涸沢紅葉〜蝶ヶ岳〜焼岳
- GPS
- 35:47
- 距離
- 50.8km
- 登り
- 2,261m
- 下り
- 3,200m
天候 | 1日目:10日:晴れ後曇 2日目:11日:雨後晴れ後曇、…夜は暴風雨 3日目:12日:晴れのち曇時々雨 4日目:13日:晴れ。朝は気温下がった。強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
1年ぶりの涸沢。私の山の原点。これで秋の涸沢は何回目だろうか。
昔、山の会のオバちゃんに「あんた達も馬鹿の一つ覚えみたいに涸沢ばっかり行ってないで、他の山にも行きなさいよ」って言われた事もあったなあ。
でも涸沢での時の流れが好きなんだよね。朝から晩まで飽きない景色。ほろ酔い加減での昼寝岩なんて最高だね。
そして、今年の涸沢ってどうなんだろう・・・って事で、今年も行ってしまいました。
2年前の連休はメチャ混みだったので、今年は木曜日に入山。予想通りに混んでない。ヨシヨシ!
紅葉は先週末から今週初めがピークのようだった。残念ながらベストの時期は外したが、まだ何とか楽しめるはず。
上高地から横尾までのダラダラは嫌いな人が多い。あれが余分なんだよねとか・・・。でも私はこのダラダラが結構好き。どんどん変わっていく景色が素晴らしい。だんだんと気持ちが高揚してくる。
本谷橋からの登りで紅葉が本格的になってくる。連休だと渋滞するけど今日はすんなりと行けちゃう。ザックが肩にくい込んでくる。でも紅葉が綺麗で肩の痛さも忘れてしまいそう。涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐を涸沢小屋へ向かう。私のお気に入りの紅葉ルート。これで晴れていて青空があれば最高なんだけど贅沢は言えない。
テン場は平日だけあって空いている。レンタルテント近くの良い位置に張る事が出来た。何回もここでテン泊しているのに板を借りられる事を知らなかった。この500円は価値ある500円だ。yukkoさんエライ。
翌日は朝から奥穂へ登ってテントを撤収して横尾をまで下るつもりでいたが、やはり雨。一日停滞する手もあったが標高の高い所にとどまるとyukkoさんの高山病が心配なので横尾まで下山した。
下ってきて屏風岩を眺めていたら青空がチラホラ見えてきた。少し悔しくなった。横尾に着いて今後の計画を思案した結果、今日は蝶ヶ岳にピストンする事に決定。
横尾から蝶ヶ岳に向かうルートは平日という事もあってガラガラ。風が強くて常念岳を諦めたというグループにすれ違ったくらい。あと稜線で会った女性一人。会ったのはそんだけ。
稜線に出ると常念岳がかっこよく迎えてくれた。こっちにおいでよと言われているようだった。ただ先程のグループが言っていたように猛烈な風が吹いている。時々体をもって行かれる事があった。蝶ヶ岳の頂上は別にどうという事はなかった。穂高の上部は雲に隠れ残念ながら全貌を見る事は出来なかった。いつの日にか、徳本峠〜蝶ヶ岳〜常念岳〜大天井岳をいっきに歩いてみたい。天気が良くて風の無いときに。
なんやかやで遅くなってしまい最後の20分ほどはヘッデンのお世話になってしまった。横尾の食堂はもう終わっていたが平日で空いているので持ち込んでも良いという事で助かった。そのかわり調理だけは外作業となった。夜は猛烈な風で眠れなかった。といのは嘘で疲れていたので結構眠れた。ただ時々テントが風に吹き飛ばされそうになる感じがして、無意識にセンターに吊してあるカラビナをつかんだりしていたようだ。
3日目はテントを撤収してぶらぶらと小梨平へと移動。3連休の初日とあって観光客でごった返していた。この日も風が強く、楽しみにしていた焚き火は中止した。でも焚き火していた人もいたなあ。
4日目は焼岳。テントを撤収して上高地BTにザックをひとつ預け、帝国ホテル近くの登山口へ向かう。登山口で一緒だった中年の夫婦連れと抜きつ抜かれつしながら頂上まで行った。紅葉のシーズンに来るのは初めてだったが結構混んでいた。頂上直下の所は登りと下りを交互に行っているところがあって渋滞していた。頂上は360度のパノラマ。今回の山行で一番の天気だった。
帰りの小屋でウドン等を食べたあと、よく考えたら上高地BTの荷物預かり所の引き渡し時刻まであまり時間がない。コースタイム通りに行くと完全に間に合わない。ということで走るようにして下っていった。結局コースタイムの半分ほどで着いてしまった。やれば出来るじゃん。
でもYUKKOさんが調子がいまいちになった登りの小屋近辺で登頂を諦め下山するのがベストの選択だったと思う。反省の気持ちで一杯になった。
久々に涸沢の綺麗な紅葉を見られたし、念願だった蝶ヶ岳にも行けたし、おまけに焼岳もという事で久々のロングの山行は満足の山旅でした。
0日目10/9
会社を3時にて退社 この日は派遣先が変わる最終日だった。任期満了退職記念登山であった。 塩尻の回転ずし「かいおう」でホタルイカとブラックラーメンを食べ感激する。コンビニでワインとビールと枝豆他購入し車中前泊
1日目10/10
駐車場にて川上屋の客引きおじさんが呼んでいる。店の横に一泊500円で駐車させてくれた。朝、タクシーのおじさんが相乗りで800円で上高地まで連れて行ってくれたが、「押し売りガイドワンマンショー」で、師匠の質問は無視されていたのが面白かった。
届けを出して出発。調子良くコースタイムより早めに涸沢に到着。重い荷物を背負ってなので、合格??
