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Yamareco

記録ID: 7883627
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

鹿島槍ヶ岳(赤岩尾根→爺ヶ岳東尾根)

2025年03月08日(土) 〜 2025年03月09日(日)
情報量の目安: S
都道府県 富山県 長野県
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
22:18
距離
23.1km
登り
2,449m
下り
2,445m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
10:25
休憩
2:14
合計
12:39
距離 7.8km 登り 1,559m 下り 169m
4:47
19
5:06
5:11
31
5:52
6:18
336
11:54
13:20
116
15:16
15:30
81
16:51
16:52
17
17:09
2日目
山行
7:52
休憩
1:40
合計
9:32
距離 15.4km 登り 890m 下り 2,277m
5:07
8
5:56
6:15
43
6:58
7:09
23
7:32
7:33
29
8:17
9:07
19
9:26
9:32
48
10:20
39
10:59
11:09
20
11:29
11:30
26
11:56
11:57
30
12:27
31
14:05
11
天候 1日目:太陽は見えているが曇り/風弱め
2日目:晴れ時々霧/風強め
過去天気図(気象庁) 2025年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
新宿-岡谷:中央高速バス
岡谷-大谷原駐車場:レンタカー

※高速バスは長野行き・松本行きも選択肢でしたが、発着時刻・空き状況・価格を考慮して岡谷行きとしました。
コース状況/
危険箇所等
【雪の状態】
ザラメ雪とモナカ雪が多かった気がする。
登山口付近まで土の露出した場所はほとんど無かった。
尾根に入るとアイゼンだけでも沈み込みはほとんど無かった。(一部、踏み抜きあり)

【各区間の状況】
駐車場-大冷砂防ダム:除雪されておらず自動車は通れないが、関係車両が通ったのか、広く平らに雪が踏み固まっている。

大冷砂防ダム-西俣出合:車両が通ったであろう跡はダムで終わり。沢の左岸の歩きやすい道を進んだ。

西俣出合:堰堤の下にトンネルがあるらしいものの雪で埋まっていたため、おそるおそるスノーシューでトンネル上を歩くことにした。
※トンネル上には沢が流れています。

西俣出合-高千穂平:ストックからピッケルに持ち替えた。西俣出合から南へ急斜面をトラバースし、壁を上がると赤岩尾根に乗る。赤岩尾根からは非常に急傾斜で、モナカ雪と相まって進むのに時間がかかってしまった。

高千穂平-白樺平:やや広く休憩できる箇所がところどころある。傾斜が緩む区間もあったのでストックで進めるかと思いきや、急斜面で雪が硬い箇所もあったので結局ピッケル使用となった。一部、踏み抜きと痩せ尾根に注意。ここで下山の方と擦れ違うことができた。

白樺平-冷乗越:赤岩尾根の核心部として紹介されるトラバースがある。やや雪が柔らかく、足場が安定しないのが怖い。下山の方のトレースをお借りできたので心強かったが、半分を過ぎると雪が硬く爪が刺さりにくくなったため、少しだけ爺ヶ岳に迂回して進んだ。

