大自然を堪能！南アルプス縦走の一週間
あんび
- GPS
- 152:00
- 距離
- 48.2km
- 登り
- 5,730m
- 下り
- 4,891m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 7:10
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 8:00
- 山行
- 5:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:20
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 6:30
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:50
- 山行
- 1:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 1:20
| 天候 | ��8/2 曇り、夜から雨 ��8/3 ガスか雨、午後から大雨 強風 ��8/4 ガスのち大雨 強風 ��8/5 ガスか雨、夕方から晴れ 強風 ��8/6 晴れ時々ガス 強風 ��8/7 晴れ時々ガス ��8/8 曇り時々雨（午前） 気温：夜は12℃前後、昼間は晴れれば23℃前後、晴れなければ17℃以下 稜線は風が強いので、体感温度はかなり低い。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2014年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
登山口：畑薙（沼平） 毎日アルペン号 http://www.maitabi.jp/parts/detail.php?course_no=8182 竹橋（毎日新聞社前）22:40発→沼平5:10着 運賃：9,300円 ▼復路 下山口：鳥倉（三伏峠） �…餐厠啼札丱后憤貌瓮丱后� 時刻表 http://www.vill.ooshika.nagano.jp/index.php/download_file/view/2097/165/ 運賃表 http://www.vill.ooshika.nagano.jp/index.php/download_file/view/2098/165/ 鳥倉9:10発→塩の里（休憩10分）→伊那大島駅11:00→松川インター11:05着 運賃：1,750円 ＋ 荷物代：880円（運賃の半額） ��中央高速バス https://www.highwaybus.com/rs-web01-prd-rel/gp/info/lineDetail?lineGroupNo=1&lineId=130 松川インター11:35発→双葉SA（休憩15分）→新宿駅西口15:30着 運賃：4,000円 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
この山域は、3,000m級の山をいくつも抱え、それぞれが単独峰の様相で高低差が非常に激しい。また、森林限界が高く、山頂付近まで森林が続いていて、岩峰登攀のようなクライミング要素はほとんどない。 【畑薙〜茶臼岳】 ひたすらの急登。要体力。 いつくかの吊橋を渡るが、人によっては怖いかも。 危険箇所なし。 【茶臼岳〜聖平】 気持ちのいい稜線歩き。 亀甲状土の草原やお花畑など、見所多い。 南岳〜聖平にガレ場の縁を歩くので注意。 南岳〜聖平は急坂。 【聖平〜聖岳】 砂礫・石ころの急登。標高差800m。 危険箇所なし。 【聖平〜兎岳〜中盛丸山〜百間洞】 急登と急降下の繰り返し。 聖岳〜兎岳は、岩場などいやらしい道が続く。 兎岳〜小兎岳は、砂礫・石ころの急坂。 中盛丸山は谷筋から岩場の急坂。 百間洞山の家〜テント場は、急坂。サンダル厳しい。 【百間洞〜赤石岳】 砂礫・石ころの急登。標高差600m。 山頂部は広く、いくつかの岩峰を越えていく。 危険箇所なし。 