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Yamareco

記録ID: 7462115
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
阿蘇・九重

温泉中毒山行 day2 由布岳・鶴見岳縦走(由布岳温泉)

2024年11月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:23
距離
11.4km
登り
1,534m
下り
1,021m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:22
休憩
1:58
合計
6:20
距離 11.4km 登り 1,534m 下り 1,021m
7:14
7:20
54
8:14
8:22
2
8:24
8:36
2
8:38
8:50
12
9:02
9:08
6
9:14
9:23
6
9:29
9:58
4
10:02
10:10
45
10:55
10:56
23
11:19
11:24
43
12:07
12:08
7
12:15
7
12:22
12:33
13
12:46
12:52
5
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2024年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行き:レンタカーにて由布岳正面登山口
帰り:別府ロープウェイ鶴見山上駅→別府高原駅下車、バスにて由布登山口下車
コース状況/
危険箇所等
■由布岳正面登山口〜マタエ
駐車場向かいから一般ルートが伸びている。道中「由布岳まで○m」の道標が立つ。
傾斜も緩やかに抑えられていて歩きやすい道が続く。中腹の九十九折れはすれ違いに支障のある狭い箇所あり。階段状の岩場が出るとマタエが近い。

■マタエ〜由布岳西峰〜お鉢巡り〜由布岳東峰
経験者向きの険路。道標少ない。
マタエから西峰までは行程の半分ほどを鎖場が占める。障子戸と呼ばれる難所は高度感のある垂直の登り+足場の小さい横への渡りが一息に続く。
お鉢巡りは最低鞍部付近まではザレが多く、以降はアップダウンの大きい岩稜が東峰まで続く。ロープ・鎖がある場所も足の置き場に気を遣う必要があり、慎重な動作を要求される。

■由布岳東峰〜日向越〜猪ノ瀬戸園地
経験者向きの険路。道標少ない。
東峰より岩場を下り小さく登り返した先に東登山口への分岐がある。お鉢を離れるとじきに鎖場が連続する。標高1450mまでは全体に斜度が強く、垂直に近い岩場もある。中腹はザレて滑りやすい。標高1300m以下で傾斜は緩むものの猪ノ瀬戸園地付近まで道型がやや不明瞭。

■猪ノ瀬戸園地〜鶴見岳山頂〜別府ロープウェイ鶴見山上駅
一部荒れた一般道。道標あり。
猪ノ瀬戸園地から続く林道を追って東へ進むと砂防堰堤前で道が終了する。案内を見て右岸に取り付き、少し登った所より谷に下りる。沢水は流れておらずガレを標高1050mまで登ったところで再び右岸に乗り急登を登ると船底新道分岐に着く。以降は自治体設置の道標もあり歩きやすい道が山頂まで続く。
鶴見岳山頂からロープウェイ駅までは舗装された遊歩道。
その他周辺情報 ■駐車場
由布岳登山口駐車場(無料:30台 有料:50台)
無料駐車場は6時頃には埋まりかけていた。トイレは紙持参で冬期は閉まる可能性があるとの事。

■別府ロープウェイ
大人片道1,200円(往復1,800円) 
9:00〜17:30(冬期は17:00まで) 20〜30分おきに運行
https://www.beppu-ropeway.co.jp/price/

■入浴
由布岳温泉(大人500円 9:30〜19:00)
泉質そのものは湯布院にあるスタンダードな単純泉だが由布岳の眺望が素晴らしい。
駐車場は50台ほどと広いものの温泉までの道は隘路が続く。

