【2500m峰】池ノ平山北峰*池の平小屋 ほっこり小屋に癒された夏休み(^^)v


- GPS
- 19:56
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,368m
- 下り
- 3,308m
コースタイム
- 山行
- 6:32
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 7:07
- 山行
- 3:06
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 5:03
天候 | 3日間とも晴れ☀?たまにガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
⚫︎16日午前6時では、既に無料駐車場はお盆休みからの連泊客で満車。有料駐車場を利用しました。半日1000円なり。 ⚫︎(往路)扇沢→室堂:web事前予約にて大人6,850円 ⚫︎(帰路)黒部ダム→扇沢:窓口購入にて大人1,800円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【雪の状況、その他注意箇所】 ⭐︎雪渓の状況は日々変化しますので、最新情報は最寄りの山小屋発信の物を確認することをお勧めいたします⭐︎ ⚫︎剣沢雪渓:例年に比べて雪が多めで今のところほぼ割れ目なし。剣沢キャンプ場方面からの入り口にはマーキング等は無しですが、現状では滝を過ぎた所から乗れます。雪が薄くなった際には別ルートでの乗り上げになると思うので都度確認が必要です。私は軽アイゼンなど滑止め類は使わずツボで歩けましたが、相棒はチェーンスパイクを着用しました。雪慣れ度合いによって自己判断で。 ⚫︎北股→池ノ平小屋まで:二股を過ぎて仙人峠方面に少し登り、緑色のロープが掛かっている場所からルートを外れて入ります。ロープの先には明瞭な踏み跡あり。現在のところ3回渡渉がありますが、融雪の沢なので常に水量が多く、普段あまり渡渉に慣れていない人には勇気のいる水量の様子です。現時点では、池ノ平小屋管理人さんにより丁寧な整備が行われており、渡渉点には分かりやすくピンクテープがありますのでそれを目印に。3回渡渉後に、北股雪渓末端に登ります。雪渓の融け具合によっては乗り上げが相当高くなり、丸越しでは登れない可能性も。ピッケルがあれば登れる可能性が高くなると思います。なお、現時点では管理人さんが雪切りしてくれた階段が利用できますが、再構築されなければ数日以内に無くなる可能性は高い状況でした。雪渓上ではチェーンスパイクがあった方が歩きやすい硬さです。 16日時点で、中腹には比較的大きなクラックが数本入っており、また真ん中はかなり融雪が進んで水浸しのような表面状況でもありました。ヒドゥンクラックや雪渓の陥没により沢に転落し流されると一貫の終わりですので、よく見極めて歩行する必要があります。 雪渓のどんつきに新しい黄色のロープが垂れており、泣き坂への取付きが分かりやすく整備されておりました。 【池ノ平山南峰→北峰】 ⚫︎VRルートです。ここを狙う人は2500m峰を狙うか北方稜線全縦走の方くらいと思いますので、その他のVRとあまり遜色はないと言えると思います。 南峰からの降り、比較的上の方から信用しきれない古いロープが垂れ下がっており、フリーの場合はこれを頼ってその先の崖を降りる事になります。剱岳のようなしっかりとした岩場と言うよりも、岩と草付きのミックス壁という雰囲気なので、足場は少し滑りやすく要注意です。 私たちは30mロープで懸垂下降しました。懸垂出来る人はフリーよりも圧倒的に楽で安全だと思いますし、登り返し用に放置することで帰路も大変楽できました。支点の場所にも寄りますが、崖の淵から支点を取ることで30m1本でギリギリ足ります。 また降りきったコルから北峰への登りは、最初、尾根筋をしっかり攻めたのですが、ハイマツが濃く、また岩峰でもあり若干めんどくさいサイズの岩もいくつか登場します。実は尾根芯をクライマーズライト方向に10mほど外した方がルートは取りやすいです。我々のログでいうと帰路の方が正解です。 |
その他周辺情報 | 【下山後温泉】 ⚫︎葛温泉 御宿かじか 扇沢から高瀬ダム方面へと道は逸れますが、ゆったりした雰囲気の高瀬渓谷内にある旅館兼日帰り入浴。温泉らしい柔らかいすべすべしたお湯がとても気持ちがいいです。 JAF割引あり、大人800円なり https://onjuku-kajika.com/onsen.html 【下山後食事】 ⚫︎創舎わちがい 大町市内で比較的遅い時間帯でもランチがいただけるところで探してヒットしたお店。江戸時代からの古民家を再生利用したレストランで、予約しなければ食べられないコースもありますが、予約なしでもいただける定食が数種類あります。 とても丁寧にお料理されていて美味しかったです。 定食1800円〜 https://www.wachigai.com/ |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
