記録ID: 7341588
全員に公開
沢登り
甲信越
越後 水無川 真沢〜祓川
2024年10月12日(土) 〜
2024年10月13日(日)
新潟県
chicken_man
ばにこ
mooree
- GPS
- 18:44
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,765m
- 下り
- 2,676m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 6:45
- 休憩
- 2:42
- 合計
- 9:27
距離 11.0km
登り 1,584m
下り 737m
2日目
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:05
距離 9.5km
登り 1,181m
下り 1,939m
6:20
41分
幕営地
7:01
7:16
39分
白龍の滝
7:55
8:05
140分
祓川大滝
10:25
10:34
16分
三俣
10:50
11:00
65分
登山道合流
12:05
12:10
195分
中ノ岳
15:25
ゴール地点
| 天候 | 2日間晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
タクシー 自家用車
十字峡登山口に下山後、タクシーで森林公園へ。13300円。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
水無川 真沢祓川遡行 体感4級 水量平水 ラバー◯ 雪渓なし 魚影みない ■アプローチ 森林公園駐車場から水無川沿いの登山道を歩き、十二平登山口を左に分けてからも少し直進して堰堤が見えた辺りから入渓。 歩き出しから入渓まで50分程。 ■真沢祓川遡行 詳細は写真に記載するのでここではポイントだけ。 �〆能蕕離乾襯献紊隆�き 左岸の枝沢から巻きに入り、5〜6mくらいの滝の下から左の藪に入りトラバース。踏み跡はうっすらあるが、あまりにアテにしないで自分でルーファイした方が面白い。 藪を抜けるとニラ岩の顕著な沢にぶち当たるので、我々はこれを50mザイル2本で懸垂下降。 降り立った場所から歩きやすいバンドを横断すると、隣の御月山沢の滝下に出るので、そこからさらに左の草付に入り樹林帯を乗っ越す感じでトラバース。 真下のゴルジュの様子を窺いながらトラバースすると、ゴルジュ終了点が見えるので、そのあたりの灌木に何本も残置スリングがある。 上手くラインを繋げば懸垂なしで降りれそうだったが、50m1本で無難に沢に復帰した。 巻き時間は3人で2時間程。 ��関門ノ滝前ゴルジュの巻き 最初の巻き終了地点から割とすぐに関門ノ滝前のゴルジュに到着。 すぐ上には関門ノ滝がチラ見している。 ゴルジュ入口の右岸の草付から巻きに入り、草付と灌木の境い目辺りまで登ったらそこからトラバース。 灌木や強い草があるので割と歩きやすく、踏み跡もある。 トラバースを続けると灌木が途切れて露岩帯になるので、その辺りの灌木に残置スリングがあり、そこから沢に向かって50m2本で斜め懸垂。 ちなみに懸垂開始地点からは関門ノ滝は見えない。 巻き時間は3人で40分くらいで、この巻きは容易。 関門ノ滝50mは左壁をフリーで快適登攀。 �Ｊ哨梁貂脳綯覆�50m 幣ノ滝の最上段、滝を横断する所からザイルを出す。 登るラインにもよると思うが、軽くシャワーを浴びながら結構しっかり滝の登攀である。 滝の右岸側に行くと灌木帯に逃れるが、その境い目の水線をそのまま直上。 もうちょっとで滝の落口という所で50mザイルいっぱい。 灌木でピッチを切る。 �で鯲兇梁譴隆�き 白龍の滝は手前の左岸スラブから巻き。ある程度上がったら左にトラバースし、岩壁上の樹林帯を乗っ越す感じで滝上を目指す。最後は沢が見える位置でトラバースしてると懸垂なしで降りれるポイントが見えてくるので、そのまま歩いて沢に復帰。 巻き時間は30分くらいで容易。 �ャ雲鄲臑貂脳綯�20m。 祓川大滝の最上段の20mだけ水線左壁でザイルを出したが、登るラインを間違わなければ�卦蕕�らいでフリーでも問題ない。ただワンミスで250m転がり落ちると思う。 その他にもワンポイント微妙に悪い滝等もあり、お助けやザイルの出番が何回かあった。 