ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 491992
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

【裏銀座縦走、台風のため一時下山】ブナ立尾根〜野口五郎岳〜祖父岳〜雲ノ平〜太郎平〜折立

2014年08月07日(木) 〜 2014年08月10日(日)
 - 拍手
子連れ登山 shibak その他1人
GPS
80:00
距離
33.7km
登り
2,832m
下り
2,749m

コースタイム

1日目
山行
9:17
休憩
1:13
合計
10:30
5:30
10
七倉山荘
5:40
5:45
25
高瀬ダム
6:10
6:20
180
裏銀座登山口、最終水場
9:20
9:23
14
三角点(2208m)
9:37
9:37
63
タヌキ岩
10:40
11:15
105
烏帽子小屋
13:00
13:20
160
三ツ岳
16:00
野口五郎小屋
2日目
山行
6:40
休憩
0:20
合計
7:00
6:10
230
野口五郎小屋
10:00
10:10
90
水晶小屋
11:40
11:50
80
祖父岳
13:10
雲ノ平山荘
3日目
山行
9:35
休憩
0:10
合計
9:45
6:00
180
雲ノ平山荘
9:00
9:05
180
薬師沢小屋
12:05
12:10
215
太郎平小屋
15:45
折立キャンプ場
4日目
山行
1:50
休憩
0:00
合計
1:50
10:20
110
折立
12:10
富山駅
天候 1日目:晴、2日目:雨、3日目:雨、4日目:曇、時々雨
過去天気図(気象庁) 2014年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー
行き:新宿〜七倉山荘(毎日あるぺん号七倉行バス)、七倉山荘〜高瀬ダム(乗合タクシー)一人750円程度
帰り:折立〜富山駅(直通バス) 大人:3500円,、子供半額
コース状況/
危険箇所等
・登山届はメールで提出したが、七倉でタクシーに乗る際に紙での届けが必要とのこと。
・雲ノ平から薬師沢への急坂は、雨が降ると苔生した石や木がよく滑るので注意
・木道もよく滑るので注意
・薬師沢の一部の橋が頼りないので注意
・基本よく整備されており、歩きやすい
その他周辺情報 ・七倉山荘と折立に自販機あり
・docomoは長野側はほぼつながるが、富山側はほとんどつながらない。特に雲ノ平周辺から折立まではほぼ圏外。折立はキャンプ場前付近か臨時駐車場を少し登ったヘリポート前付近で通話実績あり。野口五郎小屋は通話可能。
・ブナ立尾根からワリモ北分岐まで水場無し。ブナ立尾根登山口の沢水で給水。沢水が不安なら七倉で給水のこと
2300新宿発、毎日あるぺん号にて、長男(小学2年生)と七倉へ。子連れは我々を含めて2組。
七倉行きは小型バスでしたが、前後の間隔が広く快適でした。
2300新宿発、毎日あるぺん号にて、長男(小学2年生)と七倉へ。子連れは我々を含めて2組。
七倉行きは小型バスでしたが、前後の間隔が広く快適でした。
七倉山荘。0430到着予定が1時間弱早めの到着。ゲート前でシュラフに入り仮眠。0530相乗りタクシーにて出発。料金は確か一人750円。
2
七倉山荘。0430到着予定が1時間弱早めの到着。ゲート前でシュラフに入り仮眠。0530相乗りタクシーにて出発。料金は確か一人750円。
橋を渡って登山道へ。
登山口の水場で給水。沢水だが2日間親子ともに問題なし。
1
橋を渡って登山道へ。
登山口の水場で給水。沢水だが2日間親子ともに問題なし。
三大急登のブナ立尾根。最初は急な階段に腰が引けますが、ここを過ぎれば普通の登山道です。よく整備されており、歩きやすい道でした。
2
三大急登のブナ立尾根。最初は急な階段に腰が引けますが、ここを過ぎれば普通の登山道です。よく整備されており、歩きやすい道でした。
烏帽子の素敵なキャンプ地。時間が早くまだ体力が残ってたので、野口五郎小屋に変更。
4
烏帽子の素敵なキャンプ地。時間が早くまだ体力が残ってたので、野口五郎小屋に変更。
前を見ればお槍様
2
前を見ればお槍様
振り向けば、立山、劔。
5
振り向けば、立山、劔。
雲が出てきました。
1
雲が出てきました。
高山植物が満開
一面お花畑
16:00 野口五郎小屋到着、よく頑張った!
ブナ立尾根から1日で登った最年少記録かも、とのこと。
8
16:00 野口五郎小屋到着、よく頑張った!
ブナ立尾根から1日で登った最年少記録かも、とのこと。
野口五郎小屋の自炊部屋。
2
野口五郎小屋の自炊部屋。