ロープ30m2本
下降機
カラビナ
スリング
ハーネス
|
---|---|
共同装備 |
30mロープ1本
|
感想
夏休みに2回チャレンジした2500m峰は、それぞれ対照的な登山となりました(^^) ワースト1位のつまらなさを更新した小日影山から1日空けての池ノ平山北峰。ここの楽しさは、ルートの面白さやタフさだけではなく、何といっても山小屋無しでは語れないでしょう!池ノ平小屋は山に登らずともここだけを目的地として歩きにくる価値のある、そんな山小屋なのです(*≧∀≦*)
実際に小屋に到着すると、スタッフに混じって既に到着されているお客さんや連泊のお客さんからの温かな出迎え拍手喝采からスタートし、お風呂湧いてますよ〜♡って声をかけてくださりながら、五右衛門風呂の湯加減と覗き見禁止のための見張り役スタッフさんもいて、夕食までの時間をみなさんで楽しく過ごすことが出来ます。もうこれだけでも素晴らしいホスピタリティなのですが、何よりも目の前に広がる裏剣の大絶景とお風呂の薪の匂い、さらには小窓氷河から管理人の伊豆田さんがクラックに降りて命懸けで掘り出してきた氷河を使ったロックウイスキーがあったり、自家製のホタルイカと梅スカッシュまで、、、とにかく至れり尽くせりの素晴らしいお宿なのです!
北方稜線の麓のオアシスなので、ピリピリしたお客さんばかりかと想像するのですが、山小屋の雰囲気に合わせた心地の良いお客さんばかりが訪れているためか、2度目の今回もとても和やかにのんびり過ごさせて頂くことが出来ました(^^)
次回は管理人さん主催の秘密ツアーに参加しに来ようと思います!
‥さて、そんな山小屋メインのレコになってしまいましが(^◇^;) 我々の主目的は一応2500m峰の池ノ平山北峰でした。南峰からコルまでの処理だけが核心部で、そこから先は普通の2500m峰です。フリーでチャレンジしても良いかなと思っていましたが、念のためロープを持って行く方向で考え始めた時に、相棒と2人で一度しっかりとロープワークを学びに行こうと決めて、講習会などを経て事前準備して臨みました。
結果的には、ロープ使って楽できて良かったな(^^)という感想です。無ければないで、古い残置ロープを頼りにする事も可能だと思います。
今回でラスト2つになった2500m峰。残りは気の重い硫黄岳と黒檜山ですよ(;´д`) こんなに楽しかった池ノ平小屋をラストにしたかったなー。山小屋予約の関係で出来ませんでした(^◇^;)
年内に終わるかどうか、、、模索中です。
コメント
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夏休みの山行お疲れさまでした。
いつ見てもいいレコ書いていただいているので、2500m峰を登るつもりはないけれど読んでいる(←これが一番重要)と行きたくなってしまいます。
仕事や子育てでお忙しいかと思いますが、山を満喫しましょう
小日影山に引き続いて早速行ってらしゃいましたね😃
ハラハラドキドキしながら拝見させて頂きました。難所のロープワークは、やっぱりお見事あっぱれです👍
実は私も次は池平山を考えており、ロープや下降器などの一通りの道具はありますが、いかんせん担ぎあげる体力はありません😅なので池平山までの下降シーンに釘付けになりフリーで降りられるか思案中です🤣
いずれにしてもロープワーク忘れたのでフリーで行くしかないですが😱
あと残りサスボス1座ですね、今のハルボーさんの勢いなら今月中に2500m峰完登間違いないですね、ラストもしっかり参考にさせて頂きたいと思います、サクッとやっつけちゃってください🙏
改めて池平山たいへんたいへんお疲れ様でした🙇♂️
フリーですか〜。あそこをフリーで行こうと思ったら結構気合い必要でしたね。山小屋でみんなと満喫ー♪なんてやってられずに、一人ピリピリしてたかも知れません😅怪我しないように気をつけて行ってきてくださいね!崖に向かってロープの左手側には、爪先をかけるくらいの足がかりはあります👍
もう山は秋の気配ですか、早いなー。
ちなみに私は池の平山の上にある岩の上で休息しようとして足をぶらんぶらんさせていたらあまりの怖さで一切休息にならず逆に筋肉が硬直し疲れました(汗)
葛温泉は日帰りでしか行ったことありませんが山に登らなくなったら(笑)泊まってみたい良さそうな宿ですよね。
葛温泉は大人になったらゆっくりじっくり何日も楽しむところだと思います。私たちはまだ大人じゃないってことで、先の楽しみにしておきましょー!
いつまでも子供で居られるように頑張りましょう(笑)
こんな素敵な山行してたのね!たまにはまったりも良いでしょ🎵←お前がいうかーかな笑
池ノ平小屋は私も大好き!
小屋メインで行きたくなっちゃうよね☺️
ホタルイカも食べれてよかったね✨
モンロー会員だったとは🤣
私も10月に泊まりに行く予定🎵
小屋からのピンクショータイム素晴らしいね✨
あれ?写真がお上手🤔
そっか10月にまた行くんだねー。寒いけど紅葉も素敵だろうな💕秋の裏剣楽しんできて〜!あなたもそんなに山ほど裏劔にお世話になってるんだから、モンロー会員になりなさいな〜笑
そしてロープワークを学んでからのチャレンジも素晴らしいです
裏剣方面は、どこの山にも登らない3日間コースを計画したのが7年くらい前(^-^;でもまだ行った事なくて、そして泊まるなら仙人池ヒュッテかしら?と思ってたけど、ちょっと足を伸ばして池の平小屋に行くのも良いな〜と思いました
昔話で恐縮ですが2009年8月下旬に室堂から入って欅平へ3泊4日の温泉ツアーをしたことがあります。
池ノ平小屋も当時から有名でしたので寄り道をして休憩しました。小屋番さんが不在で超常連さんがお相手をしてくださいました。あとで小屋番さんから鹿児島大学歯学部の先生だとお聞きしました。「モンローの唇」もその先生から教えていただきました。今も来られているのかなとふと懐かしくなりました。お写真からも各界の多士済々の名士が今も変わらず来られていることが伝わってきました。「モンロー会Tシャツ」、マジマジと見させてもらいました。
池ノ平小屋の雰囲気、感想のほうからも様子がうかがえますしあのとき自分もそう感じ再訪の際は今度はここに泊まろうと思って早16年、今となっては、、、という状況ですが。
池ノ平小屋情報がメインではないとのことでしたがつい過剰に反応してしまいました。
室堂からの温泉ツアーなんてすごく贅沢で羨ましい山行ですね!確かにこの界隈はお風呂に困る宿が殆どないのがかなり魅力的です♨️将来は私も小刻みで何泊もしながら欅平まで抜けてみたいです!トロッコが開通してくれない事には叶いませんけど‥‥😅
鹿児島大学の歯医者さんの話題は出なかったので、今もお元気に通われているかは分かりませんが、この小屋はそう言うコアなファンの方々の有志で成り立っているのは今でも変わらないですよね😊モンロー会のコアメンバーの方々はほぼボランティアのような形で関わってるのだと思います!私はそんな小屋の雰囲気に感銘を受けて、超微力ですが労働提供の代わりに賛助会費でお手伝いしたいと思ってます😊
小屋情報がメインでは無い、、、と言っても私の中でも小屋での時間が思い出深い山行になってしまいました〜笑 今回に限っては山はオマケですね🤭
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