岩木山 モルゲンロートと岩木ブルーの幸運に感謝！

2025年01月27日(月) [日帰り]

• GPS: 08:39
• 距離: 10.3km
• 登り: 1,218m
• 下り: 1,217m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:26
• 休憩: 2:12
• 合計: 8:38

距離 10.3km 登り 1,218m 下り 1,217m

3:03 岳温泉BS
3:12 嶽コース登山口
3:24 羽黒温泉分岐
3:39 湯の沢分岐
4:05 4:06 巨木の森分岐
5:34 5:35 岩木山八合目駐車場
6:23 7:21 鳥海山
7:22 岩木山九合目分岐
7:46 8:02 鳳鳴ヒュッテ
8:17 8:25 長平登山道分岐
8:35 8:48 岩木山
8:54 長平登山道分岐
9:01 9:21 鳳鳴ヒュッテ
9:28 9:29 岩木山九合目分岐
10:13 10:28 岩木山八合目駐車場
11:00 巨木の森分岐
11:15 11:16 湯の沢分岐
11:32 羽黒温泉分岐
11:41 嶽温泉神社
11:43 ゴール地点

天候

晴れ後、霧

アクセス

利用交通機関：

バス

行き: 夜行バス(バスタ新宿→弘前駅)→路線バス(弘前駅→岩木山神社前→嶽温泉前)

帰り:路線バス(嶽温泉前→弘前駅)→夜行バス(弘前駅→バスタ新宿)
※
弘前駅から嶽温泉前までの路線バスについて
江南バス(枯木平行)
西口バスターミナル6番乗り場から2時間間隔で運行
ICカード利用可(片道1,060円)

コース状況／危険箇所等

・登山口～八合目
斜度は緩やか
前々日・前日と降雪がなかったようで、トレースがハッキリと付いていた　

・八合目～九合目
次第に斜度が増してくる
八合目辺りから風が強くなり、トレースは消され気味だったけど痕跡はあった
トレースなくても、津軽岩木スカイラインのリフトのワイヤーを目印にリフトの鳥海噴火口駅までは迷わずに進める

・九合目～山頂
かなり斜度が増す(最大で45度位)
鳳鳴ヒュッテで、スノーシュー&ストックから12本爪アイゼン&ピッケルに換装
早朝でそこそこ雪は締まっていたけども、2回股まで踏み抜いた
踏み抜いた下に斜めの岩が出ていたところもあり積雪が不安定なのかもしれない。。。その意味で雪崩のリスクもあるのかもしれないと感じた

その他周辺情報

初日の宿泊は、嶽温泉「西澤旅館」
電話予約(0172-83-2754)
夕食のみ7,410円、2食付き8,510円
※
非常にホスピタリティのある女将さんが切り盛りしているので登山前泊におすすめ！
詳しくは、↓の日記で
https://www.yamareco.com/modules/diary/612173-detail-351092

