ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 443067
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

涸沢定着−奥穂高・涸沢岳・北穂高−

2014年05月03日(土) 〜 2014年05月05日(月)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
50:47
距離
24.8km
登り
2,717m
下り
1,930m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

■2014/05/03
6:50 上高地 - 7:00 河童橋 - 7:40 明神館 - 8:50 徳沢 - 10:00 横尾 - 11:40 本谷橋 - 14:00 涸沢ヒュッテ - 幕営
■2014/05/04
5:30 涸沢テン場出発 - 9:00 穂高山荘 - 10:20 奥穂高山頂 - 11:40 穂高山荘 - 12:25 涸沢岳山頂 - 12:50 穂高山荘 - 14:20 涸沢テン場
■2014/05/05
05:15 涸沢テン場出発 - 7:45 北穂高山頂 - 8:45 涸沢テン場 - (テント撤収) - 10:30 テン場出発 - 11:40 本谷橋 - 12:40 横尾 - 15:40 上高地
天候 2014/05/03:晴れのち雨
2014/05/04:晴れ
2014/05/05:涸沢より上は雪、下界は雨
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
沢渡駐車場
行き:沢渡駐車場〜上高地 ジャンボタクシー
帰り:上高地〜沢渡駐車場 バス@1,250円
コース状況/
危険箇所等
■上高地〜横尾
数箇所残雪あり。
■横尾〜本谷橋
横尾を出てしばらくすると所々雪が出てきます。
半分も過ぎるとしっかりとした雪道になりますが、アイゼンは不要。
トラバース気味の道は、若干滑りやすいので慎重に。
■本谷橋〜涸沢ヒュッテ
アイゼンをつけている人も多いですが、なくても十分に歩けます。
■涸沢〜穂高山荘
朝のうちはアイゼンもしっかり効いて歩きやすい。
■穂高山荘〜奥穂高
非常に混雑しており、登り下りのすれ違いが大変。
山荘前で岐阜県警から変なトレースがついているところは登らないように、特に下りでは絶対使わないように、との注意があったものの、登り/下りのすれ違いができず、登りはやむなくこちらのルートを使用。
しっかりとした階段状になっていたため、大きな問題はなかった。
下りでは、前が詰まってしまった為、トレースのないところを下ったが、雪がやわらかく、滑りやすい。
■穂高山荘〜涸沢岳
特に危険個所なし。
■涸沢〜北穂高
沢渡駐車場付近はまだ桜が見頃です。
沢渡駐車場付近はまだ桜が見頃です。
上高地。いい天気です。
上高地。いい天気です。
河童橋に到着。
明神館に到着。
きれいな青空。いい眺め。
きれいな青空。いい眺め。
屏風岩。
この日は4人ほどが取り付いていた模様。
屏風岩。
この日は4人ほどが取り付いていた模様。
横尾−本谷橋も中間あたりまで来るとしっかりとした雪道になりました。
横尾−本谷橋も中間あたりまで来るとしっかりとした雪道になりました。
本谷橋。
ものすごい人出です。
ここでloloさんが本日初めての地震を観測したものの、皆にめまいでは?との反応。
失礼しましたm(_ _)m
本谷橋。
ものすごい人出です。
ここでloloさんが本日初めての地震を観測したものの、皆にめまいでは?との反応。
失礼しましたm(_ _)m
いよいよ涸沢に向けての登りです。
行列が出来てます。
いよいよ涸沢に向けての登りです。
行列が出来てます。
山を始めて2年半弱。
ようやく涸沢に来ることが出来ました!
山を始めて2年半弱。
ようやく涸沢に来ることが出来ました!
噂通りすごいテントの数です。
噂通りすごいテントの数です。
あまり場所もなくなっていたので、端のほうに場所を見つけて、整地。
あまり場所もなくなっていたので、端のほうに場所を見つけて、整地。
