蓮華岳・針ノ木岳・スバリ岳・爺ヶ岳(南峰)/絶妙な縦走
- GPS
- 17:13
- 距離
- 30.2km
- 登り
- 2,921m
- 下り
- 2,921m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 7:31
- 山行
- 8:08
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 9:36
天候 | 1日目・2日目共に快晴・微風で気持ちの良い気候 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・大町市市営無料駐車場(無料/数十台) ・大町市営扇沢第2駐車場(無料/数十台) ・柏原新道登山口駐車場(無料/約40台) ・路肩駐車場(無料/10台?) ※路肩駐車は指定場所のみ、 全てトイレがないので扇沢の有料駐車場にて使用 ◆路線バス ・アルピコ交通バス 大町駅⇔扇沢 http://www.alpico.co.jp/access/express/hakuba_shinjuku/ ・大町ガイド http://www.kanko-omachi.gr.jp/alpen_route/access.php |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト ・針ノ木自然遊歩道(登山口) ・柏原新道(登山口) ※上記はどちらとも登山口に登山相談所設置、 登山届は提出必要。(15時は不在だった?) 危険な箇所 時計周りの場合 ・針ノ木岳山頂からマヤクボノコルに下るガレバの落石と転倒 ・スバリ岳山頂から下るガレバ ・スバリと赤沢の間にある両側の切れ落ちた箇所 ・赤沢岳山頂に登る垂直に近い岩場 ・岩小屋沢頂上から暫くいくと富山側はハイマツ、長野側は崖の 細い小道を行く箇所が4〜5ケ所続く。 扇沢〜針ノ木峠(針ノ木大雪渓) ・扇沢駅の左側に針ノ木自然遊歩道の登山口がある。 ・暫くは舗装道をショートカットするように進む。 ・舗装道の終了地点が登山道の入り口となる。 ・立派なブナ林を進み、湧き水場を過ぎると大沢小屋の横を通過する。 ・夏コースは、岩場を登る高巻きになっている。 ・雪渓を横目にみて、最後は急斜面を九十九折れに登ると 針ノ木峠に到着する。(針ノ木小屋有り) 針ノ木峠〜蓮華岳 ・最初は足場もしっかりした急斜面を登り、ハイマツの群生する 森林限界となる。 ・緩やかな斜面を進んでいくと蓮華岳山頂となる。 針ノ木小屋〜種池小屋 ・ちょっとごつごつした岩を1時間ほど登ると針ノ木岳山頂。 ・山頂から落石の危険があるガレた急斜面を慎重にくだる。 ・マヤクボノコルから再び登り詰めるとスバリ岳山頂。 ・スバリ岳山頂も落石の危険があるガレた急斜面を慎重にくだる。 ・赤沢岳山頂直下はほぼ垂直に見える岩場を登る。 ・鳴沢〜岩小屋沢岳は比較的安全。 ・その後怖い一本道が続きます。 ・可愛い池の横を通過すると種池小屋に到着。 種池小屋〜爺ヶ岳 ・ちょっとガレ・ザレはあるものの比較的緩やかな斜面を 登り詰めると爺ヶ岳山頂に到着。 種池小屋〜扇沢(柏原新道) ・終始比較的整備の行き届いた登山道であり、そこかしこに 目印となる黄色のネームプレートがぶら下がっている。 例)ケルン、石畳、ガレバ、富士見など ・ただガレバだけは天然の落石ポイントなので頭上に注意。 ◆展望 ・蓮華岳山頂、針ノ木岳山頂、スバリ岳山頂、 赤沢岳山頂、鳴沢岳山頂、爺ヶ岳南峰山頂 森林限界を超えているため全て360度の展望 ※針ノ木岳は、表銀座・裏銀座〜立山・剱岳 〜鹿島槍〜白馬と展望は秀逸。 ◆山バッチ 針ノ木小屋(針ノ木岳、蓮華岳) 種池小屋(爺ヶ岳、鹿島槍) |
その他周辺情報 | ◆日帰り温泉 大町温泉郷 薬師の湯 http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/ web割引有り(700円→500円) http://www2.plala.or.jp/yakushino-yu/waribikiwindow.htm 信濃大町温泉ナビ http://www.kanko-omachi.gr.jp/hot_spring/ |
写真
装備
備考 | 食料はばっちり。 日焼け止めが必要だった。 |
---|
感想
・10/8迄の週末の天気予報では雨だったのですが、台風の速度が
非常にゆっくりだったので、土日の天気は持ちそうと判断し、
兼ねてから暖めてきた、針ノ木岳に行こうと急遽決めてみました。
・朝3時過ぎに出発し、まだ薄暗い5時20分頃に扇沢に到着すると
前泊組が多いので、扇沢駅横の大町市市営無料駐車場と柏原新道
登山口の駐車場は満杯だったので停めることができなかった。
そこで仕方なく正規の路肩駐車場所に停車してますが、実は
新しくできていた大町市営扇沢第2駐車場はガラガラでした。
※暗かったので関係車両専用の駐車場かと勘違いした。
・早朝の6時そこそこで、既にトローリーバスの始発を待つ
長蛇の列にはびっくりしました。
軽装の方も多いので立山の日帰り登山なのでしょうか?