冷乗越-冷池山荘:少し下って樹林帯を越えるとすぐに着いた。沈み込みはほとんど無かった。東側に雪庇とクラックが見えたので、やや黒部側を歩いた。

冷池山荘-鹿島槍ヶ岳(南峰):信州側は雪庇が張り出し、境目付近に足を置くと踏み抜く。確実に岩や木々の見えるところを歩くのが安全。布引山付近で風が非常に強かった。

冷乗越-爺ヶ岳中峰:黒部側の斜面をトラバース気味に進む区間が長いが、雪は適度に硬く爪が刺さりやすかった為、恐怖感は薄い。

爺ヶ岳中峰-鹿島山荘:急斜面の爺ヶ岳東尾根を下る。ナイフリッジは緊張感がある。尾根から外れて鹿島山荘が近づくと雪が腐っていて滑りやすい。
その他周辺情報 湯けむり屋敷 薬師の湯(大町温泉郷):日帰り入浴750円
ツルヤ穂高店:PB商品のジャムやドライフルーツが豊富にある。ドライフルーツは行動食に使いやすい。
2024年2月17日、爺ヶ岳中峰の山頂から間近に見えた鹿島槍はあまりに壮観だった。
この日は日帰りの計画だったし、そもそも自分にはまだ早いと思い下山したが、頭の片隅に残り続け、はっきり次の目標となった。
2024年02月17日 07:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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2/17 7:02
2024年2月17日、爺ヶ岳中峰の山頂から間近に見えた鹿島槍はあまりに壮観だった。
この日は日帰りの計画だったし、そもそも自分にはまだ早いと思い下山したが、頭の片隅に残り続け、はっきり次の目標となった。
暗い道を歩いていたら遠くに光が見えました。
こんなところで誰かキャンプでもしているのかと思いきや、そんなわけはなく、ダム施設に灯りがついているのでした。
2025年03月08日 05:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 5:01
暗い道を歩いていたら遠くに光が見えました。
こんなところで誰かキャンプでもしているのかと思いきや、そんなわけはなく、ダム施設に灯りがついているのでした。
ダムまでは車両が通ったような跡がありましたが、ここからいよいよ山へ入っていきます。
※先行者の踏み跡がありましたが、別の尾根へ向かったようです。
2025年03月08日 05:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 5:03
ダムまでは車両が通ったような跡がありましたが、ここからいよいよ山へ入っていきます。
※先行者の踏み跡がありましたが、別の尾根へ向かったようです。
明るくなってきました。
2025年03月08日 05:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 5:44
明るくなってきました。
ここを通過するためのトンネルがあるはずなのですが見当たらず、スノーシューでおそるおそる雪の上を歩いて通過しました。
※この真下に沢が流れ、さらにその下にトンネルがあるようです。
2025年03月08日 05:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 5:56
ここを通過するためのトンネルがあるはずなのですが見当たらず、スノーシューでおそるおそる雪の上を歩いて通過しました。
※この真下に沢が流れ、さらにその下にトンネルがあるようです。
ぽっかり穴が開いている様子を見ると、渡るのはなかなか恐ろしいです。
2025年03月08日 06:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 6:00
ぽっかり穴が開いている様子を見ると、渡るのはなかなか恐ろしいです。
そして赤岩尾根に乗るための緩やかでわかりやすい道はありません。
真っすぐ進んた木の茂っているあたりを目指します。
2025年03月08日 06:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 6:05
そして赤岩尾根に乗るための緩やかでわかりやすい道はありません。
真っすぐ進んた木の茂っているあたりを目指します。
どうにか赤岩尾根に乗りましたが、傾斜がかなり急です。
そしてモナカ雪で進みにくいです。
2025年03月08日 08:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 8:00
どうにか赤岩尾根に乗りましたが、傾斜がかなり急です。
そしてモナカ雪で進みにくいです。
南に目をやり、おそらく向こうの奥に見えるのが爺ヶ岳東尾根の気がするのですが、人が歩いている様子は見えません。
2025年03月08日 08:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 8:08
南に目をやり、おそらく向こうの奥に見えるのが爺ヶ岳東尾根の気がするのですが、人が歩いている様子は見えません。
北に目をやると、あちらが鎌尾根なのか東尾根なのか。
まだまだ自分のレベルで行ける道ではないので縁は無さそうです。
2025年03月08日 08:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 8:08
北に目をやると、あちらが鎌尾根なのか東尾根なのか。
まだまだ自分のレベルで行ける道ではないので縁は無さそうです。
赤岩尾根で最も苦労したのがこの辺り。
モナカ雪で進みにくいです。
2025年03月08日 09:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 9:52
赤岩尾根で最も苦労したのがこの辺り。
モナカ雪で進みにくいです。
痩せた区間が多いのですが、少しくぼんだ所が時々あるので休憩に使います。
2025年03月08日 10:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 10:39
痩せた区間が多いのですが、少しくぼんだ所が時々あるので休憩に使います。
見るからに雪庇なので少し左側を進みます。
手前の穴が開いたところも気になります…
2025年03月08日 11:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 11:22
見るからに雪庇なので少し左側を進みます。
手前の穴が開いたところも気になります…
ようやく高千穂平に着いた!
…と思いきや、警告が反応しない程度ながらもルートが外れているようなので戻ります。。
2025年03月08日 12:03撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 12:03
ようやく高千穂平に着いた!
…と思いきや、警告が反応しない程度ながらもルートが外れているようなので戻ります。。
…というわけで、せっかく登った斜面を下って登り返して高千穂平に着きました。
2025年03月08日 13:09撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 13:09
…というわけで、せっかく登った斜面を下って登り返して高千穂平に着きました。
冷乗越に向かっていく尾根が見え、確実に進んでいることを実感します。
…このあと、下山の方とすれ違いました。赤岩尾根で会えたのはこの方1名のみです。
2025年03月08日 13:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 13:22
冷乗越に向かっていく尾根が見え、確実に進んでいることを実感します。
…このあと、下山の方とすれ違いました。赤岩尾根で会えたのはこの方1名のみです。
トレースがはっきりあり、道迷いの心配がかなり減ったのでありがたいです。
2025年03月08日 14:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 14:14
トレースがはっきりあり、道迷いの心配がかなり減ったのでありがたいです。
左から布引山、鹿島槍南峰、鹿島槍北峰。
2025年03月08日 15:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 15:17
左から布引山、鹿島槍南峰、鹿島槍北峰。
ガスってきているのが気になる…
2025年03月08日 15:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 15:28