野口五郎小屋。フカフカの羽毛布団で快適に眠ることができました。
1
野口五郎小屋。フカフカの羽毛布団で快適に眠ることができました。
2日目朝、雨。
一瞬晴れますが、すぐに雨が降り始めます。
1
一瞬晴れますが、すぐに雨が降り始めます。
08:43 東沢乗越
10:06 水晶小屋付近のお花畑。
10:06 水晶小屋付近のお花畑。
11:50 祖父岳山頂、ランチタイム
11:50 祖父岳山頂、ランチタイム
12:11 雪渓
13:00 雲ノ平着。テン泊の予定でしたが、雨が酷く明日の行動を考えて、小屋泊に変更しました。夕方一瞬雲がとれて、水晶が見えました。
13:00 雲ノ平着。テン泊の予定でしたが、雨が酷く明日の行動を考えて、小屋泊に変更しました。夕方一瞬雲がとれて、水晶が見えました。
怪我人を運ぶヘリ。
怪我人を運ぶヘリ。
雲ノ平山荘の寝室。
4
雲ノ平山荘の寝室。
ヘリによる荷揚げが遅延しており、食事はカレーだそうです。我々も自炊カレーでした。
2
ヘリによる荷揚げが遅延しており、食事はカレーだそうです。我々も自炊カレーでした。
台風の影響でキャンセル続出、ガラガラの雲ノ平山荘。
4
台風の影響でキャンセル続出、ガラガラの雲ノ平山荘。
オーディオセット。夜はスクリーンで映画の上映会があり、チャップリンを観ました。
2
オーディオセット。夜はスクリーンで映画の上映会があり、チャップリンを観ました。
僕らの寝床。
もちろんテン場に水を汲みにいきました。
テン場は3組程度。
もちろんテン場に水を汲みにいきました。
テン場は3組程度。
3日目 04:58
一瞬だけ晴れますが、すぐに雨が降り始めました。
2
3日目 04:58
一瞬だけ晴れますが、すぐに雨が降り始めました。
06:06 雲ノ平山荘を出発。
予定では次の宿泊地は薬師平でしたが、台風が近付いているため、折立を目指します。
1
06:06 雲ノ平山荘を出発。
予定では次の宿泊地は薬師平でしたが、台風が近付いているため、折立を目指します。
雲ノ平。
雨が降っても天国のような場所です。
1
雲ノ平。
雨が降っても天国のような場所です。
08:58 薬師沢小屋手前の怖いハシゴ。意外と子供は平気でした。
3
08:58 薬師沢小屋手前の怖いハシゴ。意外と子供は平気でした。
薬師沢の怖い吊橋。子供は平気で渡ります。
1
薬師沢の怖い吊橋。子供は平気で渡ります。
薬師沢の橋。これは頑丈な橋ですが、数カ所細い丸太を束ねただけの橋があり、怖かった。
1
薬師沢の橋。これは頑丈な橋ですが、数カ所細い丸太を束ねただけの橋があり、怖かった。
薬師沢付近も雲ノ平とはまた違った素敵な場所がたくさんあります。ここはゆっくり歩きたいルート。
1
薬師沢付近も雲ノ平とはまた違った素敵な場所がたくさんあります。ここはゆっくり歩きたいルート。
15:45 折立に下山。登山口の自販機で息子と乾杯しました。
最高に美味しいコーラでした。
3
15:45 折立に下山。登山口の自販機で息子と乾杯しました。
最高に美味しいコーラでした。
ここにきたのは25年ぶりくらいかな。
ここにきたのは25年ぶりくらいかな。
折立のキャンプ場でテントを張りました。我々を含めて客は3組のみ。受付は登山口の管理棟?入口で紙に記入し、札をテントに付けます。
折立のキャンプ場でテントを張りました。我々を含めて客は3組のみ。受付は登山口の管理棟?入口で紙に記入し、札をテントに付けます。
無料!
有峰林道は夜ゲートが閉まるので、夜に車がくることは滅多になく、静かです。クマがたくさんいるので、食料は必ずテント内に入れること。
無料!
有峰林道は夜ゲートが閉まるので、夜に車がくることは滅多になく、静かです。クマがたくさんいるので、食料は必ずテント内に入れること。
バス時刻表
4日目、10:20発の富山駅直通バスで一旦実家に降ります。
乗客は我々含めて3人のみ。
1
4日目、10:20発の富山駅直通バスで一旦実家に降ります。
乗客は我々含めて3人のみ。
クマの親子。人慣れしてるのか、バスが止まっても逃げません。
バスの運転手さんの話によると、有峰付近はたくさん生息しており、先日もバスでひきそうになったそうです。鈴やラジオでは逃げそうにありませんね。
3
クマの親子。人慣れしてるのか、バスが止まっても逃げません。
バスの運転手さんの話によると、有峰付近はたくさん生息しており、先日もバスでひきそうになったそうです。鈴やラジオでは逃げそうにありませんね。
小熊。見た目はかわいいけど…
2
小熊。見た目はかわいいけど…
有峰ダム。
12:02 富山駅到着。市電に乗って実家に帰りました。
1
12:02 富山駅到着。市電に乗って実家に帰りました。