【赤石岳〜大聖寺平〜荒川小屋】 赤石岳〜小赤石岳の肩は、気持ちのいい稜線歩き。 小赤石岳の肩〜大聖寺平は、砂礫・石ころの急坂。標高差400m。 大聖寺平〜荒川小屋は、トラバース道でお花畑。 危険箇所なし。 大聖寺平とその上のダマシ平は、ガスのときは要方向確認。 【荒川小屋〜荒川分岐】 鹿柵が設置されていて、その中のお花畑は圧巻。 登山道は鹿柵の中なので、出入口はしっかり施錠。 危険箇所なし。 【荒川中岳〜東岳（悪沢岳）】 岩尾根の急降下、急登。落石注意。 【荒川前岳〜高山裏避難小屋】 前岳の先すぐ、いやらしいガレ場の縁を歩く。×岩には乗らないように。 前岳〜小広場は、標高差600mの急坂。 小広場〜高山裏避難小屋は、トラバース道。 高山裏避難小屋はお花畑の中。 【高山裏避難小屋〜小河内岳】 樹林帯の中の道。お花畑が点在。 森林限界を超えると、砂礫・石ころの急登。標高差200m。 危険箇所なし。 【小河内岳〜三伏峠】 前小河内岳、烏帽子岳と緩めのアップダウン。 稜線上の道で、展望は最高。 いくつかガレ場の縁を歩くので注意。 烏帽子岳〜三伏峠は、ガレ場の縁を歩くので注意。 鹿柵の中のお花畑あり。 【三伏峠〜鳥倉登山口】 壊れかけた丸太の桟道が多く、滑るので注意。 危険箇所なし。 |
| その他周辺情報 | ■テント場 ●横窪沢小屋 500円 20張り 水場 小屋前平坦地 ●茶臼小屋 500円 45張り 水場 小屋横斜面 ●聖平小屋 500円 90張り 水場 小屋前平坦地 ●百間洞山の家 600円 20張り 水場 小屋から10分、斜面 ●荒川小屋 600円 30張り 水場 小屋前、森の中および平坦地 ●高山裏避難小屋 600円 20張り 水場 小屋近く樹林帯の中 ●三伏峠小屋 600円 25張り 水場 小屋前平坦地（団地） |
写真
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今回の山行の難関は、ここを含めていくつかある吊橋かな
※紅しょうが、全部食べてしまってスミマセン
ランチョンミート（スパム）
揚げないとんかつ粉
カツ丼のたれ（粉末）
生卵2個
南アルプス最北端はやはりココ！
ここまで行きたいなぁ…
感想
あんび('ω')anby
台風が気になるも、南アルプス全山テント泊縦走を目指して出発。
途中離脱でも、それまでに大自然を堪能できれば、それで良し。
スポーツ的要素の強い岩稜帯の北アルプスに比べ、森林限界も高く、ひとつひとつの山容もでかい南アルプス。景色や展望はもちろん、花や動物などもじっくりと堪能できるのが素敵。
畑薙からの急登は、かなりキツイ。汗も吹き出てくる。しかし、沢沿いのコースなので水場も多く、その度に小休止。やっとの思いで着いた横窪沢の小屋は、沢の縁にある。テントを設営したら、早速、沢で水浴び。ん〜、たまらん！さっぱりしたら、小屋自慢の日本酒とところてんで一息。ん〜、たまらん！
2日目は、いきなりの急坂。稜線までは、まだ半分。息が切れるが、天気が微妙なので、休みなく先を急ぐ。本来なら展望が素晴らしい稜線歩きもガスの中。ただ、亀甲状土の草原や、上河内岳から南岳の間のお花畑には目が奪われる。聖平に着くと、急に大雨に。隙を見てテントを設営して、今日はおしまい。
3日目は、ずっと雨かガス。展望ゼロに加え、かなりの高低差のアップダウンがてんこ盛り。靴もびっしょりで苦行の一日だった。百間洞山の家に着き安心するも、テント場は10分先で、しかも坂上。はぁ…
4日目。荷物はなにも乾かず。靴下の上にレジ袋を履いてから靴を履く。本来なら高山裏までの予定だが、荷物が濡れているので、手前の荒川小屋でストップし、荷物を干すことに。
時折小雨が降るも、なんとか天気は大丈夫そう。ただ、ガスの中なので展望はなし。やはり今日もいきなり赤石岳への急登。なんとか登りきるも、風も強く寒くて、ガスで展望のない山頂には長居無用。大聖寺平への激下り途中で少し晴れ間が。荷物が干せるとの思いが足を速める。荒川小屋へのトラバース道はお花が多い。小屋に着くと、一時大雨が降るもすぐに止み、テントを設営すると、細引きを木と木の間に張って荷物を干す。
