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記録ID: 343107
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北穂高岳〜涸沢岳〜穂高岳山荘 縦走

2012年08月04日(土) 〜 2012年08月05日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
35.4km
登り
1,881m
下り
1,876m

コースタイム

8/4
上高地5:30
横尾7:45
涸沢小屋10:00-10:15
北穂高岳
北穂高小屋13:00

8/5
北穂高小屋5:00
北穂高岳
涸沢岳7:00-7:10
穂高岳山荘7:25-8:00
涸沢ヒュッテ9:15-10:00
横尾11:30-11:40
上高地14:00
天候 2日とも快晴
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
沢渡第2駐車場を利用
朝一番の乗合タクシーで上高地入り
帰りは路線バスで
コース状況/
危険箇所等
●上高地〜横尾
・よく言われるように、比較的フラットな道が10km程度続き退屈です
・山小屋やトイレは充実していて安心
・個人的には帰りに徳沢園での休憩を楽しみにしている

●横尾〜本谷橋〜涸沢
・メジャールートで人は多いですが、歩きやすいと思う
・本谷橋がちょうど良い休憩スポット

●涸沢〜南陵ルート〜北穂高岳
・岩稜の急登でしんどかった
・鎖やハシゴあり
・標高が上がるにつれ眺めは最高でワクワクしてきます
・登る分には危険ではないかと・・・
・下りはつまづいての滑落注意との印象

●北穂高岳〜涸沢岳〜穂高岳山荘
・自分にとってはかなりのチャレンジ
・気の抜けない、切れ落ちた岩稜のアップダウン
・鎖、ハシゴあり
・細心の注意を払い、手足をフルに使ってがんばりました
・眺めは最高です
・涸沢岳への垂直な鎖を過ぎれば一段落です

●ザイテングラート
・落石等、時々事故が起きているよう
・ごくごく普通に行けば危険なコースではないかと・・・
・メジャールートで大きな団体が多く、渋滞気味
・涸沢が見えているのになかなか近づかない

※本当は奥穂、吊尾根、重太郎で帰りたかったですが、奥穂の登り口が大渋滞のためあきらめました。
早朝の上高地を出発
早朝の上高地を出発
涸沢の下では雪渓歩き
涸沢の下では雪渓歩き
まだ雪渓がたくさん残る涸沢
まだ雪渓がたくさん残る涸沢
涸沢小屋で休憩
北穂への登り
岩場の急登です
北穂への登り
岩場の急登です
しんどいですね
南陵への取付点
鎖と・・・
南陵への取付点
鎖と・・・
ハシゴがあります
ハシゴがあります
がんばって登り続けると奥穂への分岐点
がんばって登り続けると奥穂への分岐点
山頂手前に雪渓あり
山頂手前に雪渓あり
大キレット
すごいです・・・
大キレット
すごいです・・・
山頂に到着
奥穂方面
今夜の寝床
混雑すると言われていましたが、布団1枚に1人で快適でした
今夜の寝床
混雑すると言われていましたが、布団1枚に1人で快適でした
大キレット核心部
大キレット核心部
北穂高小屋
北ホコーヒー
ガスになりましたが、少しずつ好転の兆し
夕暮れ時山頂で粘ります
ガスになりましたが、少しずつ好転の兆し
夕暮れ時山頂で粘ります
槍様が見えてきました
槍様が見えてきました
奥穂とジャンダルム
奥穂とジャンダルム
夜の北穂小屋
食事時以外は食堂は開放されてます
食事時以外は食堂は開放されてます
富士山と南アルプス
富士山と南アルプス
常念のあたりでご来光
常念のあたりでご来光
朝日に染まる奥穂方面
朝日に染まる奥穂方面
同じく吊尾根
大キレット
またいつか・・・
大キレット
またいつか・・・
縦走開始です
難所が連続
慎重に
難所が連続
慎重に
びびらないように・・・
びびらないように・・・
あんなところを進むの?
あんなところを進むの?
ここは下りでした
ここは下りでした
まだまだ続きます
体力勝負!
まだまだ続きます
体力勝負!
このコース最低点のコル
このコース最低点のコル
アップダウンを乗り越えて・・・
アップダウンを乗り越えて・・・
涸沢槍の裏側あたりでしょうか
乗り越えるのがしんどかったです
涸沢槍の裏側あたりでしょうか
乗り越えるのがしんどかったです
涸沢岳に到着
山頂からの眺め
小さいですが1枚の構図に富士山、北岳、奥穂
日本の標高トップ3が収まります
山頂からの眺め
小さいですが1枚の構図に富士山、北岳、奥穂
日本の標高トップ3が収まります
穂高岳山荘が見えてきました
穂高岳山荘が見えてきました
ジャンダルム
いつかは・・・
ジャンダルム
いつかは・・・
穂高岳山荘に到着
奥穂方面は大渋滞です
山岳警備の方が整理にあたっておられました
穂高岳山荘に到着
奥穂方面は大渋滞です
山岳警備の方が整理にあたっておられました
ザイテングラートを下ります
ザイテングラートを下ります
涸沢まで戻ってきました
涸沢まで戻ってきました
ヒュッテで休憩
名残惜しいですが、北穂を眺めながら下山開始・・・
名残惜しいですが、北穂を眺めながら下山開始・・・

