夏花の白馬乗鞍岳と白馬大池をめぐる

2025年08月24日(日) [日帰り]

• GPS: 09:40
• 距離: 7.6km
• 登り: 689m
• 下り: 692m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:02
• 休憩: 1:37
• 合計: 9:39

距離 7.6km 登り 689m 下り 692m

8:29 栂池ヒュッテ
8:33 8:35 栂池山荘
10:03 10:23 天狗原/白馬岳神社
10:27 10:28 風吹大池方面分岐
12:09 12:10 乗鞍岳
13:04 14:07 白馬大池山荘
14:54 15:03 乗鞍岳
16:32 16:33 風吹大池方面分岐
16:46 天狗原/白馬岳神社
18:08 栂池ヒュッテ

栂池登山口から白馬乗鞍岳経由で白馬大池までをビストンするコース設定です。

天候

曇り時々晴れ 所によって雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

起終点：栂池山荘（前日より二泊三日で宿泊）

コース状況／危険箇所等

多くの登山者は往来する登山道として整備されていますので、特に危険な個所はありませんが、岩のゴロゴロした急登が多いので注意が必要です。

写真

8/24 6:12

二泊三日の中日、朝から上空晴天ですが、白馬岳頂上はかろうじてガスから頭を出していますが、杓子岳、白馬鑓ヶ岳は稜線がガスに隠れていますね。でも、良いお天気です。

8/24 7:06

宿泊中の栂池山荘の朝ごはん。早出の人には朝食をおにぎりセットにしてくれるサービスもありますが、ウサクマはしっかりと食べていくことにしました。

8/24 8:28

山荘の前は、これから山や湿原に向かう人びとで結構な賑わいです。

8/24 8:28

登山道に入ると白馬大池までトイレはありません。ここでしっかり。ビジターセンター脇には白馬岳方面への登山者たちが集まっていました。

8/24 8:29

栂池登山口から登山道に入ります。

8/24 8:35

まずは穏やかにイン、ですね。

8/24 8:36

登山道の路傍にはすでに夏花がいっぱい。左からオタカラコウ、ミヤマキンポウゲ、ミアマアキノキリンソウの黄色三兄弟がお出迎え

8/24 8:36

こちらはウサさんお気に入りのオニシモツケです。

8/24 8:36

アザミも多いですね。花の色の濃さと傾きの雰囲気的にはダイニチアザミでしょうか。

8/24 8:37

左からオニシオガマ、ミヤマセンキュウ？、久しぶりに見たカニコウモリ（ゲルショッカーの怪人めいたネーミングセンスがステキ♥）

8/24 8:38

丸太を使った上り坂になりました。雑食動物のフンを発見。以前に見たタヌキのタメグソに似てますけど、どなたでしょう・・・

8/24 8:44

視界の利かないつづら折りの坂道を少し登ってみると、眼下に山荘やビジターセンターの屋根が望めました。

8/24 8:47

こちらは左からゴゼンタチバナの赤い実、シラネニンジン？、ゴマナ。セリ科の小さい白いお花は、素人にはなかなか見分けがつかないですね。

8/24 8:56

この辺りから登山道に岩が多くなってきました。

8/24 9:07

左からヒヨドリバナ、オヤマリンドウ、シナノオトギリですかね。ちょっと高度が上がった感が出てきました。

8/24 9:11

岩と勾配はどんどん大きくなっていきます。

8/24 9:18

左からシラネニンジン、ヤマハハコ、カラマツソウの白い天使たち

8/24 9:23

視界が開けて、眼下にロープウェイの索道が見えました。

8/24 9:24

視界の開けた場所の足元には、オニシオガマの群生がありました

8/24 9:26

このあたり。登山道に湧水がチョロチョロと流れています。この上にある銀嶺水なる水がここまで流れているのかな？

8/24 9:38

左からシナノオトギリ、ゴゼンタチバナのまだ色づいていない実（少し標高が上がったからかな？）、ミヤマホツツジ。

8/24 9:47

視界の利かない樹林隊を抜けて開放感♪でもやっぱり岩ゴロな道です。

8/24 9:49

栂池自然園でもたくさん見られたイワショウブとアカモノの赤い実。高層湿原が近いってことでしょうかね。

8/24 9:52

登山道の右手斜面を見ると、下からガスがどんどん湧き上がっていきます。

8/24 9:56

天狗原へ向かって、ちょっと勾配のきつめの岩登りです。

8/24 9:57

途中、日当たりのよい岩の隙間にチングルマの花が残っていました。

8/24 9:57