装備

備考 現金は多めに。

感想

毎年雷鳥沢でのんびり過ごしてた我が家の夏休み、今年は男子と女子チームに分かれて行動。男子チームは裏銀座から1週間かけて室堂へ、女子チームは扇沢からアルペンルートで室堂へ。
男子チームの計画では、ブナ立尾根から雲ノ平、薬師、五色、室堂、雷鳥沢の予定。ところが台風が接近と連日の雨のため、太郎平で計画を断念、折立へ下山。富山の実家へ帰省し天候の回復を待つことに。12日に再度アルペンルートで室堂入りし、13日には女子チームと合流予定。

晴れたのは初日のみ、その後はずっと雨。でも初日に裏銀座の素晴らしさ、雲ノ平と薬師沢の美しい景色を堪能することができた。裏銀座は前を見れば槍・水晶、後ろを振り向けば、立山・劔・烏帽子、右は薬師・五色、左は表銀座、それにたくさんの高山植物。まさに銀座という名にピッタリな超贅沢な縦走だった。

小学二年生の息子はよく頑張った。大人でもしんどい、ブナ立尾根から野口五郎小屋、雲ノ平から折立を1日で歩き通した。しかも自分の荷物を背負って。深夜バスでの強行軍、ブナ立尾根の急登、約10時間の行程、標高2900mの山小屋、高山病も覚悟したが、無事に持ちこたえてくれた。この1年で凄く成長したと思う。

息子にはまだこの場所の良さは理解できていないと思う。でも、いつか成長した時に、ここで見た景色の素晴らしさと経験を思い出す日が来るはず。それはかつての自分がそうだったように。

子連れ縦走の教訓:
・出発前日はよく睡眠を取らせる(昼寝を取らせる等)
・子供はペースを保てない。子供の体力を見ながら、ゆっくり歩かせる。平坦な道も下りも。
・長い休憩より、短時間(30秒程度)の立ち休憩を頻繁に取る
・エネルギー、水分補給は計画的に。特に朝食のエネルギー補給は重要。
・子供は歩幅が狭いので、急な下りや岩場はコースタイムの倍はかかることを想定した計画を立てる
・最悪の場合、子供を背負って下山する覚悟と体力を親は用意しておく
・疲れた・濡れた時は積極的に小屋を使う。お金は多めに持って行こう。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1432人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [3日]
ブナ立尾根〜烏帽子岳〜裏銀座〜水晶岳〜読売新道〜黒部ダム
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
高天原と雲ノ平
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら