悲願達成!遂に行ってきた激闘の北鎌尾根4日間



- GPS
- 32:52
- 距離
- 52.6km
- 登り
- 3,268m
- 下り
- 3,272m
コースタイム
- 山行
- 2:23
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 2:28
- 山行
- 8:31
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:46
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 3:02
- 合計
- 9:46
- 山行
- 8:42
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 10:15
天候 | 1日目:曇りのち雨 2日目:晴れ 3日目:晴れ 4日目:晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水俣乗越〜北鎌沢:急斜面のザレ 北鎌尾根:気が抜けない危険個所しかありません |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
2025年夏休み、当初は南アルプス南部を歩く予定でしたがテント泊地の山小屋でクマ騒ぎがありテント博自粛の流れ・・・・。いろいろ面倒で小屋の予約もリリースして計画は立て直し。。。サブプランとして持っていた北鎌尾根への挑戦を実行することにしました。
【1日目】
当時朝起きて転機を調べると夕方までお天気は持ちそうな予感!横尾山荘に電話して当日の予約をゲット!そそくさ準備して出発して上高地を正午過ぎに出発!意外なほどすぐに横尾に到着してお風呂とビールを楽しみ翌日以降の激闘に向けて備えました。
【2日目】
小屋の朝ごはんの関係で少し遅めの6時半スタート。水俣乗越までは順調に進んでここからはいよいよバリエーションルートへ。天丈沢への下りは急斜面のザレが続き谷底まではなかなか強烈な下り。谷底周辺は大きな岩がゴロゴロしているゴーロ帯を出会いまで歩く。出合周辺になるとケルンが積んであってここから北鎌沢へ入ることになります。右俣と左俣の分岐にもケルンがあってここは明瞭。前日の雨の影響か水量は少し多め?水の流れを左右によけながら標高を上げていきます。その途中でもう一度左右に分かれる部分があり、自分たちは水量の少ない左俣を選択。その先は沢登りのような水線周辺を選んでいくような滝登りが続きます、悪いところもあり最後の詰め上げでかなり苦戦。。結局北鎌のコルまでの登り上げに3時間半を要してコルに到着。明日の激闘に備えてこの日はコルにテントを張ってビバークすることにしました。この日はほぼ同タイミングで到着した山岳会の皆様とご一緒させていただきました。
【3日目】
明るくなった5時20分に行動開始。最初は樹林帯の急斜面をズンズンと登っていきます。途中フィックスロープがあるようなハングした急斜面もあり苦戦。独標手前のザレ斜面に出る前はにはルートファインディングが難しいような斜面もあり北鎌尾根の洗礼を受けます。逆コの字は本当に危険だったためスリングを使ってセルフビレイを取って通過。少し時間を押したものの独標までは無事に到着してズンズンと進む。
独標から先は北鎌平まで細かなアップダウンを繰り返す。途中はザレや痩せ尾根が連続して全く気が抜けない箇所が続きます。北鎌平到着は出発から6時間半程、結構時間がかかった。大槍の基部から先は先行パーティーが少し渋滞していて落石が多そうな音がしていた。自分たちがとりついたタイミングでほぼ同じようなペースで動いていたクライマーさんのペアが先行しておりなんとなくその方向に。。結局最後のチムニー下部は場所を間違えて違うところへいざなわれた模様・・・。下るのも大変なのでここは共同戦線を張って荷物を置いてリードクライミング!無事に上まで上がってもらってここからセカンドをビレイ、標高3000m超えてまさかリードクライミングすると思いませんでしたw トップロープで登ってみると雰囲気的には5.9くらいのグレード感でカチホールドだらけ(汗 何とか渋いパートを通過して上部チムニーに到着、ここから先は何とかフリーで登り上げて念願の槍ヶ岳の祠の裏から登頂!!!山頂にいた登山者の皆様に祝福されながら記念写真を撮って垂直梯子を下って槍ヶ岳山荘へ下る。この日は思いのほかテント場が空いていたので念願の槍ヶ岳山荘のテント場に宿泊。長く苦しいルートを踏破し終えて飲む生ビールは極上の味でした。
【4日目】
当初は大キレット経由で下る予定でしたが、朝起きた状態での足の疲れがひどかったので諦めて票が講演経由で上高地に下ることに。帰りは南岳まで景色のいい稜線歩き。南岳小屋で少し休憩してから票が講演経由で槍沢ロッジを目指します。少し遅れ気味で到着した槍沢ロッジで昼食、ここはガパオライスが美味しかったです。
その先はほぼ消化試合のような歩きでしたがほぼ時間通りに上高地まで歩ききりました。結局最終日10時間超えの行動になりたっぷりと歩きました。初日以外は中利眺めの行動になりなかなかハードな山行になりました。念願だった北鎌尾根を無事に歩くことができて本当に充実した連休になりました!北鎌尾根は山に関するすべての技術が問われるハードルート、SNSなどで簡単に行けるような紹介がされているケースがありますが、行けるかどうかはご自分で十分に判断してからの挑戦をするようお勧めします。
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