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Yamareco

記録ID: 667044
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢周回(檜洞丸、蛭ヶ岳、丹沢山、塔ノ岳、鍋割山)日帰り

2015年06月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
13:32
距離
38.6km
登り
3,970m
下り
3,967m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:12
休憩
1:19
合計
13:31
4:34
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8
4:42
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ゴール地点
天候 小雨のち曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
玄倉ゲート駐車場 20台ほど駐車可能
※当日は行きも帰りも私の車だけでした。
※登山・釣りのシーズン中は混み合う事も多いです。
コース状況/
危険箇所等
・蛭ヶ岳直下の鎖場:浮石多数で要注意
・鍋割峠〜雨山峠の鎖場:ザレた鎖場など要注意
・雨山峠:崩落箇所多い、増水時注意
その他周辺情報 ・途中に道の駅がありますが営業時間は要確認
・丹沢湖ビジターセンターは2015年3月末で閉鎖。自販機は使えた。駐車場は閉鎖されている様子なので要確認。バスは運行している。
出発!あいにくの曇り空
出発!あいにくの曇り空
いつでも暗い新青崩隧道
いつでも暗い新青崩隧道
ユーシンロッジ。うまく活用しないともったいないけど、いまのまま空いている方がいいという思いもある。
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ユーシンロッジ。うまく活用しないともったいないけど、いまのまま空いている方がいいという思いもある。
ロッジの脇から登山道へ
ロッジの脇から登山道へ
橋を渡って進みます
橋を渡って進みます
大石山への登りは急登です。登り始めの東屋で休憩&準備です。
大石山への登りは急登です。登り始めの東屋で休憩&準備です。
立派な大石
最初のピーク大石山
最初のピーク大石山
立ち込めるガス
同角ノ頭までも結構長い
同角ノ頭までも結構長い
高さのあるハシゴ
高さのあるハシゴ
2重だから安全だよね
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2重だから安全だよね
同角ノ頭。ここまでが毎度本当に疲れます。
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同角ノ頭。ここまでが毎度本当に疲れます。
檜洞丸到着。ここまで誰にも会っていない。
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檜洞丸到着。ここまで誰にも会っていない。
時折ガスが晴れて深緑が見えました
時折ガスが晴れて深緑が見えました
少しでも景色が見られて元気でた
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少しでも景色が見られて元気でた
ここは左側に橋を渡るのが正解。正面のハシゴは紛らわしいですね。
ここは左側に橋を渡るのが正解。正面のハシゴは紛らわしいですね。
食材ゲット
なぜ私はこの写真を撮ったのか
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なぜ私はこの写真を撮ったのか
鎖場は落ちそうな小石が沢山。要注意です。
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鎖場は落ちそうな小石が沢山。要注意です。
もうちょい!
神奈川最高峰に蛭ヶ岳に到着
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神奈川最高峰に蛭ヶ岳に到着
棚沢ノ頭
不動ノ峰
ここの水場行ったことない。何分?
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ここの水場行ったことない。何分?
不動ノ峰休憩所
立派なベンチ
屋根付きの休憩所もあります
屋根付きの休憩所もあります
丹沢山到着
こんにちは
こんにちは〜
塔ノ岳山頂も空いてる
塔ノ岳山頂も空いてる
塔ノ岳到着
鍋割山到着
ザレた長い鎖場
結構がっつり鎖場
結構がっつり鎖場
水が美しい
今は崩れないで
雨山橋到着。
ゲート到着。お疲れさまでした
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ゲート到着。お疲れさまでした
帰りの林道。行きにはなかった落石が。
帰りの林道。行きにはなかった落石が。

