六甲全山縦走路 Part2
- GPS
- 29:15
- 距離
- 44.9km
- 登り
- 2,856m
- 下り
- 2,800m
コースタイム
須磨浦公園8:10-8:40旗振山山頂8:40-8:50鉄枴山8:50-9:00おらが茶屋9:00-9:25栂尾山9:25-9:45横尾山9:45-9:55東山10:00-10:25妙法寺10:25-11:05高取山11:10-11:55鵯越駅11:55-12:55菊水山13:10-13:35天王吊橋13:35-14:03鍋蓋山14:07-14:30大龍寺14:30-14:48市ケ原14:51-15:30学校林道15:32-16:13摩耶山掬星台16:20-17:05ドライブウェイ17:05-17:20丁字ヶ辻17:20-17:35記念碑台17:45-17:55ケーブル六甲山上駅
24日
六甲ケーブル下7:35-8:25油コブシ8:26-8:50六甲ケーブル山上駅8:55-9:10記念碑台9:15-9:40六甲ガーデンテラス9:42-10:25六甲最高峰10:30-10:35一軒茶屋10:50-11:00東六甲分岐11:00-11:55大平山12:00-12:57塩尾寺12:58-13:25宝塚湯本台広場
天候 | 23日 晴れ 24日 晴れ時々くもり のち少し雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
行き 自宅近くの駅からJR須磨駅まで(ここまで2時間50分) 山陽須磨駅から須磨浦公園駅 帰り 六甲山上から六甲ケーブル下(六甲ケーブル) 六甲ケーブル下から阪急六甲(あまりにもバス待ちの人が多くて徒歩) 阪急六甲から三宮 三宮のホテルで泊 24日 行き JR三ノ宮駅から六甲道 六甲道からケーブル下(市バス) 帰り 阪急宝塚から阪急三宮(三ノ宮駅のロッカーの荷物のピックアップのため) JR三ノ宮駅から自宅近くの駅(途中で踏切事故のため運転見合わせとなり4時間弱) |
コース状況/ 危険箇所等 |
案内板もしっかりとあり全体的にハイキングコースなのでよく整備されていますが、ところどころ分かりずらいところがある。 特に舗装道路、住宅街等が注意必要 東六甲分岐点からロープが張られているところもあり、滑りやすい部分も何箇所かありました。(前回と同じところで滑りました) |
写真
感想
六甲全山縦走路、今回2回目の下見です。
前回は、須磨浦公園から記念碑台、記念碑台から宝塚と2週で2回に分け歩いてきました。
今回は、連続2日で同じコースに挑戦です。
週をかえるより疲労が残った状態で歩くので、より1日で歩く状態には近いかなと思うのと、安い宿泊場所を見つけたら、家から電車で往復するより安くあがるので今回の行程で決行しました。
前回は、JR須磨駅から歩きましたが、日の入りも早くなっており、たとえ20分でも早くスタートしたいと思い、山陽須磨駅から須磨浦公園駅まで電車で移動しました。
で、須磨浦公園で準備運動をし、荷物等を整えいよいよスタートです。
さすがに二回目なので道はかなり頭に入っているので、スムーズに進んでいけます。
公園内を歩き、ひたすら階段を登り、旗振山に到着。
ここから見えた明石海峡大橋は、2回目ですが、やはり登ってきた疲れを忘れさせるくらいの景色です。
景色に浸りたいところですが、先が長いのですぐ先へ進みます。
歩きやすい道を歩き、続いて鉄枴山。
しかし、そこで気づきました。
前回、この鉄枴山をなぜかスルーしてしまっていたことを…。
今日は、前を行く人がちょうどいてついていったのですが、どうも前回分岐点で頂上を通過しない散策路を進んでしまっていたようです。
まぁ、そういうのに気づくための下見なので、ちょうどよかったです。
そこからひとまず下りに入り、おらが茶屋が見えてきました。
前回もそうでしたが、おらが茶屋のバックにひろがる空、雲がすごくきれいに見えました。
おらが茶屋を通過し、目の前には次に登る栂尾山の有名な登り階段が見えてきましたが、その前に結構長い鉄の階段を下り、高倉団地に入っていきます。
ここでは、また地元の方に「今日はどこまで行くの?」と声をかけられ、地元の方々の暖かさを感じたのでした。
つづいて、栂尾山の階段です。
とにかくゆっくり、でも確実に足を進めて登り切ります。
前回は、栂尾山の山頂への道を誤りましたが、今回は完璧です。
そこから、横尾山を通過、須磨アルプスに入っていきます。
正直、こういう岩の多いところを歩くのはあんまり苦ではなく、どちらかというと好きなほうなので、楽しみながら進んでいきます。
東山まで到着し、ここで、やはりおなかもすいてきたので、いなりずし1個を食べ軽く休憩。
ここから、またどんどん下っていきます。
街中は複雑ですが、一度歩いた道なので、難なく通過できました。
街中はペースも上がります。
前回とは靴を変え、少し軽めのものにしたので、舗装道路も気持ち楽に歩ける気がしました。
ほんとは、気持ちの問題かもしれませんが…。
