奥穂高・前穂高・涸沢岳〜日帰り(新穂高白出沢ルート)

2010年09月19日(日) [日帰り]

• GPS: 11:12
• 距離: 24.4km
• 登り: 2,898m
• 下り: 2,834m

コースタイム

4:00新穂高温泉無料駐車場〜4:31穂高平避難小屋〜4:56白出沢出合〜5:29重太郎橋〜5:46鉱石沢〜6:03荷継沢〜7:28穂高岳山荘
7:28穂高岳山荘7:40〜8:17奥穂高岳8:25〜8:55紀美子平〜9:19前穂高岳9:35〜9:53紀美子平〜12:15穂高岳山荘12:20〜12:31涸沢岳〜12:40穂高岳山荘
12:50穂高岳山荘〜13:32荷継沢〜13:57重太郎橋〜14:50穂高平避難小屋〜15:12新穂高温泉バスターミナル

(デジカメ撮影時間参考)

天候

晴れ〜薄曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新穂高温泉無料駐車場は、秋の好天の三連休と言う事もあり超満車状態。
辛うじて進入道路脇に駐車。

コース状況／危険箇所等

★新穂高温泉〜白出沢〜穂高岳山荘★
約2000メーターの標高差があるこのコースは右俣林道歩きから始まり、白出沢出合から登山道となります。
分岐点の標識等は明確で間違う事はないでしょう。
白出沢出合から樹林帯の登山道となり、危険な箇所もなく良く整備された歩き易い道です。
白出沢を渡る重太郎橋付近から視界が開け、本格的な登山が始まります。ここから岩場の高捲きとなり足場と落石に注意しながら鉱石沢に向かいます。
鉱石沢及び荷継沢周辺は標識通りに進めば問題はありませんが、濃霧時・悪天候・ナイトハイク時には枝沢に迷い込む恐れがあるので要注意。
荷継沢から穂高岳山荘までの区間は、ガレ場で浮石が多く急登で歩きづらい区間。
雪渓の残る時期はアイゼンが必携です。

★穂高岳山荘〜奥穂高岳〜前穂高岳★
主に稜線づたいの岩場・ガレ場の登山道で、山荘からすぐの奥穂高岳取付部は梯子・鎖場の岩場の急斜面です。三点支持で慎重に登れば問題無いでしょう。人混みが多い時はここが一番渋滞をまねく所です。
奥穂高から前穂高にかけての吊尾根は、ガレ場ザレ場の尾根道ですがアップダウンも少なく景観の良い登山道で、特に危険な箇所は無いと思います。

写真

9/19 4:10

新穂高温泉より間もなく、立派な登山者用仮設通路が暗闇の中から出現!
林道を通る工事車両との区分で安全に配慮した施設。

9/19 4:10

9/19 4:14

右俣林道ゲート。

9/19 4:19

穂高平避難小屋への早道。
夏山近道と書かれてました。

9/19 4:31

熱気でレンズがくもってますが、穂高平避難小屋。

9/19 4:56

右俣林道とお別れ。
白出沢に向かいます。

9/19 4:56

明確な標識。

9/19 4:57

さあ、登山道の始まりです。。

9/19 5:27

重太郎橋手前、樹林帯を抜けると背後に先月登った笠ヶ岳が。。

9/19 5:29

重太郎橋とは、バタ角4本を束ねた簡易橋。
白出沢が大水の時は確実に流されてしまいます。
豪雨・悪天候の時は遡行困難と思われます。

9/19 5:30

木製梯子。
ここから崖のトラバース。
鉱石沢まで落石の多い危険な箇所。

9/19 5:30

前が開け、奥穂高が姿をあらわします。

9/19 5:31

崖の上より重太郎橋を見下ろします。

9/19 5:32

岸壁の鉄筋鎖場。
慎重に。。

9/19 5:32

9/19 5:33

ミヤマトリカブト。
鉱石沢手前は高山植物が豊富です。

9/19 5:33

9/19 5:38

9/19 5:39

9/19 5:40

アザミの一種?

