シャクナゲ素敵な宮之浦岳・永田岳(淀川登山口〜鹿之沢小屋〜花山歩道縦走)
- GPS
- 49:12
- 距離
- 23.7km
- 登り
- 1,357m
- 下り
- 2,582m
コースタイム
- 山行
- 7:56
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 9:44
天候 | 1日目:曇り 2日目:小雨時々陽射しも有り 3日目:早朝豪雨ものち小雨のち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ヤクスギランド(14:12)バス⇒紀元杉(14:32) 復路:大川の滝〜尾の間温泉⇒鹿児島男性の車に乗せて頂きました 入浴後、尾之間温泉(18:19)⇒宮之浦(19:25) |
コース状況/ 危険箇所等 |
★シャクナゲ状況(5月24日現在) 宮之浦岳、永田岳周辺:丁度見頃(あと1週間ぐらいか) <シャクナゲの多い場所> ・宮之浦岳から焼野三叉路への下り1/3地点 ・さらに新高塚小屋方面へ向った平石岩屋の北側、南側 ・永田岳から鹿之沢小屋へ向うローソク岩展望台までの両側 ・なお、宮之浦岳の南側、投石平あたりは思ったより随分少ない ★コース状況 ・淀川登山口〜宮之浦岳〜永田岳:一般登山道 ・永田岳〜鹿之沢避難小屋:やや悪路も、4年前より随分登山道の整備がされ所要時間はコースタイムどおりの約1時間/4年前は1時間20分必要だった ・鹿之沢避難小屋〜花山歩道〜花山歩道登山口:自然のままの尾根主体の素晴らしいルート。 ピンクテープもふんだんで道迷いは少ないと思われるが、尾根の広がった場所などではルート確認が必須。5か所程で先が分からず前方180度を見回してピンクテープを見つけたあと前進した。 ピンクテープがなくなったら元の道まで戻ること。 当日は登山者とは誰にも会わず。 |
その他周辺情報 | ・下山後、大川の滝を見物 ・温泉は尾の間温泉に入浴(200円) |
写真
感想
宮之浦岳・永田岳は2度目の縦走。
前回は白谷雲水峡をスタートし、縄文杉、両座を経由して永田歩道を歩き永田浜の海岸までロング縦走した。
<1日目>
今回はハイライトコースと云われている花之江登山道(ヤクシギランド〜石塚小屋泊〜花之江河)〜宮之浦岳〜永田岳〜鹿之沢避難小屋〜花山歩道〜大川の滝を歩く計画だった。
しかし、バスがヤクスギランドに到着した時点で雨が本降りとなり、花之江登山道途中の大雨時の渡渉困難地点のリスクがあり過ぎで即計画変更。
ヤクスギランドで150分コースを歩いたあとバスで紀元杉に移動し、淀川登山口からの一般コースを進むこととした。1日目は淀川小屋で1泊
<2日目>
淀川小屋から宮之浦岳、永田岳に向った2日目は雨も霧雨程度で登山には殆ど支障なし。
ただ、展望は殆どなくヤクシマシャクナゲが唯一の楽しみ。
シャクナゲは宮之浦岳から北側(新高塚小屋側)が丁度見頃で華やかに岩山を飾ってくれていた。
特に宮之浦岳から下った焼野三叉路の少し上部、平石岩屋の周辺、そして永田岳周辺が見事だったが、小雨・曇り空では晴天のような花園とはいかなかった。
平石岩屋までシャクナゲを見に行ったあと三叉路まで戻り永田岳へと向かったが、メインルートから外れるためご夫婦1組を除いて永田岳へ立ち寄った登山者はなしの状況。
メインルートで新高塚小屋へ向うガイド付きツアーグループは次々三叉路を通過するが永田岳方面は静かなもの。
永田岳の山頂部は巨岩の重なりで個性的で素晴らしい。展望も晴天なら永田浜の海浜や障子岳の屏風のようなアルプス風岩峰群は宮之浦岳より数段優れていると思う。
屋久島リピーターの方は是非訪れてほしい山である。
永田岳から前回も泊まった鹿之沢小屋へ向うルートではシャクナゲが素晴らしい。
今回は平石岩屋方面より花付きも良く鮮やかなシャクナゲ道が続いた。
小屋での宿泊は今回は私ただ一人。(前回は1日目12,3人、2日目は3人)
<3日目>
翌朝は深夜からバケツをひっくり返したような豪雨が数時間続き、小屋内も雨漏り。
午前6時の出発予定時点では、小屋から水場のある沢を渡渉する場所が激流で溢れて渡る時に利用する飛び石も隠れてとても渡渉は無理。
連泊も覚悟したが、午前8時頃から雨が小ぶりとなり最終バスに間に合うリミットと設定した出発9時半前に何とか渡渉できるまで水量が減少しほっと安心。
花山歩道は地元ガイド氏が”屋久島の森のスーパースター”と紹介していたように、ヤクスギをはじめとした巨木や深い森が続く原生自然の中のルートでパワースポットを一人占めしている感覚で原始の息吹を肌で感じられる素晴らしい道だった。こルートの花山地域は日本でも5か所しかない「原生自然環境保全地域」に指定されているそうだ。世界自然遺産エリアでももっとも深さのある原生林だろう。
主に下山に使うルートなので鹿之沢小屋泊が私以外いなかったので、予想通りどなたとも会うことはなかった。
宮之浦岳リピーターの方は永田岳、花山歩道ルートを是非計画してほしいものだ。
今回は一部花之江登山道ルートを断念したが、宮之浦岳、永田岳では雨にも関わらずシャクナゲが丁度見頃で華やかに迎えてくれ、花山歩道の原生林は体いっぱいに原始の自然を感じることができた素晴らしい山旅となった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する