記録ID: 7860748
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雪山ハイキング
谷川・武尊
遥かなる万太郎尾根
2025年03月01日(土) [日帰り]
群馬県
新潟県
chee2005
その他1人 - GPS
- 11:28
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,189m
- 下り
- 1,242m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
日帰り
- 山行
- 11:17
- 休憩
- 0:12
- 合計
- 11:29
距離 13.4km
登り 1,189m
下り 1,242m
3:59
139分
スタート地点
15:28
ゴール地点
| 天候 | 明け方曇り→快晴 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
◇吾策新道と合流する舟窪以降は登山道がありますがそれ以外は夏道はありません。雪解けが進めば藪漕ぎとなります ◇終始ノントレース ズボズボオモオモ時折モナカ ◇取り付きから清水嵓間は所々痩せており、雪の状況によっては要注意 ◇清水嵓を越える際は急降下、雪の状況によってはアイゼンピッケル必須 ◇それ以降は快適な雪稜、雪堤歩きが続くが、雪庇の張り出し崩落あり要注意 ◇今回は井戸小屋沢ノ頭直下で状況を鑑みて撤退 |
| その他周辺情報 | 金城の里(＠400円) |
写真
雲に覆われていた未明、信じて続けた重雪ラッセル。日の出は茂倉の肩から。
ふり返るトレース、朝色のブナの向こうに足拍子やコマノカミ、巻機山
地形図では岩マークの並ぶ痩せ尾根、雪解けが進んだら歩けるかどうかわからない
しかしそれまでひどい重雪だったのにここにきて急にサラサラな雪へと変わった。スノーシューの歯が全く効かない。おまけにクラックだらけ、穴だらけ、アイゼンとピッケルに換装してもズボるばかりで快適には進めないだろう。この時期にしては異常なまでの高温に加え、井戸小屋沢ノ頭の先にはさらなる難所が待っている。ここで撤退を決めた。
18
3/1 10:52
しかしそれまでひどい重雪だったのにここにきて急にサラサラな雪へと変わった。スノーシューの歯が全く効かない。おまけにクラックだらけ、穴だらけ、アイゼンとピッケルに換装してもズボるばかりで快適には進めないだろう。この時期にしては異常なまでの高温に加え、井戸小屋沢ノ頭の先にはさらなる難所が待っている。ここで撤退を決めた。
轟音がして見上げると、なんとF35戦闘機！2基が何度も谷川の上空を旋回、その影が真っ白な山肌を舞った。ピカッと太陽を反射する瞬間に興奮
20
3/1 11:55
轟音がして見上げると、なんとF35戦闘機！2基が何度も谷川の上空を旋回、その影が真っ白な山肌を舞った。ピカッと太陽を反射する瞬間に興奮
その先清水�瑤愍紊衒屬擦覽い�しないので、地形図を見ながら林道へ着地できそうな支尾根を下りる
途中出会ったカモシカ、モフモフの冬毛が可愛いけれど、この日は暑かっただろうな
無事に土樽パーキング手前の林道に下りてひと安心、除雪されていない道は5m近い積雪
装備
| 個人装備 |
スノーシュー
ストック
アイゼン
ピッケル
|
|---|
感想
雪の万太郎には吾策新道から何度か上った。主脈の真ん中に聳える万太郎山は美しく、雪の姿はさらに荘厳だ。
そこへ今度は万太郎尾根から、その末端から向かいたかった。延々と続く重雪ラッセル、日の出前にも関わらず滴る汗。やがて夜が明け眺望の1287Pに辿り着けば、柔らかく曲線を描く万太郎尾根が眼前に現れた。
そこからはもう、雪の谷川ファミリーに励まされひたすらに進む喜びばかりだった。残念ながら井戸小屋沢ノ頭手前で雪とクラック、気温、時間と体力の状態を鑑みて撤退となったけれど、念願だった万太郎尾根を歩けて、嬉しい満足感でいっぱい。
出会ったのは一頭のカモシカだけ。雪が紡いでくれる静かな山旅だった。
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万太郎尾根をあの日対岸から眺めながら、楽しみにいていると言っておられたのを記憶しています。
少雪の昨年は見送られたようで、今年はそろそろかなと思っておりました。
雪が短期間で大量に降った後に高温のパターンの今冬は条件が厳しく、完遂の難しいシーズンですよね。
それでも自分はなにをしたいのか、どういう心のありようで山へ向かうか。cheeさんの記録からは伝わってきます。（えらそうな書き方でごめんなさい）写真も素晴らしすぎますね。
私は今季ほとんど途中撤退でしたが、cheeさんの記録を見てまたやる気が湧いてきました。
読ませてもらえてありがとうございます。今後も楽しみにしてます。 N村
その節は大変お世話になりました。今でもあの日のことを思い出してはお話しさせてもらった感動がよみがえります。
今回万太郎の頂には届きませんでしたが、万太郎尾根を末端からゆくことができて大満足です◎途中越えたいくつものピークはどこも眺望抜群で、テントを担いで何泊でもしたい欲望にかられました！AA8469さんが教えてくださったあのルートもこの山域を訪れるたび気になっているのですが、この私には到底行ける気がせず指を咥えて眺めるばかりです。
AA8469さんはきっとこの日出会ったカモシカのように、人知れず力強く、どこまでへも歩いていらっしゃるのでしょうね。またどこかでお会いできる日を心より楽しみにしています(^^)
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