秋のパノラマ銀座縦走
- GPS
- 22:30
- 距離
- 35.9km
- 登り
- 3,092m
- 下り
- 3,025m
コースタイム
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 6:28
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:03
- 山行
- 7:48
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 9:52
天候 | 19日:晴れ 20日:曇り(強風) 21日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
穂高駅に着いたら運転手さんから声を掛けられました。バスより200円高いですが、早くて快適です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースは、良く整備されていました。 常念から蝶ヶ岳の間は、意外とアップダウンがあり、キツかったです。 それと、蝶ヶ岳から下る長塀尾根は、疲れている足にはきつく、二度ほど滑りました。 |
その他周辺情報 | 上高地はお店がたくさんありますね。 4時過ぎにバスターミナルに着いたら、バスターミナルの売店は、半分くらいシャッター閉めて閉店準備してるみたいな感じでした。 生ビールも、終わってしまってました。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
少し遅い夏休み、今年は燕岳から大天井岳、常念岳、蝶ヶ岳を縦走する、パノラマ銀座を歩くことにしました。
直前に台風が来て、果たして大丈夫か、気にしてましたが、予定の前日までに抜けてくれたので、問題なく行くことができました。
19日
さて、19日は中房温泉から、合戦尾根を登ります。前日から、松本市内に泊ってたので、松本から穂高駅まで行き、穂高駅から、バスで中房温泉まで行く予定が、タクシー相乗りで行け、快適かつ早かった上に、運転手さんからも山に関するいろいろな話が聞けたんで、良かったです。
中房温泉で、登山届けを提出して、登り始めます。良く整備されていて歩きやすいですが、やっぱ、北アルプス三大急登だけあって、しんどいです。まぁ、登りは、どこでもしんどいんですけどね。
途中、第三ベンチで休憩して、合戦小屋まで登りました。合戦小屋では、もう9月半ばを過ぎていましたが、名物のスイカをやってましたので、食べちゃいました。
このスイカは、近くの波田というところのスイカらしいですね。これが甘くて美味しいです。登りの疲れも癒される感じでした。
合戦小屋を出発してしばらくしたら、展望が開けて槍が見えたりして、テンション上がりまくったりしました。登っているうちに、この日の宿、燕山荘が見えてきましたが、見えてからのひとふんばりがしんどかったです。
燕山荘で受付を済ませ、燕岳と北燕岳に行きます。空荷だと、足取りも軽いですね。
燕岳の頂上からは、360度の大展望で、槍もガッツリ見えたりと、もう、感動的な景色でした。山に登ってこういう景色を見るたびに、また行きたくなってしまいます。しんどいんですけどね。
せっかくなんで、北燕岳にも行ってから燕山荘に戻りました。北燕岳では、少しの間、頂上独り占めでした\(^^)/
燕山荘に戻り、生ビール。最高です。
燕山荘の夕飯は、ハンバーグメインで美味しかったし、オーナーさんのお話も楽しかったです。アルプホルンの演奏もあり、楽しかったです。
泊って良かった山小屋と言われるだけのことはありますね。ホントに、一度は泊ってみたいと思っていましたが、ホント良かったです。
20日
この日は、大天井岳を越えて常念小屋まで行きます。ずっと槍を見ながらの稜線歩きです。ただ、風が強く寒い寒い。大天井まででも、尾根の西側に道が付いているところでは、強い風が吹いていました。東側に回ると全く風が無く、温かいんですけどね。
歩いているうちに、だんだん風も強くなり、小林喜作レリーフの所の鎖とハシゴは本当にとばされそうで怖かったです。(風がなかったらたいしたことはないのですが。)
さらに、喜作レリーフの所から大天荘までもすごく風が強かったです。
大天荘に荷物を置いて、大天井岳に上がります。すぐなんですが、とにかく風が強く、頂上に立っているのも怖かったです。すぐに退散しましたが、雷鳥が群でいたのでラッキーでした。
大天荘で少し休憩後、常念小屋まで出発しました。本当は、インディアンカレーランチが食べたかったんですが、まだ昼食営業はしていませんでした。まぁ、10時にもなってなかったので。
時間が経つにつれて、風も強くなってきそうだったので、10時前に出発です。
大天荘からの尾根も、風が無く晴れていたら気持ちがいい尾根だと思います。
ただ、風が強くて、寒いので、そのことばかり考えてしまう感じでした。一応、レインウェアを着てフードをかぶっていましたが、フードがすぐに脱げてしまいます。
