北燕岳（東沢乗越経由）

2025年10月09日(木) 〜 2025年10月10日(金)

• GPS: 09:25
• 距離: 13.5km
• 登り: 1,581m
• 下り: 1,557m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:23
• 休憩: 0:40
• 合計: 7:03

距離 8.7km 登り 1,578m 下り 264m

7:45 スタート地点
7:52 中房温泉バス停
7:57 中房温泉
9:28 9:29 奥馬羅尾沢出合
9:50 北燕沢出合
10:44 11:03 西大ホラ沢出合
11:58 12:05 東沢乗越
13:09 13:15 奥北燕平
14:06 14:14 北燕岳
14:28 14:29 燕岳
14:35 めがね岩
14:48 14:49 いるか岩
14:53 燕山荘

2日目

• 山行: 2:13
• 休憩: 0:19
• 合計: 2:32

距離 4.7km 登り 3m 下り 1,293m

6:28 燕山荘
6:45 合戦山
6:55 7:12 合戦小屋
7:26 7:27 富士見ベンチ
7:47 7:48 第３ベンチ
8:08 第２ベンチ
8:27 第１ベンチ
8:50 中房温泉登山口
9:00 有明荘

天候

1日目　雨のち晴れ🌤️
2日目　晴れのち曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

マイカーで中房温泉第3駐車場まで

木曜日07:30の時点で第2駐車場は満車
第3駐車場は3割程度の駐車率🛻

コース状況／危険箇所等

東沢登山道は標識はよく整備されている。
踏み跡もほぼ明瞭なため道迷いのリスクは少ないと思われる。

が、沢の上部をトラバースする登山道は荒れている箇所も多く気を使う場面が多かった。また渡渉も多く、砂防ダムを乗り越えるところはプチクライミングを強いられることもあるので、沢やバリエーションに慣れた人じゃないと辛いかもしれない。

下部は笹藪が濃く、夜露が抜けるのに時間がかかるので、朝歩く際は雨具の着用をおすすめ。軽登山靴だと靴下までビショビショになるので、替えの靴下はあった方が良い。

その他周辺情報

【お風呂】
中房温泉
開放感サイコーの露天に湯の花たくさん❗️
紅葉も綺麗に見えて大変オススメ
https://nakabusa.com

【下山メシ】
キッチン南海　松本店
神保町界隈にもあるカツカレーが有名な洋食屋さん
ボリューム◯
https://s.tabelog.com/nagano/A2002/A200201/20001545/

写真

10/9 7:42

朝07:30の中房第3駐車場、3割程度の駐車率。第2駐車場は満車。

10/9 7:53

お久しぶりの中房登山口。

10/9 7:56

けど今日は合戦尾根じゃなくてこちら。

10/9 8:00

よくきた

10/9 8:12

下部はこんな感じの膝〜腰くらいの藪を刈った道が続く。

10/9 8:21

このルートの核心はツルツルの人工物。こういう割と立派な橋もあれば…

10/9 8:55

マジかよ、って思っちゃうようなボロい橋や足場も。中房温泉近くの一枚板の下り坂（手すり無し）が一番怖かったな😅

10/9 9:06

一応一般登山道なので、たまにこういう標識もある。

10/9 9:16

ブナ平に到着。

10/9 9:16

いますねー❗️🐻

10/9 9:27

まだ霧雨が降っている。朝露もあり靴の中はすぐにビショビショに…

10/9 9:51

かなり上部まで立派な砂防ダムがあり驚く。どうやって部材を運んだのか…。

10/9 10:01

こんな感じの川床の渡渉が7〜8回ほどあった。水量は深いとこで脛までないくらい。それなりにヌメッてたので足場選びが難しい場面もあり、ラバーの沢靴ならもう少し快適に歩けたかもしれない（どうせ靴はビショビショになるし）。