■宿泊
ペンション長閑郷
https://choukankyo.jimdoweb.com/
湯布院の町から外れた丘に建つ静かなペンション。
由布岳ビューの部屋や、星の見えるテラスなどくつろぎのスペース、オーナーの温かく行き届いたおもてなしと地の物を使ったボリューム満点の食事で素晴らしいひとときが過ごせる。もちろん温泉もある。
飲み物等の持ち込み歓迎というのもいい。
<由布岳正面登山口>
休日は駐車場がすぐに埋まるので早朝に、という話を聞いていたので早めに移動してきたけど既に無料側は8割方埋まっていた。
2024年11月09日 06:37撮影 by  X100T, FUJIFILM
1
11/9 6:37
<由布岳正面登山口>
休日は駐車場がすぐに埋まるので早朝に、という話を聞いていたので早めに移動してきたけど既に無料側は8割方埋まっていた。
厚い雲に頭を押さえられた中出発。
2024年11月09日 06:37撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 6:37
厚い雲に頭を押さえられた中出発。
正面に飯盛ヶ城。一帯は広々とした牧場のような散策路を兼ねた登山道を辿って山裾を進んでいく。
2024年11月09日 06:38撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 6:38
正面に飯盛ヶ城。一帯は広々とした牧場のような散策路を兼ねた登山道を辿って山裾を進んでいく。
東には日向岳。
2024年11月09日 06:38撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 6:38
東には日向岳。
あまりに導入部分が楽ちんなのでこれから始まるであろう登りにビビりながら歩く。
2024年11月09日 06:41撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 6:41
あまりに導入部分が楽ちんなのでこれから始まるであろう登りにビビりながら歩く。
リンドウ
笹の中に秋の花々が隠れている。
2024年11月09日 06:41撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 6:41
リンドウ
笹の中に秋の花々が隠れている。
ヤマラッキョウ
2024年11月09日 06:42撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 6:42
ヤマラッキョウ
アキノキリンソウ
2024年11月09日 06:46撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 6:46
アキノキリンソウ
<日向越分岐>
しばらく緩やかに登っていくとベンチや道標が増えはじめ日向岳との分岐に出た。
2024年11月09日 06:47撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<日向越分岐>
しばらく緩やかに登っていくとベンチや道標が増えはじめ日向岳との分岐に出た。
合野越方面へ。どちらも登りなので間違えないように注意。
2024年11月09日 06:48撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 6:48
合野越方面へ。どちらも登りなので間違えないように注意。
由布岳正面登山道は新旧多数の道標が設置されていて百名山並みの親切さで頂上までの距離を教えてくれる。
2024年11月09日 06:55撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 6:55
由布岳正面登山道は新旧多数の道標が設置されていて百名山並みの親切さで頂上までの距離を教えてくれる。
山麓を抜けると火山性の岩場を落ち葉が埋めたような道に変わる。昨日まで見ていたあの突き上げるような傾斜は現れず依然として歩きやすい。
2024年11月09日 06:55撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 6:55
山麓を抜けると火山性の岩場を落ち葉が埋めたような道に変わる。昨日まで見ていたあの突き上げるような傾斜は現れず依然として歩きやすい。
登山道のすぐ近くにはシカの家族。落ち着いてて逃げない。
2024年11月09日 06:59撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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11/9 6:59
登山道のすぐ近くにはシカの家族。落ち着いてて逃げない。
鮮やかな紅葉。これはもしかして紅葉も期待できるのか。
2024年11月09日 07:00撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:00
鮮やかな紅葉。これはもしかして紅葉も期待できるのか。
登山口からずっと沿って歩いてきた谷を渡るといよいよ由布岳への本格的な登りに。
2024年11月09日 07:07撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:07
登山口からずっと沿って歩いてきた谷を渡るといよいよ由布岳への本格的な登りに。
<合野越>
飯盛ヶ城との分岐になる平場。ここで小休止。
2024年11月09日 07:14撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:14
<合野越>
飯盛ヶ城との分岐になる平場。ここで小休止。
以前は展望があったらしい。飯盛ヶ城に登っても雲は晴れそうにないので直接山頂を目指すことに。
2024年11月09日 07:14撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:14
以前は展望があったらしい。飯盛ヶ城に登っても雲は晴れそうにないので直接山頂を目指すことに。
標識によると山頂までもう2kmを切っている。
2024年11月09日 07:23撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:23
標識によると山頂までもう2kmを切っている。
こちらの紅葉は早いらしくもう見頃。
2024年11月09日 07:24撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:24
こちらの紅葉は早いらしくもう見頃。
道は大きく九十九折れになっていて傾斜を感じさせない。
2024年11月09日 07:29撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:29
道は大きく九十九折れになっていて傾斜を感じさせない。
頭上の紅葉を楽しみながら歩いているうちに高度が上がっていく。
2024年11月09日 07:33撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:33
頭上の紅葉を楽しみながら歩いているうちに高度が上がっていく。
雲の切れ間はもうすぐみたい。
2024年11月09日 07:38撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:38
雲の切れ間はもうすぐみたい。
眼下には飯盛ヶ城、その向こうには山麓を走る県道11号線が。
2024年11月09日 07:40撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:40
眼下には飯盛ヶ城、その向こうには山麓を走る県道11号線が。
由布院市街は雲が晴れ始めている。
2024年11月09日 07:40撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:40
由布院市街は雲が晴れ始めている。
ミヤマキリシマ
先日の伽藍岳に続きここでも見られるなんて。しかもまだこれからどんどん咲きそうな雰囲気。
2024年11月09日 07:47撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 7:47
ミヤマキリシマ
先日の伽藍岳に続きここでも見られるなんて。しかもまだこれからどんどん咲きそうな雰囲気。
ホオジロが盛んに囀っていた。
2024年11月09日 07:48撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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11/9 7:48
ホオジロが盛んに囀っていた。
低木のトンネル。そろそろ森林限界かな。
2024年11月09日 07:49撮影 by  X100T, FUJIFILM
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低木のトンネル。そろそろ森林限界かな。
ここにもヤマラッキョウ。
2024年11月09日 07:57撮影 by  X100T, FUJIFILM
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ここにもヤマラッキョウ。
依然歩きやすいジグザグ道が続く。こんなに楽でいいの?と不安になるくらい。
