滋賀県多賀町 今畑登山口〜霊仙山〜落合登山口+河内の風穴



- GPS
- 05:31
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 875m
- 下り
- 873m
コースタイム
- 山行
- 5:03
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 5:30
歩行距離11km、歩行時間5時間、歩行数?歩、消費カロリー1,580Kcal
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
この駐車場までは、南西から多賀醒井線(たがさめがいせん:県道17号線)に入り河内の風穴(かざあな)<写真71〜77>経由でアプローチするのが楽です。駐車場まですれ違いは困難ですが車1台は余裕で通れます。別の道(どこかは不明)はとんでもなく狭く直角に曲がるのが大変だったと他の登山者の方から伺いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヤブコギはありません。道の状態によってはかなり滑りやすい箇所が多く、乾きすぎても濡れても滑りそうです。今回のように反時計回りだと、滑りやすい箇所は上りが多く下りはロープがあるのでより安全です。大洞谷<写真59>撮影地点前後は渡渉があるので、増水時は要注意です。 なお、汗ふき峠<写真56>から北西の醒井養鱒場(さめがいようそんじょう)方面は通行止めです。榑ケ畑(くれがはた)登山口から登ることもそちらへ下りることもできないので要注意です。 今畑登山口<写真05>から霊仙山(りょうぜんざん)<写真37〜42>を経て経塚山<写真43,44>までは、滑りやすい箇所が多いです。今回はベストな状態だったかもしれません。 今畑登山口<写真05>からは作業道のような歩きやすい土道がしばらく続きます。最初は地形図にはない分岐がいくつかありますが、道標はないので要注意です。 標高660m辺りから石埋まりの間を歩くようになり、一部は登山道の右側に岩が並んだ岩ロード<写真10>でした。ブナと石灰岩のコラボ<写真13,14>が美しく、動画を撮りながら歩いていると、微妙に道から逸れてしまった箇所があったようです。 ここを過ぎて標高760m過ぎから石灰岩斜面を登ります。石灰岩の間の土道はなんとなくわかるので大丈夫です。登るにつれて石灰岩が密になって道が少しわかりにくくなるので、岩にたまにある赤い丸印を探しながら歩きます。間の土道はサラサラで、これ以上乾くと上りでも滑りやすそうです。また、濡れても確実に滑る厄介な土質です。 近江展望台<写真24,25>は石灰岩のガレ場で、しばらくは石がゴロゴロした上を歩きました。どうやら、途中でガレ場の右下(東側)の土道に下りなければならなかったようですが、ヤマネコノメソウ<写真26,27>などを見ながら歩いていると気づくのが遅れました。ただし、土道に合流した後もたまに小石がゴロゴロした上を歩くことがありました。 霊仙山最高点<写真33>頂上直下は緩やかな土道で歩きやすかったです。霊仙山東尾根の標高1,060m辺りからかなりサラサラで滑りやすく、一部はステップが切ってありました。ここは上りでよかったです。 霊仙山(りょうぜんざん)頂上<写真37〜42>から経塚山<写真43,44>に向かうつもりが、なぜかすぐに道を見失い、斜面の下のほうを歩いてしまいました。地形図の破線の道に合流すると、少し滑りやすい下りから上りへ、そのまま直進すれば経塚山だったのに、左折して巻き道に入ってしまい西から登りました。 経塚山<写真43,44>から落合登山口<写真61>までは、ロープ場があり比較的安全に下れます。3か所ある渡渉点は増水時は要注意です。 経塚山<写真43,44>から多賀町と米原市の境界沿いに歩こうとして道を見失い右往左往、適当に斜面を下りながらなんとなく道らしきものに合流しましたが、きれいな細道に入ったと思っても何度か微妙に外れたようです。