出る。ダム下の橋を渡ると作業道やハシゴ階段等を経てダムの高さを体感してから、黒部ダム駅のトンネル入口に至る。 |
その他周辺情報 | 【テント・食事など】 テント場は予約不要。 雷鳥沢には売店無し。 雷鳥沢、池ノ平小屋はテント場にWi-Fiを整備してくれている(認証あり)。真砂沢ロッジは小屋内中心に山小屋Wi-Fiあり。 真砂沢、池ノ平、仙人池ともに小屋締め間近だったが、飲料や食品の販売はあり有り難かった。 【温泉】 黒部観光ホテルの日帰り湯。 【昼食】 テンホウ(三連休の昼だったのでどこも混んでおり、テンホウも順番待ち) ※開店直後の扇沢レストハウスがもっとも空いていたので次回への教訓としたい。 |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
感想
去年は降雪のため中止したが今年は天候に恵まれて決行できた。
金曜に雷鳥沢まで前乗りすることで、橋の撤去前に行程を終えられて良かった。下山したら扇沢への道沿いの平地という平地に駐車があり土日の混雑を伺い知れた。
三泊四日のテント泊は何年振りか分からず久し振りで、小屋泊も良いけどテントもテントで良いなと再認識(雷鳥沢は寒かったが)。
初めて通る北股は楽しく、谷の景色も良かった。ピンクテープと同行者のルーファイに助けられて進んだが渡渉ヘツリ等など上級者向けという感じ。
秋の奥劔の景色は美しく、来れて本当に良かった。夏も思ったけれど、色々許せば連泊して時間と共に変わる山の表情を見ながら過ごしたい山域。
最終日は余裕を持って夜明けに発ち、気温の上がる前に内蔵助平まで到達でき、予定より早めに黒部ダムに着いた。ただ、内蔵助谷の出口で集中力が切れ、足を滑らせたのは危なかった。
下から見上げた黒部ダムはとても大きくて旅のハイライトという感じ。観光ルートでないので、駅に入る途中途中で、建設時の名残も見れて興味深かった。
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