写真

1/27 3:04

前泊した西澤旅館からスタート

1/27 3:05

西澤旅館の目の前から登山口に進む　ここから約3時間のナイトハイク

1/27 3:13

先に半分以上埋まった鳥居が見えてきた

1/27 3:19

降雪なかったからか、はっきりしたトレースが付いている

1/27 3:45

真っ暗で景色を楽しめないので、アニマルトラッキング鑑賞を楽しみに進む　これは、キツネかな？タヌキかな？

1/27 4:12

テンの足跡かと　シャクトリムシのような足跡

1/27 4:18

ウサギの足跡　三つ足のような跡で直ぐに分かる

1/27 4:28

ふと上を見上げたら、デカい雪の塊が枝に引っかかっている。。。下を通過中に運悪く落ちてきたら首の骨が折れるかも。。。下を通らないように進む

1/27 4:37

次第に木々の背丈が低くなってきた　森林限界は近い

1/27 4:40

振り返ると街明かり

1/27 5:11

ちょっとモンスターしている 笑

1/27 5:19

八合目が近づいてきて風が強くなってきた　トレースも微かな痕跡に　ここでハードシェルを装着

1/27 5:35

八合目に到着　リフトの柱にガッツリ雪付いている

1/27 5:37

ワイヤー沿いに進めば、トレース無くても安心
早朝で雪面はクラストしていたので、スノーシューなくても沈まなかったかも

1/27 6:05

鳥海火口駅が見えてきた

1/27 6:12

鳥海火口駅に着くと、目の前には暗闇に浮かぶシルエット岩木山　マジックアワーに間に合いそう♪

1/27 6:16

鳥海火口駅の脇に聳える鳥海山と岩木山の間に明るくなってきた空　鳥海山までの斜度はけっこうあるけど、スノーシューのまま上ることに

1/27 6:19

鳥海山頂から岩木山を望む　東の空がオレンジ色に燃えている♪

1/27 6:19

鳥海火口越しにオレンジグラデーション
雲海の先には八甲田連峰

1/27 6:21

東の空には二十六夜月。。。その右下には岩手山
このオレンジ色の空の時間帯に非常に惹かれる

1/27 6:21

次第に白んで、岩木山の山の形が見えてくる

1/27 6:24

鳥海山頂付近は平らな台地

1/27 6:31

この日の早朝の風は弱かったけれど、普段は爆風なのか辺り一面 カリカリに凍ったエビの尻尾が出来ていた

1/27 6:35

岩手山アップ

1/27 6:42

雲海に浮かぶ八甲田連峰

1/27 6:43

鳳鳴ヒュッテが見えている　次第にビーナスラインが浮かびだす

1/27 6:50

ビーナスラインに浮かぶ白銀の岩木山が神々しい。。。

1/27 6:51

日の出前だけど、山頂付近が赤くなってきた

1/27 6:51

日の出直前　手前の雲海が紅く染まりだす

1/27 6:51

そして日の出

1/27 6:52

日の出と同時に山頂付近の赤さが増してきて。。。

1/27 6:52

より陽が昇ってくると

1/27 6:53

山体全体がピンクに染まり出す

1/27 6:54

更に染まってローズピンクの岩木山に
この絵が観たくてナイトハイクしてきたので感無量♪

1/27 6:56

ローズピンクの岩木山をパノラマで

1/27 7:06

陽が昇って雲海がゴールドに染まるのも神々しい。。。

1/27 7:10

そろそろ登頂すべく、まずは鳳鳴ヒュッテへ向かう

1/27 7:12

モンスターのような雪塊越しに陽を振り返る

1/27 7:14

西の雲海にはブロッケン出現！

1/27 7:20

九合目から岩木山を望む　好天に感謝！

1/27 7:22

鳥海火口

1/27 7:24

大きな岩塊にガッツリ雪が付いている

1/27 7:24

ここは左(西)側を巻いて進む

1/27 7:32

岩塊を振り返る

1/27 7:34

鳳鳴ヒュッテに到着　山頂方面は岩木ブルーになってきた♪ ここでスノーシュー&ストックからアイゼン&ピッケルに換装

1/27 7:56

いざ山頂へ！

1/27 8:01

鳥海山を振り返る

1/27 8:06

幸いトレースが残っていたので辿らせてもらう　特徴的な岩を目指して直登

1/27 8:07

再び鳥海山を振り返る　鳥海山の先は一面の雲海

1/27 8:09

ここらが一番斜度があったかと(45度位)
まだブロッケンが現れている

1/27 8:09

滑落しないように、しっかりアイゼン前爪効かせて登り上げると。。。

1/27 8:16

山頂は目の前　岩木ブルーの岩木山♪

1/27 8:18

岩木ブルーに向かって

1/27 8:21

と、股まで踏み抜き　けっこう斜度あるところなので、バランス崩さないように慎重に脚を雪から抜く

1/27 8:24

東を望むとけっこう太陽が高くなってきている　雪が更に緩んで踏み抜き地獄になる前に登頂したいところ

1/27 8:26

ビクトリーロード♪ 薄くトレースあって有り難い

1/27 8:30

と、ここで2回目の踏み抜き　気温上がってきて雪が緩んできているみたい

1/27 8:31

あそこが山頂か？！

1/27 8:34

岩木山登頂 ピッケルと共に記念撮影しようとしていたら、俄かに青空が。。。？！

1/27 8:37

山頂到着とほぼ同時に山頂はガスの中へ。。。
気づかない内に温められた雲海がガスになって一気に上昇したのかと。。。

1/27 8:35

岩木山神社の奥宮もガスの中でぼんやりと。。。

1/27 8:52

20分位ガスが抜けるのに期待して待ったけれど、ガスは濃くなり風も強くなってきたので下山へ
かろうじて足元は見えるので自分のトレースを辿る

1/27 9:02

鳳鳴ヒュッテに戻ってきた時には、山頂方面はホワイトアウト。。。早々に下山して正解だった

1/27 9:24

ここで再びスノーシュー&ストックに換装して、トレース消える前にサクサク下っていく

1/27 9:28

この角度からだと、顎のシャクれた横顔に見える

