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Yamareco

記録ID: 819129
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

冬期八ヶ岳 赤岳〜硫黄岳

2016年02月26日(金) 〜 2016年02月27日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
19.0km
登り
1,664m
下り
1,663m

コースタイム

1日目
山行
2:23
休憩
0:05
合計
2:28
11:10
45
美濃戸口
11:55
12:00
98
美濃戸山荘
13:38
赤岳鉱泉
2日目
山行
8:30
休憩
2:28
合計
10:58
6:45
29
赤岳鉱泉
7:14
7:20
53
行者小屋
8:13
8:15
23
文三郎尾根 阿弥陀岳分岐
8:38
8:50
30
赤岳
9:20
9:30
0
赤岳展望荘
7:37
0:00
147
日ノ岳
10:04
10:10
7
三叉峰
10:17
0:00
13
大権現
10:30
10:45
23
横岳
11:08
0:00
24
硫黄岳山荘
11:32
11:39
11
硫黄岳
11:50
12:10
30
赤岩の頭
12:40
13:45
75
赤岳鉱泉
15:00
15:05
45
美濃戸山荘
15:50
美濃戸口
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2016年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
コース状況/
危険箇所等
赤岳鉱泉まで凍結箇所あり。稜線上は雪安定。
美濃戸口でバスを降りて出発。最後に来てから10年以上。ブランクを感じるが、変わらない風景。
2016年02月26日 11:08撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/26 11:08
美濃戸口でバスを降りて出発。最後に来てから10年以上。ブランクを感じるが、変わらない風景。
分岐。南沢のほうが凍結してそう。
2016年02月26日 12:03撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/26 12:03
分岐。南沢のほうが凍結してそう。
北沢も最初は砂利が出ているが、ここから先は凍結多し。
2016年02月26日 12:03撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/26 12:03
北沢も最初は砂利が出ているが、ここから先は凍結多し。
赤岳鉱泉13:38着。アイスキャンディが薄雲に映える?明日はクライミング大会のため、スタッフの方々が準備中。
2016年02月26日 13:38撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/26 13:38
赤岳鉱泉13:38着。アイスキャンディが薄雲に映える?明日はクライミング大会のため、スタッフの方々が準備中。
昨日は、午後から雪だけど、積雪ほぼ無し。
2016年02月27日 06:42撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 6:42
昨日は、午後から雪だけど、積雪ほぼ無し。
阿弥陀岳を朝日が照らす。快晴のなか出発。
2016年02月27日 07:11撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/27 7:11
阿弥陀岳を朝日が照らす。快晴のなか出発。
行者小屋到着。鉱泉から30分と、ちょうど良い準備運動。文三郎尾根へ。
2016年02月27日 07:16撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 7:16
行者小屋到着。鉱泉から30分と、ちょうど良い準備運動。文三郎尾根へ。
樹林帯を超えると、傾斜がきつくなる。
2016年02月27日 07:55撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 7:55
樹林帯を超えると、傾斜がきつくなる。
快晴と締まった雪質に感謝! 少しずつ高度をかせぐ。
2016年02月27日 07:55撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 7:55
快晴と締まった雪質に感謝! 少しずつ高度をかせぐ。
稜線が見えてきた。
2016年02月27日 07:56撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/27 7:56
稜線が見えてきた。
阿弥陀岳への分岐までくると風強い。風圧が変わるため、バランスを崩しやすい。
2016年02月27日 08:13撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 8:13
阿弥陀岳への分岐までくると風強い。風圧が変わるため、バランスを崩しやすい。
ここからの阿弥陀岳、惚れ惚れするほど良い形。いつか冬季に登りたい。
2016年02月27日 08:14撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/27 8:14
ここからの阿弥陀岳、惚れ惚れするほど良い形。いつか冬季に登りたい。
下からみても黒かった岩壁はやはり着雪少ない。気付くと、上にも下にも人がいない。滑落しないように注意しよう。
2016年02月27日 08:22撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 8:22
下からみても黒かった岩壁はやはり着雪少ない。気付くと、上にも下にも人がいない。滑落しないように注意しよう。
雪質は良く、動いていれば寒さは無い。誰もいないなか、慎重に歩を進め、あれ、山頂?という感じで登頂。
2016年02月27日 08:38撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/27 8:38
雪質は良く、動いていれば寒さは無い。誰もいないなか、慎重に歩を進め、あれ、山頂?という感じで登頂。
土曜の早朝だからか、貸し切り状態。とても嬉しい。八ヶ岳にしては風が強くないし、快晴だし、この条件だからこそ登れたと思う。
2016年02月27日 08:38撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 8:38
土曜の早朝だからか、貸し切り状態。とても嬉しい。八ヶ岳にしては風が強くないし、快晴だし、この条件だからこそ登れたと思う。
