大喰岳大喰沢(槍ヶ岳経由)


- GPS
- 18:11
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 2,453m
- 下り
- 2,452m
コースタイム
- 山行
- 1:14
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 1:15
- 山行
- 13:46
- 休憩
- 3:04
- 合計
- 16:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
飛騨沢は何度か滑ったので次は大喰沢、どうせなら槍も登ってから行きたいと思い
日付が変わる前に出発。
時間はたっぷりあるので黙々と歩くが眠くて仕方ない。大量降雪の影響で白出沢より先は所々凍ったデブリが出ており少し難儀。夜明け直前に槍平に着くが放射冷却で−20度、風がないのが救いだが身体に霜が降る寒さ。眠気と疲労でこの辺がいつも一番辛い。
槍平以降はトレース無し、踝ラッセル位で黙々と歩みを進める。飛騨乗越は風が強いので稜線に出る前にシートラ換装、飛騨乗越に荷物をデポし槍ヶ岳へ。
穂先への登りはそこまで難しい所もなく二度目の冬期槍ヶ岳山頂到達。バラクラバとゴーグルををしていなければ即凍傷になりそうな低温強風だが天気良く、360度の大パノラマを一人堪能し満足。
飛騨乗越まで戻ってきたが思いの外時間と体力を消費、大喰岳に直行していれば3時間は短縮出来たなあ・・と思いながら稜線を行く。
13時前に大喰岳山頂到達。夏も含めてお初の大喰岳、登った槍を眺めながら満足感に浸る。
快晴なれど強風なのでひとしきり景色を楽しんだ後そそくさとスキー準備しドロップ。稜線直下は岩稜帯でまともに滑られないのでトラバースしつつ滑れそうな斜面へ。
大喰沢は見下ろす限り先行者もなく完全なメンツル。飛び込むと期待したパウダーではなく少し固かったが悪くはない雪。飛騨沢より多少急だが広いため恐怖感はなく快適滑降。あっという間にノドに入るがこの辺りでガスに巻かれ視界不良。ゆっくり落としていくとガスも晴れ、出合が視界に入りほどなく登ってきたルートに合流。無事大喰沢を落とせ充実感が込み上げた。
上はあんなに寒かったのに槍平まで来ると快晴無風でジャケットなど着ていられない暑さ。飛騨沢を落としたボーダーさん達と少し言葉を交わしてから装備換装。シールは付けずスキーはとりあえず滑降モードのままブーツはバックル全開放、ウォークモード。
気温上昇によりデプローチはでろでろ、ツボ足跡だらけ、トラバース部分は枝が顔を叩くいつもの地獄。約2時間の苦行を終え白出沢に至ると開放感に満たされるのも恒例。林道は雪がついているのであとはボブスレー。
登山センターについたのは17時前。前日23時から行動、へろっへろになったが槍と大喰、二つのピークを堪能したあとの大喰沢滑降、大満足の18時間行動だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する