吾妻連峰縦走 紅葉の高層湿原を歩く


- GPS
- 29:02
- 距離
- 39.8km
- 登り
- 2,215m
- 下り
- 1,830m
コースタイム
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 9:11
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 8:56
天候 | 24日 晴れのち曇り 25日 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<不動沢〜一切経山> よく整備されたルート。勾配も比較的穏やか。 <家形山〜東大巓> 藪、ぬかるみ酷い。石も滑りやすい。 <東大巓〜西吾妻山> 木道が中心で歩きやすい。雨や夜露で揺れていると滑る。 <東大巓〜谷地平> 東大巓から30分ほどは藪、ぬかるみ多く、石も滑りやすい。 それ以後は比較的歩きやすい。 <谷地平〜姥ヶ原> 滑りやすい石多い。ぬかるみもあり。 <姥ヶ原〜浄土平> 歩きやすい木道中心。 |
写真
感想
秋雨前線や台風により天候不順が続いている今年の秋。
この週末は連休を取得出来たのだが果たして晴れてくれるだろうか。
9月24日早朝、福島市内はまだ霧に覆われていた。
昨日もよく雨が降ったのでまだ雲が残っているのだろうか。
車を磐梯吾妻スカイラインへと走らせると次第に晴れてくる霧。
次の瞬間、目の前には見事なまでの吾妻連峰の美しい山並みが出現した。
車の中で思わず歓声を上げる私。
不動沢登山口から歩き始め、しばらくはガスに覆われるも
尾根に登り上げるとガスが晴れる。
そして五色沼に着いた瞬間、
またしても歓声を上げる私。
「魔女の瞳」とも呼ばれるこの火口湖、
コバルトブルーの水を湛え、
深く澄んだ水はまさしく魔性を感じさせるのであった。
さらに始まり出した紅葉がその美しさに彩りを添え、
その美しさにじっと見入っていたのであった。
ひとまず一切経山へ登り、周囲の山なみを見渡すと
雲がだいぶ上がってきたようだ。
まもなくここもガスで真っ白になるだろう。
家形山から烏帽子山を歩く頃には稜線は真っ白になった。
それにしてもこのあたりは歩く人も少ないようで
藪が酷く、足元のむかるみも雨上がりもあって
田んぼを歩いているようだ。
東大巓からは木道となり、足取りも幾分早くなって
ガスガスで真っ白な中、紅葉の彩りを愛でながら
ひたすら西吾妻目指していくのであった。
小屋まであと少しというところで無情の雨。
本日の小屋泊りは自分を入れて3組のみ。
何とも早い午後7時前には寝てしまった・・・
翌25日 3:20小屋出発。
見上げる空には満天の星と三日月。
湧き上がるガスも日の出前には納まってくるだろう。
百名山「西吾妻山」は真っ暗な中、写真だけで通過。
昨日歩いたルートをしばらくは辿る。
白みだした東の空、それにつれて浮かび上がる木道の白いライン。
遠くを見ると池塘も淡い光を受けて鈍く輝いているようだ。
ご来光を迎えるポイントを探し、カメラをスタンバイ。
高層湿原を見下ろす絶好のポイントだ。
ここなら家形山あたりから昇る朝日が
やがて一段低くなった湿原にその陽光が届く様が一望できそうだ。
ご来光の瞬間、眩しい光に今日一日の活力を得る。
そして思惑通り、登る太陽の斜光が高層湿原をゆっくりと照らし出す。
大自然の一大ショーだ。
そしてこのショーを見ているのは自分独り。
最高の光景を独り占めなのだ。
稜線から大倉新道へ。
そして着いたのは谷地平。
ここは周囲を吾妻連峰に囲まれたロケーション。
草紅葉も美しく、来週あたりなら周囲の山の紅葉と相まって
素晴らしい景観となるであろう。
鎌沼へとやってきた。
ここも日本離れした美しい風景が広がっていた。
赤、黄、そして笹の緑が見事なコントラストだ。
初めて歩く吾妻連峰。
深まる秋の最高の景色を楽しむことが出来た。
そして眺める景色の向こうにはやがて訪れる雪景色を想像していたのであった。
冬が楽しみ・・・・
tekapoさん、素晴らしい景色ありがとうございました。写真上手ですね。いつか吾妻連峰縦走行きます。東北最高ですね。チカ
初日は期待してなかった一瞬の晴れ間に
「魔女の瞳」は微笑んでくれました。
吾妻連峰、どの季節も素晴らしい稜線歩きが楽しめそうですよ。
紅葉もこれから本番、東北の山、楽しみが続きます。
tekapoさん、こんばんは。
素晴らしい紅葉ですね!