ガスってきているのが気になる…
景色としては幻想的でいいのですが、ホワイトアウトだけは勘弁…
2025年03月08日 15:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 15:30
景色としては幻想的でいいのですが、ホワイトアウトだけは勘弁…
ここが有名なトラバース区間か。
2025年03月08日 16:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 16:11
ここが有名なトラバース区間か。
トレースありがとうございます。
2025年03月08日 16:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 16:11
トレースありがとうございます。
やや雪が柔らかく足もとが崩れやすいのが怖いです。
2025年03月08日 16:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 16:19
やや雪が柔らかく足もとが崩れやすいのが怖いです。
このまま冷乗越までトラバースで進もうと思ったらトレースが無い。
雪が硬くて満足に刺さらず、爺ヶ岳寄りに登るしかなさそう。
2025年03月08日 16:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 16:40
このまま冷乗越までトラバースで進もうと思ったらトレースが無い。
雪が硬くて満足に刺さらず、爺ヶ岳寄りに登るしかなさそう。
トレース無し!爪も刺さりにくい!
2025年03月08日 16:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 16:40
トレース無し!爪も刺さりにくい!
時間はかかったが無事に冷乗越まで辿り着いた。
小屋もすぐそこに見える。
2025年03月08日 16:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 16:52
時間はかかったが無事に冷乗越まで辿り着いた。
小屋もすぐそこに見える。
雪庇とクラックが恐ろしい。
2025年03月08日 16:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 16:55
雪庇とクラックが恐ろしい。
ようやく今日の宿泊地です。
先行する2人の方とご一緒させていただきました。
他、雪洞泊の方も1名いらっしゃいました。
2025年03月08日 17:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 17:07
ようやく今日の宿泊地です。
先行する2人の方とご一緒させていただきました。
他、雪洞泊の方も1名いらっしゃいました。
冷池山荘冬季小屋の使用方法
2025年03月08日 17:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/8 17:33
冷池山荘冬季小屋の使用方法
翌朝は5時過ぎ発、布引山への登りが急です。
夏もしんどかったのを思い出します。
2025年03月09日 05:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 5:45
翌朝は5時過ぎ発、布引山への登りが急です。
夏もしんどかったのを思い出します。
日の出には間に合いました。
鹿島槍の雪庇の大きさに驚く。
2025年03月09日 05:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 5:58
日の出には間に合いました。
鹿島槍の雪庇の大きさに驚く。
陽が昇る。
2025年03月09日 06:08撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 6:08
陽が昇る。
これから焼けるか。
2025年03月09日 06:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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これから焼けるか。
ヴィーナスベルト
2025年03月09日 06:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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ヴィーナスベルト
朝だ。
2025年03月09日 06:11撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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朝だ。
この景色が見たかった。
2025年03月09日 06:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 6:16
この景色が見たかった。
立山・剱岳も見事です。
2025年03月09日 06:16撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 6:16
立山・剱岳も見事です。
念願だった雪の鹿島槍南峰に登頂できました。
2025年03月09日 06:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 6:59
念願だった雪の鹿島槍南峰に登頂できました。
八峰キレット方面は雲海です。
向こうに見えるのは白馬岳か。
2025年03月09日 06:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 6:59
八峰キレット方面は雲海です。
向こうに見えるのは白馬岳か。
爺ヶ岳方面も前穂高岳の吊尾根が目立ちます。
穂高連峰の左側は常念山脈か。
2025年03月09日 06:59撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 6:59
爺ヶ岳方面も前穂高岳の吊尾根が目立ちます。
穂高連峰の左側は常念山脈か。
鹿島槍の影にブロッケンができてました。
2025年03月09日 07:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 7:01
鹿島槍の影にブロッケンができてました。
遠くの向こうに八ヶ岳、富士山、南アルプスが見える。
2025年03月09日 07:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 7:02
遠くの向こうに八ヶ岳、富士山、南アルプスが見える。
冷池山荘に向かって戻ります。
2025年03月09日 07:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 7:10
冷池山荘に向かって戻ります。
とにかく風が強いです。
2025年03月09日 07:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 7:38
とにかく風が強いです。
左側は雪庇で歩くと危ないです。
2025年03月09日 07:52撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 7:52
左側は雪庇で歩くと危ないです。
冷池山荘まで戻り、テントの撤収です。
2025年03月09日 08:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 8:06
冷池山荘まで戻り、テントの撤収です。
これから爺ヶ岳へ向かう。
2025年03月09日 08:12撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 8:12
これから爺ヶ岳へ向かう。
小屋内は2人用テントが3張くらいいけそうではあるものの、実際には荷物を外に置くことを考えると2張くらいがちょうどいいです。
2025年03月09日 09:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 9:01
小屋内は2人用テントが3張くらいいけそうではあるものの、実際には荷物を外に置くことを考えると2張くらいがちょうどいいです。
あっという間にガスの中です。
