記録ID: 7766583
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
太郎兵衛平から黒部五郎岳と薬師岳を往復
1998年08月09日(日) 〜
1998年08月11日(火)


- GPS
- 29:55
- 距離
- 36.7km
- 登り
- 2,987m
- 下り
- 2,987m
コースタイム
2日目
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 13:40
天候 | 9日:晴れ 10日:晴れ 11日:曇り |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
樹林帯や草原、湿地帯を通り抜け、木道を辿って12時50分に山小屋のある太郎兵衛平に着いた。
夕食後、夕暮れの北アルプスを眺めるため太郎山に登った。どこが頂上だか分からない高原のような広々とした山頂からは写真の薬師岳や北アルプス最奥の山々が見渡せた。
夕食後、夕暮れの北アルプスを眺めるため太郎山に登った。どこが頂上だか分からない高原のような広々とした山頂からは写真の薬師岳や北アルプス最奥の山々が見渡せた。
北ノ俣岳を出発したのはちょうど7時。ここから先も起伏の少ない割合平坦な縦走路が続く。
緩く下って登り返すとそこは赤木岳の頂上だった。7時25分着。前方に黒部五郎岳や笠ヶ岳が見える。赤木岳の本当の頂上は縦走路からはずれたもう少し西側にあるようだが道もないようなので割愛した。
緩く下って登り返すとそこは赤木岳の頂上だった。7時25分着。前方に黒部五郎岳や笠ヶ岳が見える。赤木岳の本当の頂上は縦走路からはずれたもう少し西側にあるようだが道もないようなので割愛した。
赤木岳から幾つかの小さいピークを巻いて急な坂道を下りきると中俣乗越に着いた。そこでは2577m峰が目の前に立ちはだかっていた。
タテヤマリンドウなどの花を眺めながら登って9時にその頂きに到着。振り返れば越えてきた赤木岳や北ノ俣岳がよく見えた。
タテヤマリンドウなどの花を眺めながら登って9時にその頂きに到着。振り返れば越えてきた赤木岳や北ノ俣岳がよく見えた。
つづら折りの道を慌てずにゆっくりと登る。幸い風はまだ幾分か冷たく爽やかで疲労感を消してくれる。振り返ると越えてきた2577m峰や赤木岳、北ノ俣岳、さらに遠く太郎兵衛平が見渡せた。
道の脇にはトウヤクリンドウが咲いている。今年は例年に比べるとやはり季節の移り変わりが早いようだった。
道の脇にはトウヤクリンドウが咲いている。今年は例年に比べるとやはり季節の移り変わりが早いようだった。
西の彼方には白山が島のように浮かんでいる。
山頂からの360度の展望は見飽きることがなかったが、そうこうしているうちに1時間が過ぎ去った。
11時45分に立ち去りがたい頂きを後にして太郎兵衛平目指して帰途についた。
山頂からの360度の展望は見飽きることがなかったが、そうこうしているうちに1時間が過ぎ去った。
11時45分に立ち去りがたい頂きを後にして太郎兵衛平目指して帰途についた。
赤木岳を越えて北ノ俣岳に向かう。緩やかな北ノ俣岳の登りも疲れた体には随分とこたえる。しかしこれを終えると太部平小屋までは下りのみだ。
北ノ俣岳には午後4時に帰り着く。日は西に傾き始めて槍ヶ岳の山肌も一際鮮やかに見えた。
北ノ俣岳には午後4時に帰り着く。日は西に傾き始めて槍ヶ岳の山肌も一際鮮やかに見えた。
3日目は薬師岳を往復した。
早朝の5時50分に霧に包まれた太郎兵衛平を出発。薬師峠のキャンプ場を通り抜けて登って行き、7時に薬師平に到着。広々とした湿地帯で、晴れていれば素晴らしい眺めが得られるところだ。
その後少し荒れた滑りやすい尾根を登って7時45分ごろに稜線に出た。風が強くなりじっとしていると寒い。途中、薬師岳山荘で一息つき、避難小屋を過ぎて9時20分に薬師岳の山頂に着いた。
早朝の5時50分に霧に包まれた太郎兵衛平を出発。薬師峠のキャンプ場を通り抜けて登って行き、7時に薬師平に到着。広々とした湿地帯で、晴れていれば素晴らしい眺めが得られるところだ。
その後少し荒れた滑りやすい尾根を登って7時45分ごろに稜線に出た。風が強くなりじっとしていると寒い。途中、薬師岳山荘で一息つき、避難小屋を過ぎて9時20分に薬師岳の山頂に着いた。
山頂で休憩している間に時々雲間から日が差したり青空が覗いたりするが、すっきりと晴れるまでは行かない。
赤牛岳や烏帽子岳方面が見えたりしたが時間も時間なので展望はあきらめて10時10分に下山を開始。
写真は下る途中の薬師岳山荘。
赤牛岳や烏帽子岳方面が見えたりしたが時間も時間なので展望はあきらめて10時10分に下山を開始。
写真は下る途中の薬師岳山荘。
感想
北アルプスは槍・穂高連峰や剣岳に代表されるように、風雪に浸食された険峻な山稜が連なるというのが一般的な印象ですが、薬師岳から黒部五郎岳にかけての山稜は別で、高原のようなたおやかな山並みが続き、夏は高山植物が咲き乱れる別天地となるところです。この山稜は以前に二度縦走していますが、この夏20年振りに出かけることにしました。
前夜家を発ち、朝の6時に開く有峰林道のゲート前で暫し待機する。例年使用されている有峰林道小見線は来年まで改修工事中ということで小口川線で折立に向かう。トンネルを抜け、どんどん高度を上げながら深山の趣がする渓谷を見下ろして走る。祐延湖を過ぎると道は下りになる。雲っていた空もいつしか晴れ渡り朝日が差してくる。眼下に有峰湖が見え出す。その遥か彼方に薬師岳の黒い影が高く大きく聳えている。道はどんどん高度を下げ、やがて有峰ダムの上を通り、さらに走り続けて7時過ぎに折立に着いた。
駐車場は満車のため路上に駐車する。登山口の前には往年の無料休憩所があり、昔と少しも変わっていないように思えた。リュックを整理するなどして支度をし、7時35分に宿泊地の太郎兵衛平に向かって出発した。
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