9/19 5:40

シモツケソウ。

9/19 5:42

白出大滝の全景。
この滝の上を目差します。

9/19 5:46

鉱石沢標識。
踏み跡が左にありますが、間違わぬよう右に沢を渡ります。

9/19 6:01

9/19 6:03

荷継沢標識。
ここから穂高岳山荘まで、長い長いガレ場が続きます。
登りは登山道のマーキングがほとんど見えず、浮石に苦戦しながら直登します。

9/19 6:31

雪渓のなごりが今だあります。

9/19 6:38

9/19 6:40

朝日をあびた雲上の笠ヶ岳。
気持ちが和みます。

9/19 6:46

見上げると鞍部に穂高岳山荘の石積が見えてきます。
ひたすらガレ場。ここからが正念場。。

9/19 7:11

9/19 7:14

9/19 7:23

間もなくです。

9/19 7:27

9/19 7:28

穂高岳山荘に到着。
突然の人混みに仰天。
奥穂高取付部の鎖・梯子場もごらんの通り。

9/19 7:29

涸沢を見下ろします。

9/19 7:30

東方には勇壮たる常念岳。

9/19 7:30

ここから渋滞劇の始まりです。

9/19 7:41

穂高岳山荘の風力発電。
ブンブン羽根車が回ってました。

9/19 7:42

渋滞・

9/19 7:46

渋滞・・

9/19 7:46

渋滞・・・

9/19 7:49

近くをヘリが・・

9/19 7:51

渋滞・・・・

9/19 7:51

眼下に穂高岳山荘。

9/19 7:51

北に涸沢岳の雄姿。

9/19 7:52

頂上に人が見えます。

9/19 7:55

涸沢岳の遠方に槍ヶ岳が姿を現しました。

9/19 7:58

9/19 8:04

標高を稼ぐと見る見る槍が大きくなります。

9/19 8:05

北方に鷲羽・水晶岳を望む。

9/19 8:05

笠ヶ岳の山容。

9/19 8:07

奥穂高岳に間もなくです。

9/19 8:08

素晴しい景色。。。

9/19 8:09

9/19 8:13

南西にジャンダルム。
手がとどきそうです。

9/19 8:13

来年は挑戦するぞ!

9/19 8:17

9/19 8:17

9/19 8:17

遂に奥穂高岳登頂。

9/19 8:19

順番待ちに挫けて・・社には登れず。

9/19 8:20

9/19 8:20

9/19 8:18

南に上高地が見下ろせます。

9/19 8:21

南方に焼岳・御嶽山。

9/19 8:21

ジャン!

9/19 8:25

これから向かう吊尾根から前穂高岳。
想像以上の渋滞による時間のロス・・
急がねば・・・

9/19 8:29

9/19 8:45

西穂高岳を望む。

9/19 8:45

9/19 8:55

紀美子平に到着。
デポして早々前穂高へ。

9/19 9:21

前穂高岳にて・・たまには記念撮影。。

9/19 9:22

9/19 9:22

奥穂高岳の向こうに穂高岳山荘がかすかに見えます。

9/19 9:32

北尾根から前穂を目差すクライマーが見えます。
いつかは踏破してみたい!

9/19 9:53

紀美子平に戻って来ました。
人また人・・・
涸沢岳に向かって戻ります。

9/19 10:30

吊尾根より、眼下に涸沢のテン場・両小屋がくっきり見えます。

9/19 11:22

奥穂高の下り。
大大大渋滞・・・・・
50分待たされました・・・

9/19 12:16

ようやく穂高岳山荘に到着。
1リッター150円の天命水を0.5リッター購入。
バイトのおにいさんが70〜80円でイイよって言ってくれましたが、御利益が有りそうなので100円で購入しました。

9/19 12:31

ワンピッチで涸沢岳に登頂。

ちょっと恥ずかしいがまたまた記念撮影。。

9/19 12:37

涸沢岳の下りで、岩の隙間からけなげに咲くイワギキョウ。
この一輪だけでした。

9/19 12:46

今回の目標三峰達成!
ご褒美に泡の出る麦茶で乾杯!!!