黒部側の斜面をトラバースで進みますが、爪がしっかり刺さるので安心感はあります。
ただ、ずっとこの調子で進むので足が痛いです。
2025年03月09日 09:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 9:57
あっという間にガスの中です。
黒部側の斜面をトラバースで進みますが、爪がしっかり刺さるので安心感はあります。
ただ、ずっとこの調子で進むので足が痛いです。
時々晴れたり。
2025年03月09日 10:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 10:05
時々晴れたり。
夏は巻いてしまう爺ヶ岳北峰も山頂を通れます。
2025年03月09日 10:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 10:19
夏は巻いてしまう爺ヶ岳北峰も山頂を通れます。
空模様の変化が目まぐるしい。
2025年03月09日 10:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 10:28
空模様の変化が目まぐるしい。
立山や剱岳も美しいが、この斜面と木々もいい感じ。
2025年03月09日 10:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 10:37
立山や剱岳も美しいが、この斜面と木々もいい感じ。
無事に爺ヶ岳中峰まで到着!
あとは昨年と同じ道のりで降りるだけ。
2025年03月09日 11:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 11:00
無事に爺ヶ岳中峰まで到着!
あとは昨年と同じ道のりで降りるだけ。
南峰方面
2025年03月09日 11:01撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 11:01
南峰方面
鹿島槍は雲がかかって見えない。
2025年03月09日 11:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 11:02
鹿島槍は雲がかかって見えない。
これから下る。
2025年03月09日 11:06撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 11:06
これから下る。
ガスの中に入ってしまわないか心配。
2025年03月09日 11:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 11:21
ガスの中に入ってしまわないか心配。
左から爺ヶ岳の南峰、中峰、北峰。
2025年03月09日 11:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 11:33
左から爺ヶ岳の南峰、中峰、北峰。
雪の柔らかい急斜面は下るのに神経使う。
2025年03月09日 11:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 11:37
雪の柔らかい急斜面は下るのに神経使う。
ナイフリッジが見えてきました。
擦れ違いが危ないのでピッケル差して待機します。
2025年03月09日 11:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/9 11:45
ナイフリッジが見えてきました。
擦れ違いが危ないのでピッケル差して待機します。
昨年はこの辺りにロープがあった気がするのだが見当たらない。
撤去されたか埋まったか。
2025年03月09日 11:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 11:54
昨年はこの辺りにロープがあった気がするのだが見当たらない。
撤去されたか埋まったか。
だんだん降りてきているのがわかる。
2025年03月09日 12:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
3/9 12:28
だんだん降りてきているのがわかる。
鹿島槍ヶ岳、いいお山でした。
2025年03月09日 12:58撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 12:58
鹿島槍ヶ岳、いいお山でした。
完全に樹林帯です。
傾斜があるので順調に標高が下がります。
2025年03月09日 13:22撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/9 13:22
完全に樹林帯です。
傾斜があるので順調に標高が下がります。
雪が腐って足場が崩れやすいです。
ちょっと危ない。
2025年03月09日 13:56撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/9 13:56
雪が腐って足場が崩れやすいです。
ちょっと危ない。
無事に坂を下り切りました。
2025年03月09日 14:02撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/9 14:02
無事に坂を下り切りました。
鹿島山荘駐車場まで戻りました。
2025年03月09日 14:04撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
3/9 14:04
鹿島山荘駐車場まで戻りました。
鹿島山荘駐車場近くにある鹿島バス停
2025年03月09日 14:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
3/9 14:07
鹿島山荘駐車場近くにある鹿島バス停
ここから道路を歩かないといけない…
2025年03月09日 14:07撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/9 14:07
ここから道路を歩かないといけない…
出発地点まで戻りました。
2025年03月09日 14:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
1
3/9 14:38
出発地点まで戻りました。
ようやくゴールです。
薬師の湯に寄ったら岡谷まで戻ります。
2025年03月09日 14:38撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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3/9 14:38
ようやくゴールです。
薬師の湯に寄ったら岡谷まで戻ります。
ツルヤがあったので行動食を見に行きます。
2025年03月09日 16:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/9 16:40
ツルヤがあったので行動食を見に行きます。
岡谷まで戻り、高速バスで新宿まで帰ります。
2025年03月09日 18:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
3/9 18:39
岡谷まで戻り、高速バスで新宿まで帰ります。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ウェストウォーマー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 三本指ミトン 防水透湿グローブ 予備手袋 防水化繊インサレーション ダウンジャケット ゲイター ヘッドバンド ヤケーヌ ザック アイゼン スノーシュー ピッケル2本 昼ご飯 行動食 調理用食材 飲料1500ml 750ml水筒(保温性) サコッシュ ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター ヘッドランプ 予備電池 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス セームタオル ゴーグル ポール テント テントマット シェラフ カイロ シュラフカバー 歯ブラシ 携帯トイレ
備考 基本重量15kg/総重量18kg(アイゼン、スノーシュー、ストック、ピッケル含む)
スノーシューは無くてもよかった気がする。
結果的にカイロ,シュラフカバー,ダウンジャケットは使わなかった。