妙法寺を通過し、高取山へ向けて徐々に山道に入っていきます。
そして着実に足を進めていきます。
そして、高取山山頂に到着。
今回は少しだけ余分に階段を登り、下界の景色を楽しみました。
高取山は独立峰なので、またすぐに下っていきます。
ここの下りから鵯越駅まで、そして島原までが、やはり道のりが長く感じました。
そして、だらだらとした舗装道路の登りがやはり足にダメージを与えていきます。
島原から菊水山へは第一の難所の急坂と書かれていましたが、その通り中途半端な高さの階段が続き、足への負担は一気に加速し、この季節にしては、気温も暖かく、休み休み登りましたが、この時点で前回以上に疲労がたまっている気がします。
ようやく山頂に到着。
ここで、タイムをチェックすると、やはり前回よりハイペースで進んでいます。
ただ、早いだけなら申し分ないのですが、その分疲労が大きく感じられるので、やはり少し知っている道ということもあり、少々オーバーペースで進んでしまっているようです。
ちょっと、反省。
ここで少し長めの休憩。
パンを食べ、水筒へのドリンクの入れ替え等を済ませ、ストレッチを済ませ、先へ進みます。
ここから、また一気に下り道を進み、天王吊橋へ。
吊橋を渡りきると、また登りが始まります。
鍋蓋山山頂に向け、またひたすら登りますが、やはり足どりはかなり重いです。
しかし、ようやく到着。
一段降りたところにはベンチもあり、景色も眺められそうなので、そこで軽く休憩。
まだ先は長いので先を急ぎます。
ここから、大龍寺、市ケ原までは少し下ってはまた登るということを繰り返しながら徐々に高度を下げていくという感じです。
ようやく立派な山門のある大龍寺に到着。ここでは、縦走してきたであろう人たちがバス停でバスを待っていました。
しかし、それを横目に先を急ぎ、市ケ原まで進みます。
ここから、摩耶山頂までは、約1時間半登りが続くので、水分切れにならないよう500mlの水を自販機で調達。
とにかく最低、摩耶山までという思いはあるので、とにかくこの登りをクリアすべくゆっくりではありますが、確実に進みます。
ここまでの道のりで足はかなり疲れていますが、筋肉疲労以外の痛みは幸いないので、なんとか振り絞って登っていきます。
ただ、登っているはずなのに途中で結構下っていくので、やはり正直もったいないと思ってしまいます。
ひたすら足を進めてようやく学校林道へ。そのあと第二の難所とされる天狗道の登りを何とか気力でクリアします。
ようやく前が開け摩耶山へ到着。
そこで目にした大きなアンテナが妙に空に映えて、芸術作品のように見えました。
そして、掬星台に到着。
この公園から見る景色は本当に最高でした。
前回より約1時間早く通過できているので、空もやはり明るさが違います。
このまま進めれば、ライトを使わずに記念碑台まで行けそうなので、少し休憩し先を急ぎます。
今日のゴールはもう少しと思い、そして、ここからはドライブウェイ歩きが多いと思うと足取りもなんとなく軽くなる感じがします。
山道とドライブウェイを繰り返し、最後は舗装道にでて記念碑台までラストスパートです。
そして、本日の目的地記念碑台に到着しました。
今回は、時間も少し早く、泊まりということもあり、夜景を見るため、暗闇の記念碑台に立ち寄りました。
予想どおりきれいな夜景を見ることができました。
「やりきった!!」という感動に浸りたいところではありましたが、ケーブル駅まで歩かなくてはいけないので、そこはほどほどにして先を進みます。
こからの道がまた、暗く横を通り過ぎる車に気づかれているのかドキドキしながら、なるべく隅のほうを歩きました。
そしてようやく山上駅に到着。
眼下に広がる神戸の夜景が本当に一気に疲れを吹き飛ばしてくれるほどの感動でした。
今回は展覧台に登り夜景をゆっくり眺め、少々感動に浸りました。
ヒルトップギャラリーでは、演奏会が行われており、また、展覧台も芸術祭の一環で光の芸術品が作られていました。
しばらく、夜景と光と音の芸術を堪能したあと、これもヒルトップギャラリーで行われていた「加藤 文太郎」展に立ち寄り、見学してきました。
実は、新田次郎の「孤高の人」を読み、加藤文太郎のすごさに魅了され、アルプスの表銀座にひかれ、そこからいろんなアルプスの世界が広がっていき、今の山にはまっていった自分があるといって過言ではないんです。
なので、「加藤 文太郎」展が開催されているのを知り、ぜひ見てみたいと思い、実際見ることができ、大満足でした。
そんな山の世界に浸りたいところでしたが、ケーブルは観光客でやはり混んでいました。
それを降りた後の市バスもバス停にあまりにも人が並んでいたので、さんざん歩いた後にもかかわらず、混雑が嫌で阪急六甲まで歩くことにし、ひたすら下りという感じの道のりを歩きました。
20分ほどで駅に到着し、本日の宿を予約してあった三宮へ向かいました。
泊まりは、初のカプセル。