池<写真45>からは道は明瞭で、しばらくは緩やかで歩きやすかったです。 お猿岩<写真52>を過ぎると滑りやすい細道の下りになり、ロープが断続的にありましたが、使わずにすみました。たまにある小石ゴロゴロは気になりません。 汗ふき峠<写真56>から北西の醒井養鱒場(さめがいようそんじょう)方面は通行止めです。榑ケ畑(くれがはた)登山口から登ることもそちらへ下りることもできないので要注意です。 標高480m辺りから470m辺りまではロープ場で、ここだけはロープを掴んで下りました。 標高420m辺りは1回目の渡渉点で、私はロープから少し離れた石の上を渡りましたが、連れはロープを掴んで渡りました。ここに限りませんが石の水面上に出ている高さはあまりないので、増水時は要注意です。 大洞谷<写真59>撮影地点の少し先に崩れそうな細い箇所があり、なんとか通過し進みましたが、結局、引き返しました。ここを過ぎてすぐくらいに谷に下りる踏み跡があり、渡渉しました。これが2回目の渡渉点です。もしかしたら、目印のピンクテープがあったのかもしれません。 標高380mを切ると丸太を数本束ねた長い橋を渡ります。少し下りになっているので、連れは左右2本の丸太に足を1本ずつ置き、よちよち歩きで渡り切りました。これが3回目、最後の渡渉点です。そのうちに道は広くなり、狭い洞穴<写真60>からすぐに舗装道路になりました。 |
その他周辺情報 | 落合神社駐車場から2km余り南下すると、滋賀県天然記念物に指定されている河内の風穴(かざあな)<写真71〜77>があります。入口から200mまでの1階と2階部分が見学可能で、駐車料金は400円、そこからしばらく歩くと料金所があり、入場料は大人一人500円です。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子(フード付き)
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
ザックカバー(防水用)
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(地図アプリ使用)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
この日は天候もよく、宿泊先の彦根からアプローチしやすい魅力的な山として霊仙山(りょうぜんざん)を訪問することにしました。霊仙山は滋賀県犬上郡(いぬかみぐん)多賀町と米原市(まいばらし)にまたがる鈴鹿山脈の最北に位置し、関西百名山にも選定されている標高1,084 m(最高点1,094m)の山です。同じ鈴鹿山脈の南方にある御池岳(おいけだけ)や藤原岳とともに花の百名山として知られ、花目当ての登山客も多いです。我々も今回の滋賀遠征ツアーのメインと位置づけていました。
朝食<写真01,02>を宿泊ホテルでがっつりと摂り、意気揚々と目的地へ。果たして、その結果はいかに・・・(後述)。
【多賀醒ヶ井線(県道17号線)はシャガロード】
霊仙山はアプローチが深く、米原市方面からは醒井養鱒場(さめがいようそんじょう)からアプローチする榑ケ畑(くれがはた)登山口からのルートと柏原駅からアプローチし柏原登山口から登るルートがあります。ところが、2024年3月30日に土砂崩れが発生し、榑ケ畑登山口からの道は通行止めのままです。また、柏原登山口からのルートだと、総距離約21kmで標準コースタイムが霊仙山往復だけで8時間30分となかなか時間がかかります。結局、霊仙山南西麓の今畑登山口<写真05>から登り、霊仙山頂上<写真37〜42>を経て落合登山口<写真61>に下りる反時計回りの周遊コースを設定しました。
今畑登山口から登るには、自動車で彦根駅周辺から国道306号線を南下し、多賀大社の手前で多賀醒井線(たがさめがいせん:県道17号線)に入ると、落合神社の駐車場まですれ違いは困難ですが車1台は余裕で通れます。ホテル近くの彦根駅からは約15kmと比較的近く、途中に悪路もなく対向車がなかったのでスムーズにアプローチできました。
