七倉山荘〜高天原〜黒部ダム


- GPS
- 28:49
- 距離
- 70.4km
- 登り
- 5,153m
- 下り
- 4,979m
コースタイム
- 山行
- 11:49
- 休憩
- 3:17
- 合計
- 15:06
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
未踏百高山の赤牛、祖父、南真砂を通るルートを設定
ほぼ最奥に近い赤牛通るルートはどうやっても日帰りが難しい
3週連続徹夜登山の疲労も蓄積してるので山小屋泊を決める
高天原温泉に行ったことはあるが入った事がなかった
若干の心残りだったので高天原山荘で宿泊
金曜日の昼休憩中に山荘予約、あずさ予約、信濃大町駅からのタクシー予約
18時仕事終わりに移動開始
途中の松本駅でウェアに着替えてコインロッカーに不要な荷物を預けて信濃大町駅へ
信濃大町駅のコインロッカーが22時までで松本駅に預けるしかなかった
タクシーで七倉山荘まで移動 一週間前にノリで信濃大町駅から七倉山荘まで歩いた
4時間歩いて辿り着いた場所が30分で着いた
七倉山荘で準備、水を満タンにしてスタート 0時前 GPS起動忘れ
準備中も車が何台か到着 高瀬ダムからは下方に明かりも見え他の夜スタート組もいた
ほぼ満月で景色最高 林道に入りサンダルから靴に履き替え本格登山開始
と思ったら林道長い 登り始めの晴嵐荘で夜が明けてしまった
なかなかの急登だが槍が見えてたりで意外と景色が良かった
湯俣岳から一旦下って南真砂への登り返しがキツイ
8時 南真砂登頂 遠くの真砂岳には人影が見えやっと普通の登山道
竹村新道分岐から水晶小屋は距離は近いがアップダウン多く時間がかかる
日差し強すぎて頭痛 残雪を服に入れ冷却
水晶小屋ではコーラを二本飲み頭痛は回復
水晶まで来たら高天原まではあと一息で気分も楽に
本日二座目の百高山、祖父岳へ
雲ノ平は以前に来たがその時はただの湿原くらいのイメージだった
周りの山全て登った後だと360℃どこを見ても百名山
必ず視界に登った山が入り同時に思い出が蘇る
祖父岳山頂はずっとぐるぐる回り続けてた
祖父岳登ったら今日はもう下るだけ 意外とアップダウンあったけど
14時過ぎに高天原山荘着
チェックインしてウェアの洗濯、食事、プロテインを飲んで吐きそうになるも胃薬で強制消化
準備を整えていざ温泉へ
行きたくねぇ
別に泉質が稀なわけでもなく普通の温泉なのにここから山道歩いて
風呂入った後に汗かきながら戻ってくるのか
何度かこのまま寝ようと思ったが奮起して向かう
ただの温泉と思ってた時期がオレにもありました
なんだろう疲れ切った体と日本一遠い温泉というブランドなのか
最高だった
熱めの湯で入れない人もいたが目の前の雪解け水の沢と交互に入り整う
すぐ帰ろうと思ったが結構入ってた
宿に戻り貴重品以外ウェアもザックも外に置く
リカバリーウェアに着替えて、アイマスク、耳栓をして就寝 16時前
何度か目を覚ますもあっという間に23時
30分起床で24時スタート予定だったがもう起きて外で支度
夜は寒くウェアは乾いていなく寒いが登りで暑くなる予定なので問題なし
昨日の仕事終わりスタートよりも調子が良い 睡眠大事!
渡渉区間は注意しないと道を見失うもなんとか突破して急登へ
ハイマツ、ザレ場を経て稜線が近づいてくる
風が強くなりレイン、ネックカバー装備 3000m級稜線は流石に冷える
そして赤牛への天空回廊をほぼ満月でヘッデンなしで行ける
満月の稜線歩き これは絶対に経験した方が良い
水晶小屋、スゴ乗越小屋、野口五郎小屋あたりからヘッデンの明かりが見え始める
小屋泊の起床し始め3時過ぎで空の色が変わり始めてた
ちょうど最後の登りで意外と早く赤牛岳に到着と思ったら何度も偽ピークに騙される
後、結構道が迷う ガスったらマジで危険な道
赤牛山頂からの日の出はちょっと間に合わなかったが綺麗な太陽
赤牛岳ほぼ山頂からの御来光経験者はだいぶ少ないのではないだろうか
本日の登りは終了であとは下るだけ
読売新道の下りコースタイムが4時間越えでビビる
先々週の日本第二位の北岳から広河原の下りでさえ3時間切るんだぞ
まぁ、でも平ノ渡場12時には間に合うだろう
うまく行けば10時のに乗れる期待をしながら下山
最初は景色がひらけたままで五色ヶ原、立山がキレイに見える
樹林帯になり苔むした岩の上をいくスリッピーな道へと変化
森の中で木々の間を進み、やっと川の音がはっきりと聞こえるようになる
8時10分奥黒部ヒュッテ到着 まだ小屋明け前で入り口に渡場の時間
こちら側は10時20分だった ここからコースタイムは約2時間
行ける!おそらく時間に間に合うようにコースタイムは甘めなはず
気温が上がり始め熱中症対策で水場で全身ずぶ濡れになり気合いも入りスタート
平坦な道で走れる これは短縮を期待できるぞ
すぐに木段でペース落ち、アップダウン多くなる
そして木段崩壊が多くなり時間がかかるが川の流れが止まり水面が黒部湖の色になる
確実に近づいている証拠 この辺りで初めて人に会う
2人ともこんな酷い道だとは思ってなく愚痴を言い合う
先に行き、ちょっと様子がおかしいことに気づき地図を見ると通り越してる
戻り途中に追い抜いた人と合流 2人とも通り過ぎていて危なかった
10時台の渡場は2人だけ 6時台は誰もいなかったとのこと
この先も人がいないと思ったら意外と五色ヶ原からの下り組が結構いた
対岸に渡り、後3時間ほどでゴール予定だがここからがツライ
何度も何度も黒部湖の大きさを思い知ることになる
無駄に迂回する感じが精神的にくる
気温が本格的に上がり発汗が異常になるのでまた川に入りクールダウン
ロッジくろよんで腹減りが限界でプロテインで腹を膨らませる
気合いを入れてラストスパートと思ったらここから舗装路でほとんど終了だった
ラストは走り黒部ダム駅へ 風が強く観光放水で二連の虹が見れた
次のバスまで30分なので濡れタオルで体を拭き着替えてサッパリ
今回松本に宿を取ってるので電気バス、バス、電車、バスの乗り継ぎ
宿着いたの17時40分でゴールから4時間 同時スタートで新宿から来れたぞ
宿は一部で有名な伊藤園ホテル
温泉宿で夕食は食べ飲み放題で一泊1万以下 出張先の最優先宿
一度登山終わりに泊まってみたかった
疲れた体に温泉、その後に暴飲暴食、そのまま就寝
実際は疲れすぎててそんなに飲み食いできないけど浪漫の領域
翌日月曜日は直行で大阪出張なので松本から大阪へ行き仕事
つまりただの週末で高天原温泉に入り赤牛岳登り、下山後に飲み食いして爆睡した
しかも快晴絶景、満月稜線歩き、北アルプス最奥、一般ハイカーが一度出来るか出来ないかの高難度条件
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