装備

個人装備
Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 携帯 時計 カメラ

感想

<このコースを選んだ経緯>
 2014年にふみひこさんのレポ( http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-549489.html )を参考にさせていただき思いついたのがこのルート、挑戦するも失敗したり腰を痛めたりとなかなか前進できなかっけど、やっと遂行することができたました。
 丹沢の山々をぐるりと一周で回りたい、という単純な思いつきでしたが自分には距離も標高差も大きくて難しいルートだったため、今までに幾度かの下見という名の失敗などを経ての挑戦。今回の山行ではそれらの経験から一般的なコースタイムではなく、疲れなどを考慮したこのコースにおける自分自身の標準タイムが予想できたため、このコースを安全に回りきれる日の長いこの季節に実行することにしました。天気はあまり良くなかったですが雨に降られることもなく無事に歩けて良かったです。
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【林道歩きからスタート】
 玄倉からユーシンロッッジまでは左手にユーシン渓谷を眺めながらの林道歩き。多くのトンネルを通るが、中でも新青崩隧道は昼間でもヘッドライト無しでは何も見えない。時間があれば川に降りて滝を眺めたり遡行を楽しむのもいい。右手の法面は崩落している場所も少なくないので、危なそうな場所では注意を払いたい。

【ユーシンロッジ】
林道の崩落、車両通行禁止により閉鎖したままになっているユーシンロッッジ。現在でも避難小屋として利用出来る。また公衆トイレと公衆電話もある。県は民間への譲渡を検討しているようだが、その進捗などは分からない。非常に良い場所にある立派な施設なので是非有効活用していただきたい。

【急登と鎖場 同角山稜】
 大石山と同角ノ頭を通るこのルートは地味ながら石棚山稜分岐まで4時間の長丁場。特に登り始めの大石山までの急登は出だしながらかなり体力を消耗する。登り始めてほどなく現れる東屋で水分とエネルギーを補給して焦らずじっくり登りたい。大石山の由来となった大石を左に巻いて進み、頂上に到達すると視界が開ける。ここからアップダウンを繰り返して同角ノ頭に近付くに連れ道が脆くなっていく。同角ノ頭からはザレた道を下るが、山頂からは直進ではなく西側に進むので要注意。正しい道にはチェーンの手摺があるので、何も人工物のない斜面を降りそうになったら間違えたと思って良く確認したほうが良い。ここからは長い鎖場を降り、痩せ尾根などを超えて石棚山稜との分岐、ツツジ新道との分岐に至る。ツツジ新道分岐の手前には大きなベンチがいくつかあるので檜洞丸直前の小休止には最適だろう。分岐からは良く整備された木道をひと登りして檜洞丸山頂へ。

【檜洞丸から臼ヶ岳へ】
 控えめな山頂標示がある檜洞丸の山頂から蛭ヶ岳に向かう。歩き始めてすぐに青ヶ岳山荘前を通る。9:36に通過した際は準備中の札が下がっていた。ここから一気に金山乗越まで下る。難しい箇所はないがスリップには要注意。下りきったら臼ヶ岳に向けて登り返す。美しいブナ林を登りきった場所が臼ヶ岳分岐。破線ルートではあるが、ここから臼ヶ岳南陵が本コース最初のエスケープルだ。途中美しいブナ林が広がる良いルートだが踏み跡が不明瞭な箇所も多いので使う前に下調べはしておきたい。
 臼ヶ岳からアップダウンを経て急登に入るといよいよ蛭ヶ岳への登りだ。ロープや鎖の連続する急斜面は難易度はそれほど高くないが、今回はまだトップシーズン前だからか拳程度の浮石があちこちにあった。複数の人が通過する場合は十分な距離をあけるなどの対応をした方が良いだろう。また冬季は凍結した壁となるため十二分な準備と装備が必要になるので要注意。岩場と急登を越えるて少し斜面が緩やかになれば、蛭ヶ岳はもう近い。

