八ヶ岳 赤岳天狗尾根
- GPS
- 31:32
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 2,169m
- 下り
- 2,177m
コースタイム
美し森駐車場12:00 - 13:55出合小屋14:20 - 取付き点14:30 -
幕営地(2150m付近)15:19
行動時間 3時間19分(休憩含む)
3月6日
幕営地6:45 - カニのはさみ7:53 - 大天狗基部8:40 - 縦走路合流点9:08 -
10:34ツルネ14:36 - 権現岳15:45 - 天女山入口ゲート18:16 - 美し森駐車場19:32
※ツルネからツルネ東稜を下降してルートを失い大きく時間をロス
行動時間 12時間47分(休憩含む)
天候 | 3月5日 くもり 3月6日 くもりのち雪、午前中は晴れ間あり 午前中は風強し |
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過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
清里 美し森駐車場(1475m付近)積雪なし 売店・トイレ・自販機などは冬期閉鎖中 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★美し森駐車場〜出合小屋 トレースあり。 地獄谷の堰堤の先からまともな雪面歩行になる。 アイゼンは必要なし。 出合小屋は中でテントが張れる。 この日は3張りあった。 ★天狗尾根 トレースあり、雪質はよく締まっていて、踏み抜きはなかった。 赤岳沢を少し登って、ピンクテープのある急斜面を登りきると 天狗尾根に乗る。 2130m付近の小岩峰、カニのはさみ、ふたつの岩壁、大天狗、 小天狗の岩稜帯からなる尾根。主に岩稜は巻いて通過する。 ポイントは大天狗の通過だろうか。基部を右へトラバースして 高さ5mくらいの岩登り。バンドに出て右から巻いていく。 ホールドはあるので難しくはないがアイゼンでの登りには 少し気を使う。 ちょっとした岩稜歩きが楽しめる東面を代表するルートです。 幕営適地は樹林帯に2箇所あり。 ★ツルネ東稜 下山路としてよく使われるルート。 よく下降時に上ノ権現沢への支尾根に注意するよういわれている。 明瞭なトレースに惑わされていつのまにかルートを外してしまい 上ノ権現沢への支尾根に入り込んでしまった。 気がついて引き返す。結局、地形図を見てもどこでルートを 外したのかわからなかった。 トレースが必ずしも正しいとは思わないほうがいいでしょう。 ここらへん、トレースのないバリエーションルートの下降は 難しいものがあります。 ★一般ルート(ツルネ〜権現岳〜天女山) トレースあり、凍結箇所多し |
その他周辺情報 | ★温泉 甲斐大泉パノラマの湯 〜21時半迄 入浴料820円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
雨具
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
念願だった積雪期の赤岳天狗尾根。
八ヶ岳東面を代表するバリエーションルート。
やっとやり終えてホットした。
難しい岩稜の登攀はないけど緊張する場面もあって楽しめた。
前半の樹林帯と後半の岩稜帯。
変化に富んだ歩きが楽しめるいいルートだと思う。
また積雪期に来たいな。
〜下山路について〜
下山は一般的にツルネ東稜を下降します。
明瞭なトレースを下降していくと二人組のおじさんに出会った。
「どうもツルネ東稜のルートを外してしまったようだよ」
「このまま下りると権現沢へ下りちゃうよ」
そう、いつのまにかルートを外して上ノ権現沢への支尾根に入り
込んでしまったのだ。
確かにこの先、トレースが急な沢を下っている。
明らかにツルネ東稜とは違う。
「前日に三人組のパーティーが権現沢へ下ったんだよ」
「でもロープがないと下りられないよ」
たぶん滝があって、懸垂下降しないと下りられないのでしょう。
おじさん達はロープを持っていたのでそのまま下降していった。
ロープを持たない私にはどうすることも出来なかった。
登り返しながら時には地形図を見ながら正規ルートを探したけど
どこで外したのかさっぱりわからなかった。
明瞭なトレースに何の疑いも持たなかった。
もちろん支尾根に注意すべきことは頭の片隅にあったけど。
早く下に下りたい気持ちがあったのは事実。
そこに落とし穴があったのでしょう。
過去に一度だけ積雪期に下降したことがあります。
あの時は正しくトレースされていた。
それもあって疑いようがなかった。
何れにしろルートファインディングに不安が残る結果と
なってしまった。下降は難しいな。
このままにしておいてはいけない。
雪があるうちにルート検証のため再訪します。
積雪季のルートファインディングは難しいです。これを見て、一昨年かな、5月の槍ヶ岳を登り翌日蝶ヶ岳へ。その下降で遭難者と捜索隊のトレースへ入ってしまい、一時間以上のロス。更に上高地で一泊したことを思い出しました。今はGPSを持っていきますがなるべく頼らないようにしてます。左ではなくまっすぐなトレースが正解だったのでしょうか…?しかし、天狗尾根、格好良いです。
トレースあってラッキーと思ったけどね。
どこでルートを外しちゃったんだろう。
まったくわからなかったよ。
登りはいいんだけど下降は注意だね。
このままにしておくわけにはいかないので、
今月中にルート検証に行って来ますよ。
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