ドキドキでしたが、案外居心地もよく、思いっきり疲れていたこともあり、熟睡できたのでした。
翌日、前日の続きからです。
今回も、ケーブル下から油コブシ経由でケーブル山上駅、記念碑台に向かいました。
やはり昨日の疲労で、足取りは重く、そこそこの暑さもあり汗が流れおちてきました。
昨日の行程の最後のほうで、なぜか痛みがはしったくるぶしが、やはりすぐ痛みが出てきました。
筋肉とか骨とかが痛いというより、靴にあたって痛いという感じ。
靴を変えた影響に違いないと思いながら、この痛みのままでは今日の20Kmほどをクリアするのは難しそう。
とにかく、歩き方をちょっと変えてみたり、靴下を折り返してその部分を厚くしてクッション効果をもたせたり、いろいろとごまかしながらとりあえず記念碑台まで。
いちおうなんとかここまでは、いろんな対策をした甲斐あって、痛みをごまかせる程度になっていたので、ここでもう一度靴周りを手直しして、記念碑台から宝塚にむけ出発です。
前回ここから約4時間で宝塚に到着しています。
そのタイムを参考に、できれば前回よりは道がわかる分早く歩きたいなと思いながらスタートしました。
しかし、前日の疲労は、少しの登りにもこたえます。
今回は、極楽茶屋跡から東六甲分岐までは、あえて前回歩かなかったドライブウェイ優先で歩こうと決めていたので、ドライブウェイを中心に歩いたのですが、思った以上に足も進まず、なんだかトボトボと歩いてしまいました。
ドライブウェイ優先とは言いながら、やはり最高峰だけは踏んでおきたいので、途中で尾根道に入り、最高峰に立ち寄りました。
そして、一軒茶屋まで一気に下り、今回はここで休憩です。
軽く昼食を食べ、また、ドライブウェイを歩きます。
しばらくドライブウェイを歩くと旧東六甲分岐点。
ここからは、このコースの中では、少々危ない部分なのかなというところを通過していきます。
小さな登り下りを繰り返し尾根道を徐々に下っていくという印象です。
で、途中で足を滑らせ、ドキッとしたのですが、よく考えたら同じ場所で「前も滑ったよなぁ」という記憶がよみがえってきました。
ここは、要注意です。
本番も同じことをしないように注意しなければ…。
もっと足が疲れていると、滑った時に踏ん張りきれないですからね。
そこからも、ひたすら、歩くという感じで、進んでいきますが、やはり私の苦手とする登り部分になると、前日からの疲労の蓄積も重なり、ペースダウンしてしまいます。
今日の行程でこんな感じだと、一日ずっと歩いた後にここを歩くと…、と本当にぞっとします
とは言いながら、そこそこのペースで歩き無事に塩尾寺に到着。
そこから、宝塚の湯本台広場までは、舗装道路をずんずん下っていきます。
思わず走り出しそうになるのを抑えて、あえてゆっくり、足への負担を少なくと考えながら歩くのですが、やはり足はかなりきています。
おまけに、雨粒が、あたり始めました。
傘は持っておらず、ここまできてレインコートを出すのも嫌なので、甲子園大学まで降りたあたりからところどころ小走りで。
そしてようやくコンビニの看板が見え、湯本台広場に到着!!
大した雨にあうことなくゴールまで到着できました。
くるぶしの痛さもありながら、なんとか「やりきった!!」という気持ちでいっぱいになりました。
早速コンビニに戻り、ビールを調達し、再び広場へ。
一人で達成感に浸りながら、祝杯をあげました。
今回は、三宮のコインロッカーに入れた荷物を取りに行かないといけないこともあり、汗と疲れを流すのに、ゴール目の前の「ナチュールスパ」に立ち寄りました。
ただ、日帰り温泉として利用するだけにしては、1,000円は高い印象でしたが、そこしか知らなかったし、遠路を電車で帰宅するには、汗だくになった自分は周りにも迷惑な気がするし、ということで、ともかくきれいにさっぱりし、長めにお湯にもつかってきました。
そして、宝塚から阪急三宮駅へ向かい、荷物をピックアップし帰路に着いたのでした。
今回、2日間で六甲全山縦走路を歩き切りましたが、、少し自信が持てた反面、やはり一日で歩くことの不安感も同じように感じました。
今回のように、足が痛くなったら、やっぱりゴールは難しいかなとか、前回にはなかった不安要素も出てきて、当日は、最初からいかに対策をして歩くかだなと思いました。
1回目は、いろんなところで地図をにらめっこしながらの歩きでしたが、さすが一回歩いたことのあるコースなので、標高や時間などを確認するのに地図は見ましたが、ほとんどスムーズに歩くことができました。
やはり、下見は本当に大切だなとつくづく感じた山旅でした。
お疲れ様でした。
2回も下見したんですね。
もう本番も大丈夫でしょ
僕も来週、もう一回下見しようかどうか思案中。
行くとしたら一人なんで、ついつい無理しそうで・・・。
いっそのこと休養をとった方がいいのか悩むところです。
ではでは、間もなく本番ですが、頑張りましょうね
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