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Yamareco

記録ID: 947864
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥穂高岳〜西穂高岳 縦走

2016年08月19日(金) 〜 2016年08月20日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
12.6km
登り
2,058m
下り
1,018m

コースタイム

1日目
山行
7:30
休憩
0:00
合計
7:30
2日目
山行
7:10
休憩
3:10
合計
10:20
6:00
30
6:30
6:40
0
6:40
7:00
10
7:10
7:30
30
8:00
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60
9:00
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40
11:00
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12:10
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100
14:10
15:40
40
前回の記録同様コースタイムはうろ覚えで大体になってます。
本当はもうちょっとまいた気がします。
しかし、途中で雨も降ったりしていたので、まあ妥当かと。
天候 1日目概ね晴れ 2日目晴れ時々雨
過去天気図(気象庁) 2016年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高温泉駅有利駐車場am1:00着→第二駐車場にて仮眠。割と空いてました。
西穂高口駅16:15分着→時期的に最終便までには余裕がありました。
コース状況/
危険箇所等
ぼくの歩いたルートには雪渓など特殊な装備が必要な道はありませんでした。
白出沢のガレ場ではかなり大きな石が浮いていて歩きにくく、不覚にもずっこけて多少擦りむきました。

縦走コースは基本的に確保しないので、慣れていても誰にでもちょっとしたミスで墜落・滑落する恐れはそこそこあり、南八ツなどの軽い雪山とリスクは変わんないイメージです。(あくまでイメージ)
この日のために保持力とバランスだけでもと思い通いだしたボルダーも、壊す前は簡単なジムの2級くらいならなんとか落とせるようになっていたので、手を使っての上り下りはクライミングやってない人よりは沢山のホールドが持てる故に重心移動も確実にできて足が切れる心配を軽減してくれて、取ったホールドが動くこと以外は(常に怖いけど)不安はなかったですし、正直ガバも多く、手が使える分疲れませんでした。普通グレードのジムでスラブ5級程が一撃で一通り登れる巧さがあれば十分です。
足だけで一枚岩歩かされるところと間ノ岳近辺のガレは危険かなと思いました。
逆層スラブは鎖で上り下りする方にとっては危険は少ないと思います。他に気力を使って下さい。
その他周辺情報 西穂山荘の名物ラーメンを食べようと思っていましたが、今回は食べず。結構美味しいと思います。
いつもの氷菓温泉ではなく、新穂高温泉駅と登山指導センター?の間にある温泉に入って帰りました。¥800也
こないだの常念→蝶みたいに虫地獄もなく、樹林帯も結構綺麗でした。
2016年08月18日 19:34撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/18 19:34
こないだの常念→蝶みたいに虫地獄もなく、樹林帯も結構綺麗でした。
ウキウキ街道?入ったとこです。
上に行けば行くほど歩きにくくなり、一番歩きにくかったです。
ウンザリ!
2016年08月18日 23:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/18 23:17
ウキウキ街道?入ったとこです。
上に行けば行くほど歩きにくくなり、一番歩きにくかったです。
ウンザリ!
ゆっくり登るがテーマでしたが、2時間弱まいたと思います。
2016年08月19日 04:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/19 4:23
ゆっくり登るがテーマでしたが、2時間弱まいたと思います。
明日の樹霜路の玄関口です。
最初見たときは、入り口でこれ!?とびびりました。
はしご嫌いなのです。
2016年08月19日 04:41撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
8/19 4:41
明日の樹霜路の玄関口です。
最初見たときは、入り口でこれ!?とびびりました。
はしご嫌いなのです。
ブロッケンマン。
二ヶ月連続のブロッケンでした。
2016年08月19日 04:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/19 4:46
ブロッケンマン。
二ヶ月連続のブロッケンでした。
夜です。
不吉な牙城も夜は更なるプレッシャーを発しています。
2016年08月19日 08:32撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/19 8:32
夜です。
不吉な牙城も夜は更なるプレッシャーを発しています。
一寝入り後の午前0時頃?
月が綺麗ですが、その前までは雨と風が不吉な音を立てて、テントをたたいていました。
2016年08月19日 08:29撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/19 8:29
一寝入り後の午前0時頃?
月が綺麗ですが、その前までは雨と風が不吉な音を立てて、テントをたたいていました。
奥穂頂上。
ひと大杉、スルーです。
2016年08月19日 18:30撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
8/19 18:30
奥穂頂上。
ひと大杉、スルーです。
よく見える。
しかし寒かった。
2016年08月19日 18:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/19 18:50
よく見える。
しかし寒かった。
団体さんがザイル出してたので、馬の背で結構待たされました。
風のあたるところで待って見える方が凍えていました。
心配していたほど難しくはありません。
2016年08月19日 18:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
8/19 18:50
団体さんがザイル出してたので、馬の背で結構待たされました。
風のあたるところで待って見える方が凍えていました。
心配していたほど難しくはありません。
ホントギザギザ。
2016年08月19日 18:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/19 18:50
ホントギザギザ。
暇なので奥穂を振り返ったりします。
2016年08月19日 18:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
8/19 18:50
暇なので奥穂を振り返ったりします。
降りてジャン。
こっちから見るとすげえ。
直登ルート見ましたが、脆さにもよりますが、普通に上り下りできそうでした。
でも、直登は行くなと言われておっかないし、巻いて登り返すのも面倒なのでピークはパスで。
2016年08月19日 19:31撮影 by  DSC-RX100, SONY
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8/19 19:31
降りてジャン。
こっちから見るとすげえ。
直登ルート見ましたが、脆さにもよりますが、普通に上り下りできそうでした。
でも、直登は行くなと言われておっかないし、巻いて登り返すのも面倒なのでピークはパスで。
天狗岳頂上かな?
2016年08月19日 21:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
8/19 21:44
天狗岳頂上かな?
浮いた石が一番緊張します。
2016年08月19日 21:44撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/19 21:44
浮いた石が一番緊張します。
天狗のコルで一旦休憩。
最初で最後のエスケープルートです。