感想

昨年2月に爺ヶ岳東尾根を登った時、中峰の山頂から見えた鹿島槍の姿はあまりに壮観でした。

このときは日帰りで爺ヶ岳までと決めていたし、そもそも自分に冬の鹿島槍はまだ早いと思い、そのまま計画通りに下山しました。
それでもずっと頭の片隅に残り続け、雪の鹿島槍ははっきり次の目標になりました。

天候を最優先にしながらも、他の予定との兼ね合いで1月・2月は行けずじまい。
やっと条件が整ったと思われる3月8日9日は、今後のことを考えると自分にとって今年最後のチャンスになりそうです。
仕事終わりの高速バスは楽ではありませんが、行ってみることにしました。


この日、赤岩尾根では高千穂平付近にて下山の方とすれ違ったのが最初で最後で、こんなにも歩いている人少ないのかと驚きました。
道のりは決して楽ではありませんでしたが、最高の状態で目標としていた鹿島槍へ登ることができました。


【判断と反省】
<道選び>
・ヤマレコやYAMAPを見る限り、入山者が多いのは圧倒的に爺ヶ岳東尾根と思われるが、せっかくなら去年通っていない道を歩いてみたい。
・次いでメジャーな道といえば赤岩尾根があるが、冷乗越へのトラバースが危険箇所として有名で、素直にトラバースするにしても直登してしまうにしても、下りでは使いたくない。
・ルートとしては鎌尾根、鹿島槍ヶ岳東尾根、天狗尾根もあるにはあるが、自分の実力に見合うとは思えないので初めから考慮の対象外とした。

⇒登りは赤岩尾根、下りは安全を取って爺ヶ岳東尾根とした。
この判断自体は正解だったと思うものの、赤岩尾根は想像以上に険しかった。
取付きからとにかく傾斜が急で、なかなか先に進まなかった。冷乗越へのトラバースも確かに危険だが、自分にとっては取付き付近の方が印象に残った。

<宿泊場所>
冷池山荘の冬季小屋を計画していたものの、なかなか思うように先へ進めず、途中でのテント泊も頭によぎった。
しかし、そうしてしまうと翌日身軽で登って赤岩尾根を降りるか、もしくは全装備を背負っての冷乗越へのトラバースを暗い中挑むしかなくなってしまう。
稜線が見えていたこともあって、計画通りに冷池山荘を目指すことにした。