【蛭ヶ岳からの稜線】
 蛭ヶ岳山頂で、この日始めて人に会った。そしてこの後は再び丹沢山の先まで誰にも会わなかった。天気も悪かったのでこの日の入山者は非常に少なかったのだろう。
 蛭ヶ岳山頂は広く開けており、天気が良ければ富士山をバックに写真を撮れる。山小屋は通年営業しており、冬季条件の厳しい時には貴重な避難場所にもなる。蛭ヶ岳南陵は地図に載っていないバリエーションルートのため、もしエスケープルートとして使う可能性があれば、必ず事前確認が必要だろう。蛭ヶ岳から丹沢山に至る道はバリエーション豊かで美しい。立ち枯れした木々のシルエット、目前に広がる丹沢山から塔ノ岳に続く稜線、鬼ヶ岩付近の岩肌など挙げればきりがないほどに様々な要素が凝縮されている。他に比べて入山者が少ないのも魅力だ。途中にある棚沢ノ頭も熊木沢出合に降りられるエスケープルートの一つ。途中の弁当沢ノ頭はブナ林が非常に美しい空間なので、別の機会にまた訪れてみたい。不動ノ峰休憩所は蛭ヶ岳と丹沢山の中間にあり、屋根付きのベンチがあり休憩には最適だ。付近には水場もあるようだが未確認。丹沢山に向けては最後のひと登りがあるが、それほど急登ではないので難なくこなせるだろう。

【丹沢山から竜ヶ馬場・日高】
丹沢山にはみやま山荘という立派な山小屋があり、開けた場所やベンチもある。また富士山をバックに写真が撮れるように木道が設置されているため、天気が良ければ美しい一枚が撮れるだろう。塔ノ岳ほど混雑しないのも良い。
 丹沢山から塔ノ岳は歩きやすい道が続く。天気が良ければここまで歩いてきた稜線が一望できる。いくつか竜ヶ馬場などいくつかポイントがあるので見逃さないようにしたい。塔ノ岳に向けて、最後に急登が待っている。距離は短いがここまで歩いてきた脚にはかなり堪える。

【塔ノ岳から鍋割山へ】
いわずと知れた塔ノ岳。いつも多くの人が訪れ山頂は賑わっている。階段状の山頂で多くの人が休憩や食事を摂っている。尊仏山荘では補給も可能。ここからも熊木沢出合へのエスケープルートがあるが、尊仏ノ土平から延々と続く荒れた河林道歩きはかなり長く感じるだろう。今回は大倉方面に下り金冷シから鍋割山稜を伝い鍋割山へ。
アップダウンはあるがどれも小さいものなのでこなしていく。道標はしっかり立っているが、分岐が幾つかあるので間違えずに進むように気をつけたい。

【鍋割山から雨山峠を経て雨山橋へ】
 鍋割山といえば、山頂に立つ鍋割山荘の鍋焼きうどんだろう。混雑時にはかなり待つことになるので余裕を持って行動したい。頂上から鍋割峠を経て雨山峠を目指す。鍋割峠以降の鎖場は要注意だ。ザレた斜面は滑りやすく、岩場はステップが分かりにくかったりする。疲れていてもぜひもう一度集中してのぞみたい。
 雨山峠から雨山橋は川沿いを歩くルート。滑りやすく崩落箇所も多い。また崩落による迂回路もあるため、増水時の渡渉には注意が必要だ。桟橋から眼下に沢を眺めるのも気持ちが良い。桟橋が終わるともうすぐ雨山橋登山道入口だ。
 雨山橋登山道入口からは往路で通った林道を戻り玄倉ゲートへ。

日の出から日没までに回り切れるような工程となり良かったです。

距離:38.64km
累積標高:3,274m
時間:13時間32分(休憩:1時間19分)

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コメント

おめでとうございます!
玄倉ゲート起点の超ロング!
同角山稜を終えた後に待つ主稜がなんともゲロ吐きそうです

諸所の理由により山行は小休止中ですが、また気力を高めて周回コースにチャレンジしたいと思います。目標遂行お疲れ様でしたー。
2015/6/28 19:51
Re: おめでとうございます!
ありがとうございます!
たぶん歩いた事の無い人には分かってもらえないと思うのですが、同角山稜を最初にこなすってのがこのコース最大の難所ですよね(笑)ようやく自分の中で一区切りつける事ができました。
2015/6/28 20:41
プロフィール画像
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