  にげる
 ▶たたかう
2016年08月19日 22:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
8/19 22:13
天狗のコルで一旦休憩。
最初で最後のエスケープルートです。

  にげる
 ▶たたかう
鵜用曲折で西穂。
2016年08月19日 23:59撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
8/19 23:59
鵜用曲折で西穂。
撮っていただきました。
ここから油断して事故に遭われる方もいると思うので、仕切り直して、最後の集中です。
by  DSC-RX100, SONY
撮っていただきました。
ここから油断して事故に遭われる方もいると思うので、仕切り直して、最後の集中です。
わーお!日本じゃないみたーい!的な感じでした。
2016年08月20日 00:50撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/20 0:50
わーお!日本じゃないみたーい!的な感じでした。
ピラ。
なんか西穂エリアは前来たときより整備されてました。
2016年08月20日 01:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
8/20 1:04
ピラ。
なんか西穂エリアは前来たときより整備されてました。
わーい
ってなもんでした。
どんどんうれしさが強くなっていきます。
by  DSC-RX100, SONY
わーい
ってなもんでした。
どんどんうれしさが強くなっていきます。
西穂山荘到着です。
ずっと一緒に歩いて頂いた皆さんに深い感謝と喜びで、話し込んでぎりぎりまで滞在しました。
by  iPhone 5,
西穂山荘到着です。
ずっと一緒に歩いて頂いた皆さんに深い感謝と喜びで、話し込んでぎりぎりまで滞在しました。

装備

個人装備
いつもかなり余分に持っていく自分的には ウルトラライト仕様で トレラン時の装備に使うものを割と持って行きました。<br />縦走時は細かいホールドも持ちたいので 終止素手で行きましたが 雨が降って手がふやけるとすぐ切れるので グローブは持っていました。
備考 折りたたみサンダルを忘れましたが、正直気にならなかった。
行動食、ジェルを中心で持って行ったのは、最後までよれずに歩けたので、自分的には正解だと思いました。
全然十分な装備だと思いましたが、稜線は結構寒いので、天候荒れてもっと冷える事を考えると、毛足の長いフリースがあってもよかったかも。
あと、スーパーフィート初めて試しましたが、もしかしたら膝悪いぼくが、あまり膝爆発の前兆を感じ無かったのも、スーパーフィートのおかげかもしれないです。

感想

このルートの核心は集中力です。
全体的に天候が普通ならば、基本的には確保もいらないルートなので、逆に一歩間違えれば大事故に発展すると思います。
かくいう自分も最後の方は緊張をとぎらせないようにしていた精神力が削られて、しばしば足置きが雑になり集中力が切れてきているのを実感しながら歩いていました。
体力と保持力のどちらもない方は集中力にパワーをまわす余裕が無くなるため、控えた方がいいだろう、と言うのが自分的感想です。
ちょっと慣れているぐらいでは事故を起こす確率は0%にならないと思っています。
確率が1%でもあるならば、運が悪ければ最初に出て欲しくない目が出ることも考えられます。
ですので、自分的に一番気をつけたのはそこで、どんなに安全そうな所だと思っても決して油断するなと自分に終止言い聞かせながら歩きました。

あとは、勇気も大きなポイントになると思います。
腰が引けると次のホールドを撮りにいく時に、多少足が残りにくくなるので、自信のない方はかなり微妙です。
そういう意味で単独で回りに誰もいないと不安になってしまう方も微妙です。
最悪、目の前で事故があっても力強く進んでいける!ぐらいの覚悟は少しくらいはできた方がいいかもしれません。

そして、ぼくは一般ルートのホールドくらいなら楽勝で持てるという慢心がホールディングや動きを雑にしていた所があったように思います。
それが故にボルダーのムーブをつい起こしてしまいそうになるのは逆に危ないし、手に頼った動きも危ないなと。
あくまで一般ルートですので、クライミングのそれとは本質が違い、”歩く”と言うことをもうちょっと自覚した方がいいなと思いました。
コースタイム、装備に反省点はありません。

自分としましては、一緒に歩いて頂いた方と声を掛け合って進めたのはとても力になりました。
ちょっと生命を実感しました。
この場を借りてお礼を言いたいです!
ありがとうございました!
今回はゴールしたときはかなりうれしかったです!
またどこかでお会いできる日があればいいなー!

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