天然クーラーとライチョウとお花畑(扇沢から針ノ木岳と蓮華岳)

2025年07月08日(火) [日帰り]

• GPS: 10:38
• 距離: 15.5km
• 登り: 1,797m
• 下り: 1,799m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:53
• 休憩: 1:43
• 合計: 10:36

距離 15.5km 登り 1,797m 下り 1,799m

5:00 スタート地点
5:30 針ノ木岳登山口
6:09 6:11 大沢小屋
6:44 6:56 橋
7:17 7:18 高巻き入口
8:40 8:53 針ノ木峠
9:50 10:17 針ノ木岳
10:49 10:55 針ノ木峠
11:54 12:11 蓮華岳
12:53 13:02 針ノ木峠
13:47 高巻き入口
14:03 14:13 橋
14:34 大沢小屋
15:12 針ノ木岳登山口
15:27 15:34 扇沢駅
15:38 ゴール地点

天候

予報は良好。
未明に向かう車に小雨が当たり少し心配でしたが、現場～雪渓まではまず予報通り、青空と周りの山々も見えました。
雪渓上は周囲との気温差からなのか霧が流れており、涼しいか少し寒く感じました。
針ノ木峠に出てからの稜線上はガス多く、朝のうちは真っ白でしたが次第に切れ間と青空が現れ、お昼ごろには強い日差しが降り注ぎました。
快晴とはいきませんでしたが、良いお天気に恵まれて良かったです！

アクセス

利用交通機関：

自家用車

現場着の未明、そして下山後の夕方、そ　どちらも黒部立山アルペンルートのお客さんらと時間が被らなかったのでスムースでした。
市営駐車場も余裕を持って停めることができました。

コース状況／危険箇所等

薄暗い序盤の樹林帯は下草が刈られており足元も確保されており整備従事の方々に感謝です🙂‍↕️。
雪渓は久々だったので、特に下りは苦戦しました(何度か滑って膝やお尻が汚れてしまいました)😑。6本爪の軽アイゼン(+ダブルストック)でしたが、12本爪が安心かなと思いました。
峠と針ノ木岳間にも2ヶ所かな？雪渓渡りがありましたが、ステップが切られているので助かりました。

その他周辺情報

大沢小屋は無人でトイレもありませんでした。

写真

7/8 5:00

出発！
(扇沢市営駐車場より)

7/8 5:17

夏山の季節が来ましたねー

7/8 5:24

くまさんでも出そうな森に分け入る

7/8 5:42

沢と森とアルプスの峰々

7/8 5:46

待ってて、今行くから！

7/8 5:51

静かなブナ林を歩く

7/8 6:08

大沢小屋

7/8 6:09

百瀬慎太郎さんのレリーフ
大町やこの山域の登山文化発展に大きな功績を残した人だそうです。ありがとうございます。

7/8 6:43

針ノ木雪渓に突入！

7/8 8:27

雪渓上ガスでホワイトアウト。注意して登るのみ

7/8 8:50

針ノ木小屋
「エビスあります」の誘惑🤩。キンキンのポカリで熱い身体を冷まし、水分と電解質(ナトリウムなど)を補充です。

7/8 8:50

晴れていれば最高の展望台だろうに🫩

7/8 8:50

多情報な親切な標柱

7/8 9:02

7/8 9:13

7/8 9:13

7/8 9:14

7/8 9:22

雪渓渡り①

7/8 9:32

雪渓渡り②

7/8 9:38

7/8 9:39

7/8 9:48

7/8 9:50

針ノ木岳山頂に到着！
ガスで展望ないけどランチを🍙。

7/8 9:50

針ノ木岳2,821m。
扇沢がおよそ1,400mだから、だいたい1,400mを登ってきたということですね

7/8 10:17

針ノ木岳山頂でランチを食べていると徐々にガスが晴れてきたので直下のスバリ岳方面を撮影。いつかこの針ノ木岳〜スバリ岳〜赤沢岳〜鳴沢岳〜岩小屋沢岳〜爺ヶ岳の稜線も繋げてみたい！