紅葉は終わりかけで本日見頃最終日との事。紅く染まったナナカマドのトンネルは感動であった。
この日のテントは70張りで空いていて板を500円で借りる事が出来た。とてもいい場所に張れた。生ビールで乾杯。服部カレー(チキンと野菜)にカマンベールチーズを入れて、二人でワインを一本空けた。トマトラーメンも作った。小屋泊まりの大阪の人と、レトルトカレーとサトウのご飯を持ってきて大キレットに行ったことのあるガッツ君と話し、土砂降りの中就寝。
2日目10/11
3時半起床、パッキングをしたが、師匠がなかなかテントから出てこない。ザックの底にズボンのカッパがあり探していたとの事。売店前でゆっくり朝食五目寿司とエビピラフのアルファ米。小屋泊まりの神奈川から来た夫婦と、チョコをくれた山ガールと会話。「団体で行くと何の景色も無いところでなんで休憩するの?」と名言が出た。奥穂をお預けにして8時出発横尾へ。10時に食堂が開き、スタミナ丼900円を食べる。朝会った神奈川の夫婦に再会し、スープを貰う。テントを設営していると隣のテントの日本山岳会のおじさんがいっぱい話かけてくる。涸沢の小屋のオーナーと知り合いでこれからウイスキーの差し入れを持っていくらしい。
11時に出発して蝶ヶ岳へ。超強風 常念がカッコよかった。17:30ギリ着で雨が降ってきた。コーラと生ビールと外で師匠がラーメンを作ってくれた。カレーとシーフードとチキン味。師匠は熱いストーブに触って火傷した。
夜、ものすごい強風が吹き、テントが飛ばされるかと思った。
3日目10/12 体が疲れていたのでよく眠れた。テントをたたみ、スープとあんぱんで朝食。金曜日なので人も増えてきた。トイレも団体さんの行列ができる。
歩き始めるとすぐ やまちゃん、山友さん、チャーリーさんに会う。ビックリ!
明神で念願の岩魚の潮焼き定食と特大ビールを食べた。塩を大事に包んで持ち帰った。本当は宿泊者のみの骨酒も特別に出してくれると言って下さったが、まだ歩かなくてはいけないので、我慢した。ちなみに2合で2000円40分かかるそう。
フランス人?の観光客に、どこの山に登ったのか聞かれた。師匠が涸沢の紅葉の動画を見せた。ご婦人はいきなりAutumn Leavesを歌いだして私も一緒に歌ってとっても感激して楽しかった。
小梨平に到着し、テント設営。強風でテントが飛ばされるので入念にペグを打ち上にデッカイ石を乗せる。念願のたき火&バーボンはまたしても強風でお預けになった。
河童橋まで散策:二年前の冬に食事した場所を確認して、コロッケを食べる。
入浴:久しぶりの湯船では体が浮く感じがした。
夕食は、ほとんど居酒屋状態で、冷やっこ200円トリカラ600円おでん600円コスパの悪いエダマメ200円、熱燗、大雪渓のカップ酒&岩魚の塩 焼肉定食はコッヘルに入れてテイクアウト。お風呂に入って、就寝。激寒で師匠が冬シュラフを貸してくれた。持ってきていて良かった。師匠は夏シュラフ二枚重ねで就寝。おかげで暖かく眠れたが夜肺が苦しくなった。
4日目10/13
5:00起床 モルゲン明神を見ながら河原で焼肉定食をぞうすいにして食べて美味しかった。朝トイレに行くとポーランド人が三人いて少し会話が出来た。槍〜大キレットに行ったそう。
ターミナルで荷物を預ける 特大600円 カツサンドとマス寿司を購入 帝国ホテル前から焼岳へ。高山病になる。三半規管がおかしい。耳がキンキンして耳抜きを繰り返す。ふらつき、まぶたが重い動悸が激しい。肺が5分の1になった感じ。頂上直下では登りも下りも大行列。
下りてきて山小屋できつねうどん800円お揚げが二枚も入ってる と おでん800円
2時半ごろ荷物預け所に「5時ギリギリになりそ」と電話をするとぶっきらぼうに
「下りてくりゃいいじゃん」と冷たく言われ キレパワーでトレランのように激下り。梯子でまた行列 イラっとする。
無事に荷物をゲットして沢渡へのバスの行列に2時間並ぶ 兵庫の丹波から来た家族連れに会う。バスは平湯の方が空いていたそう。彼らは新穂高の下の方の温泉に泊まったそう。いいところらしい。今度行きたいな。
その後、自宅にて体重3kg増加 体脂肪は3%減 利尿作用のある麦茶を5倍濃くつくり、酸素をず〜っと吸入して様子をみていたら一週間くらいで元に戻った。
いろいろあったが、お互い助け合って師匠とは色んなトラブルを回避できて、まぁまぁ安全に帰ってこれて悪天候してはベストを尽くした満点の山行だったと思う。
心から感謝している。
以下メモ
うめしば すきっぱらに辛い
甘納豆 重たいが美味しい
湯ピーナッツ おなかにたまる
おかき つまみに合う
忘れ物 ストック、カメラ
持って行って良かったもの
ヘルメット、ガーゼマスク ばんそうこう 薬(イブ)CWXスパッツ ポカリ粉
ドライフルーツ、洗濯ネットの小分け袋 ジップロック大小のゴミ袋 ウエットティッシュ シップ テルモス 傘 袋大 小分け袋防水(雑巾入れ)
師匠のマットが破裂した なんで???
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