⇒結果的にはどうにか暗くなる前に冷池山荘に辿り着けてよかったが、ギリギリだったと思う。

<シュラフ>
予報では冷池山荘の最低気温が-10℃ということで、ギリギリ下限温度-10℃のシュラフで挑むことにした。

⇒足先は冷えたが、化繊インサレーションと起毛パンツを着ればカイロ無しでもどうにか凌げた。(シュラフカバーは単純に使い忘れた。)

<スノーシュー>
光岳の踏み抜き地獄が苦い思い出なのでスノーシューを持参した。

⇒往路の駐車場-西俣出合までしか使わなかったが、ワカンまたはツボ足でも行けたかどうか。
赤岩尾根に乗ってからは傾斜があまりに急だったのでアイゼンに切り替えたが、沈み込みはほとんど無かった。

<ピッケル>
ピッケルは1本でも足りる予想だったが、お守りで2本持ちにした。

⇒爺ヶ岳東尾根のみなら1本でも足りるが、赤岩尾根は急傾斜のモナカ雪に苦戦し、結果的に2本持ってきてよかった。
冷乗越へのトラバース時も2本あったので精神的には余裕ができた。

<飲料>
1月の光岳の時はほとんど喉も乾かず雪に頼ることも無かったが、聖岳では雪をかなり使ったので、初めからしっかり持つ選択をした。
(750ml保温ボトル+1500mlペットボトル)

⇒雪には結局頼ることになったし、今回苦戦した一番の原因は荷物の重さなので、もう少し減らしてもよかったかもしれない。


…人様にお勧めするとしたら、爺ヶ岳東尾根の往復が通行の多さからいっても道の険しさからいっても楽だと思いますが、辛かったからこそ味わい深い鹿島槍山行となった気がします。

おかげさまで悔いなく次の季節を迎えられそうです。

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コメント

改めまして無事登頂し、下山出来おめでとうございます。
正直あの赤岩尾根を登ってくる人など居るはずは無いと思っていたので、下方にトレースが見えもしや登ってくる人がいるのかと思って期待していたら、案の定崖をよじ登っている姿を見て関心するやら呆れるやら。
話を聞くと早朝出なので時間掛かり過ぎと思ったが、あの雪の状態では仕方が無かった事、自分なら序盤で諦めて撤退するのだがよく頑張ったと感心しています。
自分のトレースが役に立てて良かったと思います、最後のトラバースの場面は自分でも行こうか止めようかとても迷った結果、あのようなトレースとなってしまったのです。本来ならばトラバースせずに真っすぐ尾根沿いに登るのが筋ですがテカテカの急斜面を下るのも怖くて、、、それにしても無事に登頂下山出来て安心しました。
2025/3/11 8:13
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3
くらさん

ありがとうございます!
まっさらな道を誰にも会わず歩いていると不安が強く、お会いできた時はとても心強かったです。
そして付けていただいたトレースには、ルート取りという意味でも安心という意味でも大変助けられました。
(稜線へのトラバースは、あの雪の硬さでは危険に思えました…)

今回、道の状態だけでなく体力的にもかなりしんどく反省点は多いですが、おかげさまで事故や怪我などせずに登頂下山できました!
本当にありがとうございました!
2025/3/11 11:07
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冬季鹿島槍登頂おめでとうございます

いつもながらK.TAIRAさんの行動力と体力、判断力には驚かされます。今回の鹿島槍も然り。

赤岩尾根。。。下りはもちろん、上りも非常にハードなのが画像から伝わってきました。崖ですね。。。
自分は、そこまでのチャレンジは出来ないので、オーソドックスに爺ヶ岳東尾根ピストンで冬季鹿島槍を目指してみたいと思います!
2025/3/12 18:32
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1
kuma-sukeさん

ありがとうございます!
毎回反省点だらけで運によるところが大きいと思っておりますが、無事に行って帰って来られて、充実感は確かです!

赤岩尾根も一つひとつで見れば難所も長くはないのですが、それでも緊張感はあります。

爺ヶ岳東尾根は天気さえよければとても気持ちいいです!
ぜひお気をつけてお出かけください。
2025/3/17 12:53
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