こちらの可憐な子はミツバオウレン。

8/24 10:04

天狗原（標高2202m）に到着〜ちょっとエネルギー補給の小休止です。

8/24 10:05

こちらもワタスゲなどはもう終わってしまったのかな。イワショウブの花が残っていますが、若干草モミジに入りかけているのかも

8/24 10:23

小休止して再スタート。白馬乗鞍岳に向かって木道を進みます。

8/24 10:25

タテヤマリンドウが一輪だけ咲いていました〜ありがとね。

8/24 10:27

木道の分岐。ウサクマは左側（白馬大池）へ進みます。

8/24 10:27

ここで木道も終わり〜再び岩の登山道になりますが・・・

8/24 10:35

ココからの岩ゴロ道は、天狗原までの岩が「石ころ」に見えるような大きな岩が積み重なっています。

8/24 10:45

でも、ウサクマとも岩登りは結構スキ♪なのです。ウサさんはポール使いですが、くまはトレッキングポールを畳んで、両手でよじ登っていきます。

8/24 10:47

見上げれば雪渓も見えていました。上空の雲も切れて紺碧の青空が・・・でも日差しが出るとマジ暑いっス（汗）

8/24 10:48

大きな岩の間にもシナノオトギリとシラネニンジン。

8/24 11:00

岩の隙間から顔をのぞかせたカラマツソウに癒されます

8/24 11:01

ちょっとした岩の平場があって、みなさん休息しています。眼下には天狗原の木道も俯瞰できました。

8/24 11:04

ハクサンフウロが揺れていました〜やっぱり鉄板の可愛さです。

8/24 11:07

雪渓がだいぶ近くなってきました。勾配は緩やかになりましたが岩ゴロ状態は続きます。

8/24 11:09

ウサギギクですかね、ウサさん、ついに見つけたよ〜

8/24 11:16

こちらの黄色いお花はシナノキンバイ。もう終わりかけでしょうかね。

8/24 11:18

岩につけられたマーキングを目印に、雪渓横断の取付きへ向かいますが、ここは岩の隙間が深いのでちょっと緊張しました。

8/24 11:21

岩の隙間の天使さん、イワカガミみっけ〜♪

8/24 11:21

岩の隙間の天使さん2号、ミヤマタネツケバナみっけ〜♪

8/24 11:23

ジムカデが群生しているところもありました。

8/24 11:34

さあ、雪渓を横断します。この気温で雪面はシャーベット状。通常の登山靴のままで歩けます。ガイドロープもあるので安心。

8/24 11:38

さあ、白馬乗鞍岳山頂に向けて、最後のひと登り

8/24 11:44

あれ、この花はニガナですよね、白いの初めて見ました。シロバナハナニガナだそうです。

8/24 11:52

ハイマツが広がる山頂周辺はライチョウさんの縄張り、いないかな〜キョロキョロ

8/24 12:05

やった〜♪白馬乗鞍岳のケルンに到着です。

8/24 12:06

白馬乗鞍岳は三角点と2つのピークがあって、山頂がハッキリしないお山のようです。ケルンの左手に標高2456mのピークがあります。ここもヤマスタのチェックポイントで、スタンプゲット♪

8/24 12:16

白馬大池に向かうと、船越ノ頭の麓にハート型の雪渓、そして白馬大池と大池山荘が見えてきました。

8/24 12:19

白馬大池へ向かって岩場を降下します。山荘もう目の前に見えているのに。この岩場が長かった〜

8/24 12:19

右手には白馬乗鞍岳の信越国境のピーク（標高2469m）がガスに隠れずに見えています。

8/24 12:41

ようやく池畔が近づいてきました。ここの岩も隙間が深いので、要注意です。

8/24 12:49

池畔の岩間にイワツメクサが咲いていました。

8/24 13:01

ようやく白馬大池に到着〜ここもヤマスタのチェックポイントで、スタンプゲット♪

8/24 13:02

さっそく池のふちに近づいてみると、あ、いたいた、クロサンショウウオくんです♪

8/24 13:05

山荘前のテント場（2組ほどテントを設営中）の脇、白馬岳への登山道（雷鳥坂）の入口脇に野外卓があったので、そこでランチにしま〜す。

8/24 13:05

と食べ始めたら、いきなりの豪雨！しばらく白馬大池山荘の軒先をお借りして雨宿りさせていただきました。

8/24 14:07

小一時間ほど降り込められましたがようやく小降りに。下山時間の都合もあるので、レインウエアで下山に入ります。

8/24 14:10

まだまだ水面をたたく雨の波紋は多いですが、気づいたことが1つ。クロサンショウウオ君たちは雨の波紋が大好き、無数の波紋の広がる水面下を、いっそう元気に泳ぎ回っていました。