不安な時はザイルを出すのはもちろん大事だが、このクラスの沢で頻繁にザイルを出したりしてるとあっという間に時間切れになるだろう。 初級者はこの沢には入らないと思うが、巻きのルーファイや藪漕ぎも慣れてないと時間は押す。 幕営適地は、今回我々が泊まった幣ノ滝の上の巨岩帯辺りが一番いいだろう。薪もそれなりにある。 その上は、白龍の滝の手前の右岸にちょっとした河原があり、泊まった形跡があった。 三俣からの源頭部はまさに天国で、この時期は紅葉の景観と相まって言葉に出来ない程素晴らしかった。 最後は藪漕ぎもなく登山道が沢を横切ってる地点であっさり脱渓となり、素晴らしいフィナーレとなる。 登山道に気づかないでそのまま沢を進まないように注意。 ■下山 下山の前に中ノ岳山頂までの登りが予想通りキツかった。 中ノ岳山頂から十字峡登山口までは3時間。 タクシーを呼ぶ為に電波を探しながら下山したが、docomoだと中ノ岳山頂や5合目の電波塔はちょっと微妙で、池の段分岐から8合目の間で安定して入る場所があった。 |
| その他周辺情報 | 日帰り温泉 ゆ〜パーク薬師 700円 21時まで 中華屋 笑店 21時まで |
写真
前夜、宮城から交代で長距離ドライブ。
眠い目をこすって出発準備。
眠い目をこすって出発準備。
mo）ついに越後の沢に入る時が来た。久々にワクワクして胸が高鳴る。
mo）アプローチから見えた滝。あれはもしやオツルミズのカグラかサナギかどっちかじゃないか。スゲェ。
mo）八海山が見える。私はこの山域自体初めてなので、全てが新鮮で写真を撮る手がとまらん。
mo）水無川の支流の滝も全てがデカい。スケールのデカさにさらにテンションが上がる。
延々林道歩きでようやく入渓。
mo）堰堤前で入渓。ばにこは2回目の真沢。
mo）堰堤前で入渓。ばにこは2回目の真沢。
mo）ここで鶏氏は早くも全身びしょ濡れになる笑。
鶏）この時期のシャワーはさすがに目が覚める。
鶏）この時期のシャワーはさすがに目が覚める。
mo）そして最初のゴルジュ到着。ここから前半の巻きパートが始まる。
mo）巻きは左岸のこの枝沢から。水はチョロチョロの滝を登る。
途中で懸垂して高度を下げる
mo）最初にぶち当たった沢を懸垂下降。その後にバンドトラバース。
mo）最初にぶち当たった沢を懸垂下降。その後にバンドトラバース。
mo）これは草付に入ってから撮った御月沢の滝。30mくらいありそう。
mo）懸垂20mで沢に復帰。2時間くらいかかりました。予定通り。
mo）すぐに関門ノ滝前のゴルジュです。上に関門ノ滝がチラ見してます。右岸から巻きます。
mo）そして関門ノ滝とご対面。この滝はめちゃくちゃカッコイイ。
mo）すぐに逆くの字滝。取り付きが悪いとの記録があったがすんなり行ける。
ほとんどヌメリがないので側壁をへつって行けるmo）下の滝は微妙なバランスが必要。こうゆう滝はばにこが上手い。お助けもらう。
1
10/12 13:38
ほとんどヌメリがないので側壁をへつって行ける
mo）下の滝は微妙なバランスが必要。こうゆう滝はばにこが上手い。お助けもらう。
mo）下の滝は微妙なバランスが必要。こうゆう滝はばにこが上手い。お助けもらう。
mo）規格外過ぎる。何度も写真で見てきたが、その想像を遥かに越える迫力に言葉が出ない。
弊の滝を登るモーリー氏日が傾いて水が冷たく手がかじかみます。難しくはないが高度もあり上だけロープ出す。
mo）右岸に向かって登ります。
1
10/12 14:56
弊の滝を登るモーリー氏
日が傾いて水が冷たく手がかじかみます。難しくはないが高度もあり上だけロープ出す。
mo）右岸に向かって登ります。
日が傾いて水が冷たく手がかじかみます。難しくはないが高度もあり上だけロープ出す。
mo）右岸に向かって登ります。
mo）ラストの鶏氏。上から見ると凄い所を登ってるようだ。
鶏）登ってるときは気が付かないけどこうやって見るとスゴい
鶏）登ってるときは気が付かないけどこうやって見るとスゴい
テン場は薪も豊富で快適でした。
ただし増水したら即アウト。
mo）さぁ、2日目スタート。
ただし増水したら即アウト。
mo）さぁ、2日目スタート。
mo）20m滝でばにこが滑落するアクシデント。幸い指をちょっと切っただけで済んだが、相当怖かったようだ。
mo）CS滝の奥はどん突きゴルジュ。これの右壁に白竜の滝が隠れてます。
mo）これが白竜の滝。めちゃくちゃデカい滝で凄い迫力でした。