2024年11月09日 08:01撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:01
依然歩きやすいジグザグ道が続く。こんなに楽でいいの?と不安になるくらい。
そうこうしているうちに雲の境目に出た。雲海の向こうには九重連山。
2024年11月09日 08:05撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:05
そうこうしているうちに雲の境目に出た。雲海の向こうには九重連山。
マタエまで標高差100mから岩場になり一気に高度が上がり始める。
2024年11月09日 08:09撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:09
マタエまで標高差100mから岩場になり一気に高度が上がり始める。
ツクシアザミ
2024年11月09日 08:13撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:13
ツクシアザミ
<マタエ>
再び山頂付近を通過する雲に巻かれながらお鉢の一端に到達した。
2024年11月09日 08:17撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:17
<マタエ>
再び山頂付近を通過する雲に巻かれながらお鉢の一端に到達した。
見上げるような岩壁の向こうに西峰が透けて見える。
2024年11月09日 08:17撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:17
見上げるような岩壁の向こうに西峰が透けて見える。
西峰に至るルートを観察。これはなかなか険しそう。
2024年11月09日 08:18撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:18
西峰に至るルートを観察。これはなかなか険しそう。
マタエで小休止しているうちに徐々に雲も晴れてきた。これを好機と西峰へ向かう。取り付きからして鎖場だけどこれはまだ序の口。
2024年11月09日 08:22撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:22
マタエで小休止しているうちに徐々に雲も晴れてきた。これを好機と西峰へ向かう。取り付きからして鎖場だけどこれはまだ序の口。
雲が晴れるにつれ岩稜も見えてくる。登る分にはあまり良く見えていない方が楽観的になれて良かった。
2024年11月09日 08:23撮影 by  X100T, FUJIFILM
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雲が晴れるにつれ岩稜も見えてくる。登る分にはあまり良く見えていない方が楽観的になれて良かった。
雲海の向こうにはすっかりと姿を現した九重。
2024年11月09日 08:24撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:24
雲海の向こうにはすっかりと姿を現した九重。
ホソバノヤマハハコ
2024年11月09日 08:24撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:24
ホソバノヤマハハコ
鎖が引かれているもののほとんどは岩伝いに登っていける。
2024年11月09日 08:24撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:24
鎖が引かれているもののほとんどは岩伝いに登っていける。
岩場を一つ越えるといよいよ西峰の岩峰が顕わになった。ぱっと見る限りほとんどが鎖場。
2024年11月09日 08:26撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:26
岩場を一つ越えるといよいよ西峰の岩峰が顕わになった。ぱっと見る限りほとんどが鎖場。
雲から出たり入ったりする東峰。神々しさを感じる。
2024年11月09日 08:26撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:26
雲から出たり入ったりする東峰。神々しさを感じる。
振り返るとさっきよりも九重が大きい。
2024年11月09日 08:28撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:28
振り返るとさっきよりも九重が大きい。
足元、由布院方面はに切れ落ちていて高度感抜群。
2024年11月09日 08:28撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:28
足元、由布院方面はに切れ落ちていて高度感抜群。
そんな中、核心部の障子戸に差し掛かる。奥の岩盤手前まではスリットの間を進めるので比較的安定感が得られる。
2024年11月09日 08:30撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:30
そんな中、核心部の障子戸に差し掛かる。奥の岩盤手前まではスリットの間を進めるので比較的安定感が得られる。
切り返して垂直に登った後、ほとんど足場が取れないような箇所を巻いて進む。最後の数mは勇気が要った。
2024年11月09日 08:32撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:32
切り返して垂直に登った後、ほとんど足場が取れないような箇所を巻いて進む。最後の数mは勇気が要った。
渡った先から見下ろす箱庭のような由布市街。
2024年11月09日 08:32撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:32
渡った先から見下ろす箱庭のような由布市街。
核心部を越えてもまだ登りは続く。険しそうに見えるけど障子戸以降は先はよじ登るような箇所もほとんどなく順調に高度を上げていける。
2024年11月09日 08:34撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:34
核心部を越えてもまだ登りは続く。険しそうに見えるけど障子戸以降は先はよじ登るような箇所もほとんどなく順調に高度を上げていける。
越えてきた岩場を振り返ると東峰に取り付くハイカーが見えた。あちらもなかなかの急斜面。
2024年11月09日 08:37撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:37
越えてきた岩場を振り返ると東峰に取り付くハイカーが見えた。あちらもなかなかの急斜面。
山頂直下のビクトリーロード。
2024年11月09日 08:38撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:38
山頂直下のビクトリーロード。
<由布岳西峰山頂>
ぽっかりと全周に開けた山頂に到着。
2024年11月09日 08:40撮影 by  X-T3, FUJIFILM
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11/9 8:40
<由布岳西峰山頂>
ぽっかりと全周に開けた山頂に到着。
向かいの東峰もやっとはっきりと見えた。その向こうはどこまでも続く雲海!
2024年11月09日 08:40撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:40
向かいの東峰もやっとはっきりと見えた。その向こうはどこまでも続く雲海!
1583.3m一等三角点「由布山」
2024年11月09日 08:40撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:40
1583.3m一等三角点「由布山」
背後には九重。登るたびに大きく見えて今回の山行の主役だった。
2024年11月09日 08:42撮影 by  X-T3, FUJIFILM
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11/9 8:42
背後には九重。登るたびに大きく見えて今回の山行の主役だった。
東の奥には山城のような鶴見岳も頭を出していた。
2024年11月09日 08:44撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:44
東の奥には山城のような鶴見岳も頭を出していた。
お鉢のすぐ向こう、昨日登った伽藍岳辺りで発生している滝雲に目を奪われる。
2024年11月09日 08:41撮影 by  X100T, FUJIFILM
1
11/9 8:41
お鉢のすぐ向こう、昨日登った伽藍岳辺りで発生している滝雲に目を奪われる。
お鉢巡りに出発。鞍部まではかなり下るけど障子戸を戻ることを思えば……
2024年11月09日 08:50撮影 by  X100T, FUJIFILM
1
11/9 8:50
お鉢巡りに出発。鞍部まではかなり下るけど障子戸を戻ることを思えば……
稜線はミヤマキリシマの枝で何度も服を引っ掛けられるし先が見通せずマタエからの登りとは雰囲気が異なる。
2024年11月09日 08:53撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:53
