山行記録: ハセツネカップ

この度　“キムタク” “シミケン” に続く日本三大

『苗字と名前の組み合わせでいい感じになるあだ名』

の一人である “ハセツネ”を冠したトレラン大会に参加してきました！

さて2度目の出場ともなると大会に一家言あるもので、ここで一企画

『ハセツネのここがヘン』

をやらせて頂きます。
パチパチパチ👏

まずは・・・

■参加費\22,000で支給は水分1.5㍑だけ。

いや、だいぶケチじゃない？だけどなぜか文句言う人は皆無。むしろ険しい山中でお水をお恵み下さる恩恵にあずかりこの上ない幸せを感じる民。そう我々の名は、マウンテンマゾヒスト。

■子供の校庭で大人の運動会を開催

上記マウンテンマゾヒストが全国津々浦々からこれでもかってぐらい五日市中学の校庭に集合。その数なんと2000人。ちなみに五日市中学の生徒数は200人強らしい。つまり10倍。数の暴力。戦国の世なら戦わずに開城するレベル。まあ子供は黙っとけと。こっちはマゾヒストだぞ、と。

■距離の計測がコロコロ

以下ウィキペディアより
『71.5kmという距離について、実際の距離よりも短いのでは？との指摘がなされることがあるが、測定は斜面や岩場を距離測定器を転がして正確な沿面距離を計測していることが知られている。』

平均的なハイカーのペースで約5日半かかるこの登山道を地道にコロコロで計測した？だと！

■プチ幻覚をみる

私の場合スタートから12時間ほど経過した深夜1時から幻覚祭りが始まる。いわゆるシミュラクラ現象というやつで、木の形や模様、石の配置とかが点や線として逆三角形に配置されているときに、それを顔であるかのように認識するという視覚現象が頻繁に起きる。

■人がバタバタ倒れている

夜中の登山道で人が倒れている、いや正確には眠気で止まっているわけだが、普通なら『大丈夫ですか？救助呼びますか？』となるわけだが、皆さん基本無視。なぜなら・・・

■人の手を借りたら失格

主催者の救護はもちろん、応援者や周りのランナーから補給食やライト借りたりとかしても失格。なにかと言えばすぐ何ちゃらハラスメントだと問題になる令和とは思えない所業。

こういった数々の鬼畜の所業。もしかしてこの日この場所だけは本当に戦国の世だったのではないのか？

ならば是非に及ばず・・・

「極楽も地獄も先は有明の月の心に懸かる雲なし」

そう言えばこの日、月夜見山からみた月は誠に綺麗であった。

明治時代の文豪が英語の「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳したという逸話があるが、私はハセツネを愛しているのかもしれない。