雪質や体調によってショートカットも考えていたが、予定通り、硫黄岳まで縦走とする。
2016年02月27日 08:50撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 8:50
雪質や体調によってショートカットも考えていたが、予定通り、硫黄岳まで縦走とする。
赤岳展望荘は冬季営業終了。そのせいか、時間的に殆ど人に合わず、ロケーションは最高。贅沢過ぎる。気温−12度
2016年02月27日 09:20撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 9:20
赤岳展望荘は冬季営業終了。そのせいか、時間的に殆ど人に合わず、ロケーションは最高。贅沢過ぎる。気温−12度
日ノ岳ルンゼ
2016年02月27日 09:37撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 9:37
日ノ岳ルンゼ
ヤマレコの記録見て、憧れた場所に立てて満足。
2016年02月27日 09:37撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/27 9:37
ヤマレコの記録見て、憧れた場所に立てて満足。
縦走路を振り返る。
2016年02月27日 09:37撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/27 9:37
縦走路を振り返る。
やや細く、凍結場所には通過慎重に。でも楽しい。
2016年02月27日 09:45撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 9:45
やや細く、凍結場所には通過慎重に。でも楽しい。
ルート上は、よく踏まれており、基本的にアイゼンがよく効く。
2016年02月27日 09:45撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 9:45
ルート上は、よく踏まれており、基本的にアイゼンがよく効く。
高度感はあるが、クサリは出ている。
2016年02月27日 09:45撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 9:45
高度感はあるが、クサリは出ている。
トラバース。締まった雪の道が出来上がっており通過は問題なし。降雪後はもっと厳しいのだろう。
2016年02月27日 09:49撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 9:49
トラバース。締まった雪の道が出来上がっており通過は問題なし。降雪後はもっと厳しいのだろう。
風弱く、気持ち良い稜線歩き。
2016年02月27日 09:56撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 9:56
風弱く、気持ち良い稜線歩き。
次第に遠くなる赤岳。離れたくないなー。
2016年02月27日 10:04撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 10:04
次第に遠くなる赤岳。離れたくないなー。
時々、下を見て気持ちを引き締める。
2016年02月27日 10:04撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 10:04
時々、下を見て気持ちを引き締める。
11:32横岳到着。標識からして積雪どのくらいなんだろ。気温−7度。名残惜しく15分間休憩。
2016年02月27日 10:27撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/27 10:27
11:32横岳到着。標識からして積雪どのくらいなんだろ。気温−7度。名残惜しく15分間休憩。
横岳奥ノ院からの下り。リッジは最初だけ。その後、クサリ場のところが少し緊張。
2016年02月27日 10:37撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/27 10:37
横岳奥ノ院からの下り。リッジは最初だけ。その後、クサリ場のところが少し緊張。
2016年02月27日 10:45撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 10:45
あとは風に遊ばれながら、なだらかに降りて登るだけ。
2016年02月27日 10:58撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 10:58
あとは風に遊ばれながら、なだらかに降りて登るだけ。
2016年02月27日 11:08撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/27 11:08
硫黄岳山頂。覚悟していたほど強風ではなく、殆ど足を止めずに登れた。
2016年02月27日 11:32撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
2/27 11:32
硫黄岳山頂。覚悟していたほど強風ではなく、殆ど足を止めずに登れた。
達成感を味わう、の図。
2016年02月27日 11:36撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/27 11:36
達成感を味わう、の図。
赤岩の頭。この景色。ザックも降りたくないと申しております。
2016年02月27日 11:59撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 11:59
赤岩の頭。この景色。ザックも降りたくないと申しております。
赤岳鉱泉到着。アイスキャンディで大会しており、賑やか。小屋でカレーを食べて、のんびり美濃戸口まで下山。
2016年02月27日 12:38撮影 by  XZ-2 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/27 12:38
赤岳鉱泉到着。アイスキャンディで大会しており、賑やか。小屋でカレーを食べて、のんびり美濃戸口まで下山。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 ゲイター バラクラバ 毛帽子 着替え ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 行動食 非常食 飲料 水筒(保温性) ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 カメラ ヘルメット