稜線はミヤマキリシマの枝で何度も服を引っ掛けられるし先が見通せずマタエからの登りとは雰囲気が異なる。
ここにもシーズンじゃないかと思ってしまうほどたくさんの花を付けていた。
2024年11月09日 08:55撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:55
ここにもシーズンじゃないかと思ってしまうほどたくさんの花を付けていた。
草に隠された滑りやすい岩を足で探りつつの下り。草木を掴みながら慎重に進む。
2024年11月09日 08:55撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:55
草に隠された滑りやすい岩を足で探りつつの下り。草木を掴みながら慎重に進む。
お鉢の外側を歩いていたので一旦外縁に登り上げ、
2024年11月09日 08:56撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:56
お鉢の外側を歩いていたので一旦外縁に登り上げ、
火口壁を見ながら鞍部へと急下降。
2024年11月09日 08:57撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:57
火口壁を見ながら鞍部へと急下降。
鞍部までは西峰頂上より100mほどだけど不安になるほど下ろされるような感覚だった。それにしても水はけがいいのか土の道はザレてよく滑る。
2024年11月09日 08:58撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 8:58
鞍部までは西峰頂上より100mほどだけど不安になるほど下ろされるような感覚だった。それにしても水はけがいいのか土の道はザレてよく滑る。
どうやら正面の岩稜を越えなければ東峰には辿り着けないらしい。その先もかなりの急登に見える。
2024年11月09日 09:01撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 9:01
どうやら正面の岩稜を越えなければ東峰には辿り着けないらしい。その先もかなりの急登に見える。
ツクシアザミ
2024年11月09日 09:02撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 9:02
ツクシアザミ
鞍部から岩稜に取り付くのも急坂。
2024年11月09日 09:03撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 9:03
鞍部から岩稜に取り付くのも急坂。
火口を見下ろす。
2024年11月09日 09:04撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 9:04
火口を見下ろす。
行く先も左右ともに切れ落ちているので足がすくんでしまう。
2024年11月09日 09:05撮影 by  X100T, FUJIFILM
1
11/9 9:05
行く先も左右ともに切れ落ちているので足がすくんでしまう。
最初の鎖場を越えた所から。見た目ほど難しくないものの勿論落ちたら軽い怪我では済まされない。
2024年11月09日 09:06撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 9:06
最初の鎖場を越えた所から。見た目ほど難しくないものの勿論落ちたら軽い怪我では済まされない。
そのまま岩稜の頂点を繋ぐように進むのかと思ったら中央火口の外へ大下り。
2024年11月09日 09:07撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 9:07
そのまま岩稜の頂点を繋ぐように進むのかと思ったら中央火口の外へ大下り。
岩場でまごまごしているうちにまた西峰にも雲が流れてきた。
2024年11月09日 09:10撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 9:10
岩場でまごまごしているうちにまた西峰にも雲が流れてきた。
磐座のような岩が近い。剣ノ峯といわれるピークだろうか。
2024年11月09日 09:11撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 9:11
磐座のような岩が近い。剣ノ峯といわれるピークだろうか。
岩稜の先は観察した通りの急登で四肢を総動員しての這い上がりだった。一般ルートと呼ぶにはなかなか厳しい。
2024年11月09日 09:15撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 9:15
岩稜の先は観察した通りの急登で四肢を総動員しての這い上がりだった。一般ルートと呼ぶにはなかなか厳しい。
何とか越えてきた岩稜を振り返る。ゴジラの背と呼ばれるのも納得。
2024年11月09日 09:16撮影 by  X100T, FUJIFILM
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何とか越えてきた岩稜を振り返る。ゴジラの背と呼ばれるのも納得。
<剣ノ峯>
登り切った先が剣ノ峯(剣ヶ峰?)らしいのだけど目の前の岩稜を処理することで頭がいっぱいだったのでそれと気付かなかった。この後登る鶴見岳の沢で整備をしていた方と話をしていた際にここが剣ノ峯だったと聞いた。
2024年11月09日 09:19撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<剣ノ峯>
登り切った先が剣ノ峯(剣ヶ峰?)らしいのだけど目の前の岩稜を処理することで頭がいっぱいだったのでそれと気付かなかった。この後登る鶴見岳の沢で整備をしていた方と話をしていた際にここが剣ノ峯だったと聞いた。
すっかり雲に巻かれてしまったお鉢にさらなる岩稜が続く。
2024年11月09日 09:20撮影 by  X100T, FUJIFILM
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すっかり雲に巻かれてしまったお鉢にさらなる岩稜が続く。
東登山口手前の岩場ではテクニカルなムーブが求められる上、露で濡れて緊張を強いられた。障子戸よりも頭を使ったかもしれない。
2024年11月09日 09:23撮影 by  X100T, FUJIFILM
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東登山口手前の岩場ではテクニカルなムーブが求められる上、露で濡れて緊張を強いられた。障子戸よりも頭を使ったかもしれない。
乗り越えた東峰側より。手前のステップは裏側からは見えないし右手の岩は実際には立てるような斜度ではなかった。初見殺しもいいところである。
2024年11月09日 09:24撮影 by  X100T, FUJIFILM
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乗り越えた東峰側より。手前のステップは裏側からは見えないし右手の岩は実際には立てるような斜度ではなかった。初見殺しもいいところである。
<分岐>
ようやく分岐に辿り着いたものの先も難路を予感させる灌木の掛かり具合。
2024年11月09日 09:25撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<分岐>
ようやく分岐に辿り着いたものの先も難路を予感させる灌木の掛かり具合。
案の定岩と灌木のアスレチックが続く。水平距離にして200mもないはずだけど随分と時間が掛かったように思eta.
2024年11月09日 09:29撮影 by  X100T, FUJIFILM
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案の定岩と灌木のアスレチックが続く。水平距離にして200mもないはずだけど随分と時間が掛かったように思eta.
<由布岳東峰山頂>
ぼろぼろで東峰に登頂、西峰からたっぷり1時間近く掛かった。こちらは西峰に比べたくさんの人が登ってきていた。
2024年11月09日 09:34撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<由布岳東峰山頂>
ぼろぼろで東峰に登頂、西峰からたっぷり1時間近く掛かった。こちらは西峰に比べたくさんの人が登ってきていた。
山頂でしばらく待っていると少しの間だけ雲が途切れた。西峰の形はまさに溶岩ドームのそれで迫力がある。
2024年11月09日 09:46撮影 by  X-T3, FUJIFILM
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山頂でしばらく待っていると少しの間だけ雲が途切れた。西峰の形はまさに溶岩ドームのそれで迫力がある。
西峰からも見えていた山頂標。
2024年11月09日 09:54撮影 by  X100T, FUJIFILM
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西峰からも見えていた山頂標。
頂上から見るお鉢鞍部。もう一回、と言われたら遠慮したくなるような道だった。
2024年11月09日 09:55撮影 by  X100T, FUJIFILM