7/8 10:17

7/8 10:17

7/8 10:26

登りでかかっていたガスが晴れ、ギザギザの針ノ木谷の支陵も見えました

7/8 10:37

スバリ岳、大きい

7/8 10:55

蓮華岳へ向かう登り途中に振り返る

7/8 11:02

針ノ木谷の向こうに船窪岳と七倉岳だろうか

7/8 11:28

久しぶりに会えたコマクサさん☘️。
ただいま！

7/8 11:32

7/8 11:46

7/8 11:47

7/8 11:50

あ、向こうに三角点が

7/8 11:50

蓮華岳頂上。
ここでの小休止中にガスもだいぶ晴れて暑い日差しも降り注ぎました

7/8 12:17

ライチョウ親子が道を通せんぼ💦。

7/8 12:17

お母さんと5羽のヒナたち。
フッワフワで、健気にちょこちょこ歩く姿、超絶可愛い‼️

7/8 12:36

蓮華岳稜線からガスで左半身だけの針ノ木岳。

7/8 13:55

孤独な雪渓下降、かかと落とし歩き。何度か尻もちつきました😵

7/8 14:14

雪渓の下を轟音の激流が🐟

7/8 14:52

ブナの大木。逆光で暗くなってしまいました

7/8 14:59

ひやっけーー‼️雪解け水
アームスリーブも濡らして涼しさUP！

撮影機器：

iPhone 14 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ(PatagoniaキャプリーンクールL/S) Tシャツ(MAMMUT QDロゴプリントS/S) ウィンドシェル(Rab Vital Hoody) ズボン(Patagonia RPS Rock Pants) 靴下(smartwoolミディアム) グローブ(mont-bellフリースグローブ) アームカバー(OLENOアームスリーブ) 化繊フリース(Marvel Peakフリース) 雨具(MIZUNO BERGTECHレインスーツ) キャップ(RIDGE MOUNTAIN GEAR Basic Cap) 靴(SCARPA LIBELLE RUN) ザック(GOLITE JAM35) アイゼン(EVERNEW6本爪軽アイゼン) ストック(LEKIアンチショック・スクリュー式) ヘルメット(Black Diamond VISION) 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 簡易折り畳み座布団 スマホ(地図・コンパス・計画書・GPS・カメラ) ヘッドランプ(PETZL) 熊鈴 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 タオル(SEA TO SUMMIT AIRLITE TOWEL S)

備考

山頂でのひと時を過ごすのに、もうすっかり一般的になった晴雨兼用傘があれば良かったかなと思いました。
日焼け・熱中症予防に直射日光はなるたけ避けなきゃいけませんね。「日陰を持ち歩く」。

感想

ken_trail

(火)(水)と連休だったので、どちらかは山へ、と前から行ってみたかった針ノ木&蓮華の日帰りを画策しました。てんくら”A”は確認済み。

朝ごはん予定のすき家さん、豊科店も穂高店も両方とも3-4時清掃のため閉まっており😵、最後な希望の大町店に着いたのが4時を回っていたのでやっと入れましたー。すき家さん、いつからそんなシステムになったの？

初の針ノ木雪渓は先行者もおらず、ちょっとドキドキしながら登って行きました。霧がかかる中の単独行は心細かったですね。
連日の暑さに嫌気も出始めていた中、この天然クーラーのごとき雪渓を流れる風がとても気持ち良かったです。
ノドのあたりで振り返ると後発の人影が見え、雪渓を登り切ってひと安心。今シーズンの営業を始めたばかりの針ノ木小屋で少し休憩です。

まずは今コース最高所の針ノ木岳です。
登りは残念ながらガス？雲？のため展望はありませんでした。途中、雪渓渡りが2回ありましたが、ステップが切られ道が平らになっていました。少し集中度を上げて越えて行きます。
山頂まで独り、景色もないので、でもお腹が空いたので予定通り寂しいご飯タイムをとりました。
近くにライチョウの新そうな盲腸糞が２つあったので、出会いを期待して見回しましたがダメでした。
その内にガスが少しずつ晴れてきて、北隣のスバリ岳や南は谷の向こうの船窪岳や七倉岳などまでは見えてきました。やっぱり山を見ちゃうと「次はあそこをこう周って…」などと思いを巡らすのは山好きあるあるかと思います。

次は一旦針ノ木小屋まで戻って反対側の蓮華岳です。
序盤は急な登りですが、樹林帯を抜けて尾根に出てからは緩やかなハイマツと低潅木の花崗岩の白い砂利道の登りになります。このエリア、この時期、コマクサをはじめとしたお花畑が素晴らしかったです！下手くそですが、写真を是非ご覧ください。