立山駅より立山三山（浄土山、雄山、別山）、大日三山縦走大周回

2020年08月01日(土) [日帰り]

• GPS: 18:13
• 距離: 50.5km
• 登り: 3,551m
• 下り: 3,551m

コースタイム

日帰り

• 山行: 16:43
• 休憩: 1:22
• 合計: 18:05

0:27 立山駅
1:26 1:27 美女平駅
2:29 2:29 滝見台
3:07 3:10 大観台
3:27 3:29 弘法
3:38 3:38 弘法トイレ
4:12 4:12 弘法/松尾峠 分岐
4:27 4:27 弥陀ヶ原ホテル
5:45 5:45 天狗平山荘
6:18 6:18 ホテル立山
7:31 7:31 浄土山
7:38 7:48 浄土山南峰
8:03 8:03 一の越山荘
8:49 8:55 雄山
9:07 9:10 立山
9:12 9:12 大汝休憩所
9:22 9:22 富士ノ折立
10:44 10:49 別山南峰
11:07 11:14 剱御前小舎
11:55 11:56 新室堂乗越
12:07 12:08 室堂乗越
12:40 12:42 ２５１１ｍピーク
12:48 12:48 カガミ谷乗越
13:05 13:05 奥大日岳
13:17 13:30 奥大日岳三角点
14:34 14:34 七福園
14:38 14:38 中大日岳
14:47 14:52 大日小屋
16:24 16:25 大日平山荘
17:00 17:09 牛ノ首
17:48 17:50 大日岳登山口
17:58 18:01 称名滝駐車場
18:03 18:11 称名滝バス停
18:25 18:25 立山駅
18:32 ゴール地点（駐車場）

天候

曇→雨→晴→ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

・立山駅の駐車場を利用。メインの駐車場でも空きあり。
・前日、帰りのためにマウンテンバイクを称名道路駐車場にデポ（8月ゲート6:00〜19:00）。

コース状況／危険箇所等

・材木坂は若干草木が生い茂ってきている。
・アルペンルートに並行する登山道は状態が不明のため、今回はアルペンルート利用（バスの通行に邪魔にならないように深夜通過）。
・美松坂は草刈りされていました（特に笹）。
・この時期、雷鳥は子育ての時期なので多く見かけました。
・ルート上の山小屋の営業状況は小屋によってマチマチ（HP等での確認要）。
・立山雄山本殿は自由に出入りできます（祈祷なし）。