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頂上から見るお鉢鞍部。もう一回、と言われたら遠慮したくなるような道だった。
引き返して分岐まで戻る。東峰にはお鉢巡りの道標等は見当たらなかったし、いきなり岩場の下降から始まるので人通りはほとんどない。
2024年11月09日 09:56撮影 by  X100T, FUJIFILM
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引き返して分岐まで戻る。東峰にはお鉢巡りの道標等は見当たらなかったし、いきなり岩場の下降から始まるので人通りはほとんどない。
ここも季節外れのミヤマキリシマ。
2024年11月09日 10:01撮影 by  X100T, FUJIFILM
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ここも季節外れのミヤマキリシマ。
<分岐>
剣ノ峯手前の分岐から東登山口のルートに入る。
2024年11月09日 10:03撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<分岐>
剣ノ峯手前の分岐から東登山口のルートに入る。
足元には雲海が迫る。鶴見岳はもう雲の中のようだ。
2024年11月09日 10:05撮影 by  X100T, FUJIFILM
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足元には雲海が迫る。鶴見岳はもう雲の中のようだ。
東登山道は想像よりも道が細く頼りない。
2024年11月09日 10:05撮影 by  X100T, FUJIFILM
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東登山道は想像よりも道が細く頼りない。
すぐそばは断崖絶壁。もしかして厳しいルートだったのか。
2024年11月09日 10:06撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 10:06
すぐそばは断崖絶壁。もしかして厳しいルートだったのか。
その答え合わせの機会はすぐに訪れた。先の見えないような急斜面を慎重に下りていく。
2024年11月09日 10:06撮影 by  X100T, FUJIFILM
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その答え合わせの機会はすぐに訪れた。先の見えないような急斜面を慎重に下りていく。
チムニー状の細い岩場に身体を滑り込ませ、グリップが効くかどうか判らない岩に足を預けて次の足場を見定める。道が不明瞭でないだけましだと思うべきか。
2024年11月09日 10:09撮影 by  X100T, FUJIFILM
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チムニー状の細い岩場に身体を滑り込ませ、グリップが効くかどうか判らない岩に足を預けて次の足場を見定める。道が不明瞭でないだけましだと思うべきか。
日陰に入ると苔が美しく斜面を飾っていた。そういう所は概して湿っていて滑りやすいのだけど。
2024年11月09日 10:10撮影 by  X100T, FUJIFILM
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日陰に入ると苔が美しく斜面を飾っていた。そういう所は概して湿っていて滑りやすいのだけど。
開けたと思ったらほとんど垂直の鎖場が現れ縮みあがってしまった。
2024年11月09日 10:12撮影 by  X100T, FUJIFILM
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開けたと思ったらほとんど垂直の鎖場が現れ縮みあがってしまった。
フリーでは厳しいので鎖に頼って下降。東登山道の核心部だった。
2024年11月09日 10:14撮影 by  X100T, FUJIFILM
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フリーでは厳しいので鎖に頼って下降。東登山道の核心部だった。
核心部を振り返って。V字に切れ込んだ部分を下りたらしい。
2024年11月09日 10:15撮影 by  X100T, FUJIFILM
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核心部を振り返って。V字に切れ込んだ部分を下りたらしい。
核心部遠景。いずれにせよ岩場は避けられないようだ。
2024年11月09日 10:16撮影 by  X100T, FUJIFILM
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核心部遠景。いずれにせよ岩場は避けられないようだ。
核心部を過ぎると今度はザレ交じりの急坂に変わる。
2024年11月09日 10:18撮影 by  X100T, FUJIFILM
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核心部を過ぎると今度はザレ交じりの急坂に変わる。
昨日の伽藍岳もそうだったけどアセビも多い。
2024年11月09日 10:23撮影 by  X100T, FUJIFILM
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昨日の伽藍岳もそうだったけどアセビも多い。
登山道は雲の中へ。
2024年11月09日 10:23撮影 by  X100T, FUJIFILM
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登山道は雲の中へ。
滑りやすい土質に薄く埋まった小石に何度も足を取られる。
2024年11月09日 10:28撮影 by  X100T, FUJIFILM
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滑りやすい土質に薄く埋まった小石に何度も足を取られる。
標高1300mを切りトラバースに入った所でやっと傾斜が落ち着いた。
2024年11月09日 10:38撮影 by  X100T, FUJIFILM
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標高1300mを切りトラバースに入った所でやっと傾斜が落ち着いた。
虫食いだらけのガマズミの葉かな。
2024年11月09日 10:46撮影 by  X100T, FUJIFILM
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虫食いだらけのガマズミの葉かな。
樹林帯に入ると一転して穏やかな道に。今度は木の根と落ち葉で滑るけれども滑落の危険がないだけ遥かにまし。
2024年11月09日 10:46撮影 by  X100T, FUJIFILM
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樹林帯に入ると一転して穏やかな道に。今度は木の根と落ち葉で滑るけれども滑落の危険がないだけ遥かにまし。
所々に目を引く大岩があり目を楽しませてくれる。
2024年11月09日 10:53撮影 by  X100T, FUJIFILM
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所々に目を引く大岩があり目を楽しませてくれる。
美しい林の中を進む。尾根が大きく緩み登山道は不明瞭。
2024年11月09日 10:56撮影 by  X100T, FUJIFILM
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美しい林の中を進む。尾根が大きく緩み登山道は不明瞭。
数少ない道標を発見。
2024年11月09日 10:56撮影 by  X100T, FUJIFILM
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数少ない道標を発見。
<日向越>
道標を見るとすぐに日向岳との分岐に出た。日向岳も雲の中なので登頂は見送ることに。
2024年11月09日 10:57撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<日向越>
道標を見るとすぐに日向岳との分岐に出た。日向岳も雲の中なので登頂は見送ることに。
分岐より北東に進路を変える。
2024年11月09日 11:00撮影 by  X100T, FUJIFILM
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分岐より北東に進路を変える。
谷合の紅葉が美しい。
2024年11月09日 11:00撮影 by  X100T, FUJIFILM
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谷合の紅葉が美しい。
ルートはさらに不明瞭に。たまにテープを見付けて軌道修正をする。
2024年11月09日 11:02撮影 by  X100T, FUJIFILM
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ルートはさらに不明瞭に。たまにテープを見付けて軌道修正をする。
