素晴らしきかな恵那山


- GPS
- 10:19
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,331m
- 下り
- 1,342m
コースタイム
- 山行
- 7:51
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 10:06
天候 | 晴、午後から曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
ミレードライナミックメッシュ
長袖シャツ
サーマラップEXジャケット
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
冬靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
ライター
細引き
ナイフ
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感想
天皇誕生日は山に行こう。
そう心に決めていましたが、お目当てだった滋賀の赤坂山は天候が芳しくなさそうです。天気予報を見ていると、恵那山の方は晴予報という訳で、久しぶりに岐阜へ。
高低差約1300m、16kmの道のりは不安以外の何者でもありませんが、最近同僚とマラソンを走ることになりランニングをしているので体力の確認も兼ねて向かいます。
●夜明け前の出発
登山前夜22時頃に奈良を出て青木屋臨時駐車場に到着したのは深夜1時半。車は4台ほどでした。仮眠を取り、4時半に起床。簡単な朝食を済ませ、準備を整える間にも続々と登山者がやってきます。5時半頃には駐車場に停められなかった車が、路上に溢れています。
まだ暗い6時10分、まずは広河原登山口へ向けて出発。空気は冷たく、ほのかに明るくなった空には細い月が浮かんでいます。
広河原登山口までは長い長い林道歩き。登山ポストとトイレ(冬季閉鎖)のある峰越林道ゲートを通過すると、徐々に雪が深くなってきます。
●急登と絶景
広河原登山口からは登山道です。一度渡渉すると二合目付近まで急坂です。日に照らされるとさらにあたたまり、ミレーのアミアミとmont-bellのロングTシャツだけで歩けます。
二合目を過ぎると傾斜が少し緩み、四合目を過ぎしばらくすると到達すると景色が見えました。風に吹かれて寒くなり、シェルを羽織ります。
山座同定に夢中の女性登山者の声が聞こえ、ふむふむあれがそうかとおこぼれに預かります。青空の下、雪を頂いた南アルプスが顔を出し、以前登った白峰三山、未踏の塩見岳、明石岳、聖岳が一望です。さらに標高を上げると、中央アルプスや御嶽山も木立の向こうに見えました。
ダケカンバの疎林を抜けると周囲の木々が針葉樹に。尾根道が緩やかになるといよいよ山頂近くです。
風が冷たく、化繊のインナーとテムレス越しに指先の冷たさを感じます。足は冬靴でぬくぬくだけど手指の防寒を抜かったことを反省しつつ進みます。
●恵那山頂
11時13分、恵那山の山頂に到達。樹林に囲まれているため「展望のないがっかり山頂」との噂でしたが、積雪の影響で展望台が若干かさ増しされ、そこからちょっと遠方できました。
写真を撮り、恵那神社の奥宮にお参りして小屋へ向かいます。
広々とした尾根を進むと、右手に中央や南アルプスが見えます。しかも屏風を広げたような広々とした景色です。なるほど山頂以外の場所は残念ではないようです。
途中、他の登山者から小屋の先に展望の良いスポットがあると教えてもらい足を運ぶと、さらに素晴らしいパノラマが広がっていました。
中央アルプスの荒々しい山塊、南アルプスの峰々、その奥には「ここにいるよ」とばかりに富士山がちょこんと頭をのぞかせています。ずっと眺めていたい景色です。
小屋前で昼食をとります。近くにトイレもありなんと冬季も使えます。維持に携わってくださる方々に感謝です。
ルーティンの無線交信を楽しみ、愛知の知多半島などと繋がり悦に行っていると青空から一転、雲が流れてきたので13時過ぎに下山を始めます。
●下山
休憩の時からサーマラップEXジャケットにシェルを着て進みましたが、四合目からの下りでは、やや暑さを感じました。フリースでもよかったかもしれません。
下山の途中、左膝外側に痛みが生じ、両内腿が攣りかけました。トレーニングや歩き方がまだまだだなあと痛感します。ストックを前につき、時々ストレッチもしつつ進みます。さらに、途中から腹痛にも襲われ、恵那山の厳しさは登りよりむしろ長い下りだと実感します。
15時38分、峰越林道ゲートに到着。ここからは車まであと少し。しかしトイレに貼られたポスターで寄ろうと思っていた温泉の最終受付が16時までと知ります。体の冷えと疲労を癒やす機会を逃し無念でしたが、16時25分、無事に駐車場へ戻りました。
●次回に向けての課題
1. 手袋の選定
手先の冷え対策が不十分でした。インナーをウールに変更するか、より保温性の高いミトン型の手袋を試したいです。
2. アイゼンの軽量化
アプローチにチェーンスパイク、登山道からは12本と履き替えている方もいました。2個持ちでは現在使用している12本爪ではかなり嵩張るので、よりコンパクトなBlueiceのモデルが気になります。
3. レイヤリングの工夫
新しく買ったmont-bellのサーマラップEXジャケットを導入しましたが、急な登りと急ぎ足の下りではオーバーヒートしてしまいました。薄いフリースでもよかったかも。
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