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Yamareco

記録ID: 884739
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

シャクナゲ素敵な宮之浦岳・永田岳(淀川登山口〜鹿之沢小屋〜花山歩道縦走)

2016年05月23日(月) 〜 2016年05月25日(水)
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
49:12
距離
23.7km
登り
1,357m
下り
2,582m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:17
休憩
0:20
合計
1:37
14:38
32
スタート地点
15:10
15:30
45
16:15
2日目
山行
7:56
休憩
1:48
合計
9:44
5:48
77
宿泊地
7:05
7:07
8
7:15
7:20
13
7:33
7:35
23
7:58
8:05
5
8:10
8:10
91
9:41
9:41
29
10:10
10:40
28
11:08
11:15
21
11:36
11:36
9
11:45
11:45
45
平石岩屋の先で折返し
12:30
13:00
70
14:10
14:35
57
3日目
山行
5:30
休憩
0:40
合計
6:10
9:35
50
10:25
10:30
60
大石展望台
11:30
11:40
5
11:45
11:45
20
焼峰
12:05
12:20
105
昼食
14:05
14:15
80
花山歩道入口
15:35
15:35
10
大川林道入口
15:45
大川の滝(ゴール地点)
天候 1日目:曇り
2日目:小雨時々陽射しも有り
3日目:早朝豪雨ものち小雨のち曇り
過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
往路:安房(09:20)バス⇒ヤクスギランド(09:59)/150分コース散策
ヤクスギランド(14:12)バス⇒紀元杉(14:32)

復路:大川の滝〜尾の間温泉⇒鹿児島男性の車に乗せて頂きました
入浴後、尾之間温泉(18:19)⇒宮之浦(19:25)
コース状況/
危険箇所等
★シャクナゲ状況(5月24日現在)
 宮之浦岳、永田岳周辺:丁度見頃(あと1週間ぐらいか)
 <シャクナゲの多い場所>
 ・宮之浦岳から焼野三叉路への下り1/3地点
 ・さらに新高塚小屋方面へ向った平石岩屋の北側、南側
 ・永田岳から鹿之沢小屋へ向うローソク岩展望台までの両側
 ・なお、宮之浦岳の南側、投石平あたりは思ったより随分少ない

