数年前に今は無きシアターNでリバイバル上映されてて何の気なしに観たのだが見事に圧倒されてしまい3時間近い長尺の作品だが思わず翌週も観に行ってしまった。
本日新文芸坐で『ジプシーのとき』と同時上映、時間があれば是非ご覧になってほしい。
個人的には『ゴッドファザー』や『アラビアのロレンス』などに劣らぬ傑作だと思う。
ここからは自分の昔話
1993年の夏に旧ユーゴスラビアの首都ベオグラードに滞在していたことがあったが、当時ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の真っ最中で隣国セルビアでも様々な影響を受けていた。
旅行者として一番感じたのはインフレの凄まじさ、毎日7〜10%雪だるま式に上がっていたので闇金などの比ではない。しかも時々前日比300%のインフレなどあったりするから堪らない。ドルを持っている外国人も毎日こまめに両替しないとあっという間に紙幣が紙くずになってしまう。最初入国したときの最高額紙幣がたしか10万ディナール札だったと思ったがひと月後には500万ディナール札が発行された。その後日本に帰ってからスーパーディナール札(1兆ディナールに相当)が発行されたという噂を聞いたが1994年からドイツマルクと連動することによって紙幣発行のイタチごっこは一時的に終了した。
僕も大好きな映画です。懐かしいなあ。あのジプシー音楽というか、高速演奏のブラスバンドが凄い衝撃でしたね。ファンファーレ・チョッカーリャだったかな。燃える車椅子や天使が飛んでくる映像もぶったまげました。
戦争している最中にあんな戦争映画を撮影してしまうところも空いた口がふさがりませんでした。
yoneyamaさま
Fanfare Ciocarliaは何年か前に上映された『炎のジプシーブラス 〜地図にない村から〜』という映画で知りました。繰り返すバルカンサウンドに高揚感が増していきます。
映画のほうも本日数年ぶりに再鑑賞しましたがやはり揺ぎ無い傑作と確信しました。
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