北穂高岳


- GPS
- 78:00
- 距離
- 38.9km
- 登り
- 2,477m
- 下り
- 2,489m
コースタイム
06:00 上高地バスターミナル
06:15 河童橋
12:15 涸沢小屋
2012.05.02
07:40 涸沢小屋
10:06 穂高岳山荘
11:48 涸沢小屋
2012.05.03
09:47 涸沢小屋
12:35 北穂高岳
12:40 北穂高岳山荘
14:30 涸沢小屋
2012.05.04
07:38 涸沢小屋
12:00 上高地バスターミナル
天候 | 2012.05.01 晴れ後曇り後雨 2012.05.02 雨 2012.05.03 曇り時々晴れ 2012.05.04 晴れ後雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
上高地バスターミナル |
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地→横尾:問題なし 横尾→本谷橋:雪道。問題なし 本谷橋→涸沢:ほとんどの人が本谷橋でアイゼン装着 涸沢→穂高岳山荘:シリセード跡を雪崩が滑り下りる事が多い。 涸沢→北穂高岳:左側はデブリが目立つんでゴルジュ以降は右寄りを登った方が良い。 4日は涸沢で遭難もあったんで、天候には充分に注意する事。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
GWを利用して初めての涸沢へ繰り出した。
2012.05.01
12:15 6時間かけて涸沢到着。
結構なテントの数だが、幸い小屋に近い場所をゲットできた。
いつもの鶏冠帽でラブリーなマイテントを設営してると隣のテントの二人組がこっちを見てる。
『正月に燕岳いませんでした?』
そう聞かれてびっくり。
山頂で鶏冠を撮影させて欲しいと言ってきた方々だった。
顔は覚えてなくても鶏冠帽は記憶に残るみたい。
最近メジャー所に行くせいか偶然の再会が結構あるな。これも山の面白いところ。
13:15 一段落して名物のおでんにありつく。美味いな。
夕方から雨が降り始め、一晩中降ってた。テントの雨漏りする部分も把握出来たのは良かったかな。
2012.05.02
04:00 起床。雨が止まない。寝袋周りの処理をしながら沈殿するか登るか悩む。
07:00 二度寝も考えたけど、身体の疼きを押さえきれず準備開始。
07:40 行けるとこまで行こうと雨の中、奥穂を目指す。多分山荘が限界だろう。
09:00 ザイテングラード取り付き辺りで音もなくハンドボール位の雪の玉が降ってきた。怖いから上を見ようね☆と言い聞かす。
10:00 穂高岳山荘到着。20m弱の強風と雨で風上を向けない。山荘に避難。
山頂を目指すか考えるのに時間はかからなかった。上の風はこんなもんじゃない。梯子は行けてもその先の吹き曝しの雪壁は耐えられない。あっさり降りる事に。
テントに降りてからも雨は降り続け、雪が緩んできたんでペグダウンをやり直し、小一時間ほどかけて雪の壁をこしらえた。
その夜は20mクラスの強風と雨で何度か飛び起きる羽目になった。
2012.05.03
05:00 起床。雨がパラついてる。昨日の予報だと午後まで雨だ。登るか下山するか考える。
09:20 青空が垣間見えるも気持ちが下山に傾いている。悩みながら片付けてるとき、anbyさんが声をかけてきた。
初対面だが、涸沢で集まれたら飲もうという企画立案者。
一通り情報共有した後、やはりこのまま下山は勿体無い、飲みたいと考えて北穂高岳を目指す事にした。
09:47 登山開始。アイゼンは着けずに一気に高度を稼ぐ。雨によりグズついた雪とトレースのおかげで歩行に問題なし。キックステップの良い練習としてたまにトレース外して登ったりした。
奥穂高岳方面からは何度も雪崩の音が聞こえてきて、そのたびに身体が固まる。
10:30 中腹辺りでアイゼン装着し、じっくり登る。いつの間にか周りはガスに覆われ、白く霧雨が降ってる。疲れが出てきて、歩みも遅い。
12:00 リンゼルの辺り、最も傾斜がきつい場所に差し掛かる。先行者を追い越し、一気にコルまで上がる。コルにはテントを張った跡があった。末恐ろしいけど、俺もやってみたいな。
12:35 北穂高岳山頂。最後は思わず笑みがこぼれた。残念ながら周りはガスで真っ白。景色なんてなにもない。でも満足。とりあえず北穂山荘に降りる。
山荘でカレーライスを注文して食べてると『槍が出たぞ!』とおじさん。
俺もスリッパで外へ出た。
ガスの中から少しずつ矛先を見せる槍ヶ岳には魅せられた。
夢中でシャッターを切りまくる。フィルムカメラを持ってこなかったのが悔やまれる。
やがて槍ヶ岳から大キレットまで全容を見せた時、来て良かったと心から思った。
13:30 カレーを楽しんだ後に下山開始。一番傾斜がきつい所は雪もグズついてて久々に恐怖ってのを味わった。それにデブリが登ってきたルートを分断しててびっくり。そんなに時間経ってないのに。
頂上付近は慎重に足場を確認しながら下り、14:30テントに到着。
前日の雨で消え去った雪壁をもう一度作り、ペグダウンもやり直す。意外と楽しい作業だけど、時間かかるし上では迅速にやる必要があるな。
anbyさんとテラスで飲もうと席を探してると、燕岳の二人の後にテントを張った二人組に隣の席を勧められたんで、そのまま4人で飲む事に。
山の話で大いに盛り上がった。
二人も山で会ってその後一緒に歩くようになったとか。良いねぇ。
2012.05.04
07:30 晴れてきた。奥穂高と北穂高には行列が出来ており、3日に上がってきた人たちがピークを目指すようだ。まるで蟻の行列^^;
最終日、晴れた中でテントを撤収し、anbyさんと下山。
吊尾根を振り返り、また来るぜと後にした。
昼に上高地に着くと大雨になり、涸沢も天気崩れてるかなと考えながらビールを楽しんだ。温泉も入って気分爽快。
でも結局この日の午後は涸沢岳で遭難事故あったらしいね。
荒天時の撤退判断は気楽に出来る。
特に誰もいない雪山の雨はそれだけで撤退条件に当てはまる。
去年のGW、白神岳にて雪山の雨風で痛い目に遭ってるから。
3月も甲斐駒ケ岳を雨で撤退したっけ。
でも自分の雪上歩行技術はまだまだ未熟だと思った。北穂高岳からの降りをなんの不安もなく降りれるくらいじゃないとね。
涸沢までは気楽に行けるけど、その先のピークを踏むのはやっぱ鍛錬が必要だ。
ちなみに2日目の夜、強風の中で飛んだテントはたぶんなかったと思う。
この時期のテント泊やる連中はみんな慣れたもんなのかね。
今日はメンテナンスに費やしながら、次はどこ行こうか考えてる。
女峰山を歩いてみたいけど、やっぱ天候次第だな。
1日はお会いできずに残念でしたが、anbyさんとは一緒に飲めたんですね、良かった!
ワニの手羽先は如何でしたか? 今度は仲間に入れて下さい
お疲れ様でした!
fireboltさん、はじめまして。
会えなくて残念でしたが、どっかで鉢会うこともありそうですね。
anbyさんとは雨が降るまでビールと肴で盛り上がってましたよ☆
おつかれさまでした。
徳澤では雨にやられませんでしたか?
上高地では結構降ってきたから寒かったです^^;
またどっかで会いましょう。
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