杣添尾根から赤岳


- GPS
- 09:58
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,221m
- 下り
- 1,222m
コースタイム
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:56
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
暑さに負けずの避暑山行。
昨年に続き八ヶ岳、今年は赤岳を踏みました。そしてもう一ケ所、かねてよりの腹案である場所を目指して四泊五日のプチ車中泊遠征に出かけてきました。
この時期、車中泊は標高2000mクラスの場所で無ければ暑くて無理。
予定していた泊地のうちの一ケ所(高ボッチ高原)は実際に行ってみると涼しさでは及第でしたが、完全な携帯圏外で急遽変更。あやうく泊地難民になりかけました。
携帯圏外は家族などに万が一の事があった時(特に97歳の母親)に避けたい状況です。泊地を選ぶときは事前に調査していますが、高ボッチ高原はリサーチ不足でした。
今回の泊地は初日が南八ヶ岳林道の杣添尾根登山口、二日目は大河原峠、そして三日目が高ボッチ高原が駄目で林道途中の空き地、最終日は霧ヶ峰の駐車場でした。
最終日の霧ヶ峰以外は電波微弱でネットは絶望的に遅いも、電話はギリギリ通じました。でも、ネットで情報収集するのが常態化していると辛いものがあります。その点、道の駅などの市街地泊はやはり安心です。
それでも最優先事項は暑さ。
電波状況はともかく、酷暑に喘ぐ平地を考えると到着時の気温がどこも19度を下回る快適さは感動もの。明け方は寒いくらいでまさに楽園でした。
昨夏の遠征は麦草峠からの天狗岳、杣添尾根から横岳にそれぞれ登りました。
横岳登山の時に途中から見た赤岳の存在感に圧倒されました。あの急峻なピークを踏んでみたい。
この一年間、その気持ちを抑えきれずにいられなかったのです。
赤岳へのルートは美濃戸口より入り、地蔵小屋へ一泊したのち山頂を踏むのが手堅いルートのようですが、小屋泊まりがネックになります・・・
というのも、自分は大のいびきかき。
個室ならともかく、他人に迷惑をかける可能性は限りなく高く、かつ、他人のいびきも気になってしまうかも😅
赤岳の日帰りルートの中で自分レベルで一番安全かつ短距離な杣添尾根を選びました。
昨年歩いているので尾根の様子も解っているしね。それに尾根は樹林帯で日差しが遮られるのも大きなポイントです。
三叉峰〜地蔵ノ頭が若干難しそうですが、皆さんの情報を見るに慎重に行けば問題なしと判断しました。
三叉峰から先はヘルメットをかぶりました。
10年くらいまえに雲龍渓谷の氷瀑を見に行った時に買って以来数回しか出番が無かっただけに久々です。
山レコ判定で難易度C。ザレた箇所、鎖場が多発しますが、基本的によく整備されており慎重さを失わなければ問題ありませんでした。
地蔵ノ頭で地蔵小屋からのルートに合わせると道はよくなり、ほどなく赤岳展望荘へ到着。
最後の残り標高差170mなれど、そそり立つような登りがなかなかキツかった。
標高が高いせいもあってか息切れがいつもより激しく、立ち止まっては進みの連続です。
それでも、見た目の程の急峻さを感じさせない鎖とルート整備、今まで登った山と比べて特別に難しい感じではありませんでした。
そして帰りの石尊峰への登り返しがこれまたキツイ。
往路は下りだったからさほど感じなかった(というわけでもなく、帰りにこれを登り返すんだなと内心ビクってた)ですが、復路にまざまざと眺めるに、巨大な山塊が立ちはだかります。
これを巻くならまだしも、超えていかなければならないのですよ。
丸見えになっている登り返しって他の山でもそうですが、まずメンタルを削られます。