感想

登山を始めた昨年から、北穂高小屋に憧れていて、ついに行ってきました。
こんな天空のような場所に・・・
北穂山頂直下にへばりつくような、驚きの立地です。

到着後、受付を済ませて早速テラスで休憩。
山頂は平で広く、小屋のすぐ上にあるので、こちらもいつでも行けます。
優雅で素敵な山小屋ライフを楽しめました。
あのキタホマークのカップでコーヒーを飲んだり、バッジなどグッズの購入したりと、いい年してすっかりミーハーです(笑)。

展望は素晴らしく、北側に大キレット、南側は奥穂方面、どちらも厳しい岩稜帯が間近に見えます。
特に大キレットは、いつか挑戦と思っていましたが、そんな邪念は吹き飛ばされそうな大迫力です。
そして槍ヶ岳を始めとして、名峰の数々。
天候にも恵まれ、最高の展望を楽しめました。

2日目、涸沢岳方面への縦走。
このルートは厳しい岩稜帯のようですが、せっかくここまで来ました。
岩稜歩きのステップアップにと敢えて挑戦です。
ガイドブック等にはかなり厳しめのことが書いてあり、心してとりかかります。
朝一番で注意力があったのか、あまり危険とは感じませんでしたが、岩場にはいつくばって全身の筋肉を使い、ヘトヘトになりながら涸沢岳に到着。
富士山、北岳、奥穂・・・
日本の標高トップ3が一枚の構図に収まる絶景が待っていました。
ジャンダルム、前穂〜吊尾根の迫力もすごいですね。

ところで、その後穂高岳山荘で休憩後、ザイテングラートを涸沢ヒュッテまで下り、テラスで休憩していたときのこと。
北穂小屋で同宿だった方々で、南陵ルート下山の何人かとバッタリ再会。
どういうわけか、皆さんお顔がこわばっている様子。
聞けば、同宿だった別の男性が、南陵ルート下山中に滑落し、つい先ほどヘリに収容されて運ばれたとのこと。

そういえば縦走中、ヘリの音が長い間聞こえて物々しかったのです。
次の日の新聞に、その方が亡くなられた旨の記事が載っていました。
何があったのか分かりません。
急な岩稜帯の下りとはいえ一般ルートでの滑落・・・
登山をしている以上、自分にもその可能性がゼロではありません。
初心を忘れないようにしようと・・・改めて肝に銘じた次第です。
亡くなられた登山者の方のご冥福をお祈り致します。

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