激うまい〜!

9/19 12:50

呑みながら下山開始。。
車の運転だったら飲酒運転。。

9/19 13:46

ガレ場の下りでアルコールは完全に分解消失。
酔った勢いでスピード違反。
鉱石沢の一番絞りで喉の渇きを癒します。
丁度ここで湧きだしている沢水が激旨い感動ものでした!!!

9/19 13:32

9/19 13:57

鎖・梯子場はどこでも渋滞。
この三連休の登山者の数は想像以上です。

9/19 13:57

重太郎橋のたもとで寛ぐ登山者。

9/19 14:30

登山道終了。
右俣林道を新穂高へ。

9/19 14:50

朝は暗闇で様子が判らなかった穂高平避難小屋。
こんな立派な建物でした。

9/19 14:50

下り易いので夏道に入らず、そのまま林道を小走りで。。

9/19 15:12

渋滞による時間のロスが相当あった中、目標にしていた12時間以内をクリヤー。
新穂高温泉バスターミナル。

下界は暑い。。

9/19 15:14

ここから本当の運転なので^^
ご褒美はスポーツドリンク。。

さあ〜温泉で汗を流そう!
深山荘へGO〜

9/20 8:23

おまけ写真(1)

次の日は富士山できのこ狩り。。

特大まつたけゲット!!!

9/20 14:25

おまけ写真(2)

大きさはタバコと比較してこんな感じ。。

500gオーバーでした。

9/20 14:26

おまけ写真(3)

マツタケ・コウタケ・クロット・花イグチ・ショウゲンジ

富士山の代表的なきのこ達です。

撮影機器：

FinePix Z33WP 富士フイルム

感想

sanpo69

　数日前までは五竜岳に登る予定を急遽、奥穂高岳に変更。
連休の上高地の混雑を避けて、新穂高温泉からのルートを選択。
登山地図と睨めっこしながら、今回計画したルートの距離と標高差、21時間超えのコースタイムに一抹の不安を感じながらも強制執行。

なんせ・・普段のトレーニングは愚か、一日40本以上もタバコを吸い、一年通して366日お酒を浴びてる中年男。。。日常が不規則・不摂生極まりない生活を送っているだけに、今回は今の自分がどこまで体力・精神的に耐えられるか、自分との挑戦で行って参りました!

日帰り山行ではありますが、中身は濃密でパンチの効いた素晴しい穂高連峰でした。天気も味方に、目標にしていた12時間以内に踏破出来た事は、自分に褒めて挙げたいと思います。。。


PS:次の日は富士山で山篭もりしてきました^^

コメント

kusmmk

またまた
sanpo69さん、こんばんは。

またまた日帰りで凄いルートをやりましたね

ちょっとMですかね！
失礼しました、自分への挑戦でしたね
満足の山行で、よかったです！！

少しの時間差で、涸沢岳・穂高岳山荘でお会い出来たかも知れませんね。

ジャンダルム、行きたいですね

sanpo69

kusmmkさん＾＾おはよう御座います。。

若い時と違って、歳を重ねてくると自身の限界がどこのレベルにあるのか、どこに目標を定めればいいのか、判らなくなる時期ってありませんでしたか？
丁度そんな心境の時期なのでＭっぽい挑戦になってしまいました。。厄年世代ですしね

いつの日かkusmmkさんと何処かの山でバッタリお会いするかも知れませんね

奥穂高岳から見たジャンダルムが印象深く、来年は頂でが呑めたら幸せだろうなと妄想しました！！！

呑んべ〜につける薬は無いですよね