脚力に劣る自分は、登高意欲に駆られるのは前半の元気なうちだけ。
慎重に三叉峰までの難路を無事クリアしても、次は長い長い杣添尾根の下り。
気を抜くと怪我の心配もあります。下りといえども意識的に休憩をこまめに挟みました。
途中で登ってくる方と二回交差しましたよ。
この時間だと小屋泊まりでしょう。
良いなぁ。
自分も小屋に泊まって山を歩ければ、行ける山域が拡がるのになぁと羨望の溜息。
今回、ガス混じりで山頂眺望は得られませんでしたが、日帰りで念願の赤岳を踏むことが出来たのは大きな成果でした。
一番心配していた暑さバテも怪我の功名じゃないですが、ガスに覆われている時間が長く、時たま差し込む日差しは確かに辛かったですが流石に高山だけあって風が吹けば涼しくて快適でした。
八ヶ岳は・・・
阿弥陀岳と権現岳、編笠山、あと硫黄岳も残っているかぁ。
硫黄岳はまた杣添尾根からアプローチでなんとかなりそうだけど・・・
権現岳は編笠山とセットでと考えるもこれまた長丁場。
阿弥陀岳も美濃戸口からだとかなりロングコース。地蔵小屋泊まりならば問題ないんだけどねぇ。
登山スキル獲得として、小屋泊まりが出来るようにいびき対策が急務なのでは?と感じる昨今です。
赤岳への山行、お疲れ様でした。
八ヶ岳やアルプスの方は、まったく縁のない山なので、赤岳も初めて知りました。
いや〜、写真を見ただけで、登りごたえのある山だって、すぐ分かりますね。
累積標高も1300m以上だし、山行時間もほぼ10時間!
そもそも私は高山病だから登れない山ですが、もし2000m程度だとしても、体力的にまず無理だと思います。
まっちゃんさんは、すごい体力ですね。
うらやましいです。
(15)の写真、見ただけでぞくぞく〜っとします。
ラスボス感、半端ないですね。
鎖場も多いでしょうから、まったく私好みの山なんですけど…
石尊峰ピークとか越えて、赤岳の姿だけでも見てみたいですね。
自分の力では行けないところの絶景、見せてくださってありがとうございます。
標高差については覚悟してペース調整を充分に行ったのでなんとかなりましたが、やはり暑さが堪えました💦
それでも、杣添尾根は二回目なので雰囲気が解っていたのも良かったようです。
標準コースタイム通りに歩ける方が羨ましいといつも思う自分は鈍足です。
でも、
この歳からではパワーアップも難しく現状を維持するのが精いっぱい。
安全に楽しめればと思い、のんびり歩きにいつもなります。
今回は還暦越えオヤジの楽しい夏休みチャレンジの想い出になりました😊
赤岳 お疲れ様でした〜♫
本格的に活動再開ですね❗
初秋?の山旅シリーズ
これから楽しみです😍
八ヶ岳方面は、登山YouTubeで
見たことありますが、かなり険しいエリアが多いですよね(^o^;)
岩岩だから、お好きな人には
たまらない、って感じなんでしょうね〜
うちは無理なので
まっちゃんさんのレコ見て
手に汗握る❗事にします😊
特に、鎖が無いと安全に通過出来ない
と言われたエリアは
怖さ感じます😱😱
あ、でもこれからの
大河原峠は、
ご存知の
ある山の関係で研究中なので
駐車場情報に期待してます😅😅
本格的とはいきませんでしたが、夏休み(年中休みなので正しくありませんが)特別編といったところでしょうか。
車中泊した場所はどこもそれなりに涼しかったですが、車内に籠ると車体の蓄熱で本格的に涼しくなるのは明け方頃です。
春と秋の明け方の寒さに比べればよいですが、車の中で食事するとなるとやはり気温が低い時期の方が圧倒的に楽しいです。熱いコーヒーも美味しいし🍵
三叉峰から先の岩ゾーン。
雰囲気に圧倒されましたが、なんとか無事にクリア出来ました。
ガスで遠くの景色は望めませんでしたが、赤岳の雄姿、険しさの中を歩く事に満足のいく歩きだったです。
下山後は大河原峠に向かいました。
次のレコで紹介しますが、情報少なくて為になるかどうか心配です😅
暑さも峠を越えて、遠征のシーズンがやって参りましたね😊
そして、赤岳登頂おめでとうございます🎉 少しガスっぽかったですけど、涼しそうですね。
三叉峰から赤岳の間って、怖いところがどのくらいあるんですか?😱
昨年、ザック奥に忍ばせたヘルメット。
今回は初めからザックの外に吊るして出発。
三叉峰でかぶり、ダイヤル式の締め具をカチカチと廻して緩みのないように・・・
頭きついなぁ
これって孫悟空の頭を締めつける輪っかみたい・・・
久しぶりにかぶって思いましたよ😆
三叉峰からしばらくは鎖場も穏やか。
石尊峰からの下りはドンドコドンドコ岩を降りていきます。
当然ながら、帰りはガシガシ登ります。
ここが一応危険区間となっていますが、慎重に行けばまったく問題ないです。
Q太郎さんなら楽々クリアできますよ。
南八ヶ岳林道に入ったすぐの所に登山口がある県界尾根も検討しました。
こちら、距離が長いですが日帰り可能な感じ。
ルート全般普通の登山道のようですが、赤岳直下の連続鎖場がやばいらしく、ヤマレコ判定難易度Dになってます。
実際に登った人のレコや感想から自分は無理と判断しました。
八ヶ岳最高峰赤岳登頂おめでとうございます😊
やはり八ヶ岳と言えば暑い夏に行ってみたい山ですよね😊
さすが赤岳迫力ありますね😃
僕の少ない知識だと美濃戸口からだと思ってましたが杣添尾根コースがあるのですね。
距離と累積標高を考えると杣添尾根コースの方が行きやすそうな気がしますが、
ユーザーの皆さんのレコを見ると美濃戸口からのアプローチがおおいのはなぜ?
美濃戸口は交通的アプローチがしやすいのでしょうか?
八ヶ岳はたくさんの山があるので何回でも行きたい山ですよね😊
夏空と雲。
照り付ける日差しはちょっと辛いですが、やはり高い山は憧れます。
モンブランさんのように小屋泊が可能ならば自分ももう少し登れる所が増えるのですが、日帰りとなると体力的に辛いのでアルプス名峰巡りは難しいかな😣
美濃戸口ルートは車で赤岳山荘まで入ると距離が短くなります。
ただ、八ヶ岳山荘から赤岳山荘までの道が悪いそうで、自分の車だとスタックやら車の破損も心配。
車高の高い車なら行けるらしいです。
どんな車でも安心して到着出来る八ヶ岳山荘駐車で出発するとなると、距離や時間的に自分ではかなり難しくなります。
結果的に、八ヶ岳山荘を出発して途中の地蔵小屋で一泊、ルートも危険個所の少ない地蔵尾根というのが一般的とされています。
その他のルートは長かったり危険個所があったりするので、赤岳初登ではあまり選択されないみたいです。
杣添尾根ルートは今回自分が車中泊した南八ヶ岳林道がナビで行きずらい点、ナビで案内されて行きやすい少し標高を下げた登山口付近が別荘地の為に駐車する車にウェルカムで無い状況等があまり人気が無い理由かもしれません。
自分は南八ヶ岳林道のこの車中泊地が好きなので、杣添尾根のキツさを忘れた頃に😆また訪れたいです。
今回はガスで眺望が殆どありませんでしたが、昨年、横岳からは絶景の八ヶ岳の連なりや遠くアルプスの名峰を堪能しました。
未踏のピークも踏みたいし、まだまだこれからも八ヶ岳は訪れる予定です。
赤岳には6年前に美濃戸口から登ったことがあるのですが、終始ガスの中を彷徨っており、ほとんど景色を見ないままで、その雄姿を拝むことはできませんでした。いずれはと思いつつも、なかなか機会がないままです。
遠征の記録、楽しみにしております。
自分もガスでまったく何も見えなかった山行がいくつかありますが、それに比べて今回は幾らか晴れ間も覗いて良かったと思います。
もっとも、晴れれば晴れたで暑さとの闘い。
我儘なものですね😅
どくごじへいさんも機会がありましたら、是非赤岳から絶景を!
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