【払雲作戦】稲村岩〜鷹ノ巣山〜七ツ石山〜雲取山〜三条の湯【乙76.6】

2015年12月19日(土) [日帰り]

• GPS: 10:19
• 距離: 37.4km
• 登り: 3,073m
• 下り: 3,153m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:26
• 休憩: 0:51
• 合計: 10:17

6:55 東日原バス停
7:01 7:01 稲村岩尾根登山口
7:37 7:37 稲村岩の鞍部
7:42 7:47 稲村岩
7:52 7:52 稲村岩の鞍部
8:49 8:49 ヒルメシクイノタワ
9:07 9:13 鷹ノ巣山
9:28 9:28 鷹巣山避難小屋
9:51 9:51 日蔭名栗山(日陰名栗峰)
10:11 10:11 高丸山
10:28 10:29 千本ツツジ
10:38 10:38 七ツ石小屋分岐
10:46 10:46 七ツ石神社
10:48 10:53 七ツ石山
10:59 11:00 ブナ坂
11:18 11:19 五十人平ヘリポート
11:21 11:21 奥多摩小屋
11:23 11:23 雲取山巻き道分岐
11:26 11:27 ヨモギノ頭
11:40 11:40 小雲取山
11:52 11:52 雲取山避難小屋
11:54 11:57 雲取山
12:00 12:20 雲取山避難小屋
12:35 12:39 三条ダルミ
13:02 13:03 狼平
13:50 13:51 北天のタル
14:43 14:45 三条の湯
15:03 15:03 後山川林道終点（青岩谷出会い）
15:44 15:44 塩沢橋
16:07 16:07 片倉橋
16:29 16:29 お祭バス停
16:41 16:41 鴨沢西バス停
17:12 深山橋バス停

天候

雲がある程度あったが、基本晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：奥多摩駅〜東日原バス停
復路：峰谷橋バス停〜奥多摩駅（下山口最寄は、お祭バス停）

コース状況／危険箇所等

稲村尾根：稲村岩から鷹ノ巣山へは段々とした一方的な上り
石尾根：道が広い。急坂が連続するが巻き道あり。
雲取山〜北天のコル：三条ダルミに降りてからは細いものの緩やかな道
北天のコル〜三条の湯：よく踏まれた小笹の道の後、急坂をジグザグに下る。
三条の湯〜国道411号線：併行する沢が何百という小滝を形成し、非常に美しい。車の通行もほとんどないので安心して歩ける。