1/27 9:32

鳥海山頂駅に到着　ここまて戻れば後は不安なく下れるのでホッと一安心

1/27 9:38

少しガスが抜けて下る稜線が見えてきた

1/27 9:40

振り返ると岩木山の山頂がチラッと見えたが直ぐにまたガスの中へ。。。

1/27 9:46

リフトのワイヤーにはエビの尻尾が延々と連なっている

1/27 9:46

カリカリの尻尾達

1/27 9:46

何匹分の尻尾が付いているのか。。。なんて考えたりして

1/27 9:56

ガスが抜けて、鯵ヶ沢辺りの日本海が見えた

1/27 9:58

と、急に青空が見えてきて。。。もう少し山頂で粘ればよかったかと ちょっと後悔。。。

1/27 10:01

蒼きシュカブラ

1/27 10:05

ワイヤーに付いている雪塊がモンスターに見えてくる
下にいる獲物を狙っている肉食恐竜の横顔みたい

1/27 10:09

自分の上空だけ青空 なんか山の女神様に守られている気分♪

1/27 10:13

八合目に戻って、山頂方面を振り返ると山頂方面のガスは抜けていないなと思っていたら

1/27 10:26

あっという間にホワイトアウト

1/27 10:30

分厚い雲が山頂の高さに鎮座している。。。もう山頂が晴れることは無さそうだ

1/27 10:33

なので、後ろ髪を引かれることなく樹林帯へ

1/27 10:41

樹林帯に入ったら、再びアニマルトラッキング鑑賞へ

1/27 10:44

ウサギさん

1/27 10:51

モフモフとまでは言えないけど、トレース外して新雪を歩く気持ちよさ　スノーシューを装備してよかった♪

1/27 10:56

ウサギが沢山いる森♪

1/27 10:59

ブナ林なので、ツリーホールを気にすることなく林間を進む

1/27 11:00

見上げると柿の実のような雪の塊がぶら下がっていた

1/27 11:06

この足跡は何の足跡なのか。。。溶けてきていてハッキリしないけど、肉球みたいなのも見える跡もあるからキツネかなぁ。。。でもチョコチョコし過ぎているから違うかも

1/27 11:12

この角度からみるとジュゴンに見える 笑

1/27 11:15

この蹄のような跡は鹿なのかカモシカなのか。。。？

1/27 11:17

けっこうデカい足跡　判別は出来ず。。。

1/27 11:27

ふと見かけたら小さなツララ　繊細なガラス細工みたい♪

1/27 11:41

上りでは暗くて見えなかった神社　ここの鳥居も半分以上雪の中

1/27 11:42

上りで見えた鳥居　少し雪が溶けているみたい

1/27 11:43

西澤旅館にゴール　結局、山中でスライドしたのは1人だけ。。。好天予報が悪くなっていたのかな？

1/27 12:19

下山後は西澤旅館で温泉を頂いて

1/27 12:51

下山メシを予定していた 近くの田澤食堂が営業していなかったので、西澤旅館の女将さんの計らいで、特別に鍋焼きうどんを作って頂けた(600円) ♪
心も体も温まる下山飯に感謝！

1/27 14:21

お土産に名物のトウモロコシ「嶽きみ」を近くの岩木屋さんで購入

1/27 14:22

より甘みのあると云う「プラチナホワイト」もお土産に♪

1/27 14:22

岩木屋さんが営業していてよかった♪

1/27 14:28

嶽温泉から岩木山を見上げると、山頂付近は雲の中。。。やはり早々に下山して正解だった

1/26 9:33

【番外編】　登山前日に訪れた弘前城
前日も珍しく晴れていたので、青空バックの弘前城を楽しめた♪

1/26 9:36

でも、前日朝に弘前城から望んだ岩木山はガスの中。。。

1/26 14:38

前日には岩木山神社(いわきやまじんじゃ)にも参拝して安全登山を祈願
鳥居の先に御神体の岩木山が見える位置になっている！

1/26 14:26

趣味の山岳御朱印も頂きました♪

1/26 15:34

前日の午後に晴れた岩木山　正に銀嶺♪

1/27 15:26

下山後に時間あったので訪問した弘前カトリック教会

1/27 15:32

江戸末期にオランダで作られた祭壇　弘前は空襲被害がなかったので、こういう文化財が残っているのがいいところ

1/27 15:33

綺麗なステンドグラスも見モノ

1/27 15:49

キリスト教とは関係なさそうなステンドグラスも

1/27 15:49

なんと岩木山のステンドグラスも♪

1/27 16:39

夜行バス待ちで弘前駅近くの商業ビルの上から望んだ岩木山　まだ山頂はガスの中。。。ほんと早朝に登頂できてラッキーだった♪

撮影機器：

iPhone 14 Apple

装備

個人装備

スノーシュー、12本爪アイゼン、ピッケル

感想

kuma-suke

「岩木山は雪山で、出来れば厳冬期に」とずっと考えてきていて、ようやく今回 実現できました

日本海側にある山なので、厳冬期に晴れる機会があまり無い中、仕事休みの日程で晴れる予報となったので急遽計画

自宅からのアプローチとして日帰りは不可能だったので、嶽温泉に前泊です

登山当日がほぼ晴れの予報で、風速や気温の予報も岩木山にしてはかなり穏やかだったこと
前々日・前日と降雪がなかったようなので、トレースにも期待できること
等 とても条件が良かったので、ナイトスタートでモルゲンロートの岩木山を狙ってみました

途中、山腹でガスに包まれた時間帯があり、天気予報に反して眺望は期待できないかと思う時間もありましたが、振り返るとそれは雲海の中を通過していただけで、諦めずに進んでよかったです

結果、最高のモルゲンロートと日の出を楽しむことが出来きましたし、日の出タイムの後も岩木ブルーの中で岩木山を上り詰めることができました♪

唯一、山頂に着くや否や山頂がガスに包まれて山頂からの眺望を楽しめなかったのは残念ではありました

しかしながら、その代わりにローズピンクに染まる神々しい岩木山を観ることができたので、有り難い体験をできて感無量ですね♪