設営完了。
と、いよいよ本格的に天気が崩れてきました。
行動中にひどい降りにならなくて良かったです。
と、いよいよ本格的に天気が崩れてきました。
行動中にひどい降りにならなくて良かったです。
今日の夕食は凝ってます!
ミネストローネのお供はパンです。
前回大好評だったloloさんの奥様お手製のサツマイモ、りんご、レーズンの甘露煮も登場。
ご馳走様でした。
今日の夕食は凝ってます!
ミネストローネのお供はパンです。
前回大好評だったloloさんの奥様お手製のサツマイモ、りんご、レーズンの甘露煮も登場。
ご馳走様でした。
しかも、トースト!
しかも、トースト!
夕食を終えると、すっかり晴れました。
夕食を終えると、すっかり晴れました。
いい眺めです。
三日月。
※ぶれてますが・・・。
三日月。
※ぶれてますが・・・。
翌朝、絶好の登山日和です♪
翌朝、絶好の登山日和です♪
飛行機雲。
出発。
少しずつテントが遠ざかります。
出発。
少しずつテントが遠ざかります。
が、先はまだまだ長い。。。
淡々と登ります。
久々の山登りにはこの程度の傾斜でもツライ。。
が、先はまだまだ長い。。。
淡々と登ります。
久々の山登りにはこの程度の傾斜でもツライ。。
あちらのルートにもパーティーが入っています。
あちらのルートにもパーティーが入っています。
sasiさん、初の本格登山ですが、初日に腰を痛めて苦戦。
ゆっくり登ります。
sasiさん、初の本格登山ですが、初日に腰を痛めて苦戦。
ゆっくり登ります。
穂高岳山荘前に到着。
久々の雪山景色を満喫。
穂高岳山荘前に到着。
久々の雪山景色を満喫。
ちょっと怖そうでしょ?と、shironekoリーダー。
いえ、ちょっとじゃなくて、ここで引き返したいです・・・・・・。
ちょっと怖そうでしょ?と、shironekoリーダー。
いえ、ちょっとじゃなくて、ここで引き返したいです・・・・・・。
岐阜県警の方々が安全指導してます。
岐阜県警の方々が安全指導してます。
いよいよです。
奥穂高岳山頂到着。
奥穂高岳山頂到着。
相変わらず渋滞していますが、核心の下りです。
ピッケルの持ち方、足の運び、念入りに注意事項を確認して下ります。
相変わらず渋滞していますが、核心の下りです。
ピッケルの持ち方、足の運び、念入りに注意事項を確認して下ります。
意外と下りは最後が核心部だった気も。。
意外と下りは最後が核心部だった気も。。
一息ついて、涸沢岳に向かいます。
一息ついて、涸沢岳に向かいます。
涸沢岳山頂。
こちらの眺めも抜群。
こちらの眺めも抜群。
寒さをものともせず、山々を確認。
寒さをものともせず、山々を確認。
さっき登った奥穂岳方面。
さっき登った奥穂岳方面。
腰痛で穂高岳山荘で待機していたsasiさんと合流しテントに戻ります。
腰痛で穂高岳山荘で待機していたsasiさんと合流しテントに戻ります。
初登山のsasiさん、滑落停止訓練してます。
2014年05月04日 14:31撮影 by  DMC-FT4, Panasonic
1
5/4 14:31
初登山のsasiさん、滑落停止訓練してます。
日没。
なかなかいい写真です。
日没。
なかなかいい写真です。
うーーん、なかなか赤く染まってくれません。。
うーーん、なかなか赤く染まってくれません。。
2日目の夕食もなんだか盛りだくさんです。
ウィンナーにさつま揚げ、具沢山鍋。
そして、この日もメインは写真を撮り忘れ・・・。
2日目の夕食もなんだか盛りだくさんです。
ウィンナーにさつま揚げ、具沢山鍋。
そして、この日もメインは写真を撮り忘れ・・・。
デザートまで!
吹雪の中、北穂高登頂!
腰を痛めたsasiさんと体調を崩したnamenekoはお留守番。
またの機会にリベンジ!
吹雪の中、北穂高登頂!
腰を痛めたsasiさんと体調を崩したnamenekoはお留守番。
またの機会にリベンジ!
北穂高山荘。
山荘横の階段。
雪の壁が圧巻。
山荘横の階段。
雪の壁が圧巻。
横尾まで帰ってきました。
この日は天気も悪かったので、このまま上高地まで。
横尾まで帰ってきました。
この日は天気も悪かったので、このまま上高地まで。

