立山三山と剱岳(平蔵谷ピストン)
- GPS
- 47:38
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 2,384m
- 下り
- 2,386m
コースタイム
- 山行
- 5:47
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 7:21
- 山行
- 9:54
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 11:05
天候 | 6/11(土)晴れ、12(日)晴れ、夜から雨 6/13(月)雨、強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※GPSが何度か電池切れしたので、ログがギクシャクしています。 室堂〜一ノ越:残雪(アイゼン不要) 三山稜線:ドライ 別山から剱沢への下り:剱御前小屋まで行ってから下るのが良いでしょう(稜線から直に下れますが、かなり急です) |
その他周辺情報 | 山小屋は殆ど開いていません(たぶん一ノ越山荘だけ) 剱沢テント場:水は出ていません(トイレは開いています) |
予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ピッケル
ハーネス
|
---|---|
共同装備 |
テント
ロープ
|
備考 | ビール |
感想
剱岳は魅力的な山だ。その山容、奥深さ、険しさ。魅力的なルートが沢山あって興味が尽きない。別山尾根、早月尾根、北方稜線、八ツ峰、源次郎尾根、長次郎谷、平蔵谷。この中で私達が今の時期に何とか登れそうなルートは?と考えて、長次郎谷、平蔵谷を予定しました。雪渓登りに挑戦です。実は昨年の7月に一度試みたのだが悪天候のため剱沢から撤退をした経緯がある。雪の割れ目が発達していなくて梅雨本格化前である今がチャンスだと考えた。
隊長と夜行バスで富山駅に集合しアルペンルート経由で室堂に入りました。ところが、いつも楽しみにしている名水「立山玉殿の湧水」が出ていません(この翌日から出ていたようです)。脳天気な我々は周辺山小屋営業状況を一切気にせず乗り込んでしまったが、まだ営業していないような気配が濃厚である。まっとうな登山者は水確保に思いを馳せるのでしょうが、我々は「ビールは手に入るのか」と懸念を抱きつつ出発したのであった。今回の行程は、立山三山を巡ってから悠々と剱沢テン場に赴くという、残雪期を舐めたプランである。
一ノ越に到着(一ノ越山荘は営業している。なんだ開いてんじゃん♪)し、雄山、大汝と進む。富士ノ折立を越える辺りで、案の定、バテ始めペースが落ちてきた。別山に着いて、稜線から剱沢のテン場が見えると、早く着きたい一心で、稜線から雪壁を下り始めて、急坂に難儀して更に遅くなった。ようやくテント場に到着。パトロール宿舎もクローズしている。当然、剱沢小屋も開いていません。ビールどころかテントを張り終えたら、早速、水作りに奔走する有様でした。でも、この時期になると綺麗な雪は無いです(泣)。
ビール恋しさに身悶えしつつ、持参したウイスキーの水割りを作るが、やはり水の味は今ひとつで、何やら怪しげな塵の様な物質が底の方に漂う。あまり(全然?)細かな事を気にしない我々であるが、少々配慮が足らんかったかなぁとぼんやり反省するのでありました。
翌朝というか未明、3時頃には周囲のテントから出発準備の音が聞こえ出し、たちまち足早に出発される模様。さて我らもと思うが、なんせ朝の苦手なK隊である。二人分の水を確保し、よろよろと準備し終えた時は既に5時に近い頃だった。この時点で、長次郎谷を上り、平蔵谷を下る計画は取り下げ、平蔵谷のピストンと変更(こう言う判断は潔いのだ)。それ急げと雪渓を下っていく。すぐに平蔵谷の出会いに到着。準備を再確認して、深呼吸ひとつして、登り始めました。
素晴らしい眺めだ。天空に向かって突き上がって行く雪渓。世界が傾いてしまい
天地のバランスがおかしく感じられる程に巨大で見渡す限り続く雪の斜面。そこを喘ぎながら這い登る。他には誰もいない。真っ白な世界。鳥のさえずり、高空を渡る風の音。ぜいぜいと聞こえる自分の息。
いくら苦しくても、また山に来たくなる。胸を突かれるように感じる朝日の輝き。泣きたくなる様な夕焼けの赤。遥か彼方まで続く白き峰々。人間がこの世に生まれるはるか前から在り、人類が滅んだ後も、そんなことは意にも介さず悠久に続く山々。この景色は確固たるひとつの尺度、あるべきものの姿なのかな。
ひーこら言いながら、平蔵のコルに近付いた時、早く出発して長次郎谷から上がったパーティが降りて来てすれ違った。青年が嬉しそうに笑いながらシリセードで滑降して行く。もう少しで雪渓を抜ける。頑張って歩くぞと、ピッケルを握り直した。
立山駅で話し、同じ剣沢キャンプ場で話したノースフェイスのテントの者です。
平蔵谷のシリセードは超爽快でしたね!
爽快すぎて、長次郎谷出合いまで行ってしまいました(笑)
山頂はまたのお楽しみですね!
おお、あの健脚青年ですね♪
コメントありがとうございました
雪渓は登るのは大変だけど下るのは楽しいですね
またどこかでお会いしましょう
劔岳、行かれたんですねえ!
すごい!この時期は大変なんでしょう?
ましてや山小屋開いてないなんて〜!我々では絶対無理です〜!
でもやっぱり挑戦したくなる・・・山屋ですねえ!
Kiyomiさん
平蔵谷は、ある意味、一番易しいルートかも。シュルンドとかが無いと快適ですよ。
山小屋は、つーか、ビール無しはショックでした。連れペア程の酔拳の使い手ではありませんが(笑)、泣きました。
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