そのテープを頼りに北に折れると杉林の中に道標が立っていた。標高950m前後は案内がなければ迷いそう。
2024年11月09日 11:07撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 11:07
そのテープを頼りに北に折れると杉林の中に道標が立っていた。標高950m前後は案内がなければ迷いそう。
北の涸れ沢越しに紅葉を見る。雲が低く山腹の色付きが少ししか見られなかったのは残念。
2024年11月09日 11:09撮影 by  X100T, FUJIFILM
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北の涸れ沢越しに紅葉を見る。雲が低く山腹の色付きが少ししか見られなかったのは残念。
と思ったけど山中の紅葉もなかなかのもの。
2024年11月09日 11:15撮影 by  X100T, FUJIFILM
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と思ったけど山中の紅葉もなかなかのもの。
<猪ノ瀬戸園地/由布岳東登山口>
あずまやの脇を通過するとエコーラインに出た。偶々ロード乗りの集団に出くわしたという事もあるけど静かだった山道とのギャップに驚く。
2024年11月09日 11:19撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<猪ノ瀬戸園地/由布岳東登山口>
あずまやの脇を通過するとエコーラインに出た。偶々ロード乗りの集団に出くわしたという事もあるけど静かだった山道とのギャップに驚く。
ここは由布岳の登山口にして鶴見岳の登山口。天気は崩れていないのでもう一登りする。ここに標高950m付近注意と看板にあった。
2024年11月09日 11:20撮影 by  X100T, FUJIFILM
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ここは由布岳の登山口にして鶴見岳の登山口。天気は崩れていないのでもう一登りする。ここに標高950m付近注意と看板にあった。
そういえば鶴見岳も活火山だった。明らかにもくもくしていた伽藍岳には設置していなかったような。
2024年11月09日 11:20撮影 by  X100T, FUJIFILM
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そういえば鶴見岳も活火山だった。明らかにもくもくしていた伽藍岳には設置していなかったような。
小休止の後鶴見岳へ。雲が晴れてくれればいいのだけど。
2024年11月09日 11:25撮影 by  X100T, FUJIFILM
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小休止の後鶴見岳へ。雲が晴れてくれればいいのだけど。
車道とともに由布・鶴見岳の間を抜けていく九電の高圧線。大分幹線と篠原安心院線の二つのプレートが下がっていた。
2024年11月09日 11:26撮影 by  X100T, FUJIFILM
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車道とともに由布・鶴見岳の間を抜けていく九電の高圧線。大分幹線と篠原安心院線の二つのプレートが下がっていた。
車道を跨いでからしばらくは砂利道の林道を辿っていく。
2024年11月09日 11:34撮影 by  X100T, FUJIFILM
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車道を跨いでからしばらくは砂利道の林道を辿っていく。
1kmほど進むと砂防堰堤の前に出た。右岸に取り付きがあるので追っていく。
2024年11月09日 11:36撮影 by  X100T, FUJIFILM
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1kmほど進むと砂防堰堤の前に出た。右岸に取り付きがあるので追っていく。
樹林帯の中を高巻くのかと思ったら沢へ戻される。途中には「登山道 沢を渡る」のプレートが。
2024年11月09日 11:40撮影 by  X100T, FUJIFILM
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樹林帯の中を高巻くのかと思ったら沢へ戻される。途中には「登山道 沢を渡る」のプレートが。
沢というか谷に堆積した土石流の跡を小刻みに登っていく。設置されたテープは工事用のものとも登山用のものともつかないが一応正しいルートを示しているらしい。どうやらこの辺りが車道にあった標高950m付近注意にあたるようだ。
2024年11月09日 11:42撮影 by  X100T, FUJIFILM
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沢というか谷に堆積した土石流の跡を小刻みに登っていく。設置されたテープは工事用のものとも登山用のものともつかないが一応正しいルートを示しているらしい。どうやらこの辺りが車道にあった標高950m付近注意にあたるようだ。
脇の崩壊地を見る。由布岳とは対照的な光景。
2024年11月09日 11:44撮影 by  X100T, FUJIFILM
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脇の崩壊地を見る。由布岳とは対照的な光景。
崩壊地を離れれば天然の苔むした石積みが広がる。
2024年11月09日 11:51撮影 by  X100T, FUJIFILM
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崩壊地を離れれば天然の苔むした石積みが広がる。
標高1050m付近で右岸へ渡る。テープがあるからいいものの無ければ地形に埋もれて道が見付からない。
2024年11月09日 12:03撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 12:03
標高1050m付近で右岸へ渡る。テープがあるからいいものの無ければ地形に埋もれて道が見付からない。
陥没のトラップもあり漫然とは歩けない。
2024年11月09日 12:04撮影 by  X100T, FUJIFILM
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陥没のトラップもあり漫然とは歩けない。
<船底新道分岐>
沢から50m高度を上げた所で初めて公的な道標に出会う。
2024年11月09日 12:08撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<船底新道分岐>
沢から50m高度を上げた所で初めて公的な道標に出会う。
分岐からは穏やかな道が続きほっとした。
2024年11月09日 12:09撮影 by  X100T, FUJIFILM
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分岐からは穏やかな道が続きほっとした。
<西ノ窪分岐>
幾分も登らないうちに次の分岐に差し掛かる。もうそろそろ稜線が見えてもいい位なのだけど雲で遠近感が全く読めなかった。
2024年11月09日 12:15撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<西ノ窪分岐>
幾分も登らないうちに次の分岐に差し掛かる。もうそろそろ稜線が見えてもいい位なのだけど雲で遠近感が全く読めなかった。
馬の背に向かって急登をジグザグに登ると空が少し明るくなってきた。雲を抜けられるか?
2024年11月09日 12:23撮影 by  X100T, FUJIFILM
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馬の背に向かって急登をジグザグに登ると空が少し明るくなってきた。雲を抜けられるか?
<馬の背>
残念ながら稜線は雲の中。北側の噴気も見えなかったけど微かに硫黄臭が漂う。
2024年11月09日 12:27撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<馬の背>
残念ながら稜線は雲の中。北側の噴気も見えなかったけど微かに硫黄臭が漂う。
小休止を挟んで鶴見岳へ。
2024年11月09日 12:35撮影 by  X100T, FUJIFILM
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小休止を挟んで鶴見岳へ。
一部ミヤマキリシマが両脇に迫り狭い箇所があるもののフラットで歩きやすいトレイル。
2024年11月09日 12:39撮影 by  X100T, FUJIFILM
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一部ミヤマキリシマが両脇に迫り狭い箇所があるもののフラットで歩きやすいトレイル。
頂上西側に建つNHKのアンテナ鉄塔の裏より山頂に出た。
2024年11月09日 12:45撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 12:45
頂上西側に建つNHKのアンテナ鉄塔の裏より山頂に出た。