写真

12/19 6:15

日の出前の奥多摩駅頭

12/19 6:58

東日原バス停に10名弱のハイカーが降りる。

12/19 6:59

旭光を浴びて朱に染まる雲

12/19 7:04

稲村尾根登山口

12/19 7:10

沢を渡って入山する。

12/19 7:14

岩の露出した道

12/19 7:14

ひっそりと佇む馬頭観音

12/19 7:17

鬱蒼とした森の中を進む。

12/19 7:20

水の涸れた堰堤を越えると、

12/19 7:28

下とは別の流れがあった。

12/19 7:34

沢を離れて稲村岩（左上）の尾根に一気に上る。

12/19 7:38

霜柱が道に飛び出している。

12/19 7:40

尾根に上って稲村岩へ。

12/19 7:46

稲村岩の祠

12/19 7:48

稲村岩から北方稜線

12/19 7:48

陵線から朝日が顔を出す。

12/19 7:49

鷹ノ巣山へと続く段々状の尾根

12/19 8:12

緩やかな上りが続く。

12/19 8:28

斜面に白いものが混ざってきた。

12/19 8:32

根が浅いと巨木も倒れる。

12/19 8:35

風雪を凌げそうな室だ。

12/19 8:41

日向の尾根上でも積雪

12/19 8:52

ヒルメシクイノタワ。確かに、ここで昼休憩したくなるほど長い尾根だった。

12/19 8:55

以後、鷹ノ巣山北面は真っ白。

12/19 9:10

鷹ノ巣山

12/19 9:11

鷹ノ巣山から富士山

12/19 9:12

ああ、綺麗な朝焼けだなあと思っていたが、よく見たら太平洋だった。

12/19 9:13

遠くは太平洋、三浦半島、箱根、南ア、他に奥多摩三山、丹沢、富士、大菩薩と南の山々が一望できる。

12/19 9:13

鷹ノ巣山から南アルプス

12/19 9:14

奥多摩三山越しに丹沢、太平洋等々

12/19 9:20

これから向かう雲取方面は雲が多いが私が着く頃には晴れるだろう。

12/19 9:21

その前に大きく下って大きく上る。

12/19 9:31

鷹ノ巣避難小屋

12/19 9:34

ピークを踏むルートと巻き道の分かれ目。

12/19 9:45

稜線ルートは急登が相次ぐが、

12/19 9:50

広々とした草原に出て展望が開ける。

12/19 9:50

真下で輝く奥多摩湖

12/19 9:54

日陰名栗峰

12/19 9:54

また下って上る。

12/19 9:55

南アルプスや、

12/19 9:56

富士、大菩薩〜小金沢連嶺の山々を眺めながら、

12/19 9:57

開放感のある広々とした、しかし、それでいて人の少ない落ち着いた道を進む。

12/19 10:14

高丸山

12/19 10:16

今度は七ツ石山へ下って上る。

12/19 10:24

雪の残る鞍部から

12/19 10:28

緩やかな坂を上がって、

12/19 10:31

千本ツツジへ。

12/19 10:32

日陰名栗峰、高丸山

12/19 10:35

富士山を横目に七ツ石山へ。

12/19 10:41

七ツ石小屋分岐

12/19 10:46

七ツ石の門番のように立ちはだかる大岩

12/19 10:49

七ツ石神社

12/19 10:51

神社からちょっと登ると、

12/19 10:51

七ツ石山頂

12/19 10:52

七ツ石から三頭山越しに丹沢

12/19 10:52

北東方面、日原周辺の山々

12/19 10:53

そして、富士山

12/19 10:54

南アルプス

12/19 10:55

1700m前後のアップダウンは終わり。雲取山へ最後のアップダウン。

12/19 10:57

飛龍を正面に急降下。

12/19 11:02

ブナ坂

12/19 11:03

唐松林道は崩落のため通行不可とのこと。東日原からの周回をするなら雲取山荘からだな。

12/19 11:05

七ツ石山を背にして、

12/19 11:07

飛龍山を横目にしながら雲取山を目指す。

12/19 11:10

凍てついた道が緩んでぐちゃぐちゃだ。

12/19 11:17

徐々に高度を上げていく。

12/19 11:19

途中、いくつかの小ピークを越えるが、いずれも展望が良い。

12/19 11:21

五十人平ヘリポートから飛龍

12/19 11:24

奥多摩小屋

12/19 11:26

巻き道分岐

12/19 11:26