その他周辺情報

アルペン村（土産、食事、トイレ）、コンビニ併設。
サンダーバード（サンドイッチなどオリジナル商品人気）

写真

8/1 0:20

立山参道石仏 十三番 近江国 石山寺 如意輪観音菩薩像
駐車場から歩いて駅前広場で寄っていく。
昔は藤橋の袂にあり登山の直前に無事を祈って山に入ったそうだ。

8/1 0:22

こちらは熊王の水。立山駅左手にある。その昔、立山登拝に訪れた人々は熊王社にお参りし、この水を飲んだといわれる。
水を飲んで材木坂に向かう。

8/1 0:26

ここが入口、直前の雨で蒸している。

8/1 0:33

草が垂れて登山道を覆う。美女平に着く頃は全身びしょ濡れ。

8/1 0:50

ケーブルでも眺められる。登山道脇にも見られる。

8/1 1:02

道は少し荒れてきている。草が濃いところもある。雨で削られた道や倒木も少々。

8/1 1:17

大分慣れましたが、先が長いので露は勘弁してほしい。

8/1 1:27

美女平の石仏。

8/1 1:27

美女杉。

8/1 1:28

ここからアルペンルート。
バスとの並走は好きではないので、通行しない時間帯に利用します。

8/1 1:52

まだ1120m。まだまだ先がある。

8/1 1:57

登山道入口。濡れた木道や濡れた草木を避けるため、今回はパス。

8/1 2:04

目についた石仏は挨拶して写真に収める。

8/1 2:09

仙洞杉

8/1 2:11

1180m通過。

8/1 2:21

写真に撮ってお祈り。

8/1 2:21

8/1 2:29

滝見台の石仏。

8/1 2:29

滝は見えない（音だけ）。

8/1 2:29

8/1 2:31

ヘッドライトを白い線に当てると反射が強く、眠気覚ましに利く。

8/1 2:40

1330m。

8/1 2:46

8/1 2:50

1380m。

8/1 3:07

1470m。冬はここまで来たが今回は先に進む。

8/1 3:29

八郎坂との合流点。ここでお一人上がってきたのでしばらく並走。旧道で立山へ登られるらしい。

8/1 3:30

8/1 3:35

弘法トイレ。

8/1 3:38

8/1 3:38

弥陀ヶ原の木道も今回はパス。

8/1 3:45

1680m。空が晴れ星が輝きだす。天気はいいようだ。

8/1 4:11

8/1 4:16

8/1 4:27

1930m。

8/1 4:27

今回は無補給、施設はなるべく使わない方針なのでパス。
小雨が降りだし、カッパを着用。

8/1 4:35

8/1 4:40

いつもの美松坂へ。ここも泥だらけを覚悟。

8/1 4:41

最近、笹が刈られたようだ。感謝。

8/1 5:10

小さな沢を幾つか横切る。水量はいつもと同じ。

8/1 5:11

8/1 5:14

雨が強くなり下のカッパも着ける。先ほどの星空が嘘のよう。

8/1 5:45

天狗平到着。天候は悪化。風も出てくる。

8/1 5:46

2300m。プチ地獄も悪くない。

8/1 5:46

今日も雨。五週連続だ。

8/1 5:48

8/1 5:53

とりあえず室堂まで進もう。この時点では周回コースは諦めモード。雄山狙いに傾く。

8/1 6:00

8/1 6:03

今年初雷鳥。

8/1 6:18

さてどうしようか。

8/1 6:18

室堂も寄らない。今回はそれなりの準備がしてあるので心配なし。

8/1 6:26

晴れる気配がないので、浄土山で様子見で登ることに決定。

8/1 6:36

浄土山への道に入ると急にガスが晴れだす。

8/1 6:36

太陽の光も差し込む。

8/1 6:55

展望台分岐までのちょっとの間に晴れてしまう。
取りあえず浄土山を登り、一の越から雄山は行けそう。

8/1 6:55

残雪を超えて。

8/1 7:02

大日連峰。帰りに行きます。

8/1 7:03

五色ヶ原と薬師岳。さっきまでの雨が嘘のようだ。

8/1 7:18

立山温泉方面。

8/1 7:18

室堂山と弥陀ヶ原方面。

8/1 7:24

浄土山到着。三角点を探して周辺をうろうろ。

8/1 7:24

剣も顔を出す。

8/1 7:30

後立。

8/1 7:38

富山大学研究所。

8/1 7:38

龍王岳。

8/1 7:38

槍・穂高。

8/1 7:39

烏帽子岳方面？

