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Yamareco

記録ID: 82089
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

ようやく北岳、日帰りで。秋晴れ、黄葉、天高く馬肥ゆる・・・

2010年10月11日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:45
距離
10.4km
登り
1,668m
下り
1,668m

コースタイム

06:00 広河原
07:40 二俣 07:50
09:30 八本歯のコル 09:40
10:50 北岳山頂 11:20
11:50 肩の小屋 12:10
12:25 小太郎分岐
13:15 二俣
14:45 広河原

歩行時間 7h35m 総合時間8h45m
天候 文句なしの快晴!!
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
タクシー 自家用車
21:00 自宅出発
23:30 芦安駐車場(3時間ほど仮眠)
05:10 始発乗り合いタクシー

8月と9月の駐車場の混雑状況が頭から離れず、かなり早く着くがガラガラ・・・
乗り合いタクシーの出る第2Pに停めました。
翌朝4時に起きると、第2は満車。第3は何台か空いていたような。
コース状況/
危険箇所等
【広河原〜二俣】
前半は樹林帯、途中から沢沿いを歩きます。
降雨の影響か、いつもそうなのか分かりませんが、登山道も沢状態です。
スパッツ装着したほうが良いでしょう。
鉄製の橋を2回渡りました。
後半はガレています。濡れていると滑りそうなので注意が必要です。
正面に山頂、後ろに高嶺が見えます。鳳凰はまだ全貌が明らかになりません。

【二俣〜八本歯のコル】
ガレ場を頑張って登っていくとそのうち梯子がたくさん出てきます。
どれも新しく、安心感があります。濡れていると、下りは怖いかもしれません。
振り返ると、ようやく鳳凰の稜線がはっきりと見えます。

【八本歯のコル〜山頂】
ガレ・ザレの稜線を歩きます。
たまに痩せている箇所もあり、風が強いと心細いでしょう。
この日は風がほとんどありませんでしたので安心でした。
そろそろ空気が薄くなるのが分かります。
眺望よいです。

【山頂〜肩の小屋〜小太郎尾根】
山頂から小屋までは、急な岩場を下っていきます。
どこを通っても最終的には同じ場所に着きます。

【小太郎尾根〜右俣〜二俣】
思っていたよりも急斜面です。
個人的にはこちらの登りはちょっと・・・
まあそこは好き好きですが。
広河原アルペンプラザ前からスタート
2010年10月11日 05:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 5:57
広河原アルペンプラザ前からスタート
朝日に照らされる北岳
2010年10月11日 06:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 6:02
朝日に照らされる北岳
吊橋を渡りつつ・・・
テンション上がります
2010年10月11日 06:03撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 6:03
吊橋を渡りつつ・・・
テンション上がります
ちょこっとお花が咲いています
2010年10月11日 06:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 6:38
ちょこっとお花が咲いています
大樺沢を登っていきます
2010年10月11日 06:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 6:38
大樺沢を登っていきます
登山道も沢状態
2010年10月11日 06:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 6:41
登山道も沢状態
振り返って高峰方面
2010年10月11日 07:02撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 7:02
振り返って高峰方面
今日は快晴
2010年10月11日 07:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 7:41
今日は快晴
微妙な黄葉、紅葉
2010年10月11日 07:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 7:42
微妙な黄葉、紅葉
登ってきた道を振り返る
早川尾根が綺麗ですね
2010年10月11日 08:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 8:00
登ってきた道を振り返る
早川尾根が綺麗ですね
本当に空が青い
2010年10月11日 08:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
1
10/11 8:00
本当に空が青い
雪が残っています
2010年10月11日 08:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 8:18
雪が残っています
青空とバットレス
2010年10月11日 08:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 8:50
青空とバットレス
早川尾根と地蔵岳
2010年10月11日 09:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:05
早川尾根と地蔵岳
梯子がたくさん現れ始めました
2010年10月11日 09:07撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:07
梯子がたくさん現れ始めました
また梯子
2010年10月11日 09:14撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:14
また梯子
鳳凰がよく見えます
2010年10月11日 09:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:20
鳳凰がよく見えます
2010年10月11日 09:20撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:20
これはお気に入りの1枚
2010年10月11日 09:25撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:25
これはお気に入りの1枚
八本歯のコルに到着
2010年10月11日 09:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:33
八本歯のコルに到着
いい景色
2010年10月11日 09:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:34
いい景色
鳳凰の全貌が明らかになります
2010年10月11日 09:34撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:34
鳳凰の全貌が明らかになります
甲斐駒ケ岳アップ
2010年10月11日 09:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:35
甲斐駒ケ岳アップ
農鳥岳方面と北岳山荘
2010年10月11日 09:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:43
農鳥岳方面と北岳山荘
岩場をよじ登ります
2010年10月11日 09:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:51
岩場をよじ登ります
バットレスにはみとれますね
2010年10月11日 09:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:52
バットレスにはみとれますね
2010年10月11日 09:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:57
太陽と富士山
2010年10月11日 09:59撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 9:59
太陽と富士山
岩だらけ
でももう少しで山頂
2010年10月11日 10:00撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 10:00
岩だらけ
でももう少しで山頂
鳳凰は何度でも撮ります
2010年10月11日 10:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 10:12
鳳凰は何度でも撮ります
振り返ると綺麗な稜線です
2010年10月11日 10:35撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 10:35
振り返ると綺麗な稜線です
ようやく山頂
2010年10月11日 10:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 10:50
ようやく山頂
3193mだそうです
2010年10月11日 10:52撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 10:52
3193mだそうです
恥ずかしいですがガッツポーズ
湘南マラソンの参加Tシャツです
2010年10月11日 10:54撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 10:54
恥ずかしいですがガッツポーズ
湘南マラソンの参加Tシャツです
2010年10月11日 11:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 11:06
2010年10月11日 11:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 11:10
2010年10月11日 11:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 11:10
2010年10月11日 11:10撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 11:10
2010年10月11日 11:22撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 11:22
2010年10月11日 11:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 11:28
2010年10月11日 11:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 11:41
2010年10月11日 11:41撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 11:41
2010年10月11日 11:42撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 11:42
2010年10月11日 11:50撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 11:50
2010年10月11日 11:51撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 11:51
2010年10月11日 12:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 12:11
2010年10月11日 12:26撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 12:26
2010年10月11日 12:57撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 12:57
2010年10月11日 12:58撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 12:58
2010年10月11日 13:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 13:30
2010年10月11日 14:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 14:18
2010年10月11日 14:18撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 14:18
2010年10月11日 14:30撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 14:30
2010年10月11日 14:43撮影 by  Canon IXY DIGITAL 510 IS, Canon
10/11 14:43
撮影機器:

感想

午前6時。
広河原のアルペンプラザ前。

始発の乗り合いタクシーで来た人たちはすでに去ってしまい、僕ひとりだ。
あと少しでバスが到着して登山者でごったがえすだろう。
いや、ごったがえすという表現はあまり適切ではないかもしれない。
8月と9月にここに来たときと比べれば、芦安駐車場にいた人も随分少なかったように思える。

思えば、初めて北岳に登ろうと考えたのが今年7月。
3ヶ月経ってようやく、という感じだ。
その間、丹沢の山中を1日で30キロ歩き続けた日もあり、甲斐駒と鳳凰にも踏み跡を残し、仕事でもいろいろと・・・私生活でもいろいろと・・・

さて、今回の北岳、本来は山中1泊で登った方がやはり楽しさは増すでしょう。
余裕があれば間ノ岳まで足を延ばし、さらにもう1泊できる余裕があれば農鳥岳から奈良田へ下るルートも。
僕のように、仕事上なかなか連休が取りづらい環境の人は、やむなく日帰りでしょうが、日々のトレーニングはやはり必要でしょう。

などと考えている間に北岳の入口となる吊り橋へ到着。
これから向かう山頂方向を眺めながら、橋を渡って山の中へ入っていく。

二俣までは沢沿いを黙々と歩く。登山道も沢状態。昨日、一昨日の降雨の影響だろうか。辛くなっても、振り返れば鳳凰と高嶺。景色が疲れを忘れさせてくれる。
二俣までは2時間で登ればいいかなと思っていたけど1時間40分で到着。
お握りと玄米ブランをかじる。

ここからは左俣ルート、八本歯のコルへ向かう。

しばらくガレ場を登っていくと、無数の梯子が出迎えてくれる。
梯子嫌いな人もいるようだけど、僕は大歓迎。こんなに楽に高度を稼げていいのだろうか。補修してくれている山小屋の方々にホントに感謝。

八本歯のコルへは二俣から1時間40分、僕にしては上出来だ。
またもやお握りと玄米ブランをかじる。

さて、ここから山頂へ向かう行程が本日の鬼門。
なんせ、思い通りに足が前に進まない。

疲れか、はたまた高度の影響かな。

よちよち歩いていると、バットレス周辺をヘリが旋回。
何か事故でもあったのだろうか。
ちょうど斜面をトラバースしていたので、すぐに見えなくなってしまう。

そんなこんなで北岳山頂。3193Mだという。
覚え方はもちろんサ・エ・グ・サ、で。
南を見れば富士山、東は鳳凰、北には甲斐駒と仙丈、遠く、北と中央アルプス。

雲ひとつない。

秋晴れと紅葉を堪能しながらパンとコーヒー。
30分休んで北側へ下山。しばらく下ると肩の小屋に到着。
僕以外には誰もいない。
山頂は少し賑やかすぎたからな。

リュックの中にはお握り二個と豚汁が残っている。迷わず完食。
それにしても今日は食欲旺盛すぎるな。たった6時間で、

お握り×4
パン×2
クリーム玄米ブラン×4切れ
豚汁×1
コーヒー×2
即効元気×2

いくら何でも食べ過ぎだ。
まあ、天高く馬肥ゆる秋って言うし、今日は快晴だし、余計なことを考えるのは止めよう。

さて、ここからが勝負。
時刻は12時10分。何とか15時の乗り合いタクシーに間に合わせたい。
いかんせん、初めてのルートなので時間が読めなく不安。
予定通り下っていけばここから2時間30分ほどで広河原に着くはず。

まるで転げ落ちるように小太郎分岐、そして二俣に到着。
テーピングでぐるぐる巻きにした膝がそろそろ痛み始めた。
もう時間は大丈夫そうだからゆっくり行こう。
目の前には鳳凰、振り返れば北岳、そして沢の音が癒してくれる。

結局14時45分に広河原、その5分後にタクシー出発。
人数が揃えばすぐに出発してくれるところがバスとの違い。
芦安駐車場に着いてすぐに金山沢温泉へ。10月は16時クローズですのでご注意を。
(結局15分だけ延長して頂きました)

ラジオを聴くと、帰りの中央道は30キロの渋滞だと淡々と女性が話している。
簡単に言うけど、30キロって小田原から江の島くらいありますよ。
コンビニの駐車場で仮眠することにする。

あと3週間で南アルプス林道は閉鎖だ。
一般ハイカーは立ち入れない山域へとなってしまう。

まだ3回しか来ていないけど、この2ヶ月間で南アルプス北部がとても好きになった。
冬の間はしばらくさよならだ。

そういえば、さよならを言うのは少しだけ死ぬことだ、っていう台詞があったっけ。
いくら考えても小説のタイトルが思い出せない。

また、来年の夏に登ります。

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