2年越しの槍!


- GPS
- 21:12
- 距離
- 38.0km
- 登り
- 2,946m
- 下り
- 2,948m
コースタイム
- 山行
- 4:55
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:24
- 山行
- 8:24
- 休憩
- 3:16
- 合計
- 11:40
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://shinhotaka-ropeway.jp/climber/ 一方通行の細い脇道に縦列駐車する形の駐車場。一応白線で区画分けされているが、無視して詰めて停めている車も見られた。知人の車同士だと思いたいが、実際はどうだか。 早朝4時過ぎの時点でちらほら空きが見られた。 こことは別に鍋平登山者用駐車場もあるが既に満車っぽかった。 新穂高に停めたかったが、有料無料問わず全て満車。 金曜日の午前の時点で既に満車だったとの情報もあり。もはや関西人には勝ち目がない。 |
その他周辺情報 | ひがくの湯と登山者食堂 https://maps.app.goo.gl/8kR4XzfCEEMgbq9E8 温泉は9時〜20時、内湯なしで露天のみ。手前の単純泉の奥にある、施設備え付けのスリッパだけ履いて数十メートル歩いた先の「登山の湯」なる広大な硫黄泉が印象的。 食堂は11時〜20時に利用可能。非常に豊富なメニュー。せっかくなので飛騨牛をいただきたいところ。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
調理器具
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
↓2年前の記録
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5721989.html
ここで撤退を決めた時の感覚はずっと覚えていたし、いつまでも心残りだった。
絶対に同じ轍を踏みたくないから、低山だろうが何だろうが意識してザックの重量を増やしたり、ちょっと放置するとすぐ靴ずれしやすくなる革靴を履き続けて慣らしたりした。
今までと比べても充分に対策してきた。今年の3連休は天候も良好。もうここでリベンジ決めるしかない。そう思って2年前に計画していたルートそのままで槍ヶ岳を目指した。
あいにくだったのは、体調の方かな。関西を出発するのが少し遅めになり、疲れも溜まっていて、関西を抜けだす前にしんどくなってSAで仮眠をとる。目覚めた時点で到着予想時刻がもう行程開始したい時間だった。これはもう運転頑張るしかない。最初こそそう思いながら向かっていたが、次第に眠気が飛んで行った。結局ほぼノンストップで新穂高に到着。それは良かったが、空いている駐車場を見つけるのに苦戦した。最終的に登山口からかなり離れた駐車場になったものの、ひとまず山行そのものを諦めずに済んだことに安堵し、少し仮眠をとった。
予定より遅れて山行を開始したうえ、登山口からも離れた場所からのスタート。
おまけに睡眠時間は絶対的に足りてない。途中で足がふらつくのを何度か感じた。
これは変に休憩はさむより、早くテント張って回復に専念しよう。そう決めて歩みを進めた。
結局2年前も今回も、初日に計画していた奥丸山は早々に切り捨てることになったな。
2日目は長丁場。早朝出発になるけど、体感ではしっかり眠れた。
槍平にテントをデポって身軽になってるし、初日よりちゃんと歩ける感じもある。
以前は諦めた南岳も、今回は行けそう。まっすぐ槍を目指さず、予定通り南岳に向かった。
南岳までは急登が続き、なかなか移動距離が伸びない。景観の変化も少なく苦しい行程だった。
南岳に着いてからは一変。目指す槍ヶ岳や槍ヶ岳山荘、そこへ続く稜線が見え、槍ヶ岳が少しずつ近づいているのが目に見えて分かる。道中通過するピークの前後では結構しっかりめのアップダウンがあったものの、稜線歩きは最高だった。
山荘に到着し、いよいよ槍ヶ岳へ。稜線ですれ違った方は全然混んでない、寂しいくらいだと言っていたけど、この時はすでに行列ができていた。
ハシゴがいくつもあるから、何度も立ち止まる。途中からでも眺望は良いので、景色を堪能しながら行列が進むのを待つ。
ようやくたどり着いたピークは晴天の下、360°の大絶景。あまりにも人が多すぎてゆっくりはできなかったものの、心に残る光景だった。
槍平に戻ってこれたのは15時過ぎ。元々の計画ではこのまま下山するつもりだったけど、今からテントを撤収して、新穂高から鍋平まで歩いて、駐車場に着いた時間にまだ開いてる温泉を探して・・・と考えると辛い。
ほんの少し迷った末、無理せずもう一泊することに。
もし2年前に無理して槍ヶ岳に登頂していたら、南岳からの稜線歩きはできなかったし、曇天で絶景も見られなかっただろうし、足の怪我はタダでは済まなかっただろうし、槍ヶ岳は今ごろしんどかった山として記憶に残っていただろうな。
撤退を決断した時は悔しかったし、ずっと心残りだったけど、今になってようやく、あの時決断できていて本当に良かったと思えた。
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