南岳・中岳・大喰岳 〜3000m峰を全て登頂達成〜

2012年09月22日(土) 〜 2012年09月23日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 41.2km
• 登り: 2,137m
• 下り: 2,123m

コースタイム

9/22
上高地5:15
横尾7:30-7:40
槍沢ロッジ9:20-9:30
天狗原分岐10:50-10:55
天狗池11:30-11:40
南岳13:15-13:35
南岳小屋13:50

9/23
南岳小屋6:55
南岳7:00
中岳7:50
大喰岳8:15
飛騨乗越8:35
槍ヶ岳山荘8:45-9:55
槍沢ロッジ12:20-12:30
横尾13:35-13:45
上高地16:00

天候

9/22　晴れのち曇り
9/23　暴風雨　稜線は雪　下界は曇りのち晴れ

アクセス

沢渡第2駐車場を利用
朝一の乗合タクシーで上高地入り
帰りは路線バス

コース状況／危険箇所等

●天狗原分岐〜天狗池
・傾斜の少ない広々としたガレ場のような道を進む
・槍ヶ岳がよく見えるが、ペンキマークを見失わないように
・天狗池は小さい池
・槍が見え、風がなくて水面が揺れていなければ逆さ槍が見える

●天狗池〜南岳
・意外と険しい岩稜の道
・雨等で濡れているときは、特に下りが要注意かも
・ハシゴあり

●南岳小屋〜槍ヶ岳山荘の稜線
・南岳前後は歩きやすい
・中岳は岩稜の山
・越えるのにアップダウンあり
・越えてからハシゴの下りあり
・大喰岳は山頂標識がルートから外れたところにある

●槍の穂先
・雪で寒く、視界も悪いため登る気が起きず省略

写真

1日目
上高地から平坦な道歩き

槍沢　テント場
まだ晴天です

雲が出てきました

天狗原への分岐

ペンキマークを頼りに進みます
迷いそう・・・

槍ヶ岳が見えてきました

岩ゴロゴロの道

天狗池
少し風がありますが、なんとか逆さ槍

紅葉が進んでいます

右手に槍ヶ岳を見ながら進んでいきます

南岳の稜線でしょうか？

晴れたり曇ったりの天気

天狗池からはだんだんと急登になります

スリルある場所もあり・・・

ハシゴもあります

稜線に出ました

槍ヶ岳への縦走路

南岳山頂でしょうか

南岳山頂到着

分厚い雲が近づいてきました

穂高方面にも雲が

今夜の宿、南岳小屋が見えてきました

大キレット注意の標識

屏風岩を見下ろします

大キレット核心部
これがコースなのか・・・

大キレット入り口

奈落の底に下って行くような雰囲気です

2日目
暴風雨になりました
雪交じりです

ひとまず槍ヶ岳方面への縦走路へ

道は歩きやすいです

中岳

中岳付近は岩稜帯で、滑らないように気をつけました

大喰岳の標識は、縦走路から少し長野側に入った場所にあります

まわりは何も見えません

飛騨乗越に到着
槍平からのコースと合流します

槍ヶ岳山荘直下の紅葉

槍ヶ岳山荘に到着
ひとまずほっとします

ヒュッテ大槍に宿泊予定でしたが、悪天候のためキャンセルし下山を始めます

槍の穂先
今日はここまで見えたのが最高

横尾から先平坦区間からは天候が回復してきました
上空は雲がかかったままでした

感想

3120m

今シーズンは欲が出てしまい、途中から3000m峰21座登頂を目標にしてきました。
南アルプスの塩見岳、農鳥岳もなんとかがんばり、最後まで残ったのが北アルプスの南岳・中岳・大喰岳の三山でした。

天気予報は週末はなんとかもちそうと判断して出発。
1日目は穏やかな天候だったものの、空の雰囲気は下り坂。
2日目は低気圧が発生したそうで、稜線上はまたしても暴風雨になりました。
夜半から外の強風の音が聞こえ、テント場からは、寒さで小屋のストーブ前に避難してきている人もいました。

今年3回目の3000m級稜線上での暴風雨です。
出発すると、時々雪交じりで、展望は全くありません。
寒さで体の表面も内部も凍えそうでした。
宿泊者では南岳から直接下山するという人がほとんど。
大キレットへ向かう予定だった人たちも、皆さんあきらめられていました。
中には涙を流しておられる方も・・・

自分も同じようにして下山し、目標達成はまたの機会にしようかとも思いましたが、空と風を見て、なんとか歩けるのではないかと判断。
確かに吹きっさらしの場所は厳しかったですが、岩陰になり風が遮られると不思議と暖かいものでした。
意外と早く飛騨乗越に到着、ひと登りで槍ヶ岳山荘でした。
本当は槍の穂先にも登頂し、ヒュッテ大槍に宿泊して翌日下山する予定でした。
槍ヶ岳山荘で休憩し、しばらくこの先の予定を考えましたが、悪天候がしばらく続きそうな事が分かり、ヒュッテ大槍は残念ですがキャンセル。
上高地まで一気に帰りました。

こうしてなんとか3000m21座に登るという目標は達成できました。
標高マニアというわけではありませんが、2900m峰は11座あるそうなので、また目を向けていきたいと思いました。

※過去レコ