この時期、県道の両サイドにひっきりなしにシャガの群生<写真78>が見られます。山林に生え直径数cmの花を咲かせるので野生種のように思えますが、実は中国南部原産の植物で、日本には古い時代に持ち込まれたと考えられています。本来の原産地である中国のシャガは正常に種子ができるのに対し、日本では種子がまったくできず地下茎で増えるため、野生ではないとされています。河内の風穴(かざあな)<写真71〜77>(詳細後述)の駐車場周辺には、特にたくさん開花しており、駐車場を管理されている方が自分で調べてシャガはミャンマーからきたとおっしゃっていました。中国南部とミャンマー北部は国境を接しているので、その可能性も否定できません。シャガという名前は、漢字の“射干”という植物名がもとになっているといわれていますが、これは、日本ではヒオウギと呼ばれる別の植物で、シャガは中国語では“胡蝶花”といいます。
花は一日でしぼんでしまいますが、ここのはまだつぼみも多数あり、しばらくは楽しめそうでした。さまざまな群生地を見てきましたが、これほどの規模は初めて見ました。駐車場を管理されていた方によれば、鹿が山から下りてきて他の植物を食べてしまったのも原因だろうとのことでした。
鹿はあらゆる植物を食べ、杉の皮ははがされて枯れて斜面の落石が増え、墓前にお供えした花は食べられて茎だけになるので造花に替えられ、ヨモギなども生えなくなり、シャガだけがやたら増えたそうです。元々繁殖力が他の植物よりも強く、根に毒性があるため鹿が食べずこのような大群生になったのでしょう。石垣の間からも顔を出しているので、いつ崩れてもおかしくありません。
「もう、どうなってしまうんか思いまして。」
「そのうちこの駐車場もこうなるんじゃないんですか。」
「いやぁ、そらちょっと・・・。」
すみません、想像するだに恐ろしいことを申し上げてしまいました😅ちなみに、岡山ではGW開けから河川の土手沿いなどでオオキンケイギクという外来種が大繁殖します。在来種を駆逐する恐れがあるとして2006年に特定外来生物に指定され、岡山では毎年、自治体が駆除をしています。シャガの話からこのオオキンケイギクを思い出してしまいました。
我々のような遠方から来ている者にとっては、このシャガに満ちた道は魅力溢れるシーンに映りましたが、地元の方々にとっては、複雑な思いがあるものと推察されます。いっそのこと、これを観光の目玉にしたらという話もあるそうで、それはそれでいいのではとも思いましたが、後日、調べてみると、シャガの葉は大丈夫だと気付いた鹿に食べられ激減した所もあるようです😅早まらなくてよかったかもしれません。霊仙山は花の百名山で今回もそれを期待していたのですが、これらのシャガの大群生は予想外でした。鹿の食害も含め、今後、どうなるのか見守りたいと思います。
【花よりカルスト!稜線が美しい霊仙山】
出発点は、落合神社の駐車場です。駐車場に行き着く前に、すでに路肩の広いスペースに路上駐車をしている自動車を何台か見かけました。まだ午前8時前にもかかわらず駐車場がすでに満車になっている可能性がありましたが、20台程の駐車場の入口付近に辛うじて1台分だけ停められるスペースがあり、そこに駐車することができました。後から来た車がタイヤを空回りさせながら奥へ行き、バックで戻るのを3回は見ました。未舗装で中央は少しくぼみ、水たまりがあったので、雨上がりなどは要注意です。出発しようとすると、声をかけてこられた方から、別の道(どこかは不明)はとんでもなく狭く直角に曲がるのが大変だったと伺いました。河内の風穴(かざあな)<写真71〜77>経由が最も楽だったようで、ここまで本当にラッキーでした。
この駐車場から南東に舗装道路を戻ると今畑登山口<写真05>からは作業道のような歩きやすい土道がしばらく続きます。最初は地形図にはない分岐がいくつかありますが、道標はないので要注意です。昨年の同時期に登られた方の記録によると、登山口を登ってすぐに花が見られたとのことですが、今年は少し遅れているのか、なかなか出てきませんでした。
標高660m辺りから石埋まりの間を歩くようになり、気づけば登山道の右側に岩が並んだ岩ロード<写真10>となっていました。笹峠<写真12>周辺は少し登山道から逸れれば花が見られたのかもしれません。ブナと石灰岩のコラボ<写真13,14>が美しく、動画を撮りながら歩いていると、微妙に道から逸れてしまった箇所があったようです。
ここを過ぎて標高760m過ぎから石灰岩斜面を登ります。石灰岩の間の土道はなんとなくわかるので大丈夫です。岩の間のわずかな隙間にタチツボスミレの仲間<写真22>やキランソウ<写真18>などが咲き、振り返ると登ってきた尾根などが見えるので退屈はしません。登るにつれて石灰岩が密になって道が少しわかりにくくなるので、岩にたまにある赤い丸印を探しながら歩きます。間の土道はサラサラで、これ以上乾くと上りでも滑りやすそうです。また、濡れても確実に滑る厄介な土質です。今回のように反時計回りだと、滑りやすい箇所は上りが多く下りはロープがあるのでより安全です。
近江展望台<写真24,25>は石灰岩のガレ場で、ここから景観が大きく変わります。展望が急に開け、なだらかな稜線が続き、常に360度展望が効くようになりました。さらに、霊仙山(りょうぜんざん)の上部全体がカルスト地形となっており、まるで地球外の惑星を歩いているようで、山行が楽しくなりました。カルスト地形とは、石灰岩などの水に溶解しやすい岩石で構成された大地が雨水や地下水などによって侵食されてできた地形です。その中でも特に、石灰岩の節理や断層に沿って侵食が進み岩が林立しているように見える地形(カレンフェルト)が多く印象的でした。霊仙山(りょうぜんざん)<写真37〜42>などこれから歩く尾根が常に見えているので、岩柱の間を適当に歩いても、ルートを大きく外れることはなく、まるで迷路をさまよっているようでした。過去に訪問した「日本三大カルスト」の秋吉台や四国カルストを彷彿させるような壮大で魅力あふれるカルスト台地でした。
近江展望台<写真24,25>からしばらくは石がゴロゴロした上を歩きました。どうやら、途中でガレ場の右下(東側)の土道に下りなければならなかったようですが、ヤマネコノメソウ<写真26,27>などを見ながら歩いていると気づくのが遅れました。ただし、土道に合流した後もたまに小石がゴロゴロした上を歩くことがありました。石の間にはウスベニニリンソウ<写真29>がよく見られ、しまいには飽きてきました😅
霊仙山最高点<写真33>頂上直下は緩やかな土道で歩きやすかったです。頂上は少し開けていますが、すぐに霊仙山(りょうぜんざん)<写真37〜42>に向かいました。前方に見える雪渓<写真34,35>にテンションが上がりペースを速めると、霊仙山東尾根の標高1,060m辺りからかなりサラサラで滑りやすく、一部はステップが切ってありました。ここは上りでよかったです。
霊仙山(りょうぜんざん)頂上<写真37〜42>は広々としており、石灰岩だらけなので上に座って休憩できる場所はたくさんあります。おかげで、密にならずにすみ、残念ながらかすんでいる琵琶湖や伊吹山などを見ながらのんびり休憩しました。11時頃だったので、昼食を摂ってもよかったのですが、気合を入れて朝食<写真01,02>を食べ過ぎて少しもお腹が空かず、水分補給だけにしました😅
ここから経塚山<写真43,44>に向かうつもりが、なぜかすぐに道を見失い、斜面の下のほうを歩いてしまいました。地形図の破線の道に合流すると、少し滑りやすい下りから上りへ、そのまま直進すれば経塚山だったのに、左折して巻き道に入ってしまい西から登りました。経塚山頂上も少し開けていますが、なんとなく通過点のようですぐに出発。
ここから多賀町と米原市の境界沿いに歩こうとして道を見失い右往左往、適当に斜面を下りながらなんとなく道らしきものに合流しましたが、きれいな細道に入ったと思っても何度か微妙に外れたようです。