★コース状況
・淀川登山口〜宮之浦岳〜永田岳:一般登山道

・永田岳〜鹿之沢避難小屋:やや悪路も、4年前より随分登山道の整備がされ所要時間はコースタイムどおりの約1時間/4年前は1時間20分必要だった

・鹿之沢避難小屋〜花山歩道〜花山歩道登山口:自然のままの尾根主体の素晴らしいルート。
ピンクテープもふんだんで道迷いは少ないと思われるが、尾根の広がった場所などではルート確認が必須。5か所程で先が分からず前方180度を見回してピンクテープを見つけたあと前進した。
ピンクテープがなくなったら元の道まで戻ること。
当日は登山者とは誰にも会わず。
その他周辺情報 ・下山後、大川の滝を見物
・温泉は尾の間温泉に入浴(200円)
<1日目>
バス終点の紀元杉
1
<1日目>
バス終点の紀元杉
淀川登山口から入山
淀川登山口から入山
ゆるやかに上っていく
ゆるやかに上っていく
淀川登山口から宮之浦岳までは合計8km
淀川登山口から宮之浦岳までは合計8km
ここから世界自然遺産地域
ここから世界自然遺産地域
ヒケシャラの美しい森
1
ヒケシャラの美しい森
1日目のお宿:淀川小屋
1
1日目のお宿:淀川小屋
小屋の周りは素敵な森でテントは一張り
小屋の周りは素敵な森でテントは一張り
<2日目>
朝から雨模様/でも展望台で3人休憩中
<2日目>
朝から雨模様/でも展望台で3人休憩中
周りがガスで遠望効かず
周りがガスで遠望効かず
でも初シャクナゲ
1
でも初シャクナゲ
小花之江河
花之江河もガスのなか
花之江河もガスのなか
ヤクシマシカが2頭顔見世
ヤクシマシカが2頭顔見世
雨でもシャクナゲに癒され
1
雨でもシャクナゲに癒され
滑りに注意して岩登り
滑りに注意して岩登り
投石平に到着
晴れれば黒味岳が見えるのですが
晴れれば黒味岳が見えるのですが
でもシャクナゲがちらほら
1
でもシャクナゲがちらほら
一枚岩を上る
投石岩屋の奥は数人ビバーグ可能
投石岩屋の奥は数人ビバーグ可能
シャクナゲ
携帯トイレブースの左に哲人?
携帯トイレブースの左に哲人?
思考しているよう
1
思考しているよう
屋久島の山らしい巨岩がそろそろ
屋久島の山らしい巨岩がそろそろ
シャクナゲとのコラボ
シャクナゲとのコラボ
栗生岳の頂上も面白い岩
栗生岳の頂上も面白い岩
鳥の嘴?
栗生岳の祠は右に回り込んだ奥に
栗生岳の祠は右に回り込んだ奥に
シャクナゲと岩
山頂に到着も先着者は2人ほど
山頂に到着も先着者は2人ほど
九州の最高峰1936m
2
九州の最高峰1936m
三角点は黒光り
山頂から右奥へ廻りこむと岳参りの祠/御礼参拝
山頂から右奥へ廻りこむと岳参りの祠/御礼参拝
山頂から北側へ下山開始すると鮮やかなシャクナゲが続く
3
山頂から北側へ下山開始すると鮮やかなシャクナゲが続く
しばらくシャクナゲの道
2
しばらくシャクナゲの道
赤やピンク
綺麗です
小雨も何のルンルン!
小雨も何のルンルン!
盆栽のよう
道の両側も
焼野三叉路のザックをデポして平石岩屋までシャクナゲ鑑賞に
焼野三叉路のザックをデポして平石岩屋までシャクナゲ鑑賞に
シカが誘導
これもいいですね
1
これもいいですね
平石岩屋もビバーク可能
平石岩屋もビバーク可能
岩屋のシャクナゲ
岩屋のシャクナゲ
アップで
巨岩とシャクナゲ
巨岩とシャクナゲ
またまたシカ君
何と美しい風景
平石まで戻ってきました
平石まで戻ってきました
今日は多いシカ君との遭遇
今日は多いシカ君との遭遇
三叉路に戻り、これからは永田岳へGO
三叉路に戻り、これからは永田岳へGO
一瞬陽射しでガスが切れ、永田岳方面が現れる
一瞬陽射しでガスが切れ、永田岳方面が現れる
三叉路から永田岳へもシャクナゲが多いです
1
三叉路から永田岳へもシャクナゲが多いです
赤とピンクが豪華
1
赤とピンクが豪華
白も気品がありいいですね
1
白も気品がありいいですね
岩とシャクナゲ
シャクナゲのトンネルを進みます
シャクナゲのトンネルを進みます
鞍部から永田岳への登り返しで鞍部を振返る
鞍部から永田岳への登り返しで鞍部を振返る
永田岳の奇岩の山頂群が近づく
永田岳の奇岩の山頂群が近づく
面白い山です
やっと永田岳の主峰が中央奥に
やっと永田岳の主峰が中央奥に
最後は黒いロープで大岩をよじ登る
最後は黒いロープで大岩をよじ登る
山頂到着
巨岩が重なる山頂/でもガスで展望なし
巨岩が重なる山頂/でもガスで展望なし
岩に寝そべりガス切れを待つも好転せず
岩に寝そべりガス切れを待つも好転せず
鹿之沢小屋に向います
鹿之沢小屋に向います
またまたシカ君
またまた暫くシャクナゲの道
またまた暫くシャクナゲの道
こちら方面も花付きが良いです
こちら方面も花付きが良いです
綺麗です
いいですね
ガスがなければもっと鮮やかなんですが
ガスがなければもっと鮮やかなんですが
アセビとシャクナゲ
アセビとシャクナゲ
小屋までは厳しい悪路が続きます/ただ4年前より随分整備され歩き易くなっていました
小屋までは厳しい悪路が続きます/ただ4年前より随分整備され歩き易くなっていました
鹿之沢避難小屋に到着
1
鹿之沢避難小屋に到着
小屋前は素敵な広場
1
小屋前は素敵な広場
今日の小屋は一人ぼっち
1
今日の小屋は一人ぼっち
<3日目>
早朝の豪雨で濁流に隠れていたこの岩も9時過ぎにようやく姿を現し渡渉可能となって一安心
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<3日目>
早朝の豪雨で濁流に隠れていたこの岩も9時過ぎにようやく姿を現し渡渉可能となって一安心
次の沢もロープを持って慎重に渡ります
次の沢もロープを持って慎重に渡ります
大石展望台の露岩に到着
大石展望台の露岩に到着
まだ雨が降り視界殆どなし
まだ雨が降り視界殆どなし
花山歩道は屋久島の”森のスーパースター”
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花山歩道は屋久島の”森のスーパースター”
原始の息吹を感じます
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原始の息吹を感じます
ヤクスギなど巨木も次々と
ヤクスギなど巨木も次々と
緑の大自然
見上げる巨樹
不思議な関係
圧倒される巨木
花山歩道は雨でも素晴らしい
花山歩道は雨でも素晴らしい
一人ではもったいない
一人ではもったいない
花山広場で一息
パワーをもらいます
2
パワーをもらいます
ここで世界自然遺産地域も終わり
ここで世界自然遺産地域も終わり
花山歩道登山口に下山完了
花山歩道登山口に下山完了
登山口から1時間半の林道歩きで県道に合流
登山口から1時間半の林道歩きで県道に合流
大川の滝を見物
日本の滝100選だそうです/大雨で水量非常に多く見応え十分
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日本の滝100選だそうです/大雨で水量非常に多く見応え十分

