鷲羽岳(新穂高ピストン)


- GPS
- 23:22
- 距離
- 37.9km
- 登り
- 2,902m
- 下り
- 2,884m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 8:08
- 山行
- 7:34
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:45
- 山行
- 5:16
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:55
天候 | 快晴、昼過ぎから雷雨 とにかく暑い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
前夜22:15でそれぞれの段で4-5台の空き 23:00頃には満車(金曜日夜) ◯新穂高温泉第2P(有料)1200/日 4:00空きあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
とても良く整備されている |
その他周辺情報 | ひがくの湯 温泉最高 食事も美味しい(飛騨牛ランチが今だけサービス価格だった) https://www.okuhida.or.jp/archives/1704#more-1704 |
写真
感想
新穂高温泉から鷲羽岳を目指します。
表銀座から眺めるこの稜線は、衝立のように黒部を隠し、麓からは見ることのできない山陵。
そこへ足を踏み入れる期待感で心も躍ります。
小池新道は細かいステップを踏めるよう整備され、長い距離でもダメージが少。鏡池からの裏槍はいく筋もの細い尾根を腕のように伸ばし、地を掴んでいるような荘厳さ。裏穂高は北、奥、前、ジャンと西がスクラムを組んでいるようで見惚れてしまいました。
2日目、見上げる鷲羽岳はまさに鷲が羽を広げていて「よく来た!」と言うのが聞こえてきそう。鷲羽eyeはこの最奥の山々を大きな青い眼で見張っているようでした。
三俣山荘の喫茶室で飲む珈琲は味わい深く、三方に開かれた窓からの美しい景色と共にこの旅の満足度を更に上げてくれます。雷雲に追いかけられながら、三俣蓮華と双六岳を踏みへとへとで連泊の双六小屋へ。美味しい夕食がなによりのご褒美でした。道を見れば山小屋の心がわかる、まさにそんな小屋でした。ご一緒してくれた仲間に今回も感謝です。
「天空の滑走路」と呼ばれる景色の写真を初めて見た時、その美しさに心を奪われました。まるで空に浮かぶ一本道。ここに立ってみたい――そんな思いから、仲間にお願いして今回の山行に計画して頂きました。
しかし、いざ計画を見てみると、初日は標高1600m以上の登りを一気に歩かねばならないと知り、正直不安になりました。私にとっては、山を歩き始めて以来、最も厳しい挑戦です。しかも、前夜は駐車場の確保の都合でほとんど眠れず、寝不足のまま、まだ暗いうちから登山が始まりました。
スタート直後からずっと登りが続きます。足取りは重く、標高が上がるにつれて息も苦しくなりました。それでも道は比較的整っていて、丁寧に一歩ずつ足を運ぶことでなんとか前に進めました。歩いても歩いても目的地が見えず、心が折れそうになったその時、ようやく稜線に出て、目の前に槍ヶ岳の雄姿が現れたのです。まるで空に突き刺すようなその姿に、言葉を失いました。疲れもどこかへ吹き飛んでいきました。
稜線歩きは風が心地よく、ここを自分の足で歩いているんだという実感が、なんとも言えない喜びに変わっていきました。
二日目もなかなかハードな行程で、標高差も歩行距離もありましたが、あたり一面に広がる高山植物の花畑、遠くに見える穂高連峰の雄大な姿、そして槍の鋭いシルエットに何度も足を止めました。花の色と山々のコントラストがまるで絵画のようで、歩くごとに新しい景色が広がっていきます。苦しい登りも、この風景に出会うためだったのだと納得できました。北アルプス最奥部の魅力を改めて感じました。
幸い二日とも、午後の雷雨が来る前に山小屋に到着でき、天気にも恵まれました。早めの行動を心がけたことで、安全で充実した山行となりました。
今回の山旅は、私にとって厳しい縦走であり、体力的にも精神的にも挑戦の連続でしたが、それ以上に得るものがたくさんありました。自分の限界を少し越えて、新しい景色と出会えたこと、そして何より、頼もしい仲間たちと一緒にこの素晴らしい経験を分かち合えたことに、心から感謝しています。
初日の登りは約1600m。早朝4:30登山開始もどんどん気温が上がり、かなり厳しい行程でした。足も攣り3日間歩き通せるか不安になりましたが、友人達に支えられ鷲羽岳に登頂して無事下山することが出来ました。百名山に登り、雄大な景色を見させてもらい、いつも誘ってくれる友人達に感謝の言葉しかありません。本当にありがとう☺️
双六小屋は清潔で快適。1泊目は個室希望で予約。一部屋5人で利用、¥15,500。今回は双六小屋に連泊。2日目は個室で申込んでいため¥16,000でしたが、小屋の計らいで同じ部屋を利用出来ました。荷物を片付ける必要が無くとても助かりました。
夕食は初日が天ぷら、2日目は生姜焼きと異なるメニューで嬉しかったです。また、山小屋ランチの五目ラーメンおすすめです。
個室の部屋には、手ぬぐいや着替えを掛けられるポール、荷物置きの棚があり便利な作りになっています。
食いしん坊の私にとって、双六小屋の美味しいお弁当、三俣山荘のケーキセット、鏡平山荘のコーヒーフロート、わさび平小屋のスイカ。たくさんのご褒美のお陰で頑張れました😋
鷲羽岳を目指し、二泊三日の山行です。
今回のコースは、高低差も距離もなかなかのハードさ。決して楽なルートではありませんでした。
特に初日は暑さが厳しく、体力をどんどん奪われて、正直ヘトヘト……。でも、一緒に歩く仲間がいたからこそ、何とか頑張れました。
二日目は、まず一気に三俣山荘へ。そこからいよいよ鷲羽岳にチャレンジです。鷲羽岳への登りは急登ですが、つづら折りの道で歩きやすく、ペースを保ちながら登頂できました。山頂に立った瞬間の達成感は、何にも代えがたいもの。しっかりと心に刻まれました。三俣蓮華岳、双六岳を経て、小屋に戻りました。
三日目、下山後の温泉は、言うまでもなく最高のご褒美。山行の疲れをじんわりと癒してくれました。
何より、道中の景色が本当に素晴らしくて。どこを切り取っても絵になる絶景の連続でした。
1日目、2日目ともに午前中は青空が広がり、午後は少し不安定な空模様でしたが、早め早めの行動で乗り切りました。
山小屋も登山道もよく整備されていて、安全かつ快適に登山を楽しめたのも大きなポイント。
関係者の皆さん、そして一緒に登ってくれた仲間に、心から感謝です。
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