穂高の方は、怪しげな雲が上を覆っているので、雨とかも降っていたかもしれませんね。それよりはマシなんでしょうが。
東大天井もピークまでの往復はやめておきました。東大天井を越えてしばらくは、風の通り道から隠れた感じで進めました。このあたりでも、雷鳥の群がいて、写真をパシャパシャ撮ってしまいました。
この鞍部から、横通岳の頂上をトラバースするあたりを通るときの風が本当にきつく、立っていたら飛ばされそうになることもありました。何度か、しゃがんでやり過ごしました。
横通岳の斜面を常念乗越に降りる下りでも、やっぱり風が強く、下るのが大変でした。この下りで、すごい荷物を持った大団体とすれ違いました。この日に常念小屋でテレビの撮影があったらしく、その団体だそうです。このグループの中に工藤夕貴さんもいたらしいですが、全く分かりませんでした。というか、すれ違ってから知りました。そういえば、大天荘から東大天井までの間でも、「衣装」というシールを貼った大きな箱を持った人とすれ違ったんですが、それもテレビの人なんでしょうね。
常念小屋に着いたら、荷物を置いて、ビールです。秋の特別価格で500円になってました。
小屋に着いてからも、風はどんどん強くなり、夜以降は雨も降っていました。
21日
この日は、蝶ヶ岳を通って、上高地に下ります。朝は風がやや強いかな、という感じでしたが、前日の風を考えれば、たいしたことはありません。
朝早くに目を覚まし、少し外に出てみましたが、満点の星空でした。ホントに凄かったです。
少し雲も出ていましたが、ご来光も拝めました。残念だったのは、反対側の槍が雲に隠れていたので、槍のモルゲンは十分に拝めなかったことですかね。でも、贅沢言っちゃダメですよね。
6時15分過ぎに小屋を出て、常念岳までゆっくり歩いて行きます。風は冷たいですが、たいしたことはなく、常念岳の壁のような登りをひたすら登って行きます。
1時間強で頂上到着です。ちょっと寒いですが、槍、穂高が一望でき、最高の景色でした。本当に、登ってきた良かったという感じです。寒いけど、ずっとこのまま居たかった感じです。
少し滞在して、蝶の方へ向かいます。やっぱり常念からの下りは中々急です。ただ、景色も良く、楽しく下ることが出来ました。
鞍部まで行ったら途中から樹林帯の中を通ります。結構、このコース、上り下りが激しいです。樹林帯とか、あんまり無いと勝手に思っていました。樹林帯に下って登ると、何か気持ちがめげそうになります。ただ、ここは、紅葉がすごく綺麗なので、それは見とれてしまいました。
蝶槍まで、結構きつかったですね。
蝶槍でも、やっぱり大パノラマです。常念が雲に巻かれそうになっていたりしましたが、その風景も絶景です。
蝶槍から蝶ヶ岳ヒュッテに着き、ご飯を食べます。ラーメンを頼んでお金を払った瞬間に、小屋の人がおもむろに、「カルボナーラ」の案内を出したので、ついラーメンからカルボナーラに変更してもらいました。私の前にカップ麺を頼んでいた人がすごく悔しそうにしていて、小屋番さんが案内を出し忘れたのを謝っていました。
ちなみに、カルボナーラは美味しかったです。
このあと、蝶ヶ岳の頂上に行き、最後の槍穂高の稜線をゆっくりと眺めました。ゆっくり眺めていると、同じコースで歩いていて、常念の頂上とかで一緒になったけど、途中で抜き去った女性とも会いました。この方はこのまま徳沢で泊まるらしいです。常念の頂上でそれを聞いていたし、徳沢園には泊まってみたいとも思っていたのですが、上高地まで十分下れる時間なので、上高地まで行きました。
長塀尾根を下りましたが、やっぱり長いですね。それに、途中急になるところもあり、特に徳沢に降りるまでの30分くらいの急坂が足にかなり来ました。
長塀山まではゆっくりと樹林帯を下る道で、池もあったりして、結構気持ちいいんですけどね。そこからが長いです。
徳沢まで下って、徳沢園でソフトクリームを購入して、食べながら歩きます。なんとか、このソフトクリームで力を回復させて上高地まで歩きました。明神の手前で、蝶槍や蝶ヶ岳ヒュッテであった方(カルボナーラに悔しがっていた人)にも会いましたが、結構足に来ているようでした。(私も、ソフトクリーム無かったらきつかったと思う)
河童橋で、常念小屋で同室だった方と会い(横尾に降りて梓川の対岸を歩いて来たらしい)、河童橋でちょっと写真を撮ってからバスターミナルに行きました。この時点で足が棒のようです。
バスターミナルでは売店の生ビールが終わっており、缶ビールとコロッケで最後の乾杯をしました。
この日は、このままバスに乗り、松本市内の浅間温泉で泊まりました。翌日、松本市内を観光して帰りました。
2日目は、風が強くキツイ感じでしたが、雨に降られることもなく、大パノラマを堪能できたすごく充実した山行でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する