5日目。晴れた！昨晩はあまり乾かなかったので、出発を遅らせて、荷物を干す。おおよそ乾き、荷物をパッキングして7時半に出発。富士山を横目に見ながら高度を稼ぐ。途中、鹿柵が設置してあり、登山道はその中へ続く。鹿柵の中は、圧巻のお花畑が斜面に広がっていた。しばし別世界を楽しみ、中岳へ向かう。天気は良く、ずっと好展望の中だ。稜線に出ると、大荷物はデポし、アタックザックで悪沢岳へ向かう。急降下と急登が思いやられるが、身軽なのできにならない。いつもとは違って足軽に山頂に到着。山頂の大展望を楽しんだ後、来た道を戻り、高山裏へ。標高差600mの激下りに苦労して小屋に到着。小屋では雰囲気のあるご主人がお出迎え。ほかの単独の方々も交え、テント設営前に宴会突入。一時、冷静に戻ってテント設営して再集結。ヘッデンないまま19時半まで宴会で盛り上がる。
6日目。やや晴れ。長距離行程の方々を先に見送り、短めの三伏峠へのんびりと出発。「飲み過ぎるなよ！（笑）」のご主人の声に「また遊びに来ます！」と返す。今日は3,000m級がない行程なので、気分は楽だが、気温は高め。熱中症が気になる。そんなに落差のない樹林帯の中のお花畑なので暑さは気にならないが、森林限界を超えて小河内岳に取り付くと、一気に暑さを感じるようになった。山頂には避難小屋があり休憩しようと思ったが、風向きが悪かったので、先の前小河内岳へ向かい、谷筋を上がってくる風でクールダウンしながら、南アルプスど真ん中の展望を楽しむ。三伏峠小屋で天気・台風情報を聞くも思わしくなく、翌朝の下山を決定。水場で水浴びをしてから、残りの食材を消費。毎日アルペン号で隣同士になってからここまで同じ行程だった彼は、熊ノ平へ向かうとのことで、食事とビールをご馳走。地図を見ながら、今までの行程やこれからの行程のことなど、いろいろと話した。
7日目。塩見岳や間ノ岳に笠雲が発達していて微妙な天気の中、健闘を祈りつつ彼を見送った。熊ノ平から農鳥超えで奈良田を目指すそうだ。大門沢の道は知っているし、奈良田に着けば温泉もあるしなんとかなるとのこと。だが、台風。登山行程もそうだが、なによりアクセスの林道が気になる。北沢峠まで行きたい、仙流荘の温泉に入りたいという気持ちを抑えて、下山開始。途中、雨もぱらつくが、早めに鳥倉登山口に到着。バスまでに1時間半あるので、三伏峠から運んできた3Lの水で汗を流し、移動用の服に着替えてしばし待機。鳥倉林道バスの優しいキレイなお姉さん運転手の笑顔に出迎えられ、今回の登山は終了。
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anbyさん、こんにつは。
下界は暑くて如何でしょうか？ 南アルプスの眺めは良いですね、富士山がやはりデカい。アップダウン高低差も有るのが辛そうですが、そんなのも花と雷鳥とオコジョ？が癒してくれます。
横窪沢小屋の日本酒ご賞味したいですね。
三伏小峠屋の晩御飯は素晴らしい、この内容を背負って縦走して来たと思うと味も格別だったのでしょうか？
ゆっくりお休み下さい。
大きな山塊と雨と格闘されましたね
悪沢岳から臨んだ南アルプス最南方面はとにかくどっしりとした山峰で圧倒されたことを思い出します
この食事を作る材料の重量を考えると
よくあの距離を登るものだと感心しきりです
また行きたくなりました
下界は暑いッスね…
北アルプスと南アルプスを比べると、やはり南アルプスの方が好きなんですよね。
クリアすることよりも、自然満喫が好きなので。
ザック、かなり重いです。
今回、とうとうザックが逝かれました。
ウエストベルトがちぎれました(泣)
なんとか無事に帰ってきました。
あのあと、畑薙や奈良田、易老渡など、登山口への林道がことごとく通行止めになったらしいので、下りて良かったです。
重い荷物は、腰に乗せてしまえば気になりませんよ。
肩だと辛いですが。
おかげで、ウエストベルトちぎれましたが(泣)
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