7月末の北岳テント泊

2025年07月29日(火) 〜 2025年07月31日(木)

• GPS: 17:18
• 距離: 14.1km
• 登り: 2,013m
• 下り: 2,018m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:17
• 休憩: 0:49
• 合計: 3:06

距離 2.9km 登り 797m 下り 83m

11:05 スタート地点
11:06 広河原山荘
11:10 広河原・吊り橋分岐
11:32 11:38 白根御池分岐
12:07 12:30 第一ベンチ(1880ｍ)
12:56 13:16 第二ベンチ(2059ｍ)
14:11 白根御池小屋

2日目

• 山行: 4:37
• 休憩: 1:15
• 合計: 5:52

距離 3.7km 登り 849m 下り 193m

4:35 白根御池小屋
5:10 5:16 大樺沢二俣
7:49 8:30 八本歯のコル
9:04 9:31 吊尾根・北岳山荘トラバース道分岐
10:00 10:01 トラバースルート分岐
10:27 北岳山荘

3日目

• 山行: 5:56
• 休憩: 2:06
• 合計: 8:02

距離 7.6km 登り 367m 下り 1,743m

5:49 北岳山荘
6:17 6:23 トラバースルート分岐
6:51 6:57 吊尾根分岐点
7:15 7:52 北岳
8:14 8:19 両俣分岐
8:27 北岳肩ノ小屋
8:55 9:09 小太郎尾根分岐
9:19 9:25 草すべり分岐
10:47 11:16 白根御池小屋
12:05 12:15 第二ベンチ(2059ｍ)
12:34 12:45 第一ベンチ(1880ｍ)
13:27 白根御池分岐
13:44 13:45 旧広河原山荘
13:47 13:48 広河原・吊り橋分岐
13:51 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

バス 甲府駅〜広河原 2400円 (+マイカー規制協力金300円現金のみ)

写真

7/29 5:10

早朝の立川駅。あれ、次の電車は5:25発のはずなのに4:57発になってる。三鷹駅での線路内作業が遅れたとかなんとか。

7/29 5:14

私的には少し早く出発できたことになります。とは言え八王子までは少し混んでましたけどね。

7/29 6:10

大月で乗り換え。ここからは立川5:25発で乗り継ぐ電車と同じ。

7/29 7:12

甲府駅着。学生が少ないなと思ったらそうかもう夏休みなんですね。

7/29 7:20

いつも通りタリーズで朝食。

7/29 8:01

バス停でバスを待ちます。既に夏期ダイヤの期間に入っているので、4:35、6:55発のバスが出発した後。始発を乗り継げば6:55発に乗れたみたいですが、遅れたせいで乗れなかった人がいるみたいでした。私はいつも通りノンビリ朝食を取るために少し早く来ただけです。