奥多摩小屋から先は急登が相次ぐ。

12/19 11:29

急坂を登りきったところがヨモギノ頭か。

12/19 11:30

ヨモギノ頭から丹沢〜富士の展望

12/19 11:32

小雲取山へは若干樹林帯を歩く。

12/19 11:43

この上辺りが小雲取山

12/19 11:44

小雲取からの展望

12/19 11:44

急斜面をハイカーが昇降する。

12/19 11:44

小雲取から南ア

12/19 11:45

遂に雲取山の山頂が見えた。

12/19 11:53

山頂までもう一登り。

12/19 11:55

雲取山（山梨百名山標柱）到着。

12/19 11:57

もう一つの山頂も踏む。

12/19 11:58

雲取から富士〜南ア〜飛龍〜和名倉等々

12/19 11:58

富士山

12/19 11:58

飛龍山越しに南ア

12/19 12:00

関東平野まですっきり見える。

12/19 12:00

泥が靴底について足が重くなる。

12/19 12:01

北側のピークを辞去し、

12/19 12:03

南側のピークに戻る。

12/19 12:03

長沢背稜〜奥多摩三山・丹沢〜富士

12/19 12:04

丹沢方面アップ

12/19 12:04

南ア方面アップ

12/19 12:17

富士には若干雲がかかる。

12/19 12:27

雲取山から三条ダルミへ下る。

12/19 12:34

本日もご苦労様です。

12/19 12:38

どうしよう。思ったよりも呆気なく三条ダルミに降りてしまった。

12/19 12:39

ちなみに雲取山荘〜三条ダルミ間は凍結のため通行止め。

12/19 12:39

三条ダルミから南を眺めながら進むか下るか暫し考える。

12/19 12:43

もう一つ三条の湯へ下れる北天のコルまで進むことに決する。

12/19 12:50

雲取より西側は冷たい風が吹き、一段と寒く感じる。昼を過ぎても地面がドロドロになっていない。

12/19 13:01

道は南側を巻くが、時折北側稜線も見える。画像は白岩、前白岩。

12/19 13:03

樹幹越しの展望が増えるが、時折開けた箇所あり。

12/19 13:05

狼平

12/19 13:09

道は概ね緩やかだ。

12/19 13:22

三ツ山の山頂はこの上。正規の道はなく行くなら藪漕ぎだ。

12/19 13:23

山頂まで行かなくても展望を得られる箇所はある。

12/19 13:23

崩れやすそうな道。

12/19 13:25

日付では過去に雲取〜飛龍を歩いた時よりも後だが、桟道上の雪はその時よりも少ない。

12/19 13:32

三ツ山を過ぎた辺りから正規ルートでも道が険しくなる。

12/19 13:34

南側の展望が開けてきた。

12/19 13:35

富士山

12/19 13:35

雲取から鴨沢に下る稜線と奥多摩三山

12/19 13:43

飛龍、前飛龍と富士山

12/19 13:51

丹沢

12/19 13:53

北天のコル

12/19 13:54

北天のコルから三ツ山、雲取山

12/19 13:54

北天のコルから奥多摩三山

12/19 13:57

よく踏まれた笹の小径を下る。

12/19 14:05

最後に陽光を浴びて輝く富士山を撮っておこう。

12/19 14:07

細い道に土砂が流れ込んでいる。

12/19 14:08

道自体も崩壊が進む。

12/19 14:14

岩の狭間を下る。

12/19 14:16

真冬でもチロチロと水が流れている。

12/19 14:17

下る途中にも桟道あり。

12/19 14:28

併行して下る丹波天平の尾根

12/19 14:28

なだらかな道から、

12/19 14:40

落葉で滑りやすい斜面をジグザグに下りる。

12/19 14:46

三条の湯

12/19 14:48

結構キャンプに来ている人がいる。

12/19 14:48

奥の方には滝

12/19 14:55

崖沿いで細いが、しっかりと整備されている道を歩いて林道へ。

12/19 14:55

下の沢を覗くと結構高度感がある。

12/19 15:01

沢の傍まで下ってきた。

12/19 15:04

段々とカスケードのようになっている。

12/19 15:06

林道終点

12/19 15:11

舗装道になったと思ったら、この後も未舗装路がほとんど。

12/19 15:14

