阿弥陀&赤岳 ほっくり小春日和
- GPS
- 16:47
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 2,216m
- 下り
- 2,359m
コースタイム
- 山行
- 2:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 3:00
- 山行
- 5:59
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 7:52
天候 | 11/21 晴れ 11/22 薄曇り 11/23 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■積雪状況 雪、凍結ともになし ■気象 美濃戸口 10°Cくらい 赤岳鉱泉 6:00 1°C 阿弥陀岳 8:00 1°C 風は弱い 赤岳 10:00 3°C 風速11m程度 ■天気図 http://www.tenki.jp/past/2015/11/21/chart/ http://www.tenki.jp/past/2015/11/22/chart/ http://www.tenki.jp/past/2015/11/23/chart/ 今週中頃より冷え込みとの情報あり ■防寒:服装 秋山のような暖かさで、初冬とは思えない。赤岳鉱泉までのアプローチでは長袖のベースレイヤー一枚で袖をまくっていても暑いくらい。 赤岳鉱泉から阿弥陀岳は、ドライレイヤー+ベースレイヤー。極薄手のフリースと3シーズン用の薄手のソフトシェルを状況に応じて重ねて調整。 赤岳山頂からの下りの稜線で風が強くなったので、一時的に冬山用のハードシェルを重ねた。 ■防寒:宿泊 厳冬期用シュラフにフリースとダウンジャケットを着こんで寝たが暑いくらい。 テントマットはエマージェンシーブランケットをテントに敷き、7mm厚の半身銀マットと夏用のインフレータブルマットを重ねた。 |
写真
装備
個人装備 |
ベースレイヤー
フリース
ソフトシェル
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
ダウンインサレーション
ネックゲイター
ニット帽
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
テルモス
プラティパス
地図
コンパス
計画書
ヘッドランプ
スマートフォンGPS
予備バッテリー
筆記用具
保険証
時計(高度計)
ストック
カメラ
マット
シュラフ
ダウンパンツ
|
---|---|
共同装備 |
テント
ポール
ペグ
テントシート
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ツェルト
ガス
バーナー
コッフェル
カップ
|
感想
ひと月前に赤岳に登頂しようとしたところ、文三郎尾根頂上で風速28mという暴風に直面し、大自然の脅威の前に敗退しました。
赤岳厳冬期登頂の下見のつもりが赤岳山頂直下の岩場の核心部が確認できなかったため、もう一度行こうということで行くことにしました。なぜそこまで確認にこだわったかというと、雪山での死を近くに感じることがあったからです。
今年2月。厳冬期に赤岳のツアーに参加した日。その日は天候が悪く、50m先が見えないようなホワイトアウトにさし迫った状況でした。ちょうどその日は学習院大学の方が目と鼻の先の阿弥陀岳で遭難された日だったのです。
近所のボルダリングジムで、雪山を始めたなど常連さんに話した時、「知り合いの知り合いの人の繋がりの範囲で雪山をやって亡くなっている人がいるから注意しないと・・・」などと注意されたのですが、実はその亡くなった方が、そのジムの店長の知り合いであり、まさに知り合いの知り合いが目と鼻の先の山で同じ日に遭難し、亡くなったのです。
そのような天気の悪い日に登ることは想定はしませんが、リスクを一つでも減らすために、一度入ったことのある山、できればルートで登るようにしているのです。
また、そのツアーの最中、地蔵尾根のナイフリッジでアンザイレンをしていたメンバーが滑落するというハプニングがあり、アイゼンピッケルワークの重要性を思い知らされました。くい止める方も大変でしたが、他人事ではありません。
※本当に恐ろしかったのは下山に時間がかかりすぎて、下で待っていたガイドのリーダーさんの無言の怒りだったのですが。。。
別の講習で雪山とクライミング技術は共通するところがあるという話を聞き、ボルダリングジムに、アイゼンワークと共通する重心移動や、つま先立ちなど、バランスを鍛えるための訓練としてたまに通うようにしています。3点支持も、手を出すときに重心の軸が斜めになって、腕で身体を無理やり支えていたりいたり、足の位置が下すぎて、手を伸ばそうとすると、手がかりをつかむ前に足が離れてしまい、2点支持になってしまっていたりと、やっているうちにアラが見えてきました。
ただ、それでも、そこまでしても、行きたいと思えるほど雪山はかくも美しいく、惹きつけられてしまうのですね。
先週は雨が降っており、その影響による積雪状況がわからず、ピッケルや12本爪のアイゼンを持つべきかかなり迷いました。持っていけば安全なのですが、テント泊なので無駄な重量増は歓迎できません。直前に北八ヶ岳の高見石小屋で登山道には雪が全くないという情報が手に入ったので、薄い積雪と凍結レベルと想定し、ストック+夏靴にチェーンアイゼンを持っていったのですが、赤岳も阿弥陀岳も雪の欠片もない状況で、かなり拍子抜けしました。
今週から冷え込むそうです。これから行かれる方はおきおつけて行ってきてください。
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