・針ノ木自然遊歩道から登山道になると黄色が綺麗なブナ林の
黄葉の中を行き、大沢小屋を過ぎ夏山コースで巻くと
針ノ木大雪渓の解け残りが未だあるのですが、雪渓歩きは
できなくてちょっと残念でした。
※雪渓が崩壊中で上を歩くと危険な状態です。
・今回は針ノ木小屋で小屋泊をしてます。みなさん台風の影響を
心配されて大量の予約キャンセルが入っているそうです。
そのため宿泊客も多くなく、布団は一人一枚ゆっくり寝る
事ができました。飯も一回戦でみなさんがゆっくり食事でき
ました。混まなくゆっくりできる小屋泊ならまた泊まりたい。
・小屋の特徴・・・トイレは清潔なバイオトイレ、水は小屋泊でも
無料は1Lまで、生ビール無し、掛け布団は羽毛、敷布団はせんべい。
・翌日、早朝から自炊をして、未だ暗い小屋の起床時間5時を
ちょっと過ぎた頃に出発し、針ノ木岳山頂手前でギリギリ
蓮華岳の肩口から御来光を見ることができてます。
自分より下側にいた方々は蓮華の陰で見ることはできなかった
ようです。(ラッキーでした)
・針ノ木岳の山頂からの展望は北アルプス随一だと思います。
表銀座・裏銀座の奥に槍、穂高を見渡せ、鷲羽〜水晶〜赤牛〜
五色ヶ原〜立山・剱を見渡せ、薬師岳のどでかい全景、更に
今回の縦走路の奥に見える鹿島槍、唐松、白馬、旭岳など
さすが北アルプス中央に位置する展望です。
・後は、落石や転倒なきようにガレバを慎重に、また岐阜県側の
ハイマツと長野県側の崖に挟まれた細い一本道をビビリながら
進んでますが、左手には立山・剱と眼下の黒部湖を常に眺めら
れるので、怖さより楽しさが勝ってましたね。
※でも悪天時は行きたくないコースでした。
・最後に種池山荘に到着したときは、今回も雷鳥に会えなかったので、
非常に意気消沈しており、せめてものとして爺ヶ岳南峰に登り、
今回の縦走路を目に焼きつけ、目の前の鹿島槍を見ながら目標とし、
下山をしていたところ・・・
・人の往来が激しい登山道なのに前後に誰もいないなぁ〜と思いながら
歩いていると、突然横のハイマツから3羽の雷鳥が目の前に現れ、
テクテク歩きだし、その一羽が自分を見つめながら首を傾ける
しぐさをしたとき、胸がキューンとなりボロボロ涙が出てきました。
・御来光のタイミングといい、雷鳥に出逢えた瞬間といい、素晴らしい景色など、
ちょっとだけ神様のプレゼントの様な山行でした。
・今回で今年のアルプス山行も登り納めのようですが、これで
後立山通いにはまりそうです。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する