8/24 14:17

雲も切れてて青空も。雨も間もなく止んでくれました。後から聞いた話では、強い雨が降ったのは、ホントにこの池の周辺だけだったようです。

8/24 14:54

ケルンまで戻ってきました〜くまはここでレインウエアから脱皮♪

8/24 15:04

ハイマツの広がる山頂周辺。残念ながら写真には収められませんでしたが、ハイマツから首を出してキョロキョロあたりを伺う可愛いライチョウさんにも出逢えました♪

8/24 15:21

雪渓まで戻ってきました〜ウサさんはまだレインウエアを着ています。この後の岩下りで「お尻をついて下りても大丈夫なように」だそうです。

8/24 16:21

そして、ウサさんは「お尻」もフル活用して、この岩場を下りました、とさ。

8/24 16:23

ここでは、ゴゼンタチバナの花がまだ残っていました〜実は上りで見ていましたが、花は諦めていたのでラッキー♪

8/24 16:32

やった〜天狗原の木道だ♪ この安堵感が岩場急降下の後には格別だよね〜

8/24 16:53

天狗原の先の登山道も岩は多いけど、一度来た道、気分は軽い。路傍でイワイチョウも癒してくれます。

8/24 17:17

上り道ではチョロチョロな流れだった銀嶺水下の登山道の水が、沢状態になっていました。これも上で降った雨のせい？

8/24 17:55

おお、ビジターセンターの屋根が見えた〜♪

8/24 18:11

栂池山荘に戻ってきました〜夕食の開始時間を過ぎてしまいましたが、山荘の方々に優しく迎えていただき、感謝です。

8/24 18:31

軽く体を拭いて、山荘2泊目の晩御飯、もう〜お腹ペコペコです。イワナの塩焼きのお塩が身体に沁みる〜お鍋の豚みそ焼きが壊れた筋肉を癒してくれます〜♪

8/24 19:34

後はゆっくりとお風呂で節々と筋肉を伸ばして、今夜は星も見ずにバタンキュー、ですね。明日の最終日は再度栂池自然園を廻ります。

撮影機器：

ILCE-6000 SONY

iPhone 15 Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め 携帯 時計 タオル ストック カメラ

感想

hadzuki

今年の夏も暑い～連日の猛暑日で、海風の入る当地横浜ですら35度越えが当たり前の日々。そんな中で近場の低山へ行くのは地獄の釜へ身を投じるようなもの・・・と7月からお盆まで、トレッキングを見合わせてきたウサクマ。しかし、やっぱり、夏のお山は歩きたい～しかも涼しいところで・・・ということで、以前から計画だけはできていた栂池自然園と白馬乗鞍岳へのウサトレ実行の日がやってきました～

今回は二泊三日で栂池山荘の宿泊が取れたので、時間的に余裕をもって、のんびりと高層湿原散策と雪渓もある白馬乗鞍岳を堪能します。

初日は横浜から移動してきて、栂池自然園を満喫し、昨夜は満天の星空で天の川や夏の大三角形を堪能しました。
「晩夏の栂池自然園をめぐる」
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8595974.html

そして、明けて二泊三日の中日、今日は本命の白馬乗鞍岳と白馬大池までピストンしてきました。

でわ、スマホアプリ「ヤマスタ」スタンプラリーのスペシャルチェックイン目指して
北アルプス後立山連峰のウサトレ1座目、白馬乗鞍岳に登ってきます～

登山道の路傍に夏花はいっぱい咲き誇っていましたが、途中の天狗原は、もう夏も終わりって感じで、ちょっと寂しかったですね～すでに草モミジの兆候も、小さい秋、もう見つけちゃった？

岩々ゴロゴロな急登を登っていくと、岩がどんどん大きくなって、頂上直下は岩をよじ登り。雪渓も横切ったりしながら、白馬乗鞍岳(国土地理院地図的には標高 2469m) に登頂〜

山頂一帯は背の低いハイマツ帯。そう…ここは、ライチョウさんのお庭です。キョロキョロしながら進むウサクマ、まあ、帰りもここを通るしね。

とりあえず、白馬大池に行ってみよ〜ということで、白馬乗鞍岳から日本百名山 白馬岳方面に進むと美しい白馬大池が。でも、池と山荘が見えてからの岩下りが、想像以上長い長い～ゴールすぐそこに見えてるのに～

辿りついた池を覗くと「クロサンショウウオ」君がのんびりしてて可愛いです。

ご飯を食べながら休憩してると、ポツッと雨。まぁこのくらいなら、涼しくていいか…なんて思ってたら、ドッジャーーーン、いきなりの土砂降り！
そしたら、クロサンショウウオ君が大喜びして、すごく元気に動き出したぁ♪

でも、サンショウウオ君は可愛いけど、ウサクマ…この土砂降りの雨の中を下山するのか？　しばらく白馬大池山荘で雨宿りして、少し雨脚も弱まったところで、そろそろ下山しなくちゃな時間なので、満を持してレインウェア着て歩き出したら、いきなり雨が止んだ～

山麓は晴れてても、いきなり雨降ったり止んだりな「山の天気」きたーーーー

そのまま白馬乗鞍岳に戻ると、さらにガスガスで、雲の中を歩いてるみたいなんだけど、ハイマツの中の岩の上に…なんか動いてる…ライチョウさんだぁ〜♪

そのまま、ガスの中に姿は消えてしまったけど、野生のライチョウさんの棲む山に登れて、ウサクマ感激〜ありがとう、 北アルプス♪

これで、ウサクマは、北アルプス、中央アルプス、南アルプスそれぞれの「尻尾」は踏めたかな～

2025夏 とびきりの思い出になりました♪　
また、ライチョウさんのすむ夏山に遊びに行きたいなぁ〜