池<写真45>越しに伊吹山が見えるとテンションが上がったのですが、後日写真を確認すると、あれっ、山はどこ?こんなにかすんでたっけ😅ここからは道は明瞭で、しばらくは緩やかで歩きやすかったです。
多賀町&米原市境界尾根<写真50>も石灰岩だらけなのが見え、どこまでカルスト地形が続くのか気になりました。花は期待よりもかなり種類が少なかったのですが、石灰岩で十分満足してしまい、もうこれでええかとのんびり歩きました。
お猿岩<写真52>を過ぎると滑りやすい細道の下りになり、ロープが断続的にありましたが、使わずにすみました。予想外のヤマナシ<写真53,54>やカスミザクラ?<写真55>に得した気分で、たまにある小石ゴロゴロも気にならずどんどん下ります。
汗ふき峠<写真56>から北西の醒井養鱒場(さめがいようそんじょう)方面は通行止めです。榑ケ畑(くれがはた)登山口から登ることもそちらへ下りることもできないので要注意です。標高480m辺りから470m辺りまではロープ場で、ここだけはロープを掴んで下りました。
標高420m辺りは1回目の渡渉点で、私はロープから少し離れた石の上を渡りましたが、連れはロープを掴んで渡りました。ここに限りませんが石の水面上に出ている高さはあまりないので、増水時は要注意です。
大洞谷<写真59>撮影地点の少し先に崩れそうな細い箇所があり、なんとか通過し進んでいると、前方の方々から「ここ、合ってますか?」ときかれました。引き返しここを過ぎてすぐくらいに谷に下りる踏み跡があり、渡渉しました。これが2回目の渡渉点です。もしかしたら、目印のピンクテープがあったのかもしれません。
標高380mを切ると丸太を数本束ねた長い橋を渡ります。少し下りになっているので、連れは左右2本の丸太に足を1本ずつ置き、よちよち歩きで渡り切りました。これが3回目、最後の渡渉点です。そのうちに道は広くなり、狭い洞穴<写真60>からすぐに舗装道路になりました。
【霊仙山塊カルスト地帯にある鍾乳洞・河内の風穴へ】
山行を終え、落合神社駐車場から2km余り自動車で進むと、滋賀県天然記念物に指定されている河内の風穴(かざあな)の看板がありました。時間があれば立ち寄ろうくらいに思っていましたが、前述しましたように、駐車場付近にシャガの群生があることを確認していましたので、迷わずここでお花見&ケービングを楽しむことにしました。駐車料金は400円、そこからしばらく歩くと料金所があり、入場料は大人一人500円です。
河内の風穴は今から約55万年前にできたといわれています。総延長は約10kmもあり、その規模は全国で3番目とパンフレットに記載されていました。その昔、洞窟内に犬を放したところ鈴鹿山脈の反対側、しかもここからさらに南に位置する伊勢市に出てきたという信じがたい伝説が残っているそうです。
洞奥の気温は年中ほぼ一定で、平均気温は11.3℃です。この日は外の気温が高かったので、洞窟内はまるで冷房が効いているかのように涼しく、快適な温度に感じました。入口手前で洞内から風が吹き出てくるのがわかりました。
入口が高さ1mと狭く、少し腰をかがめて中に入りますが、内部は天井が高く、立ったまま歩けます。洞内は3層構造で小洞が複雑につながっているため、総面積1,544平方メートルと広く、入口から200mまでの1階と2階部分を見学することがことができました。鍾乳石は見当たらないのが残念に思えるかもしれませんが、照明以外に特に何もなく、変に演出していないのでかえって探検気分を味わえ、こういうのもいいものだと思いました。ちなみに、2階部分は人が多いときは閉鎖するようでした。
洞内にいたのは20分足らずですが、神社参拝やシャガなど周辺のお花見、駐車場を管理されている方との立ち話も含め、ここでおよそ1時間費やしました。結局、この日のメインテーマは花ではなく“カルスト”になってしまいました。予想外でしたが十分楽しかったです😊
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