個性的な案内図。
2024年11月09日 12:47撮影 by  X100T, FUJIFILM
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個性的な案内図。
頂上付近に祀られた温泉の守り神たる火男火売神社の上宮。
2024年11月09日 12:48撮影 by  X100T, FUJIFILM
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頂上付近に祀られた温泉の守り神たる火男火売神社の上宮。
<鶴見岳山頂>
雲で眺めがないのにも拘わらず観光客の出入りが多い。眺望が良ければ下宮まで歩いて下りようかとも考えていたけど雲海を出るまではただただ修行なのでロープウェイで下山することにした。
2024年11月09日 12:49撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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<鶴見岳山頂>
雲で眺めがないのにも拘わらず観光客の出入りが多い。眺望が良ければ下宮まで歩いて下りようかとも考えていたけど雲海を出るまではただただ修行なのでロープウェイで下山することにした。
鶴見山上駅までは遊歩道。むしろこちらの方が歩きにくい。
2024年11月09日 12:50撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 12:50
鶴見山上駅までは遊歩道。むしろこちらの方が歩きにくい。
頂上付近は風が冷たく寒くてかなわなかったので札所・七福神巡りはせず。
2024年11月09日 12:52撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 12:52
頂上付近は風が冷たく寒くてかなわなかったので札所・七福神巡りはせず。
満開のマユミ
2024年11月09日 12:53撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 12:53
満開のマユミ
ここでもミヤマキリシマがちらほらと咲いていた。
2024年11月09日 12:54撮影 by  X100T, FUJIFILM
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ここでもミヤマキリシマがちらほらと咲いていた。
<別府ロープウェイ 鶴見山上駅>
雲の中から山上駅が現れると暖かい施設へ駆け込んだ。
2024年11月09日 12:58撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<別府ロープウェイ 鶴見山上駅>
雲の中から山上駅が現れると暖かい施設へ駆け込んだ。
山上駅向かいにあった温度計は6℃を指していた。寒いわけだよ。
2024年11月09日 12:58撮影 by  X100T, FUJIFILM
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山上駅向かいにあった温度計は6℃を指していた。寒いわけだよ。
<一の宮権現>
ロープウェイが出る前に近くに祀られている権現さまにお参り。晴れていればこの後ろに頂上が拝めるのだけど。
2024年11月09日 13:09撮影 by  X100T, FUJIFILM
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<一の宮権現>
ロープウェイが出る前に近くに祀られている権現さまにお参り。晴れていればこの後ろに頂上が拝めるのだけど。
諸願成就・脳と命の神様と蛙の形をしたわくど石。
2024年11月09日 13:09撮影 by  X100T, FUJIFILM
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諸願成就・脳と命の神様と蛙の形をしたわくど石。
身支度をしてロープウェイに乗車。101人も乗れるのこれ?
2024年11月09日 13:15撮影 by  X100T, FUJIFILM
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身支度をしてロープウェイに乗車。101人も乗れるのこれ?
案の定真っ白で眺めなんてものは皆無。
2024年11月09日 13:16撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 13:16
案の定真っ白で眺めなんてものは皆無。
雲を抜けると別府湾が眼前に広がる。眺めを楽しめたのは僅かでじき別府高原駅に到着した。
2024年11月09日 13:31撮影 by  X100T, FUJIFILM
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雲を抜けると別府湾が眼前に広がる。眺めを楽しめたのは僅かでじき別府高原駅に到着した。
別府高原駅より振り返る。暑い雲が山頂を隠していた。
2024年11月09日 13:36撮影 by  X100T, FUJIFILM
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11/9 13:36
別府高原駅より振り返る。暑い雲が山頂を隠していた。
由布院に戻る途中、やまなみドライブウェイより由布岳方面。何度見ても遠近感の狂う、かつ爽快な風景。
2024年11月09日 14:42撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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由布院に戻る途中、やまなみドライブウェイより由布岳方面。何度見ても遠近感の狂う、かつ爽快な風景。
<由布岳温泉>
住宅地を抜けて本日の温泉へ。
2024年11月09日 14:57撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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<由布岳温泉>
住宅地を抜けて本日の温泉へ。
由布院の町から少し離れている事もあって静かにお湯が楽しめるだけでなく、何と言っても露天から今日登った由布岳が大きく見えるのが素晴らしい。
2024年11月09日 15:26撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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由布院の町から少し離れている事もあって静かにお湯が楽しめるだけでなく、何と言っても露天から今日登った由布岳が大きく見えるのが素晴らしい。
<ペンション長閑郷>
飛岳の麓、静かな丘に建つおしゃれな宿が今日の終点。
2024年11月09日 16:30撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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11/9 16:30
<ペンション長閑郷>
飛岳の麓、静かな丘に建つおしゃれな宿が今日の終点。
一通り荷物を部屋に運び込んだらテラスに出て地ビールで乾杯。
2024年11月09日 16:48撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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11/9 16:48
一通り荷物を部屋に運び込んだらテラスに出て地ビールで乾杯。
だんご汁など地の物を使ったボリューム満点の夕食。
2024年11月09日 18:27撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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だんご汁など地の物を使ったボリューム満点の夕食。
2人前にしては豪勢な豊後牛と地鶏の焼肉。完食したけどもう1本山に登っておいた方が良かったくらい。
2024年11月09日 18:28撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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2人前にしては豪勢な豊後牛と地鶏の焼肉。完食したけどもう1本山に登っておいた方が良かったくらい。
食後にもうひと風呂。
2024年11月09日 19:28撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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食後にもうひと風呂。
そして風呂上りにまた乾杯、もとい翌日の行動予定の組み直しで作戦会議。
2024年11月09日 20:53撮影 by  Pixel 7 Pro, Google
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そして風呂上りにまた乾杯、もとい翌日の行動予定の組み直しで作戦会議。

