薬師立山縦走（2泊3日）

2021年07月22日(木) 〜 2021年07月24日(土)

• GPS: 23:13
• 距離: 38.2km
• 登り: 3,661m
• 下り: 2,733m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:34
• 休憩: 1:49
• 合計: 6:23

7:55 十三重之塔 慰霊碑
8:41 8:43 太郎坂
9:15 9:15 青淵三角点
9:37 9:37 積雪深計測ポール
10:45 10:51 五光岩ベンチ
11:07 11:07 太郎兵衛平
11:36 11:36 太郎平小屋
11:53 12:50 薬師峠
13:09 13:54 太郎平小屋
14:19 薬師峠

2日目

• 山行: 5:06
• 休憩: 0:22
• 合計: 5:28

14:19 薬師峠
4:49 4:49 薬師平
5:26 5:36 薬師岳山荘
6:06 6:15 薬師岳避難小屋跡
6:48 6:50 薬師岳
7:47 7:47 北薬師岳
9:01 9:03 間山
9:43 9:44 スゴ乗越小屋
9:47 宿泊地

3日目

• 山行: 9:31
• 休憩: 1:33
• 合計: 11:04

4:15 宿泊地
4:48 4:55 スゴ乗越
6:52 7:17 越中沢岳
8:44 8:44 鳶山
9:06 9:36 五色ヶ原山荘
10:05 10:05 ザラ峠
11:08 11:25 獅子岳
12:18 12:18 鬼岳東面
13:03 13:09 龍王岳
13:18 13:19 浄土山南峰
13:38 13:44 一の越山荘
14:17 14:20 立山室堂山荘
15:18 浄土橋

天候

1日目：晴れのち雷雨
2日目：晴れのち曇
3日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往路：富山駅からタクシー（16,600円+通行料1,900円）
復路：室堂からバス、ケーブルカー

コース状況／危険箇所等

折立〜薬師峠
樹林帯→木道歩き

薬師峠〜薬師岳山荘
薬師平まで沢沿い、薬師平から北アの展望良し

薬師岳山荘〜スゴ乗越小屋
岩稜帯、間山からはザレた下り、スゴ乗越小屋手前は樹林帯

スゴ乗越小屋〜五色ヶ原
急登、越中沢岳の展望良し、蔦山は後立〜北アの展望良し

五色ヶ原〜一ノ越
獅子岳一部はしごあり、鬼岳付近に雪渓2箇所あり

一ノ越〜雷鳥沢キャンプ場
ログでは室堂経由になっているが一ノ越から雷鳥沢キャンプ場は直接行く方が良い、ログルートでは、一部大きく急な雪渓が残っている箇所あり

その他周辺情報

食事：ロッジ立山連峰（牛丼テイクアウト）
温泉：ロッジ立山連峰（10:00-19:30、700円）

写真

7/22 8:19

折立登山口から
名物アラレちゃん看板

7/22 9:00

木道付近からは高山植物たくさん
ニッコウキスゲ

7/22 9:08

チングルマ

7/22 9:30

ギンリュウソウ
やっぱりちょっとジメッとしたところにいました

7/22 10:08

木道右手に有峰湖が見えます

7/22 10:11

コバイケイソウ

7/22 10:23

五光岩
地図の等高線を見ないと見逃すかも

7/22 10:30

薬師峠の谷沿いに大きな滝がありました

7/22 11:03

太郎平小屋が見えてきた

7/22 11:05

チングルマ

7/22 11:24

薬師峠のテン場は雲ノ平方面の起点にもなり、予約不要なので先にテントを張りに行きます

7/22 12:36

太郎平小屋に戻ります

7/22 12:45

7/22 12:48

太郎平小屋
生ビールもあり、にぎわっていました

7/22 12:54

太郎ラーメン（大）と生ビール

7/22 13:45

雲ノ平と黒部五郎

7/22 17:41

薬師峠テン場のイワカガミ
テン場の近くにはお花畑があり、良い眺めです

7/23 4:10

2日目
沿いのゴーロ歩きからスタート

7/23 4:18

登っていくと太郎平小屋が見えてきました

7/23 4:25

薬師平からの槍
開けており、北アがたくさん見えます

7/23 4:26

黒部五郎はどっしり構える

7/23 4:29

朝焼けの北ア

7/23 4:33

これから向かう薬師方面

7/23 5:01

薬師小屋

7/23 5:28

薬師小屋からの登り始めはザレてます
ここを登れば楽しい稜線アップダウンです

7/23 5:47

途中から薬師小屋を振り返る

7/23 6:06

薬師岳着
ちなみに最初のザレ山頂は祠があるのみで山頂標もなく、勝手に南薬師と名付けました

7/23 6:18

7/23 6:18

これから向かう北薬師方面

7/23 7:04

振り返って槍

7/23 7:18

北薬師岳
山頂標は文字が消えていたのか、何もありません

7/23 7:53

間山に向かいます

7/23 8:04

間山までの途中に雪渓ありますが、平坦になっているので問題なく歩けました

7/23 8:14

間山までの下り
ここも展望が素晴らしかった

7/23 8:18

立山方面とコバイケイソウ

7/23 8:49

間山から降りてスゴ乗越小屋を目指します

7/23 10:04

スゴ乗越小屋のテン場
10:00前後に到着したのでまだ5張くらいだけ

7/23 16:22

スゴ乗越小屋からは赤牛岳がどどん！

7/23 17:45

明日向かう越中沢岳（左）とスゴの頭（右）

7/24 3:47

3日目
この日も3:30出発します

7/24 4:14

スゴ乗越
2000m切るくらいまでどんどん下ります

7/24 4:31

赤く染まる赤牛岳

7/24 4:59

笠ヶ岳ぴょこん

7/24 5:10

スゴの頭途中からのスゴ乗越小屋
ちっちゃい！

7/24 5:18

スゴの頭山頂からの越中沢岳
かっこいい山容です

7/24 6:24

越中沢岳山頂では展望が素晴らしくテンションが上がりすぎて山頂標撮るの忘れました（笑）

7/24 6:31

前日歩いてきた薬師方面を振り返る

7/24 7:29

蔦山の登りには高山植物たくさん咲いてました

7/24 7:30

クルマユリ

7/24 8:07

蔦山山頂からの越中沢岳
反対側から見るとかっこいいよりぽっちゃりさん

7/24 8:15

蔦山山頂も景色良いです
五色ヶ原の雪渓が見渡せる

7/24 9:13

五色ヶ原山荘
9:00くらいに到着したので、山荘の方のお布団干しを見ることができました

7/24 9:31

獅子岳
名前負けしないかっこよさ

7/24 9:43

五色ヶ原からはザラ峠までそこそこ下り、獅子岳へアタックします

7/24 10:27

獅子岳途中から
黒部湖が見えてきて、北に進んでいるのを実感

7/24 10:45

獅子岳山頂

7/24 11:09

鬼岳方面
右に巻きますがそこに雪渓1箇所目

7/24 11:19

近くで見るとこんな感じ

7/24 11:32

2箇所目の雪渓
こちらの方が長さも傾斜もあります

7/24 11:37

2箇所目の雪渓
薬師側にはロープがありますが、使いにくそう

7/24 11:57

雪渓を超えると龍王岳が
登山道では左から巻いてピストンしますが、山頂を直登している人もいたらしい

7/24 13:03

ザックをデポしてピストンしました

7/24 13:20

一ノ越小屋

7/24 17:42

雷鳥沢キャンプ場にテントを張り、ロッジ立山連峰さんで温泉とビールと牛丼をいただきました

撮影機器：

α NEX-5T SONY

Google Pixel 5 SIMフリー Google

感想

poooochan

夏山縦走はじめは薬師〜立山に行ってきました。コロナ禍においても、テン場予約不要ということもあってか、テン場（薬師峠、スゴ乗越）はかなり混んでいました。

午後から天気が崩れる予報であったこと、スゴ乗越のテン場が少ないこと（公式では20張、当日は遅く到着された方は登山道脇にも張って40張超！）から、CTは長くないですが連日3:30には出発しました。計画では、薬師峠泊→スゴ乗越泊→五色ヶ原泊予定でしたが、3日目は午後も天気が良く、五色ヶ原に早く到着したこともあり、結局2泊3日で室堂まで行くことにしました。（2泊3日の行程では多くの人はスゴ乗越をパスして薬師峠、五色ヶ原にしているようでした）

初めての山中3泊（予定）で、体力が持つか不安でしたが、好天と高山植物と楽しい岩稜帯歩きのおかげでめいっぱい楽しむことができました。薬師〜立山だと、通過点的な越中沢岳はスゴ乗越小屋から見る山容もかっこいいし、登っても楽しいし、展望もびっくりするくらい良いし、大好きなお山になりました。ひたすらに登り詰める蔦山も後立山〜北ア（笠ヶ岳が段々ぴょこっと出てくるのも楽しい）を見渡せるし、最高だったなあ。

五色ヶ原山荘のオーナーさんに「スゴ〜五色ヶ原より五色ヶ原〜室堂の方が楽だよ」と言われましたが、個人的には獅子岳の単調な登りが一番辛かった。。。鬼岳に雪渓が2箇所ありますが、立山寄りの方は傾斜も距離もそれなりにあったため、チェンスパやストックがあった方が良いと思いました（特に立山方面からは下りのためあった方が安心かも）。少し気になったこととして、雪渓のすれ違いはどちらかが待たないと通れないくらいの幅なのですが、上から走り下りてくる方がおり、その方は銀マット横付けしていたため、当たって滑り落ちそうになりました。幸いにも雪渓部分ではストックを出していたため、なんともなかったですが、登山道は基本上り優先であること、すれ違い時は気をつけること、万が一のためにも適切な道具を適切な場所で使用することを学びました。

3日目の行程を長く取れたため、4日目は希望者のみ立山登山に切り替え、雷鳥沢キャンプ場に泊まりました。立山周辺の山荘では一部日帰り入浴可の場所があり、キャンプ場から近いロッジ立山連峰さんにお世話になりました。カランからは水しか出ませんが、源泉がものすごく気持ち良く、ロッジの方も本当に良い方々で（縦走後なんです、と伝えたら牛丼大盛りにしてくれた）、立山登山帰りにもお邪魔することになりました。

PS
薬師→立山では長い間北方面に進むので、右半身の日焼け止め塗り直しをお忘れなく。