扇沢〜針ノ木岳を時計回りに周回
- GPS
- 28:58
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,607m
- 下り
- 2,655m
コースタイム
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 10:05
天候 | 晴れ(暑すぎ!) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
針ノ木岳からスバリ岳間はガレ場なので落石注意。 針ノ木雪渓はアイゼンなしでもいけますが、あるほうが安心でしょう。 稜線は水場がありませんので扇沢で十分に持ちましょう。 |
その他周辺情報 | 薬師の湯が700円です。 |
写真
感想
昨年、扇沢から鹿島槍ケ岳に縦走したとき、柏原新道から見えていた向こう側の尾根が歩いたら気持ちいいだろうなと気になっていました。
今年チャンスができたので、扇沢から時計回りで周回することに。このコース、針ノ木雪渓にも針ノ木岳にも登れます。一石三鳥ぐらいの欲張りコースです。
でもコースを考えたとき、どこで宿泊するかが悩ましい。いろいろ考えたところ、初日はめいいっぱいがんばる。2日目は車の運転もあるので登山時間を短めにすることに。そこで、新越山荘泊としました。
金曜の夜、高速を走らせて、扇沢に3時ごろ到着するとすでに無料駐車場は8割は埋まっている感じでした。やっぱり夏休みだからですかね。
仮眠後、出発しますが、9割ぐらいの人は立山に行ったみたいです。
まずは快適な登山道をあるいて大沢小屋に到着!この先から針ノ木雪渓に入ります。見た感じ緩んでいるし、傾斜もたいしたこと無いのでノーアイゼンでいきました。
雪渓には鯉のぼりが立てられていて目印になっています。このあたりから汗が吹き出ますが雪渓の風は冷たく気持ちいい。大岩が見えると雪渓が終了です。もう峠までつながっていません。ここからしばし夏道を登ると針ノ木峠に到着!ここにある針ノ木小屋の前に回ると・・・。北アルプスの大展望です!穂高から槍ヶ岳、野口五郎からの裏銀座(?)まですべて丸見えです!
しばし見とれたら、ここで蓮華岳に向かいます。コマクサがステキな山とのことなのでぜひ行ってみたかったんです。結構な急坂を登るとニセピークが見えてガッカリしますが、このあたりからコマクサが出てきます。しかしここよりも、山頂直下のコマクサがものすごいんです!!ガレ場のいたるところに咲いています。ちょっとピークは過ぎていますがステキです。またこの山頂からの眺望はもっとステキです。穂高から裏銀座、立山、剣岳、さらに後立連峰まで丸見えです。さらに八ヶ岳、富士山、南アルプスまで見えました。こんなに眺望の良い山も珍しいですね。
先は長いので、いそいで針ノ木岳に向かいます。峠からの登りが暑い時間帯になったこともあり、非常につかれました。この先の稜線の縦走が思いやられます。
ヘロヘロになって、針ノ木岳初登頂です。ここからの眺望はさらに素晴らしい。立山、剣岳、下には黒部湖が見えます。
ここから縦走ですが次のピークのスバリ岳への登山道は、急にガレ場になります。落石に注意しながら歩きます。スバリ岳の直下にもコマクサは咲いていましたが、蓮華岳ほどではありません。蓮華岳に行ってよかった。スバリ岳に到着すると、立山、剣岳がさらに目の前に見えます。この縦走路ほど立山、剣岳が大きく見えるところは無いのではという感じです。
ここまでで暑さにやられてすでにヘロヘロです。でも赤沢岳、鳴沢岳を越えないと新越山荘につきません。ガレ場を越えて、なんとか新越山荘に到着です。でも、赤沢岳山頂直下のガレ場はちょっと危険かも。登りも下りも落石に注意してください。
なんとか新越山荘に到着です。夕日は、木々や山陰で見ることができませんでした。
2日目は、反時計回りの人々は朝早く出発するのを見ながらゆっくりと出発です。
種池山荘経由で扇沢に降りるだけですが、暑くなる前に降りたいな。
しかし、太陽が照りだすと昨日と同じく暑い。稜線だから太陽から逃れられません。
でも、昨日と同じく立山、剣岳、後立連峰の眺望はサイコウーです。
種池山荘まであとわずかというところで、なんと雷鳥の親子が!草の実をついばんで朝食中のようです。みなさん撮影会の開始で、夢中でシャッターを切っています。十分モデルをこなしてくれたら、ハイマツの中に下がっていきました。こんな快晴の日に雷鳥の親子を見られたなんてラッキーです。
種池山荘に到着すると冷池山荘からの登山客も合流し、急ににぎやかになりました。
あとは、柏原新道をもくもくと降りるのみです。
柏原新道は、木々の中で直射日光が当らないため、下りは暑くもなく快適でした。
それでも、扇沢に近づくにつれ暑くなりましたが、なんとか無事に登山口に到着です。
このコース、思った通りとにかく眺望が素晴らしいです。涼しい秋ごろに歩くと紅葉もみられてサイコーかな。
でもこの週末は暑すぎでした。この時期、このコースを歩く人は水を多めに持っていきましょう。
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