10/9 10:15

標高1800mくらいから少しずつ青空が見え始める。

10/9 10:34

乗越方面も雲が取れてて、これはいけそうな感じ😄

10/9 10:38

平たい河原に出たのでこの辺でひと休み。

10/9 10:54

今日は旬のシナノスイート❗️
ピカピカに磨いてから食べるのが好きなのです🍎

10/9 11:03

大ボラ沢出合着。道に比べて道標は本当に立派笑

10/9 11:04

親切

10/9 11:12

雨後で登山道はキノコ天国。それぞれ掌くらいの大きさ🍄

10/9 11:14

標高が上がるにつれ紅葉も目立ってくる。

10/9 11:42

雲海の上に出る。気持ちいい❗️

10/9 11:50

東沢乗越手前の急登。岳樺の黄葉と青空のコントラストがいい感じ。

10/9 12:03

いますね〜🐻

10/9 12:04

東沢乗越を過ぎたら稜線歩きかと思いきや、まだまだ薮道は続く…。これは肩くらいまであったけど、しっかりと刈ってあって歩きやすい。

10/9 12:17

シラビソ・コメツガの背丈がだんだん低くなり、登山道も明るくなってきた。

10/9 12:41

標高2500m付近で雲海を見渡す。これは安曇野側で、真ん中に浮かんでるのが有明山。

10/9 13:09

花崗岩のザレにハイマツ帯。表銀座〜って感じ❗️

10/9 13:10

チングルマの群生地。お花のシーズンに来たら綺麗なんだろうな〜。

10/9 13:16

ようやく稜線に到着❗️裏銀座方面も見事な雲海で、誰もいなかったので思わず叫んでしまった笑

10/9 13:31

北燕岳が見えた。あとはビクトリーロード。

10/9 13:42

槍と笠ヶ岳。かっちょい〜✨

10/9 13:42

こないだ登れなかった水晶岳。

10/9 13:46

気温も上がりきらないせいか雲海がずっと残ってて本当にきれい。安曇野側には浅間山、八ケ岳、南アルプスも見えてた。

10/9 14:05

14:00北燕岳到着❗️寝坊して15:30着の予定だったけど、だいぶ巻けた。

10/9 14:09

燕岳本峰への道。画になるな〜。

10/9 14:12

標識は本当に立派。さすが表銀座。

10/9 14:27

燕岳から北燕岳。裏銀座〜立山方面まで一望できた。

10/9 14:29

山頂は混雑してたのでそそくさと退散。

10/9 14:35

懐かしきメガネ岩。イルカちゃんは割愛🐬

10/9 14:54

燕山荘に到着❗️テント泊は前日までに予約が必要と聞いて焦ったが、スペース空いてたので助かった😅

10/9 15:58

とりあえずお家を建設、今日はツェルト。ガイラインを忘れて背筋が凍りかけたが、ファーストエイドキットに入れといた細引きを工作してなんとか竣工。備えって大事❗️笑

10/9 16:31

急拵えにしてはなかなか良い仕上がり✨
ツェルトはファイントラックのツェルト2ロングで、真ん中の骨組みみたいなのはモンベルのツェルトポールセット。これがシンデレラフィットで、居住空間をめっちゃ広くしてくれるので大変オススメ。

10/9 16:14

そしてお宿が決まったらやることはひとつ。大ジョッキいただきやす🍺✨

10/9 16:15

いやー、サイコーですよ。

10/9 16:37

隣のおねえさんが美味しそうに食べてたモツ煮を思わず注文。美味しいのに結構なボリュームで大満足🐷

10/9 17:09

おかわりした中ジョッキ越しの笠ヶ岳に沈む夕日。なんて美しい光景なんだ❗️😍笑

10/9 17:19

登山始めたての頃に見た風景、やっぱきれいなとこだなー。しみじみ。

10/9 17:38

夕焼け見たらあとは寝るだけ。山荘の方も賑やかで良いけど、ゆっくり自分のペースで過ごせるテン泊も好きだなー。

10/10 5:42

翌朝、撤収準備して外を覗いたらこの雲海。うつくしすぎる…（感動）

10/10 5:50

来て良かった〜🥹

10/10 5:51

モルゲン槍ロート。

10/10 5:53

雲海の安曇富士と曙光。いいもの見せていただきました🙏

10/10 6:23

ササっと撤収を済ませて06:30前に下山開始。さらば燕岳。

10/10 6:24

ずっとこれを見ていられる幸せな下山。いつもこうならいいのになぁ〜。

10/10 6:48

常念側の雲海。紅葉も相まってめちゃくちゃきれい。

10/10 6:55

30分ほどで合戦小屋に到着し…

10/10 6:56

おつかいミッションをこなす🐻🍉

10/10 8:50

9時前に中房温泉着。そんなに汗もかいてなかったけど、せっかくなので入浴してくことに。

10/10 9:07

車を回収しに第3駐車場に向かっていると空き待ちの一行に声をかけられ、スペースを譲ったらお礼にアーモンドチョコレートを頂戴した🍫
ありがたくこの後の夜勤のエネルギーにさせていただきました😋

10/10 9:13

車で温泉に戻りいざ入浴。一番風呂❗️やったぜ😄
露天の開放感がサイコーで、湯の花もたくさんで大変気持ちよかった。冬にまた来たいなー。

10/10 11:31

下山メシは松本のキッチン南海へ。神保町とかにもあるんだけど、食べ比べをしたくて。

10/10 11:35

照り照りのビーフカツカレー。ボリューム満点❗️

10/10 12:18

そのあとはカモシカスポーツに寄り、コーヒー飲んで散財して帰宅して仕事。やー、楽しかった。

撮影機器：

iPhone 17 Pro Apple

装備

個人装備

テント泊装備一式

備考

【ギアについて】
プチバリエーションルートではあるが、ロープを出すような箇所はなし。ヘルメットはあった方が良い。バイルは不要。
ラバーソールの沢靴があれば快適かも。

【服装について】
行動中はベースレイヤー+メリノウールの長袖+雨具適宜で十分暖かい。

テン場は風もそれなりに強いので、ダウンのインナーかフリースくらいは欲しい。

感想

黒川ヨージ

前週、伊藤新道から裏銀座を歩いた時に見えた表銀座。余韻が残っているうちに自分の歩いた道を別の場所から見てみたくなり、お手軽に行けそうな燕岳へ。

ただ、合戦尾根のピストンだと物足りなさそうなので、中房温泉から北燕岳へ抜ける東沢登山道にしてみた。整備されきった合戦尾根とは違った沢沿いの野趣溢れる登山道で、沢やバリエーションに触れたことのある人にはオススメしたいルート。裏銀座を眺めながら（湯俣は雲海の下だったけど）燕岳へむかって縦走できたし、何より台風一過後の晴れ渡った空の下に広がる雲海が素晴らしかった😄

長野滞在生活の終盤にとても良い山行ができて満足。残り少ない日を大事に過ごさなきゃな。