道沿いの渓谷美は素晴らしく、しかもちょうど良いところで遮るものがない。

12/19 15:20

あちらこちらから山の水が滝となって流れ落ちる。

12/19 15:21

御岳沢というらしく、下に降りていく階段があった。紅葉の時期にでも歩いてみよう。

12/19 15:47

ヨモギ尾根（破線ルート）登山口

12/19 15:47

写真に撮った他にも、

12/19 15:50

物凄い落差の滝や奔流の滝も見られた。隠れた名所と言えよう。

12/19 16:10

林道の始点ゲート。道中「○．○km」という標識があったが、それはここまでの距離ということだろう。

12/19 16:30

国道411号線に出る。三条の湯から10km。

12/19 16:32

お祭バス停に到着。しかし、当分の間バスは来ない。鴨沢西へ。

12/19 16:44

鴨沢西バス停到着。どうも帰りの時間帯の本数が少ないのが難点だ。深山橋バス停まで歩を進める。

12/19 16:56

日の落ちた後の奥多摩湖

12/19 16:56

東京都に入る。

12/19 17:12

深山橋への難関、竹の花トンネル。

12/19 17:15

深山橋に至るもバス無し。これ以上進んでも17時台のバスは望めないので、ここで打ち止めとする。

12/19 17:18

何も無い深山橋で50分も待っていられないので、結局、さらに峰谷橋まで歩く。

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX200 SONY

感想

narodniki

今年も大詰め。最後にもう一つ2000m峰を歩いておこう。軽く雪が積もっていればなお良しと、最寄りの雲取山へ向かう。折りしも忘年会たけなわの時期、寒風吹き荒ぶ山を歩くことは飲み会で溜め込んだカロリーを放出する絶好の手段でもある。

日の出前、まだ漆黒の闇に包まれた奥多摩駅には早い時間にしては多くの人が降り、或いは鴨沢へ、或いは東日原へと出発する。
バスが東日原に着く頃には日も出て、空や雲や山の稜線部分が朝日色に染まる。我々が降りる一方で、折り返しのバスに乗るハイカーが1名いたが、ということは、山の上で朝日を拝むこともできたのに暗い中を下山してきたわけで、何だかもったいないなあと思う。が、こればかりは人により事情のあることだから仕方がない。

【稲村岩尾根】
日原川を渡り、山の中に入っていくと、下の方の川とは別の水音が聞こえてくる。それが巳ノ戸沢だ。昨年歩いた日原林道もそうだったが、日原には何とも趣のある沢沿いの道があるものだ。
沢から離れて尾根への急登を上りきると稲村岩の入口である。歩きにくい岩の集積を木の枝を払いながら上り詰めると下界からも見える稲村岩の頂上に着く。3つの祠と朝日、そして周囲の山々にご挨拶をする。岩上から鷹ノ巣山まで続く尾根が段々となっているのが見える。覚悟を決めて鷹ノ巣山へ。

といっても、傾斜はそれほどきつくなく、広くて開放感がある。積雪に期待していたものの、鷹ノ巣山北面にして数cm程度。登っている途中、空に残る灰色の雲からチロチロと雪の粉が舞い落ちるも大したことなく、傾斜が若干きつくなった樹林帯の道を抜けると南側の視界が開ける。鷹ノ巣山の山頂に着いたのだ。

【石尾根】
日の出から結構時間が経つのにまだ空が朝焼けで赤く染まっているなあと勘違いをしてしまった太平洋は三浦半島までくっきり見える。望遠で見たら房総半島まで見えたのではないか。そして丹沢、箱根、奥多摩の峰々。視線を右にずらすと、三ツ峠と大菩薩の山々にはさまれて富士山が凍てついた斜面を輝かせている。北側は木が生えているが、落葉しているため、これから向かう雲取方面がよく見えた。
他にカップルがいたため居心地の悪さを感じていたこともあり、そそくさと石尾根を西進する。この石尾根は尾根道と巻き道があり、尾根道は急登が相次ぐなかなかハードな道である。しかし、道は広々として開放感があり、そうでいて落ち着きがあり、常に南方の展望を眺めながら歩くことができる、楽しい道でもある。休み休み行けば辛さは軽減され、楽しみは倍増することだろう。
1700m前後のアップダウンがしばらく続き、高度が全然上がっていかないが、それも七ツ石山まで。この山頂で展望休憩をとって、いよいよ高度を上げていく。
一旦大きく高度を下げてからの急上昇。その後西側が開けた平坦な道歩き。この開けた部分は飛龍へ向かう途中、雲取山を振り返ると確認できる。奥多摩小屋を過ぎると、再度の急登。最初の頃はへたれながら歩いたジグザク道も今ではしっかりとした足取りで登ることができる。平坦な道とジグザグの急登道を繰り返して正午前に雲取山頂に着く。