感想

久々の八ヶ岳。20人位の登山客とともに美濃戸口でバスを降車し、登山届を出して出発。雪のない林道歩きだけど所々、凍っている。慎重に通過。気温3度とこの季節にしては暖かい。汗をかかないようにゆっくりペースを守り、美濃戸山荘を通過。薄曇りのなか次第に道の凍結が目立ち、アイゼンを付けるか迷う。北沢を渡る小橋で、大同心が黒々しているのには驚き。今年は雪が少ないのを実感。足が滑りそうになりながらも赤岳鉱泉に到着。気温は−6度で天気も良くなさそうなので早々と宿泊手続きし、自炊室で昼飯。水が無料なのは助かる。そのうち、雪が降り始めた。明日の天候が気になる。
翌朝、外を見ると月や星がきれいだ。6時に小屋朝食を摂って準備。6:45出発。後半に足がもつよう、ゆっくり歩く。行者小屋で数人の登山者がいるが、未だ日帰りの人が来るには早いのだろう。朝日の照らす阿弥陀岳を見上げ、文三郎尾根を登り始める。樹林帯から次第に斜度が上がり、きつくなる。途中足を止めながらも良好な雪質に安定して登る。阿弥陀岳との分岐に着くと、かなりの強風。写真を撮っていると、身体を持ていかれそうになり、再び登り始める。かなり前にいた登山者はもう登り切ったのか、上にも下にも自分ひとりの状況。滑落しても見つからないため、足元と風に気を付けて岩場を登る。息切れしながらも最後のハシゴを登り、8:38赤岳登頂。この尾根は約15年前に来て以来だけど、当時は雪もないのに怖かったな。今回は余裕?
山頂独り占め。すごい気持ち良い。山頂小屋に行くと風よけして休む二人の登山者。この時点で、天候、雪質、体調ともに問題なく、縦走決定。一つでも不安があれば地蔵尾根下山も予定していただけに、すべてに感謝。
展望荘で行動食を摂る。−12度だけど八ヶ岳にしては風が弱く、休んでいてもあまり寒くない。雲がない稜線縦走は最高だ。日ノ岳ルンぜはトレースしっかり。その後も危険個所はクサリが出ているので安心。楽しい気持ちの一方で、小さくなる赤岳にもっとこの場に居たい気持ち。10:30横岳到着。15分ほど休み、短いナイフリッジを下ってクサリ場へ。今までのルートの中では一番の注意ポイントかな。でもすぐに通過。ここからは、強風のなか硫黄岳へ。耐風姿勢を取らずとも歩ける状況で山頂に着いた。雪をサクサクいわせて赤岩の頭に降りる。歩いてきた縦走路を見渡せる絶景ポイント。久々のしっかりした登山は山と一体感が得られて、とても充実したものだった。あとは赤岳鉱泉経由で下山するだけ。ゆっくり山のなかの自然を味わいながら、今回の山を締めくくった。

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コメント

無事下山されて良かったです。
美濃戸口からアイゼン装着せず鉱泉宿に着いた単独おじいさんです。
赤岳主稜はすぐ諦めて、文三郎道から登り返し、8時50分に山頂に到着です。その後、予定通り阿弥陀岳北稜から御小屋尾根を下り、14時45分のバスで下山しました。横岳付近のアルパイン風景は素晴らしいですね。またどこかでお会いしましょう。
2016/2/29 10:12
Re: 無事下山されて良かったです。
alpsommetさん。コメントありがとうございます。途中までご一緒させていただき、主稜に入るチャレンジ精神、こちらも頑張ろうと励みになりました。結果、北陵登攀!やりましたね。おめでとうございます 。私より15歳も年上とは思えない登り、尊敬します。また、いつの日かお会いしたいですね。
2016/2/29 20:06
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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