平ヶ岳(鷹の巣登山口→平ヶ岳 往復)
- GPS
- 11:10
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,848m
- 下り
- 1,839m
コースタイム
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 11:05
天候 | 曇り時々雨、頂上ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船
越後三山から下山した銀山平から南越後観光バスで奥只見ダム。(14:38→15:00) 自分はそのまま奥只見ダムから船に乗り尾瀬口を目指しましたが、逆方面は浦佐駅行きで、そのまま駅に向かうことも可能。 奥只見ダムからは奥只見観光船に乗船し尾瀬口へ。要予約ですが、当日でも大丈夫でした。(15:20→16:00) そこから会津バスに乗車し、宿泊地の鷹の巣に向かいました。(16:05→16:10) 帰り 会津バスで沼山峠まで向かいました。夕方のこの便のみ御池での乗り継ぎが必要です。(16:10→16:50、16:50→17:10) 要予約のバスですが、空席があれば予約無しでそのまま乗れます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鷹の巣→下台倉山 痩せ尾根やロープ場がいくつかあります。特に痩せ尾根は下りで油断しているとちょっと危ないかもしれません。 下台倉山→台倉山→平ヶ岳 特に問題のない道でした。 |
その他周辺情報 | 清四郎小屋 テントは一泊1,100円。一通りの設備は整っていますが、ペグが打ちづらく、括りつける岩も少なく固定できない。 通常昼間に提供している蕎麦は、蕎麦の栽培から始めているという力の入れよう。とても美味しい田舎そばです。 |
写真
感想
越後の山と尾瀬
6/9(木)〜6/12(日) 越後三山
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-898442.html
6/14(火) 平ヶ岳
この記事
6/15(水)尾瀬
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-898446.html
最大の山場である越後三山の縦走を好天の内に済ませられた後、銀山平から奥只見ダムへバス。そこから奥只見湖を南北に縦断するフェリーに乗って尾瀬の北玄関へ。その移動ルートを通った事で目的の八割方は達成。
というのも、もともと登山は越後三山だけ行くつもりだったのですが、その下山先の銀山平付近から船を使って北側から尾瀬に入ることが出来るというこのルート自体が気になってたのです。ただ、せっかく移動先に平ヶ岳があるのだから、ついでに登ってしまおうと流れで計画しました。
【登山までの移動】
越後三山の下山後の銀山平にて電波が入ったので天気予報をチェック。翌日は大型低気圧が接近して25ミリの土砂降りとの予報。その日は丸一日停滞で決定。だけど、その次の日は好転して曇り時々晴れの予報。曇りならなんとか登れそう、あわよくばガスが流れて景色でも……なんて風に考えていました。
銀山平からバスに乗り、長いトンネルを通ってフェリーの発着場となる奥只見ダムへ。南越後観光のバスに乗る度に思いますが、ここの人って妙に感じ悪い人多いなと。今回も乗ってから下りる直前まで終始無言。支払い終えて下りようとした所で、咎めるような目つきで荷物代100円を要求される。目つきは生来のものかも知れないから良いとして、なんで払い終えて財布仕舞った段階でそれを言うかなと。些細な事ですがちょっと悶々としました。
気を取り直してフェリーへ。観光船乗り場はバス乗り場から少し離れています。バスの運転手にフェリー乗り場は何処ですかと尋ねると、ぶっきらぼうに「向こうです」と指さされ、その方向に向かって歩き始めました。後ろでスロープカーがガタガタと登っていきますが、それを尻目に登っていきます。
しばらく歩いて観光船乗り場へ。翌日は大雨だというのに随分と賑わってるなーという印象でしたが、自分を除く全ての方は周遊コース利用でした。尾瀬行きの小型船はまさかの一人貸し切り。おかげで船では気兼ねなくうろついて景色を堪能できました。
尾瀬口に到着後、帰りのフェリーの乗客をかき分けて予約していた会津バスに乗車。会津バスは今回だけで三回ほど乗りましたが、会った人は気さくな人ばかりでした。運賃はやけに高いですが。南越後観光と違ってサービス料が加算されているようです。
約5分の乗車で330円払って清四郎小屋へ。平ヶ岳登山の基地になっているようで、前日に済ませた方、まだ帰ってきていない人のテントなどがありました。
清四郎小屋でテントの受付をする際、蕎麦を夕食に提供できるという事で頼むことに。美味しかったので滞在中は毎日食べようと思っていましたが、翌日翌々日は悪天候で客が居ないので用意していないとかで、結局食べることが出来たのはこの時の一度のみ。
また、蕎麦を食べている時にご主人と話をしていたのですが、その際手の怪我の話になり怪我の治療をして貰ったりしました。ご厚意に感謝致します。
就寝前、雨なんか降りそうにないなーなんて思って空を見上げていましたが、深夜になりバケツを引っくり返したかのような予報通りの土砂降り。天気予報では翌日の午前中には収まるということでしたが大嘘で、実際はその日の夜まで降り続きました。
これ以上雨が長引くようなら諦めて帰ろうと思いつつ、それでも止んでくれたので予定は決行することに。
【当日】
さて、前置きが長くなりましたがようやく平ヶ岳へ。3時半にテント場を出発、4時くらいに登山開始。雨は止んでいますが空気は湿った感じ。薄暗い中登っていると日も一緒に登ってきて徐々に辺りを照らす。行く先はガスが立ち込めていました。
それでもガスがどんどん流れていっている(ような気がした)ので、まさか晴れるんじゃないかと期待しながら先に進みます。道自体は完璧に整備されていて危険箇所は特になく、ただ黙々と先に進みます。
下台倉山までは急登でしたが、以降はアップダウンの尾根歩き。しばらく重いテント装備だったので、その反動で日帰り装備の今回は駆け登れてしまうくらいに身軽。ただガスが先に立ち込めているので、急いで登っても仕方がないという所。
途中で「本当にガスは取れるのか?」と不安に陥ります。その不安は台倉清水を通過した頃に的中し、まとまった量の雨が降り始めます。
ガスの中に入ったのだから仕方が無いだろうと言い聞かせながら進みますが、ガスの層が厚くなっているのか辺りは薄暗くなる一方。やる気なく登っていたら気づけば池ノ岳でした。
相変わらずのガス模様ですが、高層湿原で花が多いので退屈はしません……が、やはり晴れてなんぼという景色でしょう。そのまま花を観察しながらたらたらと平ヶ岳へ登頂。まだ誰も来ていませんでした。
しばらくして何人かの登山客が現れます。「こんな天気なのに登ってくる物好きは居るものだな」と、私の内心を代弁するかのように一人の方が口を開き、その場に居合わせた方々も苦笑い。やはり皆さん天気の悪さにがっかりのようで、早々に山頂を後にしていきました。山頂は電波が通じたので天気予報を見ると午後は雨。回復するのなら長居するつもりでしたが、諦めて下山することに。
さっさと下りてもバスの時刻は決まっているので、下見がてら玉子石を見物に行きます。この天気の中ではただの岩という印象のほかなりませんでした。ダラダラの長尾根を経て下山。結局登山口の近くまで下るまでガスは晴れませんでした。
清四郎小屋のおばさんへ残念な報告を済ませ、テントを撤収して御池行きのバスに乗車。明日の天気もイマイチそう。ちょっとうんざりしながら尾瀬に向かいました。
【感想】
景色が何も見えず満足度20%
いいねした人