【雲取山〜下山まで】
鷹ノ巣山からみた雲取山は直上に分厚い雲を戴いていたが、山頂に着く頃には快晴状態。北側は樹林帯になっているが、東から南側、西側に至るまで、ぐるっとお見通しだ。北のピークと南ピーク合わせて20〜30人くらい。それだけいても山頂は静かで、時折西側からの風の音がするくらいだ。私も腰を下ろしてモソモソと昼食をとる。やはりこの季節、冷や飯食いより、暖かいものがほしいところだ。私はバーナーでコポコポやらないので、携帯できる魔法瓶でも買うか。
下山に移ると途端に冷たい風が吹き付け、稜線の東と西で空気の体感が全く異なる。七ツ石〜雲取間では気温の上昇に伴い地面がぬかるんでグッチョングッチョンのズンダラベッチャラになっているのに対し、西側の斜面は凍てついたままだ。なので、泥濘を厭う人は西側に下るという手もあるだろう。

下山については当初から三条の湯に降りる予定ではあったが、思いのほか三条ダルミに降りてしまった。あまりにも呆気なく降りたので、このまま降りたものか暫し考える。鴨沢西より西側のバスの本数が少ないことは承知済みで、このまま降りれば早いバスにも乗れ、早く帰れることは確実だ。しかし、私にはもう少し山を歩いていたいという気持ちがあった。とりあえず、残距離を概算し、バスのことは置いておいて日没までに下山できるかということを考えた結果、北天のコルまで進み、そこから三条の湯に下りることとした（その勢いで飛龍までという考えも一瞬頭を過ぎったが、さすがに無理だろうと却下）。
ということで、さらに山行を延長したわけだが、実はこの先の道は基本巻きなので、あまり苦ではないのである。道は細く、歩く人も少ないが、そのために、あちこちから鹿が飛び出す。若干展望は遮られるものの、たまに開けた箇所があるので十分だろう。或いは稜線の笹薮を漕いで行けば新たな展望を得られるかもしれない。
三ッ山の辺りから若干道が険しくなり、改めて積雪してくるが、酷くなる前に北天のコルから下山に移る。

【三条の湯〜終わりまで】
最初はなだらかな下りも後半は傾斜を増したジグザグ道になる。直前になるまで三条の湯は見えないが、薪が燃える良い匂いがしてくる。雪は無いと言っても冬の様相を呈した谷間に三条の湯はある。後で結局バスを1時間近く待つことになったので、ここで入浴して入っても良かったのかもしれないが、そもそもタオルを持ってきていなかったのでいかんともしがたし。下のキャンプ場を抜けて林道へ。
三条の湯に到達したからと言って全てが完了したわけではない。ここからバスの通っている国道411号線までは約10km、先はまだ長いのだ。このとにかく長い林道は消化試合くらいに考えていたのだが、三条の湯から併走する沢がなかなかに趣がある。まさに流れる百滝だ。小さな段差、大きな段差のそれぞれがそのまま滝群を形成して流れている。さらにメインストリームに流れ込む沢水も物凄い落差の滝や、物凄い奔流の滝となって御岳沢に流れ込んでいる。これは是非とも新緑や紅葉の時期に来たいものだ。しかし、葉が付いていると沢がよく見えないだろうから来るなら紅葉末期だろうか。結局、長い林道ではあったが飽きることなく歩くことができた。

日没時刻前に国道に出るが、案の定バスの時間は外してしまった。しかし、それを感受し得るだけの成果は得られたものと思う。自分にとって未知の道を新たに歩き、いろいろな発見や出会いを得ることは無上の喜びである。この山の恵み、恩寵に深く感謝して山を辞す。
これをもって今年の山行の締めとしても良いくらいだが、今年はまだ1週間以上残っている。さてさて。

〜おしまい〜