mo）そして上を見ると祓川大滝がこれまた物凄いスケールで聳え立つ。
mo）ばにこリクエストで最後だけザイル。鶏氏がリードしてる隙に私は乾いた岩をフリー。
祓川大滝上の滝
これが思いのほか難敵だった。
mo）フリーで取り付いたが、一旦下がって空身でザイルを出した。
これが思いのほか難敵だった。
mo）フリーで取り付いたが、一旦下がって空身でザイルを出した。
mo）空身だと楽に突破。後続引き上げ。
鶏）水に濡れたくない後続は華麗にゴボウで突破です(笑)
鶏）水に濡れたくない後続は華麗にゴボウで突破です(笑)
mo）そして太陽燦々の源頭部突入！全身ずぶ濡れのばにこは凍え死にを免れた。
ようやく下山。
沢山の車が停まってた。人気のほどがうかがえます。
沢山の車が停まってた。人気のほどがうかがえます。
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
登攀具一式
泊り装備一式
|
|---|---|
| 共同装備 |
50mザイル×2本
|
感想
秋の連休は久々に絶好の行楽日和。この機会に越後まで足を延ばしてきました。
越後は今まで一度も足を踏み入れたことのないエリア。行ったことが無いだけに想像もつかずさらに4級の沢。なかなかにドキドキの遡行。
まぁまぁ細かいなんだかんだはありましたが歴戦の二人に助けられ、そのダイナミックな迫力の沢を詰めあがることが出来ました。東北の山と違うは雄大で感動的な景色は忘れられそうにありません。改めてザイルをつないでくれた二人の仲間に感謝です。
北沢大滝120m、幣ノ滝160m
この2つの巨瀑が両門の滝で出合うその空間に足を踏み入れた時、それまで真沢の遡行で高鳴り続けていたボルテージが一気に最高潮を迎えた。
「日本一の両門の滝」
今まで何度も先人達の残した写真を見てきてはいたが、それを遥かに上回るとんでもない空間だ。
重いザックを下ろし、しばしその巨瀑を見つめ続けるのだが、その2つの巨瀑から目が離せない。いや、離れない。
「その空の下で」の弘田さんがブログのトップページに載せていた写真は、この今目の前にある幣ノ滝を眺めている後ろ姿である。
どんな気持ちでこの滝を眺めていたんだろう。
私はお会いした事はないが、最後にパートナーを組んだ沢仲間から色々思い出話を聞いてから、この真沢の存在を知ったりもした。
目の前の幣ノ滝を眺めていると不思議と色んな感情が湧いてきて、何故だか泣けてきた。
「ヤバい、涙とまらん」
と慌ててタバコを吸ったり何か食べたりして、2人にバレないように取り繕う自分がおかしかったりした。
ようやく落ち着いた所で、「さぁ、登るかぁ！」と声をかけ、一歩一歩噛み締めながら登った。
今まで沢でこんな感情になったのは初めてだ。
これまで遡行下降合わせて200本近くの沢に入ってきたが、この真沢は自分の中で過去最高の1本となった。
その素晴らしい沢に宮城から一緒に乗り込み、かけがえのない時間を共にしてくれた仲間には本当に感謝であり、この沢の存在を教えてくれた仲間、そして弘田さんには心から感謝である。
これからの沢人生、これ以上のモノにまたいつか出会えるよう精進していきたいと思う。
ありがとうございました。
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ポムチム氏のレポとか読んでて、越後の沢にはとても興味がありましたが、やっぱり来シーズンは遠征に行かなきゃダメですね。大きめザックを準備しておきます。
越後の沢は私も初めてでしたが、朝日や飯豊とも違うスケールのデカさにド肝抜かされっぱなしでしたね😁
この辺りを庭にしてる彼らは、そりゃあ強くなるわって感じでした。
来シーズン是非一緒に行きましょう！みんなで行けば小旅行気分で楽しいですよ💨
越後は想像以上に素晴らしいところでした。写真では伝わらないのがもどかしいので是非とも来期に。
感想を入れようとしたらスマホ持ったまま寝落ちしちゃった(^_^;)
ごめんね_(._.)_
2回目の真沢だったたけど、新鮮な気持ちで遡行できて楽しかった！
今シーズンは泊まり沢を諦めてたけど本当にいけてよかったな〜♪
やっぱり沢は焚き火だね！次回は忘れずに砂肝を持っていきます（笑）
最高の2日間だったね😊
しばらく余韻に浸ります。
砂肝は二口で食おうぜ👍
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