感想

宮之浦岳・永田岳は2度目の縦走。
前回は白谷雲水峡をスタートし、縄文杉、両座を経由して永田歩道を歩き永田浜の海岸までロング縦走した。

<1日目>
今回はハイライトコースと云われている花之江登山道(ヤクシギランド〜石塚小屋泊〜花之江河)〜宮之浦岳〜永田岳〜鹿之沢避難小屋〜花山歩道〜大川の滝を歩く計画だった。
しかし、バスがヤクスギランドに到着した時点で雨が本降りとなり、花之江登山道途中の大雨時の渡渉困難地点のリスクがあり過ぎで即計画変更。
ヤクスギランドで150分コースを歩いたあとバスで紀元杉に移動し、淀川登山口からの一般コースを進むこととした。1日目は淀川小屋で1泊

<2日目>
淀川小屋から宮之浦岳、永田岳に向った2日目は雨も霧雨程度で登山には殆ど支障なし。
ただ、展望は殆どなくヤクシマシャクナゲが唯一の楽しみ。
シャクナゲは宮之浦岳から北側(新高塚小屋側)が丁度見頃で華やかに岩山を飾ってくれていた。
特に宮之浦岳から下った焼野三叉路の少し上部、平石岩屋の周辺、そして永田岳周辺が見事だったが、小雨・曇り空では晴天のような花園とはいかなかった。

平石岩屋までシャクナゲを見に行ったあと三叉路まで戻り永田岳へと向かったが、メインルートから外れるためご夫婦1組を除いて永田岳へ立ち寄った登山者はなしの状況。
メインルートで新高塚小屋へ向うガイド付きツアーグループは次々三叉路を通過するが永田岳方面は静かなもの。

永田岳の山頂部は巨岩の重なりで個性的で素晴らしい。展望も晴天なら永田浜の海浜や障子岳の屏風のようなアルプス風岩峰群は宮之浦岳より数段優れていると思う。
屋久島リピーターの方は是非訪れてほしい山である。

永田岳から前回も泊まった鹿之沢小屋へ向うルートではシャクナゲが素晴らしい。
今回は平石岩屋方面より花付きも良く鮮やかなシャクナゲ道が続いた。
小屋での宿泊は今回は私ただ一人。(前回は1日目12,3人、2日目は3人)

<3日目>
翌朝は深夜からバケツをひっくり返したような豪雨が数時間続き、小屋内も雨漏り。
午前6時の出発予定時点では、小屋から水場のある沢を渡渉する場所が激流で溢れて渡る時に利用する飛び石も隠れてとても渡渉は無理。
連泊も覚悟したが、午前8時頃から雨が小ぶりとなり最終バスに間に合うリミットと設定した出発9時半前に何とか渡渉できるまで水量が減少しほっと安心。

花山歩道は地元ガイド氏が”屋久島の森のスーパースター”と紹介していたように、ヤクスギをはじめとした巨木や深い森が続く原生自然の中のルートでパワースポットを一人占めしている感覚で原始の息吹を肌で感じられる素晴らしい道だった。こルートの花山地域は日本でも5か所しかない「原生自然環境保全地域」に指定されているそうだ。世界自然遺産エリアでももっとも深さのある原生林だろう。

主に下山に使うルートなので鹿之沢小屋泊が私以外いなかったので、予想通りどなたとも会うことはなかった。
宮之浦岳リピーターの方は永田岳、花山歩道ルートを是非計画してほしいものだ。

今回は一部花之江登山道ルートを断念したが、宮之浦岳、永田岳では雨にも関わらずシャクナゲが丁度見頃で華やかに迎えてくれ、花山歩道の原生林は体いっぱいに原始の自然を感じることができた素晴らしい山旅となった。

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