8/1 7:47

龍王岳稜線。

8/1 7:52

雄山。この時期にしては少ない人の数だ。

8/1 7:52

別山からの稜線と剱。

8/1 8:01

浄土山の緩やかな山容。

8/1 8:04

一の越山荘。人少ない。

8/1 8:29

次のターゲット。

8/1 8:42

黄色と赤色で上りと下りを分けている。その通り進めば問題なし。

8/1 8:45

山頂到着。ネットはヘリ用。すでにガスが発生。

8/1 8:49

いつもは素通りの頂上神社に寄る。

8/1 8:50

三角点替わり。

8/1 8:51

祈祷していないので閉じられている。

8/1 9:08

縦走にかかろう。まだまだ先が長い。

8/1 9:10

大汝。皆向かっていたのでパス。

8/1 9:11

8/1 9:21

残雪を帽子に突っ込み強制冷却。

8/1 9:31

氷河？

8/1 9:45

幾つもの道の跡のひとつに知らないうちに入り込む。

8/1 9:47

おかしいなと思いながら来た道を振り返る。道は砂に埋もれていて荒れていたところがあるが踏み跡があったので来てしまった。

8/1 9:51

最後はハイマツで道が隠される。向こうに道が見える。
正しい道は山頂寄りでした。

8/1 9:52

強引にハイマツに突っ込むと道が分かる。

8/1 10:06

なんとか登山道に復帰。事なきを得た。無駄な体力を消耗して一気に疲れる。

8/1 10:13

別山にかかる。暑さと疲労でペースダウン。
浄土山と雄山だけのつもりだったので室堂でペットボトルに水を補給しなかった。

8/1 10:32

別山への登り返し。

8/1 10:45

別山。長い登りだった。暑さとエネルギー不足。

8/1 10:46

雲が取れなかった。

8/1 11:13

剱御前小屋。

8/1 11:14

室堂乗越を目指して下る。

8/1 11:17

この辺が一番雰囲気が良かった。

8/1 11:18

見守る親。ヒナは四羽。

8/1 11:55

真砂岳。道を間違え大変だった。

8/1 11:59

雷鳥沢。意外に登山者が多い。新型コロナを考えると誰にも合わないコースがいい。

8/1 12:28

登り返しスタート。

8/1 12:40

ようやく第一目標。まだまだこれから。

8/1 13:04

南斜面で暑い。心拍が上がる。

8/1 13:10

ようやく辛い坂が終わる。奥大日はすぐそこ。

8/1 13:19

山頂でアンパンを食べ小休止。

8/1 13:20

今日の三角点はこれだけ。

8/1 13:41

アルペンルート（弥陀ヶ原〜天狗平）。

8/1 14:13

気持ちの良い道が続く。奥の丘が中大日。

8/1 14:19

立山三山。

8/1 14:24

奥大日岳方面を振り返る。
ガスが無い。

8/1 14:31

七福園の主。

8/1 14:42

大日岳は体力温存と時間節約のため寄らず。とにかく沢まで下ろう。

8/1 15:27

ようやく水不足から解消。冷たい水をお腹いっぱい飲む。
大日岳の下りはグループが多かった。

8/1 16:19

今度ゆっくり来たい。気持ちいが良いだろう。それにしても暑い。

8/1 16:21

ワタスゲがいっぱい。まだ間に合った。

8/1 16:25

大日平小屋。ジュースの自販機が見えたが我慢。今回は無補給で通す。

8/1 16:30

木道は助かるが、長い。

8/1 16:31

草の背丈が延びているような気がする。

8/1 17:49

称名滝は見えてない。

8/1 17:49

ようやくゲームセットが見えてくる。

8/1 18:09

称名滝から立山駅まで自動運転。スピード出過ぎ。これで周回完成。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-870 Tough オリンパス

感想

osamuin

富山県民にとって立山は信仰の中心、昔は千寿ヶ原（立山駅）から山に入った習わしをいつかは自分なりに行ってみたいと思い頭の片隅に引っかかっていた。
去年は台風、今年は長い梅雨でなかなかできなかった立山駅からの立山三山、大日三山周回山行、今年は新型コロナの影響で登山者も減少傾向、雄山も解放されているので好条件が揃っているようだ。いつかはやらなければいけない山行だ。梅雨明けも近そうなので、実施してみることにした。