7/29 8:12

バス停から見える山は何山？　甲斐駒？

7/29 9:02

9:05発。

7/29 11:00

2分くらい遅れて広河原着。トイレに行ってから出発。

7/29 11:07

7/29 11:08

7/29 11:08

山頂はどこなんだろう。

7/29 11:08

今回は左俣を登ります。

7/29 11:10

広河原橋。

7/29 11:10

…の手前に咲いていた花。花びらが短いナデシコ？　シナノナデシコでしょうか？

7/29 11:13

7/29 11:17

少し黄色い。タマガワホトトギス？

7/29 11:22

今回の荷物はほぼ15kgとかなり重いですが、前回よりは苦しくないスタート。今日は御池まで行くだけなのでできるだけゆっくり歩きます。

7/29 11:24

骨が無くなってる。

7/29 11:32

昔分岐だったところ。

7/29 11:43

そこを過ぎれば後はひたすら急登です。

7/29 11:47

キンレイカ？

7/29 11:57

7/29 12:07

第一ベンチ。ベンチは暑いので右側の日陰になっているところで休憩。

7/29 12:39

7/29 12:59

第二ベンチ。

7/29 13:14

キソチドリ？

7/29 13:20

7/29 13:30

急登が終わる所。私は勝手に第三ベンチと呼んでいます。

7/29 13:42

で、その後の水平区間が私は大嫌い。小刻みなアップダウンが多くて、その上木の根や岩で歩きづらい。

7/29 13:51

オトギリソウ属の見分けもよく分かりません。イワオトギリ？　シナノオトギリ？

7/29 13:52

ホタルブクロ

7/29 13:52

7/29 13:55

シモツケソウ？

7/29 13:55

タカネグンナイフウロ？

7/29 13:55

クガイソウ？

7/29 14:03

歩きづらい…

7/29 14:10

ハァハァ、なんとかたどり着いた…

7/29 14:41

適当にテントを張って中で倒れていました。

7/29 16:11

白根御池の方は団体がいるのかテントが多かったので小屋前の林の所にテントを張りました。

7/29 18:18

食欲がなかったので持ってきた中華丼はキャンセルして、お昼に食べなかったおにぎりとパンを食べました。

7/29 19:14

7/29 18:34

7/29 18:36

20時前には寝たと思います。

7/29 23:37

0時前に目が覚めたので星空撮影。今回は星が映るカメラ一式を持ってきたので荷物がかなり重くなってしまいました。約2.5kg増。これは最後まで非常に堪えました。

7/29 23:37

7/29 23:39

7/29 23:56

月は出ていないので肉眼ではテントもほとんど見えないくらい真っ暗です。でもRAWデータの中にはかなり暗いところまでちゃんと情報が入っていました。カメラってすごい。

7/29 23:59

肉眼ではとてもこうは見えません。

7/30 0:01

7/30 0:04

7/30 0:12

7/30 0:14

7/30 4:13

朝。

7/30 4:26

出発。

7/30 4:36

7/30 4:40

大樺沢二俣へ向かいます。

7/30 4:48

ここも地図を見る限りではほぼ水平移動なのですが、かなり歩きづらい道です。

7/30 4:51

マルバダケブキ？

7/30 4:52

7/30 4:53

センジュガンピ。

7/30 4:54

ハクサンフウロ？

7/30 4:56

ナデシコの見分けもよく分からないんですよね。

7/30 5:00

歩きづらい…

7/30 5:04

7/30 5:05

大樺沢に出ました。

7/30 5:07

大樺沢二俣分岐。左の下って行く道は何年か前から通行止めです。

7/30 5:07

草スベリの上に続く道(右俣)もありますが、向かうのは左俣です。

7/30 5:08

先行する若者グループが河原の方へ進んでいきましたが、その右側(左岸)に夏道があります。

7/30 5:08

7/30 5:12

7/30 5:13

7/30 5:16

7/30 5:17

後はただひたすら我慢の登りです。

7/30 5:22

7/30 5:24

個人的日の出。

7/30 5:34

日陰を見つけては休憩します。

7/30 5:39

7/30 5:42

7/30 5:45

登山道上に雪はありません。

7/30 5:47

7/30 5:53

上に行くほど道はどんどん急になっていきます。少し針ノ木峠に似てるかも。

7/30 5:56

今回はフルグラを持ってきたのですが、やっぱりちょっと食べづらいですね。

7/30 6:06

苦しい。少し登っては休憩、を繰り返し。

7/30 6:12

あ、これはミヤマハナシノブかな？

7/30 6:14

7/30 6:15

7/30 6:16

ミヤマオダマキが咲いてる！

7/30 6:30

7/30 6:33

上の標識の所までは行きませんでした。左上へ。

7/30 6:41

徐々に左側に日陰が増えてきます。

7/30 6:47

完全な日陰が近くにあったので休憩。

7/30 6:48

あれは何山？

7/30 6:48

7/30 7:03

ヨツバシオガマかな？

7/30 7:04

モミジカラマツ？

7/30 7:04

沢の方はロープが張ってあって通行止め。右へ。

7/30 7:04

7/30 7:04

7/30 7:05

7/30 7:05

7/30 7:08

するとすぐに階段だか梯子だか分からないものが現れます。

7/30 7:09

何度も何度も繰り返し現れます。

7/30 7:18

7/30 7:18

7/30 7:19

ダケカンバ？

7/30 7:28

7/30 7:29

7/30 7:32

7/30 7:36

かなり段差が大きい岩も。

7/30 7:38

ゴゼンタチバナ。

7/30 7:39

ミヤマホツツジ？

7/30 7:42

7/30 7:44

いやぁ、この道は過酷だし危険ですね。今の重い荷物を背負って下りたいとは思いません。

7/30 7:56

八本歯のコルが見えてきました。すれ違ったグループの人たちが雷鳥がいると教えてくれました。

7/30 7:59

7/30 8:01

7/30 8:01

7/30 8:02

7/30 8:03

7/30 8:04

7/30 8:04

7/30 8:09

タカネビランジ。

7/30 8:15

結構長いことカメラで追って写真を撮っていました。親鳥の豪快な砂浴びを動画で撮ればよかったと後悔。

7/30 8:21

先の方はまだまだかなり急登みたいです。

7/30 8:21

北岳山荘はまだまだ遠く。

7/30 8:26

これは…毛があるからチシマギキョウ？

7/30 8:34

あ、富士山が見えてた。

7/30 8:38

この先の分岐がまだかなり上みたいなんですけど…

7/30 8:46

7/30 8:51

うわ、ガレガレだ

7/30 8:52

あ、ミヤマダイコンソウかな？

7/30 8:56

大きな岩が積み重なっている斜面を、歩けそうな場所を探して登っていきます。

7/30 8:56

北岳山荘からトラバース道を歩いてやってきた人たちが何組も下って行きます。みんなこんなところよく平気で下って行くなぁ。元気だなぁ。……というのは私が重い荷物を背負っているからそう思うのでしょうか？

7/30 9:03

7/30 9:04

何とかトラバース道分岐に到着。ここは前にも来たことがある場所です。

7/30 9:25

この手の花も似てるのが多いですよね。タカネツメクサあたり？

7/30 9:26

イブキジャコウソウ？

7/30 9:27

黄色いお花が沢山咲いていましたがあまり見かけない葉っぱ。キンロバイ？

7/30 9:31

7/30 9:32

あ、シコタンソウだ。アップで見るとかなり綺麗な色と形をしています。

7/30 9:34

これはキタダケソウの葉っぱかな？

7/30 9:35

7/30 9:35

これはお花畑状態と言って良さそう。

7/30 9:36

7/30 9:37

7/30 9:37

7/30 9:37

7/30 9:37

7/30 9:39

相変わらず怖い道です。

7/30 9:40

背の低いトリカブト。キタダケトリカブトというのがあるそうですが、それですか？　トリカブトってあまりキンポウゲ科という気がしませんが、この葉っぱを見るとちょっと納得できるような。

7/30 9:43

あ、ウメバチソウだ。

7/30 9:45

7/30 9:46

あ、残ってましたね！　ミヤマムラサキ。

7/30 9:50

7/30 9:51

あれ、こんな柵ってありましたっけ？

7/30 9:54

シナノキンバイかな？　まだちょっとだけ残ってる。

7/30 9:57

7/30 9:58

蝶。

7/30 9:59

7/30 10:01

7/30 10:01

7/30 10:01

7/30 10:02

7/30 10:02

度々見かけていたものの何か分からなかったのですが、唐突に「ひょっとしてイワベンケイ？」と思い当たりました。

7/30 10:26

北岳山荘着。

7/30 10:30

コーラ500円。

7/30 11:33

テントを張ってのんびり過ごすだけです。

7/30 11:39

公衆トイレは完成したんですね。

7/30 12:14

7/30 13:59

7/30 14:00

7/30 14:37

おやつ。

7/30 14:46

夕食だけ注文済み。2000円。

7/30 14:54

7/30 14:54

水場。

7/30 15:15

ミヤマミミナグサ？

7/30 15:17

アオノツガザクラ。

7/30 15:18

チングルマもまだ咲いていますね。

7/30 16:22

7/30 16:29

16:30から夕食。美味しい美味しい。

7/30 18:16

7/30 18:44

7/30 19:00

7/30 19:00

日没は曇っていて見えませんでした。

7/30 19:11

7/31 0:17

深夜に起きて星空撮影。稜線上は真っ暗で空も地面もこんな風には見えませんが、補正して明るくしちゃうもんね。じゃないとどんな場所か分からないでしょう？

7/31 0:31

反対側の北岳の方向。

7/31 0:49

ただ明るくしてしまうと星座は分かりづらくなってしまいますね。肉眼だとカシオペア座がハッキリ分かったのですが。

7/31 1:19

街の方向。富士山が写っていることに現地では気がつきませんでした。これも現地では空はほとんど真っ黒なので富士山のシルエットなんてほとんど分からなかったのだと思います。

7/31 4:55

翌朝。いつもよりも遅い時期なので、太陽が昇る位置も右にずれています。もう少しするとちゃんと水平線から出るのが見られるかも。

7/31 5:44

出発。

7/31 5:47

7/31 5:48

7/31 5:51

7/31 5:55

7/31 6:00

7/31 6:01

7/31 6:01

あ、この葉っぱはチョウノスケソウ？

7/31 6:17

7/31 6:22

シコタンソウが一杯咲いています。

7/31 6:26

こんなに一杯咲くものだったんですね。

7/31 6:26

これはシコタンハコベ？

7/31 6:29

なかなか過酷な道です。

7/31 6:30

ミヤマオダマキがまだ残ってくれていて嬉しい。ハクサンイチゲの方は全部で二株咲いているのを見ただけでした。

7/31 6:35

ムカゴユキノシタ？

7/31 6:37

7/31 6:42

ミヤママンネングサ？

7/31 6:44

7/31 6:52

分岐。

7/31 7:00

これを登りきったら山頂は近い。

7/31 7:15

山頂。

7/31 7:16

穂高連峰。

7/31 7:16

左に見えるのは何だろう。笠ヶ岳？

7/31 7:18

富士山。

7/31 7:21

あそこから来ました。

7/31 7:24

7/31 7:25

甲斐駒ヶ岳。

7/31 7:25

仙丈ヶ岳。

7/31 7:26

あれは乗鞍かな。

7/31 7:27

御嶽山。

7/31 7:34

7/31 7:34

7/31 7:37

7/31 7:41

7/31 7:42

7/31 8:04

7/31 8:14

7/31 8:18

7/31 8:27

肩の小屋。

7/31 8:27

たまにはこっちに滞在するのもいいかもなぁ。

7/31 8:28

トイレの日陰で少し休憩。

7/31 8:35

トウヤクリンドウ？

7/31 9:07

7/31 9:10

さらば富士山。

7/31 9:18

7/31 9:20

7/31 9:36

7/31 10:16

7/31 10:39

7/31 10:50

高い。

7/31 10:52

7/31 10:57

ダブルアイス。

7/31 13:49

広河原。

7/31 16:28

甲府。

撮影機器：

Pixel 7 Google

ILCE-7CM2 SONY

感想

yamakoro

今年で4度目になる北岳。本当はもう少し早く行くつもりだったのですが、平日に完全に晴れる日がなかなか無くこんな時期になってしまいました。先週は毎日雷雨が降ったらしいですね。テント泊ですし、避けて正解でした。

しかし最大の問題はやはり運動不足。7月は最初の方に高尾山に行ったきり全然歩いていません。例年このくらいの時期は最低でも何回かは陣馬山くらいには行っているものなのですが、今年はなんとまだ一度だけ。全然体力がついていません。天気が良さそうだったので星が撮れるカメラとレンズ、三脚も持っていったので重量もかなりのものに。結果、白根御池まで登っただけでヘロヘロになってしまいました。

翌日は北岳山荘までにしてのんびり過ごしたのでそこまででもありませんでしたが、それでも左俣コースの上りはなかなか過酷でした。遠回りでも草スベリの方が安全じゃないですかね？

最終日は小太郎尾根分岐までは何とかなりましたが、その後の下りは悲惨なものでした。少し下っては休憩の繰り返し。常に激しく息を切らし、手がピリピリ痺れてきて吐き気を催すほどでした。

完全なトレーニング不足ですね。何度も行っているからと甘く見ていると痛い目を見るということがよく分かりました。