お写真を拝見しながら頬が緩みっぱなしでした。
ザ・東北を堪能させて頂きました(^^)
COOPER
おはようございます。
東北の山、期待以上の素晴らしい景色に嬉しい悲鳴です。
天候にも恵まれ、その瞬間を楽しむことができました。
機会があればぜひ〜
同じ日に白山へ登って今年の紅葉は日本全国どこもダメかと思っていましたが、これまた会心の紅葉ですね。
泊まりも大当り!
行ってみたいけど、多分ここはスキーかな(笑)
おはよう〜
東北も今年は台風の影響を少なからず受けているので
紅葉の色づきが心配でした。雨も続いているしね。
このあたりの紅葉は今週末が見ごろでしょうか。
あと2週間ほどが楽しい頃ですよ。
そして、稜線での穏やかな山の姿に雪景色を想像してましたよ。
ツアーコースの標識、そそるなぁ〜
tekapoさん、こんにちは。五色沼で写真を撮っていただきありがとうございました。
無事に縦走できたようで。しかも日曜日の朝は素晴らしい御来光!羨ましいです。
では、またどこかの山で。
こんばんは〜 ヤマレコユーザーさんだったのですね。
この日、出会ったあの時間だけが唯一晴れたタイミングでしたね。
あの後、家形山あたりからは完全にガスガスの状態でした。
それでも翌日のあの晴天にすべてが幸運を感じた思いでした。
吾妻連峰、素晴らしい山並みですよね。
紅葉の秋が良いですね。僕が36年前行ったのは盛夏でしたからね。湿原や沼は記憶になくて、そっちには行ってなさそう。一切経山から吾妻小富士の、火山性の荒涼とした風景は印象に残ってます。
36年前の記憶が蘇ってきたことでしょうか。
私も36年前に登った山と今とでは違って見えるのは
自分が歳をとったからでもあるのでしょうね。
でも初めて見る吾妻山の絶景はしばらく私の心の中に
残ることだと思います。
火山の山の持つ表裏違う景観は見るものを魅了させてしまいますね。
◉ うわ〜〜全てがメッチャ奇麗ですね! 魔女の瞳、紅葉、そして御来光と全てがtekapoさんの計画通り進んで怖いくらいですね。 今までの経験が凝縮された行程で流石ですね!
◉ しかも素晴らしい時間の流れを黙って楽しむ、これ以上の贅沢な時間の使い方は無いですね!
◉ 羨ましい!素晴らしい!秋レコを有り難うございました! m(_ _)m
いつもコメントありがとうございます。
この時期は天候の読みと、そして東北の地ということで
近畿とは紅葉の進み具合が違うだろうことで、選択に苦労がありました。
なのでこれだけの紅葉を見ることが出来たのは幸運でした。
二日目のご来光もどこから見るのがいい光景を楽しめるか、
こんなことを考えながら山を登るのも楽しいことです。
今週末もどこかへと思っているのですが、
どうも今年は天気が良くありませんね。
紅葉の山をもっと楽しみたい〜
こんばんは。
今年の秋は長雨続きですが、この土日は恵まれましたね
“魔女の瞳”にも歓迎されたし ヽ(´▽`)ノ
羨ましー (≧∇≦)
26日にダンボが一人で鎌沼に行って来たんですが、生憎の空模様でした
88枚目の「向こうの山はニセ烏帽子と右に家形山」に写っている池塘、
我が家では「イルカの池塘」と呼んでます。
もう少し右から見ると、イルカに見えるんです ( ´艸`)プププ
自分のレコではないんですが、
kiyoshiさん(現在 cheezeさん)のレコの12枚目に載ってます。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-323803.html
西吾妻のスノーモンスターも 是非、見ていただきたいです!
tekapoさんが福島を離れる前に巨大化するよう、願掛けしておきますね
おはようございま〜す
この土日はほんと幸運の天気に出会えました。
初日こそ午後からはガスガスでしたけれど、
その分、同じルートを翌日は快晴の空の下歩けましたので
問題なしです!!
強運にも「魔女の瞳」には出会えましたしね。
「イルカの池塘」ですか・・・
なるほどそんな風にも見えますね。
西吾妻のスノーモンスター あの景色を見ていると
早くも雪のころが楽しみになってきました。
まだまだ楽しみが続きますねぇ〜
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