装備

MYアイテム
へるにゃん
重量:4.93kg

感想

大分山行二日目は本命の由布岳へ。この山は色々な意味で予想を裏切ってくれた山だった。

麓から見上げる山容にとんでもなくきつそうな山だという印象を刷り込まれてきたせいで朝イチで登るのには辛そうだと2人ともげんなりしていた。と思ったら正面登山口からの道は実に登りやすい。あれこれおしゃべりをして歩いていると息も大して上がらないうちにマタエに着いていた。確かにこれは人気なわけだ。早朝にもかかわらず東峰の岩場には多くの人が取り付いていた。

マタエから西峰の登りは噂不通りの急峻な岩場。雲海の上に出た九重連山の雄姿を見た高揚もあり、いつもはまごつく鎖場もすいすいと越えていく。ただ、障子戸だけは別格だった。ここばかりはミスが命取りになる。西峰以降のお鉢が危なそうなら引き返す、という選択肢がここで消えたくらいだった。
地元の人たちも心得ているのか西峰は独占状態。どこまでも続く雲海に眼下には巨大な滝雲、朝日を背に神々しささえ備えた東峰の奥には頭だけ出した鶴見岳。振り向けば2年前に歩いた九重の峰々が連なる。

充足した気分をお鉢巡りの悪路がぶち壊す。序盤は灌木が足元を隠し、不安定なザレの道で最低鞍部へ下ろされる。そこからの岩稜帯は中々の道の悪さだった。狭い岩場を急激なアップダウンで越えていくのだけど足の置き場に困るような場所がいくつもあって四肢だけでなく頭も使わされる。難路と言えどさすがに地に足の着いた山歩きだろうと高を括っていたけどあまりにも正面登山道とのギャップが大きすぎた。ちなみに東峰頂上の直下も普通に岩登りでこれも予想外。

さらに目を白黒させたのは東登山口へ向かうルート。計画の段階で歩いている人が極端に少ないなとは思っていたけどそれも当然と思わせる強烈な鎖場の連続だった。鎖がしっかりとしていなければ西峰よりも怖かったもしれない。雲海で先がイメージできないのも恐怖感を倍加させたというのもあるけど。中腹はザレザレ、分岐前後は道不明瞭というのも事前情報になかった。

第二ラウンドの鶴見岳への登山道もガレ場の沢床を登ったりと変化に富んで面白い。ただ、由布岳東登山口のルート同様そこまで一般的ではない印象を受けた。間に走る車道にバスが通っていないし、それぞれ南に良い登山道があるのでやむなしなのかな。おかげで名山なのに由布岳西峰を越えてから鶴見岳の山頂に立つまですれ違ったのは片手で数えるほどと実に静かな山歩きが楽しめた。万人にはお薦めできないけど変化に富んだコースと言える。鶴見岳は雲があまりにも濃いので下りは楽々ロープウェイだった。

ここまで結構濃厚な山歩きを楽しんだのに水平距離が11kmちょっとというのも意外だし、大して登ったという実感もないのに1500mほど登っているのも腑に落ちない。かといって消化不良でもない。由布・鶴見は意外に満ちていた。次回があれば快晴の日に歩いてみたい。

下山後は由布岳温泉へ。2年前に訪れた際、営業時間を過ぎていて入れなかった温泉だった。昨日同様、一時貸し切り状態となり由布岳の眺望ともども満喫することができた。宿については言うまでもなく上々、天気が今一つな点さえ除けばごきげんの一日だった。

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