感想

ここ半年ほどあまり山に行っておらず、まともな雪山は今シーズン初!というくらい久々で、涸沢に辿り着けるかも不安に思いつつのスタート。
2年前に上高地から明神まで歩いた時には、色々な花が咲いていて、akashoubin隊長に教えてもらったので、まずはお花♪と楽しみにしていたのに今年はまだ(?)咲いておらず、ちょっと寂しい林道歩き。
でも、日本三名鳥すべてのさえずりが聞けたらしいのですが、残念ながらオオルリだけは聞き損ねました。

横尾から先は初めての道。
まだ緩やかな山道を進みます。
本谷橋からいよいよ本格的な登りとなります。
比較的緩やか、なのだと思うのですが、結構シンドイ。
鈍った体がついていけず、まず左足がつります。
落ち着いた、と思ったら、右足が・・、しかも、脛側とふくらはぎ側が同時につるという悪夢。
通りすがりのおばさまに漢方薬をいただき、服用。
どうもありがとうございました。

その後は、ゆっくりゆっくり何とか持ちこたえつつ登ります。
そろそろ休憩したいと思った頃、ようやくヒュッテが見えます。
もう少し!と励まされて進むものの、幻か?と思うほど、ちっともヒュッテまでの距離が縮まりません。。。。
ようやく到着した頃にはすでにたくさんのテントが。
端の方に場所を見つけて整地。
テントを張り終えるころから雨が本格化。
行動中にこの降りでなくてよかったと一息。

初日はloloさんによる豪華な夕食。
ちょっと重かったですが、非常に美味しくいただきました。
早々に夕食を終え、19時頃には就寝。

2日目は、3時半起床。
予定より30分遅れて、絶好の登山日和の中、5時半に出発。
登り始めて早々にこの日は手がつります。。。
そんな鈍った身体にはちょっと堪える斜面ですが、腰を痛めたsasiさんも頑張っているのにへこたれてる場合じゃありません。
時折、後ろに出来た渋滞の列の方々に先に行ってもらいながら、3時間半かけて漸く穂高岳山荘に到着。
既に達成感でいっぱいです。

さて、いよいよ奥穂高です。
sasiさんは小屋で休養してもらい、残りのメンバで向かうことに。
が、はしごの先の急斜面をみて、去年、白毛門〜巻機山の縦走時に、ジャンクションピークの先のトラバースで軽く足を滑らせたトラウマが蘇ります。
常駐されている岐阜県警の方からルートに関しての注意事項を受け、いざ出発。
途中、ピッケルを持ってのはしごの上り方も教わりつつ、何とか第一段階クリア。
いよいよ核心部、が、下ってきた方々で渋滞していて正しいルートに進めません。
やむなく先程行ってはいけないと注意を受けたルートに進みますが、しっかり階段状になっていた為、心配したほどの怖さはなく登りきれました。
と、漸く一息をついたところでどっと疲れが。。
再び超スローペースで山頂に向かいます。(※皆様、スミマセンでした)
そして、山頂!
しばし景色を堪能して戻ります。
途中、もしどうしてもロープを出さなくてはならなかった場合のために、準備します。
再び、核心部へ。
先行者で立ったまま下っていた方の一人が、軽く滑落。
一瞬息を呑みましたが、すぐに止まってホッ。
恐怖心をあおられつつ、ピッケルの持ち方、足の運び方、入念に注意事項を確認して下ります。
途中、先行者が恐怖心から固まってしまい、歩みが止まります。
急斜面での停止状態はなかなか怖い。
shironekoリーダーが痺れを切らして、横にずれて新しいトレースを作りながら先に下って行きます。
階段を作ってくれているものの、雪がやわらかく、今までのトレースほどの安心感はない中、慎重に慎重に下り、何とかクリア!!
まもなく穂高岳山荘へ無事生還。

しばし休憩の後は涸沢岳をピストンし、テント場へ戻ります。
新人sasiさんと、akashoubin隊長、shironekoリーダー、wanさんは、途中滑落停止訓練を実施してから戻ります。

2日目のご飯もウィンナーにさつま揚げ、具沢山鍋と豪勢です。
お鍋を完食した後は、なんとデザートまで。すごすぎです。ご馳走様でした!
この日は、前日より少し遅い20時頃就寝。

3日目は、天候悪化の予報の為、3時起床、5時出発。
しかし前日から腰を痛めたsasiさんと、昨夜から体調を崩したnamenekoはテントでお留守番することに。
周囲では、早々にテントを撤収し下山していくパーティーも多数いる中、ヨチヨチメンバーは、ほぼ(?)予定通り出発です。

足の速い皆様は、サクッと行ってあっという間に戻ってきましたが、山頂付近は吹雪という悪条件だったとのこと。
namenekoも同行していたら、とてもこんな時間には戻ってこれなかったでしょう。

早々にテントを撤収して下ります。
涸沢ヒュッテを出てしばらくすると、雪が雨に変わり、憂鬱に。

当初は徳沢あたりで1泊の予定でしたが、順調に下って来れたこと、天候も悪いことからそのまま上高地まで。
3日目の夜ご飯は、テント泊にはなりませんでしたが、タケノコご飯に2色鍋と、またまた豪華メニューを頂き、解散。

皆様お疲れ様でした&ありがとうございました。
















お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1393人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から横尾経由槍ヶ岳ピストン!
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 槍・穂高・乗鞍 [2日]
上高地から涸沢にテント泊で周辺の紅葉景勝地の散策も
利用交通機関: 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
重太郎
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
前穂高北尾根
利用交通機関:
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら