北穂高岳〜涸沢岳〜穂高岳山荘 縦走
- GPS
- 32:00
- 距離
- 35.4km
- 登り
- 1,881m
- 下り
- 1,876m
コースタイム
上高地5:30
横尾7:45
涸沢小屋10:00-10:15
北穂高岳
北穂高小屋13:00
8/5
北穂高小屋5:00
北穂高岳
涸沢岳7:00-7:10
穂高岳山荘7:25-8:00
涸沢ヒュッテ9:15-10:00
横尾11:30-11:40
上高地14:00
天候 | 2日とも快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
朝一番の乗合タクシーで上高地入り 帰りは路線バスで |
コース状況/ 危険箇所等 |
●上高地〜横尾 ・よく言われるように、比較的フラットな道が10km程度続き退屈です ・山小屋やトイレは充実していて安心 ・個人的には帰りに徳沢園での休憩を楽しみにしている ●横尾〜本谷橋〜涸沢 ・メジャールートで人は多いですが、歩きやすいと思う ・本谷橋がちょうど良い休憩スポット ●涸沢〜南陵ルート〜北穂高岳 ・岩稜の急登でしんどかった ・鎖やハシゴあり ・標高が上がるにつれ眺めは最高でワクワクしてきます ・登る分には危険ではないかと・・・ ・下りはつまづいての滑落注意との印象 ●北穂高岳〜涸沢岳〜穂高岳山荘 ・自分にとってはかなりのチャレンジ ・気の抜けない、切れ落ちた岩稜のアップダウン ・鎖、ハシゴあり ・細心の注意を払い、手足をフルに使ってがんばりました ・眺めは最高です ・涸沢岳への垂直な鎖を過ぎれば一段落です ●ザイテングラート ・落石等、時々事故が起きているよう ・ごくごく普通に行けば危険なコースではないかと・・・ ・メジャールートで大きな団体が多く、渋滞気味 ・涸沢が見えているのになかなか近づかない ※本当は奥穂、吊尾根、重太郎で帰りたかったですが、奥穂の登り口が大渋滞のためあきらめました。 |
写真
感想
登山を始めた昨年から、北穂高小屋に憧れていて、ついに行ってきました。
こんな天空のような場所に・・・
北穂山頂直下にへばりつくような、驚きの立地です。
到着後、受付を済ませて早速テラスで休憩。
山頂は平で広く、小屋のすぐ上にあるので、こちらもいつでも行けます。
優雅で素敵な山小屋ライフを楽しめました。
あのキタホマークのカップでコーヒーを飲んだり、バッジなどグッズの購入したりと、いい年してすっかりミーハーです(笑)。
展望は素晴らしく、北側に大キレット、南側は奥穂方面、どちらも厳しい岩稜帯が間近に見えます。
特に大キレットは、いつか挑戦と思っていましたが、そんな邪念は吹き飛ばされそうな大迫力です。
そして槍ヶ岳を始めとして、名峰の数々。
天候にも恵まれ、最高の展望を楽しめました。
2日目、涸沢岳方面への縦走。
このルートは厳しい岩稜帯のようですが、せっかくここまで来ました。
岩稜歩きのステップアップにと敢えて挑戦です。
ガイドブック等にはかなり厳しめのことが書いてあり、心してとりかかります。
朝一番で注意力があったのか、あまり危険とは感じませんでしたが、岩場にはいつくばって全身の筋肉を使い、ヘトヘトになりながら涸沢岳に到着。
富士山、北岳、奥穂・・・
日本の標高トップ3が一枚の構図に収まる絶景が待っていました。
ジャンダルム、前穂〜吊尾根の迫力もすごいですね。
ところで、その後穂高岳山荘で休憩後、ザイテングラートを涸沢ヒュッテまで下り、テラスで休憩していたときのこと。
北穂小屋で同宿だった方々で、南陵ルート下山の何人かとバッタリ再会。
どういうわけか、皆さんお顔がこわばっている様子。
聞けば、同宿だった別の男性が、南陵ルート下山中に滑落し、つい先ほどヘリに収容されて運ばれたとのこと。
そういえば縦走中、ヘリの音が長い間聞こえて物々しかったのです。
次の日の新聞に、その方が亡くなられた旨の記事が載っていました。
何があったのか分かりません。
急な岩稜帯の下りとはいえ一般ルートでの滑落・・・
登山をしている以上、自分にもその可能性がゼロではありません。
初心を忘れないようにしようと・・・改めて肝に銘じた次第です。
亡くなられた登山者の方のご冥福をお祈り致します。
※過去レコ
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