11時過ぎに立山駅駐車到着。一番近い駐車場でも空きがあり留めさせていただく。夜予定より早めに出ようとしたところ雨が降りだす。しばらく車で待機。
雨が止んだので仕度して出発。立山駅前の熊王の水を飲み、石仏に挨拶して材木坂へ入った。
直前の雨の影響で草に付いた水でシューズも衣服もすぐに濡れてしまう。最初から急登でなかなかハードな出だし。雨には免疫が付いているが装備をスピードハイク仕様にしていたので計算が狂った。道も雨で少し荒れ、倒木もあった。
美女平に着き、そのままアルペンルートへ。衣服が濡れ寒いのでペースを上げる。
歩を進めるがやはり長い道のりだ。夜空は次第に晴れ星が凄くなった。
八郎坂との合流点で一人の登山者に会う。立山駅から八郎坂経由で来られ、立山へ向かうとのこと。しばらく一緒に歩き、先行する。
弥陀ヶ原に着くころには雨が降りだす。山の天気は変わりやすい。
山小屋も新型コロナ対策でいろいろ大変で対応に追われている。登山者側にもやはりそれなりの心構えが必要だろう。というわけで、今回はなるべく山小屋は使わない登山に徹することにした。弥陀ヶ原のバス待合所は入らず、そのまま素通り。
どうも本格的な雨降りになってきたので美松坂手前でカッパを着る。
美松坂に入ると心配していた笹藪は手入れがされていて助かった。
ここは激坂がなく適度に登りやすくて好きな道だ（下りは石に付いたコケに注意）。
途中で本格的に降り出し下のカッパも着ける。五週連続雨確定だ。
天狗平から室堂に向かうが雨模様。途中でライチョウが顔を覗かせる。
すでに周回コースは眼中になく、雄山だけでも登ってトレーニングしていこうかと考えていた。ちょっと浄土山で様子を見ようと思った。
室堂ターミナルもパスして浄土山の登山道に入る。暫くしてガスが急に上がり出し青空が一気に広がる。梅雨明けですね。大日連山、薬師岳などきれいに見えだす。
浄土山の山頂を極めて一の越から雄山へ向かう。登山者の数は圧倒的に少ない。
9時前に雄山に登頂するがすでにガスが湧き始める。解放されている山頂の社殿でお参りを済ませて大汝方面に向かう。雨の影響で予定よりも時間が過ぎているが予定通り周回することにした。
大汝からの稜線は強い日差しで暑さに悩まされる。周回コースが念頭になかったので室堂でペットボトルに水を補給しなかった。700mlしかないが節約すればなんとかなるだろう。
富士の折立を無難に通過、真砂岳は西の巻き道を使う。
ここでルートミス。何度も通っているのでGPSを確認せず、一つ下の廃道に入りこんでしまった。不明瞭になったり、土砂の流れで遮られたりで、いつもと違うを感じたが踏み跡を辿る。最後はハイマツに遮られた。向こうに道が見えているのでハイマツの中の踏み跡を見出しながら何とか乗り切る。正しい道は山頂よりにある。
ここで一気に疲れが出てしまい、別山の登り返しは暑さと疲労でペースダウン。
別山からの劔は雲がかかりイマイチだったので剱御前に向かう。
山荘前で一息入れ室堂乗越に向かう。高山植物の花が咲きなごやか、雷鳥の親子とも遭遇できた。ガスがかかるが日差しを遮るほどでもない。奥大日岳までの登りにかかる。雪渓の雪を帽子に入れて頭を冷やす。さすがにここは疲れが出るが稜線まで頑張る。奥大日岳はそこからすぐだ。小休止して大日岳方面に向かう。
ここからはなんとか時間の目途が立つので助かった。次は水のある所まで行かねばならない。奥大日岳の登りも細々と水を口にした程度だ。
七福園、中大日を超え大日小屋へ。大日岳は時間節約と体力温存でパス。そのまま下山にかかる。最初の水場に付いた時は冷たい水を飲めて助かった。
後は長い長い下りをこなして称名滝へ向かう。駐車場からは前日デポしておいたMTBで立山駅まで戻る。
長い一日で完全燃焼でした。次はないだろう。

コメント

Yoshio_KSK

雷鳥沢いっぱいですね
相変わらずすごい山行、参考にさせていただきます。(^^)
私は0時発で称名滝から大日〜立山周回で八郎坂戻りを考えていますが、これだけ暑いとバテバテになってしまいそうですね。
それにしても雷鳥沢キャンプ場は人が多そう。
梅雨も明けたので、そろそろキャンプも・・・と考えていますが、今年は密を避けたほうが良さそうですね。

osamuin

Re: 雷鳥沢いっぱいですね
コメントありがとうございます。
逆コースですか、時期が遅いと木道が凍って難儀したことがあります。核心は剱御前と富士の折立の登り返しになるでしょう。

剱沢もテントたくさんありました。
たまにはキャンプでゆっくりするのもいいですね。